後唐突に事実が判明します、ご注意ください。
sideフリスク・ユメミル
『ノワール家 家系断絶か』
記事によるとノワール家はこの町の中でも歴史の長い家系の一つで、少し前に家が全焼した時全員が焼死体として発見されたとのことだ。
「全員…!?」
「家系の規模にもよるけど、少し違和感があるね…」
「全焼したのは10月の下旬らしいし、そこに詳しく書かれてそうだ」
急いでその記事を見つけ出し、詳しく読んでいく。
『ノワール邸 全焼』
「夜2時頃、数度の破裂音の後に火事が発生…消防隊が来るも手遅れで建物は全焼。…破裂音?」
ただ火事が発生するだけでも十分おかしいのに、破裂音?
「建物内で誰かが戦ってたとか?」
「だね、あの本の内容も参考にすると…何らかの原因で──────って所かな」
「ありえる。それだと家系全員が焼死したのも納得行く…待って、コレもベティに言えないね?」
「だよね……ん?…えっ」
11月の記事の最後の方、その一文に目が留まった。あまりにも聞き覚えのある名前が載っていたのだ。
「どうかした?」
「あぁ、『数か月前に生まれた双子の女子は行方不明となっている』って書いてあるんだ」
「双子?ベティって双子の姉妹がいるの?」
「…この名前、見てみなよ」
記事をキャラに見せ、名前の部分に指をさす。
「ベティと…ええっ!?」
『ノワール家 死者〇〇名 行方不明者2名:ベティ・ノワール(6ヶ月)、キャラ・ノワール(6ヶ月)』
「私!?…でもそれだとベティが一個下なのおかしくない?」
「それが問題なんだよね…キャラの誕生日っていつだっけ?」
「4月1日、生まれた日を辿れる魔法でそこは正確に分かるんだ…ベティの誕生日は分かるの?」
「いや、分からないけど…っ!そうか、そういう事か!ベティの誕生日が4月2日なら、キャラとベティはほぼ確実に双子だ」
「どういう事…?」
「父さんから聞いたことがある。出生届の提出は生まれて数日後までだから、早生まれで不利な3月31日や4月1日に子供が生まれた場合は敢えて4月2日にして提出する親が昔はいたと…数年前に出来なくなったらしいけどね」
「そういう事出来たんだ。…ベティに訊いてみる?」
「いや、僕の考察に過ぎないし一先ずは保留にしよう。今日の目的はあくまで過去を調べることだ…次はノワール邸があったところに行こうか」
「うん…(双子だったら、私がお姉ちゃんになるのかな?)」
新聞を元の場所に戻し、サンズに声を掛けてから図書館を出た。
side三人称
『………』
路地裏の側溝、そこで何かが蠢いている。色は濃い桃色で、禍々しいオーラが漂っている。外見はまるでスライムのようだ。
『グォ…ググゥ』
スライムは近くにいたネズミを捕まえ口に入れる。咀嚼してから飲み込むような動きをして、スライムはエネルギーを蓄えた。
『マダ。マダ足リナイ…』
どうやら物足りないようだ。スライムは近くで這いまわっている虫やネズミをかき集め、一斉に飲み込む。先程よりエネルギーを蓄えている。
『…足リナイ!』
欲張りだなこいつ。
前半からの落差すげぇな。
次回もよろしくおねがいします。
Undertale Last Breath Inc.をご存じ?
-
知ってる
-
知らんがな