東方女友達(仮)   作:タイラー

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~プロローグ~ 聖櫻学園、幻想入り

――聖櫻学園の生徒を代表して 椎名心実より状況説明――

 

その日、私は普通に登校したはずなんです。でも、校門を抜けると何故かここ、幻想郷に辿り着いていました。

 

最初は夢だと思ったんです。校門前まで何の変哲もなかったのに、校門を抜けたら、校舎が草原のようなところに立ってるなんて……

しかも、校門はなくなっていて引き返せないなんて、夢に決まってます!

……でも、頬をつねっても痛いだけで目は覚めませんでした。

私以外にも多くの生徒が同じようにしていました。

 

そんな状態の私たちに、更に現実離れした出来事が訪れます。

何もない空中から、1人の女性が現れたのです。

とても綺麗な女性でした。

女性は八雲紫と名乗り、自分は人ではなく、妖怪であること、今、私たちがいる世界の名は幻想郷という世界であり、私たちの世界からは隔離された別の世界であることを教えてくれました。

 

突拍子もない話でしたが、空中から出てきた紫さんを見たせいか、感覚が麻痺してしまっていたせいか、何故か私たちの大半はすんなりその言葉を信じました。

 

紫さんは私たちが幻想郷に来てしまった原因についても語ってくれました。

 

物凄く噛み砕いて言うと、聖櫻学園のあった場所は不思議なモノを呼びやすい性質があったそうで、その性質が幻想郷の入り口までも呼び出してしまい、何らかのキッカケで入り口が開いてしまった、とのことです。

 

これまた信じがたい話ではありましたが、確かに聖櫻学園には変な人だったり、変な生物だったりが大量に出てくることがあるので、むしろ私は納得してしまいました。

 

紫さんは更に続けて、私たちが元の世界に帰れることも説明してくれました。帰れるかどうか不安に思っていた私たちはこれで安心しましたが、私たちの世界を探すのに時間がかかる……少なくとも1ヶ月くらいは、ということも告げられました。

 

探している間の私たちの生活については、幻想郷の人里を含め、主要な施設の管理者には私たちのことを客人としてもてなすことを紫さんが告げてくれたそうです。

最悪、校舎に引きこもっていれば、電気や水道は何故か通じているので死にはしないという保証もいただきました。食べ物も紫さんが運んでくれるそうです。

 

また、私たちを戻すときには、私たちの世界では時間が経っていない状態で戻してくれるそうです。

 

私たちの中には、せっかく異世界に来たのだから、と既に主要な施設の何処かに向かった人もいます。

 

紫さんからは他に御守りのような物もいただきました。曰く、これがあれば、妖怪に襲われても大丈夫だし、そもそも襲われないだろうとのことです。これが無かったら襲われるのだろうか、と考えて少し怖くなりました。

 

とりあえず、この御守りがあれば安全なようなので、私も明日になったら、この世界を見学しようと思ってます。今日のところは、校舎にお泊りです。

 

少しだけ、この幻想郷のことを考え、不安を感じつつもワクワクしています。

 




Q 何故、心実なのか?
A ゲームの顔だからです。異論は認める。
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