5周年記念に質問コーナーやります。
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sideフリスク・ユメミル
地下に降りてきて、もう数日が経った。か弱いイヌのモンスター、ドギーと共に遺跡とスノーフルを冒険したんだけど…何というか、治安が悪い。モンスター達はみな口が悪い上に、攻撃の節々から明確なサツイを感じる。
「やるじゃねーか、ニンゲン。この偉大なるアズリエル様が認めてやるよ…これからはライバルだ!」
「うん、よろしくね」
スノーフルに住んでいるアズリエルとしばらく戦った末に、僕達はライバルとなった。
「そうと来たら早速ウチに来い、格ゲーで勝負だァ!」
「受けてたつ!」
結果:フリスクの圧勝。
ーーー
side三人称
このように、フリスクは結構治安の悪い地下を凡そ本編通りに冒険した…しかし、一つだけ違う所がある。
「……チッ、何だよこの気持ちは」
キャラ・ドリーマー。彼女の外見はほぼSTORYFELLと同じなのだが、性格は本編よりツンデレが強くなっている。
「アズリエルのライバルになったのはいいけど、別にそれだけだ。なのに…どうしてあの野郎の顔が浮かんでくるんだ…?私以外のニンゲンは敵だ、アイツも私が利用してるだけ」
まぁ、デレが来るまでそう遠くないだろう。
ーーー
sideフリスク・ユメミル
ウォーターフェルでアルフィーと戦った末に、彼女がクローバーさんと戦った事を知れた。そんなこんなで、僕はホットランドに向かっている。
「あれ、キャラ──わっ!?」
話しかけるや否や、ナイフを投げられた。いきなり何!?
「…ん?あぁフリスク。ココまで来たのか」
「いやいや絶対わざと「あ?」…ナンデモナイデス」
「私がいるのは偶然だ、あばよ」
「そ、そっか…」
「(…ま、こっそり付いてくけどな)」
sideキャラ・ドリーマー
野郎に付いてくのも癪だったので、こっそり見ることにした。
「おー来たかい。君がフリスクだね?私の番組に出てもらうよ、断ると殺す」
親父に捕まって番組に出てら。まぁコイツなら死なんだろ………あ?
「なんで死なんって分かるんだ…?」
チッ、またこの変な気持ちだ。アイツをずっと見ていたくなる。
「あーもう、死ね!」
死ねばこの気持ちも消えンだろ!
…という私の願望を裏切り、野郎は1人で次々とお題をクリアしていった。一歩間違えれば即死という場面も冷静に切り抜けやがった。気付けば私は、彼に見入ってしまっていた。
「頑張って、フリ────は!?」
今私、敵を応援したのか?なんてことやってんだ私、頭でもおかしくなったのかよ!?ヤツはニンゲン、殺せば私達モンスターは外に出られるんだぞ!
「あぁああああ”ッ!」
ややボサっとした髪を搔きむしる。さっきよりこの感情が強くなってるのを感じてしまった。
「……決めた」
最後の回廊、あそこで──
「フリスクを、ぶっ殺す」
ーーー
sideフリスク・ユメミル
「いやぁ本当にダメかと思った…」
アズゴアはあくまで楽しんでるとか言ってたけど、どうみても全力だったから僕も全力で行くしかなかった……でも、ようやく王宮に行ける。エレベータを使い、最後の回廊に入った。
「…!」
「よう。私の本職はココの裁判官なんだよ」
赤いセーターに黒いジャケットを着た、キャラがそこにいた。
「んじゃ、裁判を始める」
ついにココまで来たた…お前の旅はもうすぐ終わる。この先へ進めばお前は王と相まみえる。
王とお前が、この地下の運命を決する。
だがその前に、まずは審判の時だ。
お前がコレまでにとった行動全て…LOVEを基に、判定が下される────
「──のが普通だ。だが、お前は既に審判が確定している」
そう言ってキャラはナイフを構えた。
「えっ?」
「お前を見てると胸の中がムズムズする。よって死刑だ」
「は!?ちょっ「問答無用!」…あーもう、やるしかないか!」
ーー→
♪Neurovaniac
*キャラが何故かサツイマシマシになっている!
「ドギーは離れてて」
「わ、分かった!」
アズゴア同様、全力で挑む必要がある気がする……でもまずは対話を試みよう。
「キャラ、どうして僕を殺そうとするんだい?」
「ニンゲンは殺すべき敵だからだ。余計な会話はいらない」
対話の意志ゼロかぁ…僕はずっと喋るけど。
「その割には僕と目を合わせないじゃないか」
「黙れ…」
ナイフと剣で斬撃を打ち合う。キャラの太刀筋はかなり鋭く、単純な攻撃力も僕と同等以上だった…しかし、やっぱりと言うべきか。
「何か迷いを感じるね。僕で良ければ相談相手になるよ?」
「………」
攻撃が激しくなった。図星のようだね。
「僕なら、犠牲者を出さなくてもモンスターを解放できる。アズゴアと戦った時もそう言ったハズだよ?」
「………」
「それに、僕はもうアズゴアから聞いたんだ。キャラは本来殺される存在だったって、タマシイをささげるべき存在だって」
「───ッ、黙れ!」
「Xスラッシュ」
ガキィン、とナイフがキャラの手から弾かれ彼女は体勢を崩した。それに僕は手を差し伸べた。
「もう一度聞くよ、どうして僕を殺そうとするんだい「うるさい」」
手を弾かれ、距離を取られた。
「さっきからゴチャゴチャと。親父も余計な事を言いやがったな…」
やはりこちらとは目を合わせず、キャラは技を発動した。
「
「ッ…Xバスター!」
降り注ぐナイフの雨を骨の剣で弾いていく。しばらくして攻撃が止み、僅かな隙が生まれる。
「そこだ──「なんてな?」は…ガッ!」
いつの間にか僕の目の前まで来ていたキャラに首を掴まれ、床に押し付けられる。
「ショートカットを教えなくてよかったぜ、これで心置きなくお前を殺せる」
「フリスクッ!今助け「おーっと、イヌっころはどいてな」きゃゥん!」
「ドギー…っぐ」
キャラは空いてる腕でドギーを何処かに転移させ、そのまま両腕で僕の首を絞めた。
「苦しいか?クローバーとかいう野郎がどうとか知らないが…私は初めからお前を殺そうとしか思ってなかったんだよ」
「っ…その割には僕を誘導してたじゃないか」
「あぁ、ココまで連れてった方が殺しやすいからな」
僕の首を絞める手に力がこもる。そろそろ息が苦しくなってきた…が、女の子が馬乗りになってるせいで身動きはとりずらい。詰みか…──いや、僕は諦めないぞ。
「どう、したんだい?さっさと殺しなよ…!」
「……あぁ」
僕の首をがっちりと固定しつつ、片手を離しナイフを生成する……今だ!
「うおおっ!」
「な、きゃっ!?」
ちょっと女の子だから退かすのを躊躇ってたけど、覚悟は決めたよ。というか…今の声、可愛かったな…
「はぁ、はぁ…隙を晒しちゃったね」
「…そこで殺されてれば良かったものを」
ずっと一貫して僕に殺すと言っているキャラ。…しかし僕はそこで気付いた。
「なら、どうして───泣いてるの?」
「え…?」
無意識だったようで、キャラは手を頬に据えようやく涙を自覚した。
「は…なんで、私は泣いてんだ……?」
「さぁね。でも一つだけ分かるのは…今の行動がキャラの意志に反してるからじゃないかな?」
一歩、彼女に近付く。
「…嘘だ」
「事実だよ。さっきナイフで僕を刺そうとした時も、手が震えてたしね」
もう一歩、近付いた。
「…うるさい」
急いで涙を拭い、彼女は再び刃の雨を発動した。しかしナイフは僕を避けて地面に刺さる。さらにもう一歩、キャラに近付いた。もう少し───
「私は、お前が……嫌いだ!」
ザクッ
「ぐ…!」
「…………ぁ」
一本のナイフが僕の横腹に刺さった。傷は浅いが、少し血が出ている。でも今はそんな事どうでもいい、目の前のこの子を救わないと。
「やめろ、くるな……こないで…!」
「…キャラ。僕は、君のことが──
──好きだ」
そう言って僕はキャラを抱きしめる。正直一目惚れだけどね…こんな事してるのも惚れた弱みってヤツかな。
「っ……(そっか、この、気持ちは……)」
「君も、他のモンスター達も。救ってみせるよ」
「…ほんと?」
「あぁ、約束だ」
「………」
納得してくれたのか、彼女は僕を抱きしめ返した。
「ごめんね、フリスク……こんな事して…!」
そう言ってキャラは僕の傷を回復魔法で治してくれた。
「いいんだよ。僕がキャラを好きになっちゃっただけさ」
しばらく抱きしめたあと、彼女は僕に訊き返す。
「こんな私でもいいの…?」
「もちろんさ。…どうかな?」
「えっと、その……私も好き、かも///私で良ければ、付き合って下さい」
顔を赤らめながら、オーケーを貰った。
「ホント!?やったぁ!」
この後、無事メタトン王を撃破したフリスクは復活したニンゲンたちやちょっぴり喧嘩っ早いモンスター達、そして可愛い彼女と共に地上へ出るのだった。
思いついてしまったので書きました。いやーこんなハイスピードで書き上げたのは初めてです。
次回もよろしくおねがいします。