ジョルノの姉として転生したオリ主の館生活 作:アルトリア・ブラック(Main)
今更ですがオリ主の年齢がだいぶアバウトです。
今回は短いですごめんなさい
第3話『物語の始まり』
ーDIOの館ー
この館に引き取られてから数年が経過した。
12歳になったダイアナは館にひっきりなしに訪れる客人を時に相手しながら、時には父が望むようにするのが仕事になっていた。
(…悪役の子供は悪役になりやすいとかいうけれど、それもあながち間違いじゃないわよね)
同じスタンド使いならともかく、時には富裕層の人間がDIOに心酔し、やって来ることがある。
そのただの人間に関してはDIOは本当に興味がないのか、資金援助やその伝手を利用してスタンド使いを集めることが多かった。
食糧の女性たちを連れて来るのも彼らを伝手で連れて来るので、足がつかないようにしている。
「お父様、彼らどうしますか?」
玄関の前で発狂する男達数人
彼らは名のある富豪でイギリス方面で活動している新興宗教の人間だ。
「そろそろ切りどきだと思うが、どう思う?」
斜め後ろにいる父が聞いて来る。
「…まだ警察に目をつけられていないのならまだ大丈夫だと私は思いますが」
質問に質問で返されてモヤッとしたが、普通に返すとDIOは笑いながら背を向け
「アレらはお前に任せる。やりたいようにしろ」
そう言って部屋の奥に消えて行く
(…やりたいようにしろと言われたけど、要は、迷惑にならないように解決しろってことかしら…)
相変わらずわかりづらいと思いつつ、テレンスが抑えている玄関前に行く
「ダイアナ様」
「テレンス、後は私がやっておくから下がっていいわ」
そう言うと、足下からスタンドを出し二人の男に触れる。
このスタンドをある程度使いながら理解したことは、触れてる時に結構な神経を使うことと、相手を操りたいのならある程度は相手を知る必要があること
(…細かい作業だから本当に苦手だけど、コレが私のスタンドだから仕方ないわよね)
そして、自分が成長すればある程度スタンドも成長するのか、私のスタンドは前世で言う『俺強ぇ要素』も若干だが含まれているということ
まぁ、あそこまでチート完璧な能力ではないし、相手の事を知らないと粗が生まれておかしなことになる。
怒鳴っていた二人は嘘みたいに穏やかになり、両膝をつきながら嬉しそうに『DIO様の為に誠心誠意尽くさせて頂きます!』と豪語していた。
適当に返して手を振って見送ると…
「…今回は結構時間をかけましたね」
テレンスからの言葉に「あの二人、結構お父様のこと不審に思って警察に行くことも考えてたらから大変だったわ」と返す
「お父様の言うことって大体当たるのね」
「?というと?」
男二人のうち、茶髪の男性は友人と別れた後、そのまま船に乗り込む
「切りどきを間違えたら面倒なことになるって」
船に乗り込んだ男は笑いながら、短刀を取り出して首を一気に切る。
「お金の切れ目は縁の切れ目とか言うじゃない。本当にそんな事あるのね」と言って館の中に入る
ダイアナの言葉にテレンスは「何処で知ったんです?その言葉」と聞きながらドアを閉める
「お父様の持ってる本から」
それから数日後、DIOが見覚えのある学生を連れて来た。
「しばらくここでお世話になります。花京院典明と言います」
「よろしくお願いします」
目の前に現れた原作の登場人物についに来たかと内心思っていたが、驚いたことに日本に立つ前の数ヶ月間、何を思ったのかDIOは花京院を館に連れて来て私の面倒を見るように命じて来た。
肉の芽花京院だから素直に受け入れ、使用人のように、時には友人のように一緒にいろと言われることがあった。
(…何か試されてる?肉の芽が植え付けられてるから下手に原作キャラの話をするわけにも行かないし…)
例えばこれから日本に行って承太郎と戦ったとしても負けるとか、そんな話をしたって無駄である。
「ダイアナ様は本を読むのが好きなのかい?」
「様付けしなくて良いわよ、なんか不釣り合い」
そう返すと「じゃあ、DIO様がいないところではダイアナと呼んで良いかい?」と言って来る。
「好きか嫌いかって言ったら好きな方だと思うわ、物語の中に引き込まれるから」
「確かに、DIO様の館には沢山本があるらしいから、ダイアナはその分頭よくなるだろうね」
話が絶妙に噛み合っていない気がしたが、気にしないで本に目を落とす
「………」
花京院が楽しそうに話すが、何処か空虚な目をしている。
肉の芽が植え付けられてるから仕方ないのだろうが、黙って隣にいる花京院は普通に楽しそうに見える。
「それにしても、あなたのスタンドは綺麗な緑よね、私のドス黒い色とは正反対」
小さい声で羨ましいと返すと、初めてこちらをはっきりと見て笑いかけて来る
「そうかい?ありがとう。僕としてはダイアナのスタンドも好きだよ」
そう言って黒い影になっているスタンドに触れて来る。
髪の毛を撫でられてる感覚になる。
「こんな黒いのが?」
おかしな趣味してると言うと苦笑いしながらも
「優しい雰囲気を感じるのさ、それに、僕にはちゃんとした顔に見えるよ?」
「え?」
私の目からはただの黒い人型にしか見えない
例えで言うなら暗いところに現れるお化けのようなものである。
真ん中に時々現れる眼のようなものが逆に怖い
スタンドを消すと花京院が「あ」と言って来る。
「もう風呂に入って寝るわ」
「そう?じゃあ、僕はここで帰るね」
そう言ってドアの前に行き
「じゃあね、ダイアナ」
その言葉に手を振り『さようなら』と返す
バタンと扉が閉まり、ダイアナはふぅとため息をつく
(…原作が始まるまでもう少しね…)
【オリ主に肉の芽が打ち込まれない理由】
DIOがヴァニラアイスやンドゥールのような忠誠を誓っているとオリ主に対して思っており、能力を伝えていない分ペラペラしゃべらないだろうという判断の下そのまま