ようこそ未熟者がいく教室へ   作:にやまな

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クラス内投票 5

 

 

 

 

 

 

 

 

 クラスメイトの少し不安な行動を報告されて翌朝。山内の行動がちょっと読めない俺は、どうなることやらと身構えながら登校をしていた。寮から校舎へ続く道にはこの時間は多くの生徒の姿がある。

 

 清隆と登校することもあれば、鈴音さんを見かけると挨拶をすることもある。他のクラスメイトと一緒することもあり、その時々によって朝の登校時間は変わるのだが、今日は珍しいことに山内が俺の隣に現れた。

 

「お、いたいた。なあ笹凪、ちょっと話があるんだけどよ」

 

 ヘラヘラした顔をしながら隣に並んで山内は、こちらの返事を待つよりも早く本題に入った。

 

「いやな、俺も戦略的に考えたんだけどさ、お前の2000万ポイントは温存すべきじゃないかってさ」

 

「急にどうしたのかな」

 

「別に急じゃないって」

 

「いやいや、君は普段、あまりクラスの方針だったり作戦なんかにも関わってこないじゃないか」

 

「いや、俺だってさ色々と考えてるんだぜ。今回の試験だって同じだっての……俺的にはさ、もっと重要な時に使うべきなんじゃないかって」

 

「クラス全体で集めた共通のポイントとかなら一理あるけれど、俺の個人資産をどう使おうと、君には関係がないだろうに」

 

「うッ、まあそうだけどよ……やっぱり勿体ないじゃんか」

 

「もし使わない場合、誰かが退学することになる訳だけど……それに関してはどうするつもりだい」

 

「悪いとは思うって……でもさ、やっぱ戦略的な考えが必要だろ、こういうのは、な?」

 

 言っていることは、決して完全な間違いではない。確かに戦略的に資金を温存して不要な誰かを切り捨てるのはこの試験の解答の一つと言えるだろう。

 

 ただ根本的に認識が間違っている。2000万を惜しむのではなく、2000万程度と俺が考えている点だ。

 

 そもそも山内は戦略的な視点や未来観を持っているとは思えない。ただ恋敵を追い落とす為に、小賢しい考えを思いついただけだろう。

 

「少し落ち着け山内。クラスは救済の方向で纏まっている、そんな状態で誰かを退学させるべきだって主張すれば、批判票が集まってしまうかもしれないよ……君の言葉や主張通りにするのなら、その場合も救済するなって言うのかな」

 

「俺に? いやいや無いって。だってほら、俺はクラスのリーサルウェポンだろ、やっぱその辺はわかるヤツにはわかるだろうしさ」

 

「お、おう……」

 

「それにさ、俺知ってるんだよ」

 

「何を?」

 

 彼はそこで神妙な顔となり、キョロキョロと通学路を見渡して聞き耳を立てている人がいないか確認する。とても重要な情報をこれから口にしようとしているかのように。

 

「実はな……綾小路のヤツ、女子を盗撮しようとしたことがあるんだ」

 

「……」

 

 あぁ、あれか、プールの時の……俺の認識では清隆はその話を聞かされて危機感を覚えて阻止した側で、実行犯は山内と池と須藤と博士になっているんだが。

 

 コイツまさか、何もかもを押し付けようとしているのか? 証拠は出て来ないように軽井沢さんが上手く対処したようだから問題にはなっていないけど。

 

 ここでそんなことを言い出したということは、つまり印象操作をしたいんだろう。現状をまるで理解できていないのに、変な所で知恵が回る男である。

 

 どうしたものだろうか、ここで俺が厳しく注意したとして、果たして山内は理解してくれるのだろうか?

 

「やっぱ許せねえよなそういうの……だから、わかるだろ?」

 

「ん……まぁ、せっかくの機会だからね」

 

「だよな!! やっぱお前は話のわかるヤツだな!! いや~、良かった良かった」

 

 山内は上機嫌に俺の背中をパンパンと叩き、ギョッとした顔になって自分の掌を凝視してしまう。

 

 だがそれは長く続くことはなく、すぐに気を取り直して小走りしながら校舎に入っていくのだった。

 

「まぁ、良い機会だからな……」

 

 彼には反省して貰うとしよう。こんな機会はそうそう無いだろうからな。

 

 誰かが退学になるかもしれないという危機感が目の前にあるんだ。せっかくだからこの状況を利用してクラスメイトたちの意識や考えを一つ先に押し込むとしよう。

 

 すまないな山内、皆の教科書になってくれ。大丈夫、ちゃんと救済するつもりだから。後、ちゃんと反省しろ。

 

 彼は別に悪い男じゃない。良くも悪くも幼いだけで、少し思慮が足りないだけだ。高校生という立場や環境を考えれば、山内のような男はそれこそ幾らでもいるだろう。

 

 だから別に匙を投げるようなことはしない。言ってしまえばどこにでもあることなのだから。

 

 それに本当に良い機会だと思う。彼自身も、そしてクラスメイトたちも、退学と言う危機が目の前にあるこの状況だ。せいぜい利用して成長を促すとしよう。

 

 山内の言動に少し呆れながらも教室に向かうと、そこでも彼は清隆の印象操作に勤しんでいる様子であった。

 

 ここだけの話、と前置きをしてからコソコソと内緒話をする訳だ。おそらく今日中にクラス全員が彼の印象操作を耳にすることになるのだろうな。

 

「清隆、山内のことなんだが」

 

「あぁ、把握している。昨日の夜に軽井沢から報告があったからな。女子の間にもそういう話が出回ってるらしい」

 

 山内の行動の一番の被害者である清隆は窓際最後方の席で少しだけ呆れたような顔をしている。

 

「どうしようか?」

 

「今は放置で良いんじゃないか」

 

「良いのか?」

 

「何がどうしようがお前が救済するんだ。結果は何も変わらない。寧ろ良い機会になるんじゃないか……こう言ってはなんだが、アイツは少し幼い所がある」

 

 どうやら清隆もこっちと似たような判断らしい。良い薬になるだろうと少し大人な表情で内緒話をクラスメイトたちに広げている山内を見ている。

 

 このまま進めば山内は高い確率で批判票を集めて窮地に追い込まれることになるだろう。そこで少しでも自らを省みて欲しいと思うしかない。

 

 幼いことは罪ではない。しかしいつまでもそのままであることは社会は認めない。それを自覚させることも重要であった。

 

「えっと、山内くん……あんまり根も葉もない噂話を広げるのは……」

 

 平田にも山内の行動が伝わっていたのか、やんわりと注意しているのが見える。

 

「いやいや本当なんだって、俺だって信じたくないんだけどさ」

 

「うん、けれどね」

 

 苦労人平田である。クラスの平穏を願っているというのに、山内には伝わっていない。

 

 教室に入って来たクラスメイトたちはそれぞれ異なった顔を見せているな。呆れたような顔や苦笑いであったりと様々であるが、共通しているのは噂話というか印象操作をある程度は耳にしているということだろう。

 

 おそらく桔梗さん辺りから注意するように情報が回っていると推測された。山内が愛里さんに露骨な態度を見せているのは知っている者も多いだろうからな。

 

 そんなクラスメイトたちの態度や内心を知ってか知らずか、山内は次々に印象操作を広げていく。

 

「春樹、止めとけ、な?」

 

 少し焦っているのは池である。ついでに須藤もあまり良い顔はしていない。博士に至ってはかなり青ざめているのが確認できてしまうな。そもそも山内が広げている盗撮事件の当事者は自分たちなので、この噂話を機に真相が広がることを恐れているようにも見えた。

 

「いい加減にしろ春樹、盗撮がどうのこうのってくだらねえ噂を広げんじゃねえよ」

 

 須藤のそんな言葉は残念なことに真相を知る者にとっては憤慨ものである。軽井沢さんはお前が言うのかと苛立ったような表情をしているな。

 

 少し不穏な様子を内包しながら今日も授業が始まることになる。ただ山内の行動は朝だけで留まることはなく、授業の合間にある僅かな休み時間になる度に「ここだけの話」という話題が教室に広がることになってしまう。

 

 池や須藤や博士は盗撮話に関わっていたのでかなり焦っている様子だし、桔梗さんと平田もやんわりと注意を続けているのだが……どうだろうな。

 

 お昼休みになっていよいよ拙いと思ったのか、須藤と池が肩を組んで連れて行ってしまう。そのまましっかりと説得して欲しい、おそらく手遅れだろうが。

 

 まあ俺としては放置でいい、危機感を抱かせてクラスを次に進める為に必要なことだと思うしかない。

 

 

「山内くん、どうにかした方が良いんじゃない?」

 

 

 お昼休み、今日はグループの皆で集まって食堂で昼食となり、それぞれが頼んだ料理を持って席について開口一番、波瑠加さんが不機嫌そうにそう言った。

 

 気持ちはわかるとばかりに明人と啓誠も頷いて、愛里さんに至っては少し怯えているようにも思えるな。

 

「クラスは救済の方向で纏まっているんだ、あんなことしても意味ないだろ」

 

 明人がうどんを食べながら山内の行動をそう評すれば、啓誠がこう続けた。

 

「ただまあ、ある意味ではありがたくはある」

 

「どういうこと、ゆきむー」

 

「考えても見てくれ。批判票も賞賛票も全て自由にして良いのなら、それはつまりクラス全員の本音がそのまま出て来るということだ。誰が退学候補になるとしてもそれはそれで気不味いだろ。それならいっそ、わかりやすいくらいにヘイトを集めてくれる相手がいた方が楽とも言える……こう言ってはなんだが、心が痛まないからな」

 

「なるほどね~、確かに山内くんはそうなりそう」

 

 納得した様子の波瑠加さんは、それでも呆れが消えなかったらしい。

 

「テンテンはどんな感じだったの?」

 

「ん、今朝学校に来る時に、山内に話しかけられてさ。救済せずポイントは残しておいた方が良いんじゃないかって言われたんだよね」

 

「うわぁ……やっちゃってるな~」

 

 波瑠加さんだけでなく明人や啓誠もドン引きした顔をしてしまう。愛里さんはもう青ざめているな。

 

「自分が選ばれた時はどうするんだって言ったんだけど、あまり気にしていない様子だったね」

 

「そこまで行くと怖いんですけど……ていうかきよぽんは大丈夫な訳?」

 

「問題はない。あまり気にしてもいないしな。そもそも天武は救済すると言っているんだ、最悪印象操作が深刻になって退学候補になったとしても、そこまで心配する必要もないだろう」

 

「大人な対応だこと、山内くんも見習うべきかもね」

 

「き、清隆くん……本当に大丈夫かな、気にしてないんだよね?」

 

「ああ、本当に大丈夫だ。心配する必要はない」

 

「そっか、辛いようなら相談してね」

 

「そうするとしよう……まあ山内には少し反省もして欲しいけどな」

 

 愛里さんも心配そうに清隆を見つめている。当の本人は強がりでも無ければ場の空気を読んでいる訳でもなく、完全に他人事のように考えているようだが。

 

 それぞれ昼食を楽しみながらそんな会話を続けていく。本当はもっと楽しい話題にしたいのだが、こればっかりは逃れようがないらしい。

 

「そもそも山内のあの噂話はどこから出て来たんだ?」

 

「盗撮がどうのって話? 山内くんのでっち上げなんじゃないの?」

 

「いや、俺に届いたメールはやけに具体的な方法が書かれてたんだが……啓誠はどうだ?」

 

「そう言えば、こちらに届いたメールにも具体的な方法が書かれていたな。確か、ラジコンにカメラを付けて排気口から女子の更衣室を撮影したとかどうとか」

 

 そりゃ詳しいだろうな、実行犯の一人なんだから。

 

「いや、なにそれ……怖いんだけど」

 

「う、うん……凄く怖い」

 

 女性陣はあまりにもアレ過ぎる方法と行動力に両手で自分の体を抱いて身震いしている。気持ち悪いを通り越して寒気を覚えているらしい。

 

 俺が清隆から聞いた撮影方法と全く同じである。ただ映像は残っていない、軽井沢さんが上手く処理したからだ。

 

 そんなことを思い出していると、啓誠が目敏く注目してこんなことを訊いてきた。

 

「その顔、何か思い当たる節があるのか?」

 

「え、いや……なんと言えば良いのかな」

 

 清隆に視線を送ると、彼は何やら思案しており、少し考え込んでからこう言い放つ。

 

「天武、せっかくの機会だ。事情を説明した方が良いんじゃないか?」

 

「え、ここで?」

 

「気にしていないとは言ったが、あまりにも度が過ぎるからな。クラスメイトの大半はまともに受け取らないだろうが。内心ではもしかしたらと思われるかもしれない……それに、山内にはお灸も据えたい気持ちもある」

 

「どういうこと、テンテンときよぽんは何か知ってるの?」

 

 本当に話すべきだろうか? 最後まで表に出さずに墓まで持っていくのが正解の一つだとは思うが、清隆の考えも否定はできない。反省させる良い機会ではあるのだから。

 

 俺と清隆はアイコンタクトを交わして、最終的な意思を共有する。すなわち、山内に反省させるという方向に誘導しようと。

 

「あ~……なんて言えば良いんだろうな、実は盗撮行為自体は本当にあったことなんだ。ただ実行犯は清隆じゃなくて、三馬鹿と博士なんだよね……清隆は、止めた側」

 

「……はぁ?」

 

 困惑する波瑠加さん、愛里さんと明人と啓誠も似たような顔をしている。

 

「夏休みにプールに行く前に清隆に相談されてね、彼らが盗撮をしようとしているからどうにか出来ないかって……それで、偶々同じ日にプールにいた軽井沢さんに協力して貰って、対処したんだ」

 

「……」

 

 そんな説明に当然のことながら波瑠加さんは眉を顰めて静かな苛立ちを見える。愛里さんは夏休みのプールと聞かされて思い出したのか、更に顔を青ざめさせてしまう。

 

「は? いや、なにそれ……普通に犯罪なんだけど」

 

「と、盗撮されちゃったのッ?」

 

「いや、されてない。説明したように軽井沢さんが上手く処理してくれた。これは間違いないから安心して欲しい」

 

「いやいや無理だから、私は今すぐ関わった人たち全員を警察に突き出すべきだと思うんだけど、退学させてさ」

 

「波瑠加さんの気持ちも尤もだ。正直反論の余地すらない……だが一度の過ちで完全に未遂だ。ここはグッと堪えて欲しい」

 

「……なんか気持ち悪くなってきたかも」

 

 そして遂に波瑠加さんすら愛里さんと同じように顔を青ざめさせてしまう。まあ実際に盗撮行為があったと知らされれば女性はこうなるだろう。

 

「山内のあの噂話の妙な具体性はそこから来ているということか、しかも清隆が実行犯になっていると話をすり替えているとは……」

 

「すまない、愛里や波瑠加と同じで擁護のしようがない……本当に退学させた方が良いんじゃないか?」

 

 啓誠が心底呆れたように嘆けば、明人は女性陣に配慮してそんなことを言ってしまう。そして俺も彼ら彼女らの言葉を覆す冴えた表現は残念なことに見当たらない。だから本音を語ろうか。

 

「反対だ……いや、彼らを擁護する訳でも守ろうとしている訳でもないけど、誰にだって過ちはある。それは俺だって変わらない」

 

「反省を促したいと?」

 

「その通りだ啓誠、彼らの行動は一切擁護できないけれど、教え導くことが高校生に必要なことだと思っている。俺たちは子供ではないけれど、大人とも言い切れないからな」

 

 後、少しの痛みと後悔なんかも必要だ。

 

 ある意味ではこれは山内に与えられた最後のチャンスであると同時に、恩情でもあると言えるだろう。

 

 俺は彼が嫌いではない、悪い奴とも思っていない。ただ幼さが抜けきっていないだけだ。そしてこんなことを考えている俺にだって幼い時があったのだ。あまり偉そうなことも言えないのかもしれない。

 

「切り捨てるのは簡単だ……しかし教育とはそうではないと思う。なんて言うと、少し偉そうかな」

 

「ちゃんとした考えはあるのなら何も言わない、少なくとも俺はな」

 

 完全に納得している訳ではないようだが、啓誠はとりあえず様子見をしてくれるようだ。明人も同様である。

 

「波瑠加さん、愛里さん、女性である君たちには本当にすまないと思っている……だが少しだけチャンスが欲しい。今回の件が良い機会になると考えているんだ」

 

「テンテンが謝ることでもないと思うけどさ~……はぁ、面倒見がいいね、本当に損する性格だと思うよ」

 

「で、でも、そこが天武くんの良い所だと思うよ」

 

 俺は面倒見がいいのだろうか? 山内に呆れているというのも偽らざる本音なのだが。

 

「何であれだ、これを機会に山内も成長してくれるだろう。批判票がダントツで多く集まればどうしたって現実を思い知ることになる」

 

「それで山内くんが何も変わらなかったらどうするの?」

 

 そう言った波瑠加さんの瞳の奥には、いや無理だろっという本音が見え隠れしている。山内への評価が地を這うかのように低くなっているようだ。

 

「変わってくれるさ、人は変わる生物だと俺の恩師は教えてくれたからね」

 

 そう願い期待している気持ちもまた偽らざるものである。だからこれは良い機会なのだと納得するしかないだろう。

 

 須藤や池はかなり落ち着きが出てきたし、博士は悪乗りさえしなければ普通に善良な人間である。山内だってその筈だ。

 

 このピンチを成長に繋げてくれることを願いながら、彼らを想うとしよう。

 

「天武、俺はあまり気にしていないが、このまま印象を悪くさせられるのもやっぱりアレだからな……説教はしっかりと頼む」

 

「ん、わかったよ清隆……そうしようか」

 

 

 批判票を集めた山内に説教するとしよう。この学園に来る前にやりたい放題していた俺にその資格があるかどうかは棚上げして、一応の責任はあるだろうから。

 

 何が駄目だったか、そしてどうすれば良かったか、責任とは何かを山内に説明すれば、流石の彼も大量の批判票を前にして現実を思い知るだろうからな。

 

 そんなことを考えていたのだが、翌日に清隆に盗撮の件を擦り付けたことに激怒した軽井沢さんが、学級裁判をやりだしたのでまた事が大きくなるのだった。

 

 きっと、清隆を追い詰めようとした挙句、盗撮を押し付けようとしたことに我慢ならなかったんだろうな。

 

 軽井沢さんはプールでの盗撮で後始末に奔走した人物、清隆が犯人ではなく山内たちが実行犯だと知っている。そんな状態で山内が清隆に印象操作をした挙句に罪を押し付けようとしたので、遂に激怒してしまったらしい。

 

 山内だけを説教するつもりだったのだが、須藤と池と博士も巻き込んで騒動となるのだった。

 

 因みに、清隆はそんな軽井沢さんの行動を、少し面白そうに眺めていた。

 

 

 

 

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