ようこそ未熟者がいく教室へ   作:にやまな

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開き直るのも時には大切

 

 

 

 

 

 

 

 

 綾小路視点

 

 

 

 

 

 

 四日目の未明に起こった小宮たちの事故……敢えて事故と表現すべきことが起こって篠原が孤立することになったが、無線機を使ってクラスメイトに情報を共有した所、堀北が上手く動いてくれたようだ。少なくとも篠原にも、そして心配して不安そうにしていた池も、とりあえずは落ち着いてくれたらしい。

 

 グループの合流は他のクラスメイトに任せるとして、オレはオレで自分の役目を果たさなければならない。

 

 オレは餌なのだ、今の所釣れたのは七瀬だけだが、追加の獲物がかかることを願ってのんびりとふらつくとしよう。

 

 既に試験をリタイアすることで退学の危険はなくなった。ある程度のポイントを稼ぎながら獲物を待つ姿勢だ。まるで釣りでもしているような気分になってくる。

 

「綾小路先輩は、あまり急がれてはいないんですね」

 

 少し後ろを歩く七瀬がそんなことを訊いてくる。ここ数日行動を共にしていたのでこちらの動きを少し不審に思ったのかもしれない。

 

 真剣にやっていないから、違和感を覚えたのだろうか。

 

「その必要が無いからな。クラスとしての勝利は天武と高円寺に丸投げだ。個人としては一人で挑んでいるんだからなかなか難しい」

 

「そうですか、後半に一気に追い抜く、そういった考えなのかと思っていたんですが」

 

「昨日……四日目に発表された順位は七瀬も確認しただろう?」

 

「はい、笹凪先輩のグループが圧倒的なリードでした。今朝も確認しましたけど、追いつかれるどころか更にリードを広げていましたね」

 

「クラスの勝利はあの二人に任せる方針だ。物資や水を分け与える形でクラス全体が動いている」

 

「なるほど、それが先輩たちのクラスの方針ですか」

 

「あぁ、上位三組の独占なんて不可能だから、一点賭けだ」

 

 クラスメイトたちは天武と接触すれば積極的に物資を渡すだろう。最悪それでリタイアしてしまっても退学にはならない状況だからな。

 

 堀北曰く、一人一人の成長の場になって欲しいとのことだから、物資が枯渇したとしてもギリギリまでクラスメイトたちは粘るのだろうが。

 

「オレもそれは同様だ。体力と物資を節約しながらほどほどにポイントを稼いで、いざという時に天武たちに物資を渡せるくらいの余裕を維持しておきたい」

 

「クラス全体が一つのグループを勝たせようとしているんですね。てっきり私が付いてこれるようにペースを落としているんじゃないかと申し訳ない気持ちになっていたんですが」

 

「そういったことはない」

 

 納得した様子の七瀬は、一般的な一年生女子よりもずっと体力があるようにも見える。この険しい無人島でペースを落として動いているとはいえオレにしっかりと付いて来ているのだから。

 

 ホワイトルーム生ならば苦もなく同じことができるだろう。七瀬がそうなのかまだ確証は持ててはいないが、鶚の話では月城と接触していたとのことなので、現時点でほぼ黒に近い。

 

 今は様子見だな、餌にかかる相手が一人とも思えない。

 

 七瀬、天沢、八神、宝泉に椿に宇都宮、もしかしたらそれ以外にもホワイトルームの関係者がいる可能性は十分にある。池曰く釣りは忍耐とのことらしいので、根気よくいくとしよう。

 

 そんなことを考えながら無人島の中を緩やかに歩く。体力の消耗と喉の渇きを最小限に抑えることを常に意識していると、鬱蒼とした無人島の木々を掻き分けるように前方から一つのグループが進んで来るのがわかった。

 

 そのグループとは何を隠そう龍園である。合流の権利を得たのか大グループとなっていた。接触しようとは思っていたので運が良かったのかもしれない。

 

「クク、随分と可愛い手下を連れてるじゃねえか綾小路」

 

 先頭に龍園、隣には石崎、少し後ろにアルベルトが立っているのはいつもの三人だが、四日目以降に解禁された合流の権利を上手く使ったのか女子が二人いるのがわかる。

 

 ルール的にもう一人女子が必要な筈なのだが、どこにも見当たらないと思っていたら、最後の一人はなんとアルベルトの背中に背負われていた。

 

「椎名……誘拐されているのか?」

 

 アルベルトが背負うのは一番サイズの大きなリュックサック、かなりの容量を誇るそれを空にして驚くことに椎名がすっぽりと収まっている状態だ。

 

「綾小路くん。はい、実はそうなんです」

 

「NO」

 

 椎名が笑いながら言った言葉をアルベルトは即座に否定する。

 

「いや、まぁ、やりたいことはわかる。体力的に不安な椎名を素早く動かす手段だとな……しかし、あれだな、力技過ぎないか?」

 

「しょうがねえだろ綾小路、ずっと走らせる訳にもいかないんだからよ」

 

 石崎も今の椎名の姿勢に思う所はあるようだが、作戦だと受け入れているらしい。

 

 確かに椎名は女子の中でも小柄で華奢な体躯をしている。一番大きなリュックサックならば詰め込んで運ぶこともできるだろう。最も体力があるであろうアルベルトを中心に無人島では険しい道を動いているようだ。

 

 後ろにいる女子たちは少しでもアルベルトの負担を軽くする為に背後からリュックの底を押している。

 

 やりたいことはわかるし苦肉の策ではあるんだろうが、幾ら何でもゴリラ過ぎる……天武に影響されているのだろうか?

 

 椎名を学力面で最大限使おうと思えば、この無人島ではどうしても体力面が足を引っ張ることになる。そう考えると冴えた策と言えるのだろうか。

 

「なんていうか、二年生の先輩方は大胆で強引な方が多いんですね。私たち一年生もこの学園で過ごせば同じような発想になるんでしょうか」

 

 一年生の七瀬は呆れるような、それでいて感心するような顔をしている。気持ちはわからなくはない。

 

「それよりもだ綾小路、小宮たちがリタイアしたのはどういう状況だ。テメエのクラスの篠原だけが残ってるようだが、知ってることがあるなら吐きやがれ」

 

「その話か、それなら――」

 

 龍園が求めている情報は小宮たちの不自然なリタイアだろう。あの二人は疑惑の段階でしかないが誰かに蹴り落とされた可能性が高い。

 

 いや、おそらくほぼ確実にその筈だ。そんな説明をすると龍園は眉間に皺を寄せた。

 

「はッ、退学の危険性はもうないが……舐めた真似してくれた奴がいたもんだな」

 

「小宮くんたちは大丈夫でしょうか、とても心配です」

 

 椎名が表情を暗くする、リュックにすっぽりと収まったまま……こういうのをシリアスブレイカーと言うのだろうか?

 

 なんと言えば適切なんだろうな、目の前にリュックに収まった椎名がいると、何故か話し難い。

 

 だが一応、話は通しておく必要がある。龍園を上手く誘導しておきたい。

 

「七瀬、悪いんだが少し離れていてくれるか。二年生だけで話したいことがある」

 

「わかりました」

 

 樹上にいる鶚は放置で良いだろう。

 

 七瀬が離れたことを確認して龍園を見つめる。どうせこの男のことだ、報復はキッチリと考えているだろう。ならば動かせる筈だ。

 

 退学のリスクはないのでじっくりと腰を据えてとも考えられるが、舐められたまま放置するとも思えない。

 

 それに、どうせ一年生は今後大きく動くだろう。人手が足りなくなる可能性もある。

 

 天武がいれば一年生が何人いようとも片付きそうではあるが……下手しなくても屍の山が出来るかもしれないから最終手段だ。

 

 やはり敵を心配してしまう。味方が強すぎて悩む時が来るとは、本当に意味がわからないぞ。

 

 龍園と話を付けてからオレたちはそれぞれの目的に向けて離れることになる。去り際も椎名はリュックに収まったままアルベルトに運ばれることになった。

 

「頑張ってくださいね、綾小路くん」

 

「あぁ、椎名もな」

 

 なんというか、アレだな、絵面は完全にマフィアがいたいけな少女を誘拐する感じだ。龍園も石崎もアルベルトも人相が悪すぎる。

 

「……色々と濃い方たちでしたね」

 

「二年生はあんなのばかりだ」

 

「えッ……それは、なんと言いますか」

 

 少し困惑した様子の七瀬は、再度振り返ってリュックに詰められて運ばれていく椎名を眺める。二年生は皆あんな感じなのかと戦慄しているかのようにも見える。

 

「た、確かに、笹凪先輩や高円寺先輩もオーラが凄かったですけど……一年違うだけでここまで差が出るものなんですね」

 

 いや、アレらは年齢や時代を関係なくあっち側の人間だと思う。

 

 なにやら戦慄している様子の七瀬を放置して、オレはタブレットで近場の課題を探すことにした。ここからだと綱引きの課題が近いな。

 

 参加するだけで勝てなくても5点が貰える美味しい課題だ。その分、課題が行われる場所が山の上なので辿り着くのが難しい場所である。

 

 さてどうするかと考えていると、離れた位置からも届くほどに大きな音が耳に届く。乾いた木々を強引に踏み砕いたかのような音はそのまま徐々に近づいてきた……後、高笑いの声も。

 

 バキッと、また何かを踏み砕いた音が聞こえて来る。さっきよりも距離が近い。

 

 この力強い存在感と何もかもを踏み砕く脚力は天武だな。高笑いの声は高円寺だろうか。

 

「あ、あれは笹凪先輩のグループでは?」

 

「そのようだな」

 

 少し離れた位置、木々の隙間を華麗に通り抜けていく二人組は天武と高円寺だ。

 

「清隆、七瀬さん、また今度」

 

「グッバイ!!」

 

 二人はそのまま猛スピードで走り抜けていって綱引きが行われるであろう山の上に駆け上っていく。まともに整備された道がないのでロッククライミングをしながら登頂していき、あっという間に姿が見えなくなってしまう。

 

「くそッ!! なんなんだアイツら、おかしいだろッ」

 

「はぁ、はぁ、ちょっと休もうぜ、追いつけねえよ……喉もカラカラだ」

 

「おい水は節約しとけって」

 

「馬鹿言うな、ここまでずっと走りっぱなしだぞ、脱水症状で倒れるっての」

 

 瞬く間に山を登って行った二人を三年生と思われる集団が追いかけているようだが、まるで意味をなしていない。汗だくとなり疲労困憊といった様子だ。

 

 まぁあの二人に追いつくのは難しいだろう。妨害をしたいんだろうがそもそもの速力と体力が違いすぎるので妨害役の三年生たちが少し哀れに思えてしまう。

 

 あの感じだと、体力を使い果たしてリタイアするかもしれないな。

 

「綾小路先輩、私たちも綱引きの課題に参加しますか?」

 

「いや、止めておこう。天武たちがいるだろうし、山の上まで移動するのは体力の消耗が大きい」

 

 参加するだけでも5点が貰える課題ではあるが、わざわざ同じ課題を受ける必要もない。それならば体力を温存した方が良いだろう。

 

「オレたちはこのまま南下して港を目指そう。水も飲みたいし、シャワーも浴びたいからな」

 

「本当にゆったりした感じなんですね」

 

「そう言った筈だ」

 

 リタイアによる退学の危険も無ければ、クラスの勝利も天武たちに丸投げだ。本命が釣れるまではのんびりするだけである。

 

 そこからオレたちは南下していき、二時間ほどをかけて出発地点である港まで辿り着くことになる。

 

 水が無料で飲める上に、シャワー室と個室トイレが完備されていることもあってか、多くの生徒の姿が見えた。考えることは誰もが同じということだろうか。

 

「暫くここでゆっくりするぞ。オレも水を飲んでシャワーを浴びて来る。七瀬はどうする?」

 

「そうですね……では私も暫く休もうと思います」

 

 休みに来たというのも真実ではあるが、同時に七瀬と少しだけ距離を取って泳がせたいという考えもあった。もしかしたらオレがシャワーを浴びている間に誰かと接触することだって可能性としては考えられるからな。

 

 鶚には、その辺の監視をして貰うとしよう。

 

「ところで、あそこにいるのは笹凪先輩たちなのでは? さっき山の上に登って行った筈なのに、もうここまで来られたんでしょうか」

 

 確かに、港付近の出発試験には山の上に姿を消した筈の二人がいる。どうやらさっさと綱引きの課題を終わらせてオレたちよりも早くここまで走って来たらしい。

 

 三年生たちは振り切ったのだろうか、周囲を見渡してみると、港の片隅で横になってうなされている集団が視界にはいる。保健医の診察を受けているようだ。

 

 流石に天武と高円寺を妨害する為に走り回るのは堪えたのだろう。熱中症と脱水症状でダウンしているようだ。保健医は三年生たちを診断してリタイアを宣告してしまった。

 

 そんな三年生たちを放置して天武と高円寺はオープンウォータースイミングの課題に参加するようだ。波のある海を泳ぐことになるこの課題は極めて難易度が高いので上位入賞した時のポイントも大きい。

 

 まぁあの二人なら問題はないだろう。それは他の参加者も同じことを思ったのか、二人が参加すると決めた瞬間に二年生は課題を辞退することになり、一年生が不思議そうにしながらも空いた枠に参加を申し込んでいく。

 

「七瀬は参加しないのか? 女子の枠は空いているようだぞ」

 

「参加しても良いんですけど、綾小路先輩がゆっくりなされるのなら、私も休もうと思います」

 

「そうか」

 

 それならそれで構わない。女子は小野寺が参加しているようだからこれでライバルもいなくなった。他所のクラスや学年にポイントが渡ることは無くなっただろう。

 

 海に飛び込んだクラスメイトを見送って、オレはシャワーを使用する申請を行った。水も注文して飲んでおく。

 

「あ、清隆くん」

 

「あれ、きよぽんも休憩?」

 

 シャワーの順番待ちをしている間、手持無沙汰になったので海を泳いでいる天武たちを眺めていると、同じように港に来ていた愛里たちが声をかけてきた。

 

 啓成と明人の姿もあり、四人は上手いこと合流することが出来たのか大グループを作れたらしい。

 

「あぁ、シャワーも浴びたかったからな。ところで皆は何をしてるんだ?」

 

「えっと……勉強、だよ」

 

 愛里は白い砂浜に描かれた数式を指差した。無人島で勉強とは、開き直った時間の使い方をしているな。

 

 明人も波瑠加も愛里も砂浜に書かれた数式を解いているようだ。教師役はやはり啓誠である。

 

「無人島で勉強か」

 

「まぁ何をしているんだと言われればそれまでだがな、退学の危険性はもう無い上に、体力的にずっと駆け回る訳にもいかない面子なんだ。それならいっそ、勉強の時間に割り当てた方が良いと判断した……と言うより、退学の心配が無くなった時点でそうするつもりだった」

 

 教師役である啓誠がどこからか拾った枝を使って新しい問題を砂浜に書いていけば、それを見て残りの三人は悩みながらも問題を解いていく。

 

 どうやらこのグループは本当に開き直った時間の使い方をしているらしい。確かに啓誠の言う通りリタイアによる退学の心配はないので、そういった判断も決して間違いではないだろう。

 

「だが啓誠、ずっと港付近にいる訳じゃないんだろう?」

 

「あぁ、近場に出現した課題には積極的に参加しているぞ。さっきも明人が腕立て伏せで一位を取ってくれてな」

 

「ここにいれば水はタダだが、食料はそうもいかないからな。俺たちはポイント稼ぎよりも寧ろ食料の確保が中心なんだ……それと勉強だな」

 

 明人は課題で得たと思われる食料品が入った袋をポンと叩く。

 

 初期ポイントで購入した水入りペットボトルは一つも消費していない様子だ。

 

 日差し避けのパラソルや地面に置いて広げたブルーシートなども購入している辺り、本当にこの港付近から大きく動かない戦略であるらしい。

 

 考え方の一つとしてはアリなのだろう。何よりこの場所ならば明人の言う通り水もタダなので初期ポイントで購入した水は一切使う必要がない。

 

 そしてその水は、必要としている相手に渡せば良い。

 

「あ、テンテンが来たよ」

 

「お疲れさま、天武くん。お水飲む?」

 

「ありがとう愛里さん。いや~、波があって大変だったよ。あ、清隆も来てたんだ、休憩かい?」

 

「あぁ、シャワー待ちだ」

 

「シャワーか、時間があれば俺と六助も使いたかったけど、行列待ちをしている暇はなさそうだな」

 

「すぐに移動するのか?」

 

 明人の言葉に天武は頷きを返す。

 

「あぁ、次の指定エリアを踏まなきゃダメだからね」

 

「初期ポイントで買った水が余っているから、持って行ってくれ」

 

「悪いね、遠慮なく貰っていく」

 

 天武はグループの皆から水入りペットボトルを多めに受け取ってそれをリュックの中に押し込む。

 

「それじゃあ俺はもう行くよ。皆、勉強頑張ってね」

 

 それだけ言い残して高円寺と一緒に猛スピードで走り去っていった。

 

「流石に忙しそうだな、天武は」

 

 啓誠は眼鏡のブリッジを指で押し上げながら、森の中に消えて行く二人を見送っている。

 

「でもまあ順位は二位を突き放してぶっちぎりで一位だし、このまま行ってくれれば優勝するんじゃないの? なら私たちはさ、テンテンがまた港に戻って来たらその時に色々渡せる準備はしておこうよ」

 

「うん、節約しなきゃだね」

 

「波瑠加、愛里、それも大切だが、今は勉強に集中だ。次はこの数式を解いてみてくれ、さっき受けた数学の課題で二人が躓いた問題を少しアレンジしてみた」

 

 また啓誠は枝を使って砂浜に問題を書いていく。

 

「わ~、スパルタ。なんで私たち無人島に来てまで勉強漬けの生活してんだろ」

 

「別におかしくはないだろ。勉強合宿みたいなものだ」

 

「が、頑張ろう、波瑠加ちゃん」

 

 これはこれで面白い時間の使い方だ。オレはそんなことを思った。天武を支援する体制を整えながらも時間の多くを勉強に当てるとは、完全に開き直った過ごし方だった。

 

「きよぽんも休憩するんでしょ? シャワー浴びたら夕飯は一緒にどう?」

 

「そうさせて貰おうか」

 

 今日はこの港付近で夜を過ごすとしよう。波瑠加たちと同様に焦る必要もないのでそれもまた良かった。

 

 ただこの港付近には坂柳もいるので、そちらに話を通してからだな。龍園同様にいざという時は動かせるように調整はしておきたい。せめて周波数の共有くらいはしておくべきだろう。

 

 後、購買にいる真嶋先生からも視線を送られているので、そちらとも話をしておくべきか。

 

 まだまだ試験は続く筈だが付き合うしかない。釣りが得意な池曰く、根気が大切らしいので、じっくり行くとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

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