狭間の地をズンドコ彷徨う記録 作:イルヴァ出身褪せ人
ああああ、あーまどこあ、しんさ、く????
また皆集団幻覚見てるのかと思って、Twitterのトレンド見たら『集団幻覚』が入っていて、なんだ、やっぱり幻覚じゃん。と思って開いたのに、一番上に公式のツイートが来てて、これは本当に幻覚が見えてる奴なの????ととてもパニックを起こしました。
夜のエレの教会に現れた、レナ(自己申告)さんに対し、褪せ人は速攻で彼女に平伏した。何故なら『はぐれ狼の遺灰』なんて物を貰ってしまったのだから、仕方がない。
引っ繰り返ってお腹を出し、尻尾をぶんぶん振り回す犬の如く懐柔された。
「うぇへへへへ……可愛い……尻尾のたれ具合が狼だし体高が高いの最高。肩幅もがっしりしてて可愛い……うぇっへへへへ」
そして貰った遺灰を使い、現れた狼達の間にめり込んでしゃがみにやにやしつつ気持ち悪い笑みを浮かべて居る。
自分も死にそうな顔をしながら犬を殺していた筈の女狩人がゴミを見る目で褪せ人を見ている。なにせ早く狼を見たいがゆえに、松明を買うのも忘れて、呼べる辺りを探して『関門前』まで戻ってきている。
「そろそろ正規? の道筋に進んだ方がいいんじゃないの?」
「メリナちゃんと会ったとこが正規なんじゃないの? でも多分、わたし地図の縁にそって歩いて来た感じだもんな。もっと真ん中らへんも見ておきたいしね。でもこの狼ちゃんたちどうしよ。ずっとついて来るん? あっあっあっなんかちょっと動くと存在が明滅する時間制限?」
またしても挙動不審に緩い反復横跳びをしながら、褪せ人は狼達の様子をおろおろと伺う。
「戦闘がある場所限定なんじゃないの?」
言われてみれば、門から辿れる道にそってぽつぽつと、先程背後から刺殺して遊んでいた兵士と同じ装備の奴らが点々と存在している。
あるいは、この門の先だろうか。
「見えてる地図のとこは全部見たいよね。取り敢えずあの辺殺すぞー! 狼様いきまちゅよーああぁ~可愛い…」
「……なんて言うかさ、こう、スタート地点から少し行った辺りって、こう……獣バーベキューを思い出す。初めまして世界したばっかりの狩人に対して余りにも酷い……」
「僕は二人目だけど、君は何も知らなかったからね」
狩人二人が見守る目前、褪せ人は『関門前の廃墟』へ犬の散歩位のテンションで突貫していく。
そして馬車の目前に突っ立つ兵を倒し、その奥を巡回する……
「おぎゃああああ! 犬、じゃない、狼様を虐めるんじゃない! やめ、やめろぉああああ! ラッパは待って多い多い。どんだけ居たのこれ狼ぃいいい!! 死ぬなぁああ!!」
殺人現場をばっちり目撃され、笛の音が響き、あっと今に囲まれ、ぼこすかにどつき回されている。
「あーあ……。なんであんな人ごみの中へ入っていくの褪せ人ちゃん……」
「狼達を助けにいっている心算なんじゃないですか?」
ごりごり減っていく狼の生命力に、半ばパニックを起こし、完全に後退という行動を失念し、死まっしぐらの様子を見守る。
「お帰り」
すぐ近くの祝福の前で落ち込む褪せ人に、女狩人は声を掛ける。
「……やろう、ぶっ殺してやる……」
だが先輩たちの声に反応はせず、褪せ人は憤怒の表情で唸る。
「死ねどす!」
今度はゆっくりと、廃墟の外周から少しづつ刺殺して回っていく。しゃがんでいると、思いの他見つからない。そして調子に乗ってジャンプした。
「あ゛ーーーーーっっっ」
褪せ人は死んだ。
「馬鹿なのかな?」
獣キャンプファイヤーをスルーする事が可能だと知っている狩人達は、アホを見る視線を送る。
ネクスト五機に囲まれてボコスカにされた事のある猫ちゃんは、勝てないなら、一人ずつ誘き出せよと思っていたが、特に何も言わない。
「こ、今度は油断しない。全員殺す。やるもん……やったるもん……」
今度は進行ルートを選びつつ、ぴょこぴょこせず、廃墟の壁に潜んでいる褪せ人は声を上げる。
「センパイ! 見て! やばい! 可愛い!」
廃墟の只中に潜み、狼を伴い巡回する兵士をやり過ごしているのだが、指し示しているのはもう少し近場。自身の斜め前で、巡回するわけでも無く突っ立つ兵士の足元を示す。
待機中なのか、何らかの偶然なのかは分からないが、兵士の足の甲に乗り上げるようにして狼が丸く
なって寝ている。
褪せ人は大興奮だ。
「生狼! はぁあああん! かわいい! ずるい! ……あれ? これひょっとして狼も殺さないとあかんやつ? 葉チャッピーみたいに横の人間殺したら私に着いて来たりしないの!? ダメ!? わたし狼殺さないとだめ!?」
結果を言うと、褪せ人は泣きながら狼も殺した。勿論、だめもとで人間だけ先に殺したのだが、当然のように狼に襲われ泣きながら反撃をした。敵対しなくても、せめて、野生に帰ってくれないかな……と祈っていたのに。
「わたしに狼を殺させたんだから、ここの奴ら全員殺さないと気が済まない……」
因みに関門前の廃墟では既に四回程殺されている。
うっかり角で鉢合わせたり、あっと言う間に囲まれて後退しそこなったりなどでだ。あと、周りよりも立派な盾と、槍を持った固い奴とやあり合ってる間に囲まれ殺された。
褪せ人は思った。左手には盾より銃が欲しい。狩人達の銃パリィって、めっちゃ便利だった……と。
「狼殺されるのが忍びねぇから、遺灰呼ばないで、聖印で回復にしよ。えと、持ち替え、おん? 両手に剣が持てるのこれ? わたしさては両利きなのか!?」
件の前々世共のせいで、漠然と左手に持てる物は決まっている気でいた褪せ人が驚きに叫ぶ。
いつの間にか拾っていた直剣を左手に握ってぶんぶん振り回す。
「ちたたぷにしてやらぁあ!」
うおー! と両手に刃物を握ってまた『ちたたぷちたたぷ』言いながら、再突入していく。
「お帰り」
「た、ただ、ただいま……ちず、あった。ちゃんと書き込まれてる、ちず……」
結局また何度かぶっ殺され、しおしおになった褪せ人がよろよろと戻って来る。
ただ廃墟内の兵士を粗方抹殺し終わった結果、見慣れない物を入手した。
説明されてた様な気もするが、どうやら今まで見ていた物よりもっと仔細な地図が存在していた。手に入れた地図をまじまじ眺めると、望遠鏡らしきマークが書かれている。
「なんだろこんなハッキリ書かれて。観光名所? よし行こう!」
丁度今いる廃墟から道なりに進んだ所へ向かうつもりらしい。
ウキウキと地図を眺める褪せ人の背後から覗き込んだ女狩人は羨ましそうに呟く。
「えーいいなー。ヤーナムも分かりやすい地図欲しい。観光名所とか明記されてるやつ」
よーし、いくぞー! と、何の意味もなかったちたたぷスタイルを止め、元の盾に持ち替え地図に描かれた望遠鏡らしきものを目指して歩く。
「おーい」
「ぉっひょ!?」
突然掛けられた声に、褪せ人は跳び上がった。
だって、向こうから真っ当に人語で声を掛けられる事が滅多にないのだから仕方がない。ついでに呼びかけて来た人物は見当たらないのが悪い。
「今グー〇ィーみたいな声出したね褪せ人ちゃん」
女狩人の突っ込みをスルーし、声がしたらしき草むらの方へ視線を向け、出所を探る。
「おーい。そこのあんただよ」
取り敢えず、脅威になりそうな者は居ないのでガサガサと木の間に入って行くが、蹄の生き物が逃げていくだけで、相変わらず姿の見えない何者かが呼びかけてくる。
姿の見えない声を、褪せ人はビビりちらしながら、首をぐるんぐるん回して探す。
「夜道で急に声かけてくんじゃねぇよ!! どこのどいつだよ!! マジでやめろ!! おっぱい盛られてる人を見習えよ!! 呼び止めるなら直ぐ見えるとこに居て!! どこにいんの!? どっから声だしてんだよ! 見えるとこに居ろよぉ~!」
「どうして見ないふりをするんだ」
「してないよ!! 探してるよ!! ごりごりに探してんだろ!! そういう心苦しく成る事言うなよ……!」
「褪せ人ちゃんがもの凄い挙動不審に成ってる」
「んあ~~~世界が暗いぃい~~~馬鹿正直に明るさ設定しなきゃよかった! 絶対暗いんだよ。暗すぎて見えないんだよ~~~やめてよ~~~~わたしが意地悪してるみたいじゃんよ!」
草むらをごそごそごろごろ転げまわり、呼びかける者に文句を吐いている褪せ人は、見当違いの方向へ転がって行ったらしく、呼ぶ声が遠のく。
「…………よし! 行こうかトレントくん、いっぱい走ろーか」
おーい、おーいと呼ぶ声を見つけられず、焦燥感と申し訳なさが募り、そこそこと逃げ出す様に褪せ人はトレントに跨り駆けだす。
謎の声が悲しそうにぼやくのを背後に、罪悪感を振り払うように道なりに進む。
「あ、走ろうと思ったのにもう望遠鏡来ちゃった。ごめんねトレントくん。また後でお散歩しようね」
僅かな距離だが、自分を乗せてくれる霊馬の可愛さに既にやられている。撫でるボタンが無いのが悲しい。
「うお!? これ視点がどう考えても望遠鏡じゃない。わたしこれ知っってる! 頭に梨? 乗せてカモメ操るやつ! どこがどこだか全然わかんないや。でも景色綺麗」
なんのためにあるのか分からん、暫定観光名所を調べられたので褪せ人は満足して再び道なりに進む。
兵士とも違う感じに、まるでゾンビの様な挙動の人間もおり、ますます狭間の地の生態系が分からなくなりかけたが、適当にぶっ殺しておく。
元気に襲ってこようが、よろよろやって来ようが、また大抵の人類が狂ってる世界なのだろうから、さくさくやっていこう。
位の気分で進む。
なにやら涼やかな音がする。
しゃらしゃらオルゴールボールの様な音に立ち止まり、首を傾げた。
「フンコロガシがおる!」
仄かに発光するうんこ(仮)を転がし、逃げ去っていく。
「悪夢ちゃん! 逃げる感じが多分悪夢ちゃんだ! 褪せ人ちゃん追いかけて! 早く!」
基本的にふわふわしていないと追いかける気の起きない褪せ人を女狩人がどつく。
すっかり平和(ヤーナムとノースティル基準)な自然に、普通に生きている生物(猪除く)を殺す気概が摺っかり削げていた褪せ人は、慌てて逃げていく虫を追いかける。
「お、えっ早っ! フンコロガシ足早っ!」
あわあわとそれなりに幅のある橋を中程まで渡った瞬間、褪せ人の視界に黒い影が引っ掛かる。
トレントよりもずっと大きな黒い影に騎乗する、同じく真っ黒な鎧姿そこにあった。
「……死神みたいのおるんだけど……」
なにあれこわい。
文章が全然追いついてませんが、今の所、ガスコイン神父よりおっかないチュートリアルの人にはめこめこに殺されて、円卓には行ってます。
感想で教えてもらったツリーガードさんにも殺して貰ってきてます。
南瓜の頭に出会い、パッチに殺意を抱かせるためだけに連れていた山猫ちゃんを別の人に渡して来ました。
あと大砲?ぶち込まれる橋を渡ったり、物凄い気まぐれにうろうろしています。
マルギットさん勝ててません。
なかなかゲームする時間がありませんが、友達が『リムグレイブの右上の方、斜めにずーっと行くと大きい黒い犬に会えるよ』と教えてくれました。
次やるときは大きい犬とやらを見に行こうかと思います。