ジョルノの姉として転生したオリ主の館生活 作:アルトリア・ブラック(Main)
オリ主がいる為、少し原作の流れが違ってます。ごめんなさい
第8話『杜王町』
ー杜王町、ホテルー
仗助から虹村億泰の父親についての事を聞いた承太郎はため息をつく
「億泰の父親を殺せるスタンドがある!?」
仗助の大声に隣にいた広瀬康一がしぃ!!と言う
バッと口を抑える
「親父を殺せるスタンドって…」
億泰の言葉に承太郎は一人の女性について話し始める。
「そのスタンド使いは今、日本に向かっている。彼女が一番適任だろう、だが…お前は本当に父親に死んで欲しいと思ってるのか?」
億泰を見て言う
「……親父が、俺が死んだ後も生きてるって考えたらそりゃ…」
「億泰くん…」
「承太郎さん、そのスタンド使いの能力ってなんすか?」
「
「…意思を持つものの思考を改変する能力…?」
「…あんまり大した能力じゃない気がするんだけどよ…」
その言葉に承太郎は「言葉だけ聞きゃあな」と返す
「彼女が『自分で自分の喉を掻っ捌く』と相手に思わせれば、相手は勝手にそうなる。どんな再生力があろうと、彼女が本気で『死ね』と思えばそうなる」
しかも、行動を改変させられた人間は、その行動が自分の意思で起こしたと思っている。気づく事すらないのだ
花京院が彼女によって意思を変えられたと気づいたのは、彼女が本気ではなかったからだ。
花京院を死なせたくないという意思があったから精密に操る事ができなかったのだ。
彼女の能力に制限はない。ここ最近、彼女のスタンドは成長してどんどん恐ろしい能力になっている気がする。
(…結末を変える能力なんてチートじゃねぇか)
射程距離は割と狭めで、DIOの館全体程度しか作用出来ないようになっているのだが、あのスタンドはとにかく凶悪で
「…なんかそう聞くと凶悪っすね」
「完全犯罪とかされたら証明のしようがなくないですか?」
康一の言葉に仗助が「それ!」と言う
「あぁ、完全犯罪に特化した能力だな」
そう言って紅茶を飲む
「…なんか、本当に厄介なスタンドにしか会わないわね…」
おっかない街と呟きながら歩いていると…
「ス、スタンド…!」
目の前でサイ●人みたいな髪型をした小さめ(比べる対象がデカすぎるだけ)の男子高校生がいた。
「それが見えんなら話は別だぜ、広瀬康一くん」
その名前はなんとなく聞いた覚えがあり、なんなら声の方が知っている気がする(男子校生の方)
(…スタンド使いか…知らんぷりしようと思ったけど…)
広瀬康一がよろめいてぶつかって来る。
「あら大丈夫?」
何食わぬ顔でそう言うと「え、あ…」と動揺した後、スタンド使いと戦っていると思い出したのか「こっちにきたらダメですっ!」と言って来る。
「外国人の姉ちゃんよ、この俺の猫がよ、その坊やに轢かれちまったんだ。可哀想だとおもわねぇか?」
ニヤニヤ嗤う男に
「袋詰めした貴方が悪いんじゃあない?」
そう言うと『そりゃそうだけどよ!埋葬費として欲しんだよ、姉ちゃん出せるかい?』
「生憎日本円は持ってないの」
淡々と返していると、なぜか動揺している男に、こっちをじっと見て来る広瀬康一
「だったら、よそ行ってくれねぇか?俺はこの康一くんと話があるんで」
「…なんか弱いスタンドねぇ、貴方の」
スタンドという名前を聞いた瞬間、男がハッとなる。
「学生から金を巻き上げる方法としては0点。スタンドの使い方としては50点くらいかしら?学生とかそう言う人にしか絡まないなんて、情けない」
「て、テメェ…」
近づいてこようとした瞬間…
ジジッ!!と男の目の前にスタンドを出す。
出した瞬間、驚いたのか腰を抜かす
「な、なんだ!その化け物みてぇなスタンド!!」
「失礼ね、確かに化け物の見た目してるけど、ちゃんと私のスタンドよ?」
ジジッとノイズが走るようにゆらめく
男はハァハァ息を荒くしながら
「テメェみてぇなひ弱な女にやられるタマに見えるか!?なんならテメェから金巻き上げてやる!!」
意味不明な言葉を吐きながら、そのスタンドに殴りかかる。
触れた瞬間、男が二秒間止まり、急に腰を抜かす
「!?」
広瀬康一は突如、行動を変えた男に動揺する。
「別に殴らないわよ?殴る拳が痛いじゃあない、だから…」
ニコリと微笑み
「
次の瞬間、男が自分で自分を殴り始める。
「な、な…」
唖然とする広瀬康一
「大丈夫だったかしら?」
そう声をかけるとビクッ!と跳ねる広瀬康一
「あ、なくなってる…!」
胸を触りながら言う。
「良かったわ、死ななくて」
そう言って男に触れ直すと、その場で失神するように倒れる。
「あ、気絶した…」とため息をつくと…
「あ、あの…とりあえず、助けてくれてありがとうございます」
そう言ってお礼を言って来る。
「どう致しまして」
そう微笑むと広瀬康一の頬が赤くなる。
「…この人のスタンドのこと、伝える前になんで分かったんですか…?」
「デカい声で罪悪感を感じると発動するようになってる!とか言ってたからね、ハッタリだったとしても負けるつもりなんてさらさら無かったし、学生に絡むのは気に入らなかったから倒しただけ」
正直に言えば、罪悪感を感じて発動するスタンドなら負けないと思っていた。
(…ヴァニラとかンドゥールとスタンドの練習してた方が何より緊張してたから、並大抵のことじゃ、動揺しなくなったのは良い事なのかしらねぇ…)
ヴァニラとか、対面で立たれた時の恐怖はエゲツない
普通に怖かった記憶がある。
そもそも、外国生まれで、幼いときは義父やら母から虐待されて育っていたのだ、罪悪感なんて感じる暇があるなら逃げるぐらいの事をする。
「康一!!」
「!億泰くん!」
後ろから特徴的な髪の青年と特徴的な高校生がやって来る。
「お友達?」
「あ、はい」
「そう、なら良かったわ、ところで聞きたいことがあるのだけど、杜王グランドホテルってどっちに行った方が正しいのかしら?」
地図を見せて言うと「えっと…」と悩む
「杜王グランドホテルなら、こっから歩けば着くっすよ」
特徴的な頭の青年が答えてくれる。
「ありがとう」
地図を受け取ると手を振って背を向ける
「…こういう時は来ないんだから…承太郎は…」
典明なら着いてきてくれるのにと思っていると…
「承太郎さんのこと知ってるんすか?お姉さん」
足を止める
「まぁ、知り合いね、呼ばれてきたんだけど、あのば…あの人、呼ぶだけ呼んで迎えも寄越してくれないから、そう言う貴方たちも知り合いなの?」
「まぁ…一応、空条承太郎さんの叔父ってなってますね…年下だけど」
そう言った青年の言葉にピシッと固まる
「東方仗助くん?」
「俺のこと知ってるんすか?」
「ジョセフ・ジョースターの隠し子騒動で承太郎が行ったって聞いたのだけど、アイツのことだからきっと殴られる前に殴るだろうから、後からで良いから止めてと言われたから来たの、この感じじゃあ、殴られたわね…」
「思いっきり右ストレート食らったっすよ」
そう言う仗助に『仗助くんも少し悪いんじゃあない?』と呟く康一
「何はともあれ時既に遅しってヤツね…来た意味ないじゃない、アイツ…連絡なんでしないの」
ぶつくさ言っていると…
「お姉さんの名前なんて言うんすか?」
もう一人の青年、話の流れから察するに億泰くんと呼ばれた青年が聞いて来る。
「あら、自己紹介が遅れたわね、私の名前はダイアナ・ブランドー」
そう名乗ると全員驚いたような顔をされる。
仗助くんの方には驚かれるだろうなとは思ったのだが、他の二人から驚かれるとは思わなかった。
「…ブランドー…」
ボソリと呟く億泰を見る康一くん
「…承太郎さんから聞いたんっすけど、アンタ、どんな人間でも『殺せる』スタンド使いって」
「…どんな聞き方したのか分からないけど、まぁ、一応、人殺しには積極的に使おうとなんて思ってないのだけど」
そう言うと仗助が億泰を気にかけるようにしながらこちらを見る。
「ちょっと、聞きたいことがあるんすけど…ちょっときてもらっても良いすか?」
「?良いけど」
そう言って彼らの後ろを着いていく
【オリ主の価値観】
DIO、ンドゥール、ヴァニラ、テレンスといった強者・化け物揃いのメンバーの中で育った為、並大抵のことでは動揺しない。
動揺を誘うから始まるスタンドに対してはほとんど無効に近い。どんなに馬鹿にしようと怒ることはないが、ある特定のこと言うとブチギレる。
花京院曰く『普段怒らないから、キレた瞬間、相手は死ぬと思った方が良い』
【オリ主の交流関係】
空条承太郎
結構年上の親戚(一応は血縁に当たる、ややこしいが)
仲は悪くないはず…なのだが、仲良しとは言えない微妙な関係
DIOがジョナサンを気に食わないと思うように、なんかお互い、気に食わないけど殺し合う程でもない。
花京院典明
保護者兼初恋の人
下の名前で呼び合うほど仲良し、ダイアナが成人するまでは彼の実家で暮らしていた。
人並みの感覚もダイアナが悪の方に落ちなかったのも花京院のおかげ、ちなみに花京院の従妹ちゃんとは結構仲良しらしい。