ジョルノの姉として転生したオリ主の館生活   作:アルトリア・ブラック(Main)

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第5部に入りたいけど、書きたいことありすぎて困ってます。


第三章『■■の風』
第12話『スタンド能力』


ースピードワゴン財団ー

 

ギィイと重い鉄の扉が開く

 

「お疲れ様です。空条博士、花京院さん」

 

「どうも」

 

「失礼します」

 

二人は少し大きめの部屋に通される。

 

「イタリアのギャング組織、パッショーネのボスがDIOの息子の可能性が高い?」

 

「はい」

 

研究員が出して来たのはジョルノ・ジョバァーナの写真で、その容姿はDIOやダイアナに似ていた。

 

「…リキエルとはあまり似てないんですね」

 

そう写真を見て言う花京院

 

ダイアナはDIOに似ているが、リキエルは母親似だったのか、DIOには似ていない。

 

「年齢は22歳です。スタンド使いだと判明しました」

 

「22歳…ダイアナと同じ歳ですね」

 

「………」

 

承太郎は無言になり、その研究員を見る

 

見られた研究員は花京院の方を見て

 

「…ジョルノ・ジョバァーナ氏からの依頼がありまして、彼とダイアナさんとの関係を調査してほしいと」

 

「関係?」

 

書類から顔を上げる。

 

「血縁関係を調べたところ…普通の兄弟ではなく、双子の姉弟というのが判明しました」

 

「え…?」

 

書類を一枚渡す

 

「ジョルノ・ジョバァーナ氏からの話では、彼女の事はノイズが掛かったように思い出せないと、しかし、最近はそのノイズも剥がれて来て、思い出し始めたとのことです。それから彼女と話がしたいとも言っていました」

 

そうなればあの館にいた可能性も高いが、館にいた記憶はないと言うことを言っていた。

 

「ノイズが掛かったように…ですか、それはまるで…」

 

「アイツがお前にしたような状況だな」

 

「そのノイズのかかった記憶についてですが、特定の記憶を消したとしても、それは過去の記憶でしかないはずなのに、未来の…こうなんと言いますか、仲間が死ぬ未来を予知して来たと言うのです」

 

「…!未来を予知…?」

 

ダイアナの能力には未来予知なんてモノはない。特定の人間を支配するだけで、そんな能力があると聞いていない。

 

「…つい最近、その能力に目覚めたとしても、時期が割に合わねえ、もしも双子の姉弟だとすんなら、能力を使った時期がだいぶ前になるはずだ」

 

承太郎の言葉に花京院は無言になる。

 

確かに、DIOの能力を思い出したタイミングがおかしかった。

 

「…アイツは俺が名乗る前に俺が空条承太郎だというのを知っていた。12歳の子供がな」

 

「DIOから聞いたのでは…?」

 

「その可能性も否めなくはないが…もし仮に、能力が『相手の思考を改変する能力』じゃあなく()()()()()()()()()()()()()()()()()だったら?」

 

承太郎の言葉に花京院はハッとなる。

 

「まさか、ダイアナが意図して能力を隠したなんて言おうとしてませんか?」

 

その言葉に承太郎は「あぁ」と頷く

 

「アイツは生きるためならなんでもする奴だ、だが…DIOみてぇな悪じゃねぇ、お前も分かっている通り、アイツはガキの頃抑圧された環境下にあった。義父から性的虐待を受けるほどな」

 

「……」

 

ダイアナが能力を隠していたとして、それで何になる?と考える花京院

 

しかし、一つ考えたくないことが思い浮かぶ

 

D()I()O()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ありえない、彼女が幼い頃から見て来ましたが、支配するのもされるのも嫌いだと言ってましたし、何より、DIOのような恐怖も感じない」

 

ムキになる花京院に承太郎は「落ち着け」と言う

 

「す、すみません…つい」

 

「逆に意図的に隠したんじゃあなく、本人が知らない場合もある。そうなれば、いくら弟といえどギャング組織にアイツを渡すわけには行かねえだろ。悪用される可能性が見え見えだって言うのにな」

 

「……」

 

ダイアナは幼少期、財団内の研究員から利用されたという過去がある。

 

家族のためならなんでもしてしまいかねないダイアナは、弟の願いのためならその能力を使ってしまうだろう。

 

(…ダイアナは確かに、家族のためなら世界がどうなろうとどうでもいいと言うようなところがある)

 

彼女の精神は確かに邪悪ではない。

 

彼女の中での命の重さは圧倒的に家族の方が強い

 

それは人間として当たり前の感覚なのだろうが…

 

(…少し危ういものを感じる)

 

「…それで、どうするつもりなんですか?」

 

承太郎を見て問いかける。

 

「会わせるわけには行かなかったが、あちらにも条件は付けた」

 

ギャング組織の人間だからと言って家族を会わせないという判断はしたくなかったのか、承太郎が帽子を深く被る

 

「パッショーネは巨大組織ではあるが、つい最近から謎の現象に悩まされているとのことだ」

 

「謎の現状…ですか?」

 

「あぁ」

 

承太郎が研究員を見ると、一枚の書類を見せて来る。

 

「これは…」

 

 

 

 

 

 

「ジョルノ、向こうから連絡が来たぞ、到着は明日の夜明けになっている」

 

「ありがとうございます」

 

ジョルノはそう言って男から書類を受け取る

 

「本当に彼女がお前の姉だとして、そうなら、あまりにも出来すぎている気がする。俺が死ぬのも予知したり、ボス…ディアボロの正体や能力を幼少期の頃から理解していたとするなら…」

 

書類を受け取ったジョルノは読みながら男の話を聞く

 

「…だからこそ、僕は彼女に会って話がしてみたい。ディアボロの能力を知っていた理由、貴方が死ぬ未来の予知も…そして…」

 

ノイズが掛かったように思い出せなかった記憶が、ゴールドエクスペリエンスが進化してから霧が晴れるように思い出して来た幼き頃の記憶

 

そして、彼女が悪であるのか否か

 

「会って確かめたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー???ー

 

 

「本当にそんな能力なのかい?そうだとしたら、かなり怖い能力じゃあないか?」

 

青年の言葉に本を読んでいた男は本を置き

 

「だからこそ、この館で生活させているのだ。スタンドというのは何も相手にだけ使う能力ではない。自分自身にも返って来るスタンドもある」

 

青年は男の話を真面目に聞く

 

「それは興味深いね、そう考えると、自分にも効いてしまう分、君はそこに目をつけたわけか、なるほど…彼女を大事にしている理由がわかったよ。DIO」

 

DIOは本を本棚に持って行く

 

「いくら頭がよくても大事にされた記憶があるのなら縋るだろうな、その記憶に、その記憶に取り殺されたらどうなるかそこは分からないがな」

 

「君は用心深いね」

 

 

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