sideフリスク・ユメミル
「ステータスだけで言えば結構いいけど、経験がない感じかな?」
「普段相手してんのがチンピラだしな…」
「それで、私とも戦って何か思い出せた?」
本来の目的にキャラが戻した。ベティは少し考えてから答える。
「キャラ先輩から感じるエネルギー…それがあたしのに似てるな」
「そうなの、キャラ?」
「まぁ…と言っても私とフリスクぐらい似てるだけだしそんな気にしなくてもいいと思うよ?」
…いや、待って?
「ケツイとキョウフでエネルギーが似てるのはおかしくない?僕とキャラはケツイ同士だし分かるけどさ」
「「…確かに!!」」
「こうなったらすぐにでも書庫を調べるべきだね…誠華、後は頼める?」
「最初からそのつもりです」
よし。
「それじゃ行こっか」
場所は変わって、自宅。
「あら、もう帰って来たの?」
ドアをノックして出てきたのは、母さん。夕食を作っていたのかエプロンを着けている。
「ちょっと調べものをしたくて、書庫に行くよ」
「一緒に来たのはキャラちゃんと…その子は?」
「ベティ・ノワールです。後輩っす」
「あらよろしく。『ピーッ』あ、料理が!ゆっくりしてってね~」
そう言って母さんは台所に戻っていった。
「書庫は地下にあるよ、行こうか」
階段を降り、持っていた鍵で地下室の扉を開けた。広さは20平方メートルぐらいで、本棚がいくつか並んでいる。所蔵されてる本は最近のものから古くて千年近く前のものまである。
「地下のモンスターたちについて知ったのもココからだよね?」
「うん。正確には…あった、この本だね」
『地下に封じられし者たち』
恐らく戦争直後に書かれた書物で、戦争の経緯や末路が事細かに書かれている。
「じゃあタマシイ関連のものもあるハズだね」
「魔法はコレから知ったね」
『タマシイの魔法』
「他のタマシイについても色々記載されてるよ」
「…じゃあキョウフもあるんじゃねーか?」
「ケツイ以外詳しく読んでないしありえるね」
早速調べてみよう。この本は項目ごとにまとめられてるから目次から…あった。
「コレだ。『特殊なタマシイ』の章にキョウフが含まれてる」
他にはサツイに染まりきったタマシイがどうなるかとか書かれてるけど、そこは気にしなくていい。
『キョウフとは、とある人物のユウキのタマシイが変質した結果発生したタマシイである。そのとある人物の末裔がノワール家だ』
「ノワールって、ベティの苗字だよね?」
「あぁ…あたしの苗字が分かったのってまさかタマシイが原因なのか……?」
「続きを読むね」
『しかしノワール家は5年程前の火事により一族が滅んだ。よってこのタマシイは幻のタマシイである』
「…残念ながら滅んでしまったみたい」
「そうか…」
親や家系の事を知らないとはいえ、ベティに思うところがあったようだ。
「この本の出版日は約10年前。つまり滅んだのは15年前…学年からしてベティが生まれた時期とほぼ一致しない?」
「あたしが生まれてすぐ滅んだって事か…他に手がかりがないか調べようぜ」
「だね」
Q.本は誰が書いたの?
A.この町に住んでたおじいさん。数年前に老衰した。
次回もよろしくおねがいします。
Undertale Last Breath Inc.をご存じ?
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知ってる
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知らんがな