sideクローバー
ジリリリ…カチッ
「ふぁ……」
朝7時。鳴ったアラームを切り、あくびをしながら起床する。
「誠華は、あー…素振りか」
誠華が俺の家に住み着いてから知った事なんだが、どうやら元々はバレエではなく剣道をしていたらしい。バレエコンテストに出た理由は母親がどうのこうの……
「帰ってきたら朝食の準備手伝うか」
どうせ『私一人でやります』って言われるだろうがな。
ーーー
side嶺宮誠華
「91…92…」
一回一回に精神を集中させ、振る。
「…99…100…さて」スッ
青い刀を生み出し、予め用意していた巻藁*1を───両断。
…ポトッ
斬られた藁が地面に落ちる…しかし、少し斬り口が荒いですね。
「やはり、鈍ってますね」
一応剣道三段のハズなんですが。*2
「さて、朝食の準備を「おはよう、誠華」ん…おはようございます、クローバー」
わざわざ庭まで来たクローバーに挨拶する。
「今から朝食の準備するんだろ?手伝うぞ」
「私一人で「いいから。ずっと頼りっぱなしなのはちょっと申し訳ねぇんだ」…そうですか。ならトーストを頼めますか?」
「任せろ」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
朝食を食べ終え、片付けも終わり…
「ヒマですね」
「だな。学校再開は来週だけど、勉強はもうしたしな…そうだ」
「?」
「誠華ってなんで親に会いたくないんだ?バレエやってた理由的に何となく分かるが」
………。
「…嫌な質問をしますね」
「あっ、スマン。地雷だったか?」
「いえ…そこまでではないですよ。あの女のせいで色々と酷い目に遭ったので思い出したくはないですが」
「ソレを地雷って言うんだが。無理して言わなくてもいいんだぞ?」
「ならば言いませんが、そうですね……日本に行く時教えますよ。覚悟はその内決めるつもりなので」
「そうかい。じゃあ………ん、そうだ。剣道やってるんだろ?ちょっと見せてくれよ、藁を斬るとことかさ」
えぇ……?
「毎朝見てるじゃないですか」
「いや、何かこう……技みたいなので」
「技ですか。…どうせですし、剣道ではなく剣術で私が作ってる技でも見ます?」
「作ってるのか!?そりゃ見たいな!」
「では行きましょう」
ーーー
庭に出て、巻藁と刀を用意する。
「それじゃ、行きますよ?」
「あぁ(一体どんな技が…)」
「ふぅーっ……」スッ
目を瞑り、波紋のない水面を思い浮かべる。そしてそこに一滴の雫が────
『お前のせいだ、お前のせいで誠二郎は死んだんだ!!!』
「─────っ」
一瞬の、気が乱れ。
スパッ
藁は斬れたが、斬り口はいつも以上に荒かった。
「ッ、また失敗───「誠華?」」
「大丈夫か…?」
「…大じょ「嘘つけ、手が震えてるぞ」──ぁ」
ギュッ
「ちょ、おい」
気付いたら、私はクローバーに抱き着いていた。まるで……縋りつくかのように。
「誠華、お前…」
「………しばらく、こうさせて下さい」
「っ…分かった(何か、トラウマが刺激されたようだな……)」
結局、30分後にカナコが来るまで私はクローバーに抱き着いたままでした。
…覚悟を決めるまで、まだまだ時間が掛かりそうですね。
かなーり重要。
次回もよろしくおねがいします。
書いてほしい回(票数多いものから書く)
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IF:バッドエンド
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IF:MIXSWAP
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IF:MIXSHIFT
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IF:MIXSPIN
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IF:クローバーGルート
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IF:フリスクGルート
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IF:誠華がドアに遭遇しなかったら