ジョルノの姉として転生したオリ主の館生活 作:アルトリア・ブラック(Main)
ンドゥールをいきなり退場させてしまった…。
ー館ー
イギーの活躍により、DIOの館の場所を掴んだジョースター一行は館の前に来る。
「…!」
DIOの館を見て確信する
(…ここには一度…来た事がある。なぜ、それを今更…)
花京院は脳裏にノイズが走るのが分かる。
「花京院。大丈夫か」
承太郎からの言葉に花京院はハッとなる
「大丈夫です。いきましょう」
そう言って館の中に足を進める。
館にやって来たジョースター一行。
それらを迎え撃つためにヴァニラ達は館の中を忙しなく移動しているのが見てとれた。
(…最善の選択は…)
正直に言おう、DIOが負けるのは決定的である。
あの承太郎は常に成長している。
(かと言って自室に篭りっぱなしなのも、良くないわ)
DIOが生きている今、安心して休む事も出来ない
ドンッドンッ!という音が響き渡る。
この揺れ方・暴れ方はヴァニラが戦闘をしているのだろう。
「……安心できないのに、不安になってしまうのはどうしてもかしら…」
自室から出て、館の中を歩く
激しい音が聞こえる方ではなく、玄関の方に向かう
「大丈夫…じゃないわね」
伸びているテレンスを見る為にしゃがみこむ
「…近距離ってこうも怖いのね」
テレンスにスタンド越しで触れる。
(…数秒時間が止まった…お父様に会ったのね)
DIOとポルナレフが邂逅したのだろう。
なら、花京院達がDIOの秘密を掴むのも時間の問題だろう。
「……本当に、終わりなのね」
この館での生活はジョルノがいなくなってからはつらい日々だった。
(…実の父親だけれど、こうも後ろ髪引かれないのは何故かしら)
DIOとの生活は安心出来る部分も正直あった。
自分に価値がある限り、DIOは支配しようとするのだからそう感じても無理はないだろう。
「…普通に暮らしたいのよ、私は…」
支配されるのもするのもごめんなのだ。
花京院典明はDIOのスタンドの秘密を掴む為に法皇の結界を使おうとした時…
ジジッとノイズが走る
「っ…!」
次の瞬間、目の前にDIOが現れる。
「!花京院!!」
ハイエロファントを使って建物から離れる。
「ッチ」
DIOの舌打ちが聞こえて来る。
『時間に気をつけて』
ジジッとノイズが走り、脳裏に時計台が過ぎる。
(…時間…!!)
館の中でDIOが消えた時のことを思い出す
隣を並走して来たジョセフを見る
「ジョースターさん!!DIOの能力が分かりました!!」
「!本当か!?花京院!!」
「はい!DIOの能力はッ!時を止める能力ですっ!!!」
遠くの方で時計台が破壊されないのを見て胸を撫で下ろす
「……まだ安心はできないけれど…」
自分のスタンドを出して見る。
(…私のスタンドは改変能力…と思って良いのかしら)
花京院を生存させるためにあの時使ってみたのだ。
黒い人型のようなスタンドがこっちをみていた。
「…どうして、この能力なのかしら」
自室に入り、ベッドに潜り込む
(…逃げたところで幸せになるかなんて分からないし、下手に逃げたらろくでもない気もするから、ここにいた方が良いわよね)
普通のベッドより大きめに作られたベッドは、かつてジョルノがいた証だった。
(…ジョルノは一人で寝るのを怖がってたわね、今元気にしてるかしら)
ちゃんとご飯を食べているのか、眠れているのか気になるところだった。
しかし…
(大丈夫よね、彼はなんたって主人公なんだもの)
ジョルノがいるイタリアから来る情報によれば、彼はギャングスターに憧れ始めたらしい。
(…彼、良い人ではあるけれど、善人ではないのよね)
原作でジョルノを助けたギャングを思い出す。
(…でもまぁ、世の中善人ばっかりじゃないでしょうし)
突如として眠くなって来てウトウトしてくる。
目を閉じる間際、自分のスタンドが勝手に動く
ダイアナの頭を撫でてくる。
コツコツと靴の音が響く
「………」
「こちらです」
首に致命傷を負ったジョセフが館の中を探索出来ない代わりに承太郎が館の中をスピードワゴン財団の財団員と共に歩いていた。
ほとんど半壊した館だったが、二階の奥の方にある部屋だけは半壊もせずに綺麗なままだった。
「……!」
「?どうされましたか?」
財団員が振り返ってくる。
「…そこから先に進むんじゃあねぇぞ」
「はい」
財団員には見えていないのだろう、扉の前にスタンドがいる
(…めちゃくちゃホラーじゃねぇか)
ゲーム画面のバグのようなノイズの走ったような姿をしたスタンド
(…なんかいやがるな)
「下がってろ」
そう言うと財団員は下がって行く
「スタープラチナ・ザ・ワールド!」
時間が止まり、承太郎はそのスタンドに歩み寄る
直感的に
「……コイツぁ…」
時間が動き始める。
ベッドにいた少女の容姿・若干見えた肩にある星形のアザを見る
「……やれやれだぜ…」
帽子を深く被り、ため息をつく
起きたら目の前に承太郎がいた。
驚いて飛び起きた私を見ず、後ろのドアの方を見る承太郎
「…テメェ、名前は」
威圧感もスタープラチナを隠す事なく言って来る
「……ダイアナ…、ダイアナ・ブランドー」
そう名乗るとため息をつかれる。
「……やれやれだぜ」
生のやれやれを聞けて少しだけ嬉しくなるが、彼がここに来たという事は父は負けたのだろう。
「あなたは…空条承太郎…?」
「知ってんなら話は早ぇ、テメェはDIOのなんだ」
スタープラチナを出して完全に臨戦態勢に入っていた。
「…娘です」
「そうか」
そう言って屈んでた態勢から起き上がる。
「ここの館にいた人間は全員いねぇ、これからテメェの身の上は…」
「スピードワゴン財団預かりですか?」
そう聞くと承太郎がジッと見つめて来る?
「……その前に聞く」
「はい」
ベッドに座り直す
「花京院にDIOの秘密を教えたり、花京院の行動を変えたのはテメェか?」
(…典明は助かったのかしら?まぁ、教えてはくれないわよね)
「昔、館に来た時に少し触れた事はあるわ、だって、死んでほしくなかったんだもの、彼優しい人だったから」
「………」
承太郎が深く帽子を被る。
「…テメェはなにがしたい?DIOみたいに支配したいのか」
「支配されるのも、支配するのもイヤ、私はただ生きていたい」
ジョルノに幸せになって欲しい、根本的な願いはそこしかない。
「……」
「DIOの娘ぇえ!!?」
病院にいたジョセフは財団員からの情報に大声を出す。
「はい。現在、身柄は財団が預かっています」
「…ううん…そうか」
DIOの娘は、暴れる事なく素直に財団に保護されたとのことだった。
「承太郎さんからの情報によれば…スタンド使いだという事が分かってます」
「!」
「花京院典明さんの精神に影響を与えていたのも彼女のようです」
「………」
ジョセフはその事を聞かされ無言になる。
花京院は今回の戦いで生き残った。
(…DIOの秘密を不自然なタイミングで思い出したと言っておったな…その不自然なタイミングで思い出すように仕掛けたのが、その少女の仕業ならば…)
相当凶悪なスタンド使いだろう。
DIOの肉の芽はDIOに忠誠を誓う能力があり、また、寄生した先の能力を弱めてしまう部分がある。
だが、その少女の能力とやらはそう言ったハンデを一切抱えていないのだろう。
(…じゃが…)
悪意があるスタンド使いなら花京院を殺す事だって出来ただろう。
そうしなかったのは何故か…
「……承太郎はどこにおる?」
「その少女を見ています」
「そうか」
「一つ、彼女の身の上で一つ調べがつきました」
「なんじゃ?」
「幼少期、彼女の義父は自殺してます。
その内容に明らかにスタンドを使った上での殺人だというのを理解する。
「…もう一つ、少し気持ち良くない話なのですが…」
財団員が躊躇っているように見えた。
「なんじゃ?」
「…彼女の血液検査の際に…」
そこまで言って紙を見せて来る。ジョセフはため息をつき
「…言わんでいい」
「はい」
彼女は義父に虐待を受けていた。
自分の身を守る上でスタンドが発現したのなら、その後にDIOに引き取られたというなら…
(…ワシらは、承太郎になんてモノを背負わせたんだろうか)
熱が38.0以上上がってつらかった。
コロナの予防接種腕痛い…全部痛い(T . T)