北陸加賀・から紅の殺意の旅   作:新庄雄太郎

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そして、歩夢達は山代温泉で泊まって、鶴仙渓へ向かった。


第3章 秋風の鶴仙渓

そして、彰は歩夢に言った。

 

「ところで、どの旅館に泊まるの。」

 

「山代温泉の瑠璃光だよ。」

 

「ああ、結構大人気の温泉ね。」

 

「そうだよ、ここの温泉は人気なんだよ。」

 

「へぇー。」

 

そう言って、歩夢と彰は山代温泉で1泊することにした。

 

「はぁー、極楽だわ。」

 

露店を眺めていると、秋の感じがした。

 

「山を見ていると、紅葉が見えてきたわ。」

 

秋になると、紅葉の季節が見えるのだ北陸で紅葉が見えるのは加賀の鶴仙渓と那谷寺、金沢の兼六園、富山では黒部峡谷である。

 

露天風呂に入った歩夢は、部屋に戻ると彰が待っていた。

 

「いい、お湯だったわ。」

 

「歩夢、露天風呂に入って来たのか。」

 

「ええ。」

 

「あら、彰君もう寝ちゃったの。」

 

そう言って、歩夢は彰の横で眠りについた。

 

次の日、彰と歩夢は鶴仙渓へ向かった。

 

「うわー、紅葉がいっぱいだわ。」

 

「うん、本当だよ歩夢。」

 

「ロマンチックになって来たわ。」

 

山中の温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷で、上流の「こおろぎ橋」から「黒谷橋」までの約1キロの区間をさす鶴仙渓。S字型の斬新なデザインの「あやとりはし」、総ヒノキ造りの「こおろぎ橋」は四季を通してはもちろん、紅葉の時期の眺めは最高です。また、松尾芭蕉を祀った「芭蕉堂」や、書院造りの武家屋敷に九谷焼や尾形光琳の作品を展示した「無限庵」、「鶴仙渓川床」など周囲の見どころも多い散策スポットです。渓谷沿いには遊歩道が整備されていますが、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。渓谷の深い緑と清らかな水の流れの中、心静かに散策をお楽しみください。

 

「うわー、紅葉が綺麗だわ。」

 

「だろ、凄いよな。」

 

「素敵な場所ね。」

 

「あれ、昨日の彼女じゃない。」

 

「本当だわ。」

 

「そうね。」

 

「加賀へ来たら、九谷焼を体験して行こうか。」

 

「いいわね。」

 

九谷焼の体験で、2人は湯のみを作った。

 

「ほら、凄いよ。」

 

「よく出来ているわ。」

 

「うん、彰くんだって。」

 

「そうか。」

 

そして、歩夢と彰が彼女に会ったのは加賀温泉駅の方だった。

 

「まぁ、東京に帰られるんですか。」

 

「ええ、今日の金沢発12時43分発の北陸本線特急「かがやき7号」に乗って東京へ帰るんです。」

 

「そうですか。」

 

「あなたは、これから。」

 

「ええ、私はこの後福井へ行くんです。」

 

「福井ですか。」

 

「はい、私はここでお別れね。」

 

「そうですか。」

 

「じゃあ、気を付けて。」

 

「はい。」

 

それが、彼女に会ったのが最後であった。

 

金沢駅

 

「えーと、次の北陸本線特急「かがやき7号」はもう入線しているのか。」

 

「じゃあ、乗ろうか。」

 

「うん。」

 

歩夢と彰は12時43分発の特急「かがやき7号」に乗って東京へ帰京した。

 

「本当、秋の旅は楽しかったわ。」

 

「うん、本当だよ。」

 

「侑ちゃんもしずくちゃんも一緒に行きたかったと思うよ。」

 

「そうだな。」

 

一方、彼女は福井県の東尋坊へ行っていたのだ。

 

東尋坊

 

「ここは、断崖の見えるところね。」

 

そう言って、彼女は東尋坊に来ていたのだ。

 

ところが、秋の旅行に行った歩夢と彰は事件が起きることは誰も予想はしなかった。




次回は、事件が起きるとは予想はしなかった。
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