再会した幼馴染が引きこもり寸前だったから面倒見る 作:たーぼ
ネットで囁かれていたぼっちちゃんファミレスで空気読まずにガッツリ食う件のやつ。
先日の原作者と見るアニメ同時視聴配信ではまじ先生が公式で、あれはネットで言われているようなものではなく、ただみんな好きな物を頼んだだけという事が判明したね。(作者本人が忘れてたけど)
ぼっちちゃんが好きな食べ物はから揚げ、ハンバーグ、オムライス。
喜多ちゃんが好きな食べ物はパンケーキ、クレープ、パスタとの事。
つまりぼっちちゃんは空気を読めていなかった訳じゃないんだ……!
きくり姐さん達とも別れ、無事俺も解放されて結束バンドのみんなと下北まで戻りレストランのデナサンにやってきた。
イライザさんとはまたロインでアニメの話をしようと誘われ、志麻さんにはきくり姐さんがスターリーでやらかした時は連絡してとロインを交換し、きくり姐さんには壁の修繕費返済を頑張れと伝えておいた。
ああやってツケが増えていくんだな。そりゃお金なんて持ってる訳もないか。
そしてここに来るまでに楽屋であった事を後藤さんから全て聞く事ができた。
あのきくり姐さんが昔陰キャだった事や、普通の人生が嫌だからバンドを始め緊張を解すために酒を飲むようになった事、きくり姐さんの言葉で後藤さんが文化祭ライブ出る事に前向きになった事など。
ひとまずは一歩進んだという感じだ。きくり姐さんが後藤さんの背中を押すためにライブ誘ってくれたんだと分かってはいたから、そこは感謝しておく事にする。
背中を押すために自分のライブに誘うなんて、俺には絶対できない事だからな。
「優人くん、はいメニュー」
「あっどうも……」
「さっきの説教の後遺症がまだ少し残ってるな~。少しやりすぎちゃったか。ちょっとぼっちちゃん化してるし」
虹夏さんからメニューを受け取る手が微かに震えてる。
何なら名前呼ばれた時も少し体がビクッと反応してしまったのだ。ああ、ダメだ。思い出すな……虹夏さんは天使、喜多さんは陽キャ、虹夏さんは天使、喜多さんは陽キャ……ケッシテフタリハアクマナンカジャナイ……。
「……ハッ!? よし、もう大丈夫です。お見苦しいとこをお見せしました」
「まあ悪いのは優人君なんだけどね」
喜多さん、これ以上掘り返すのはやめるんだ。足のつま先から冷たくなってくから俺。
ちなみに五人向かい合って座れるソファ席で奥から俺、後藤さん、喜多さん、向かいにリョウさん、虹夏さんというポジションだ。
メニューを広げて後藤さんや喜多さんにも見えるよう少し手を突き出す。
ライブ終わりはもう夜だし、ついでに近場で晩ご飯を食べていこうという流れからここにやってきた。
「私はパスタにしようかしら」
「後藤さんはハンバーグ系が好きだからそっちにするんだろ?」
「う、うん、そのつもり」
「帰りも二時間弱かかるし、多少歩くから俺もガッツリ肉系にしとくかね」
帰宅時間が長いというのも中々考え物だ。
各々が「グ~」好きな食べ物「グ~」をタブレットで頼み、しばらく「グ~」経つと注文の品がやってき「グ~」た。
「よぉ~し、ライブ「グ~」見てテンション上がったし、晩ご飯食べ「グ~」ながら文化祭のセトリ決め「グ~」ちゃおっか!」
「なるほど、話して「グ~」おきたい事もあるって「グ~」セトリ決めるからだったんですね」
「そういう事! 「グ~」喜多ちゃんの話だとひとバンド持ち時間「グ~」は15分、だから大体3曲くらい「グ~」かなぁ」
まあ「グ~」大体そんなもんか。結束バンドの曲数自体多い訳「グ~」でもないし、ちょうど良いっちゃ良いな。
今の結束バンド「グ~」のレベルだと学校の軽音部よりは上いってるだろ「グ~」うし、そういう意味でも宣伝になるかも「グ~」しれない。
……それにしても、何かうるさくね?
いや正体は目の前にいるから分かるんだけ「グ~」ってだからうるせえなっ!
「あ、あの……リョウ先輩にご飯分けてあげるのはダメなんですか……?」
「ダメ! 優人くんにずっとお金返してなかったんだから少しは痛い目みるべき!」
さっきからリョウさんの腹の虫が一生鳴いてる件について。
多分虹夏さんのドリア、喜多さんのパスタ、おまけに頼んだポテト、俺のてりたまハンバーグに後藤さんのチーズハンバーグの匂いが余計そうさせているんだろう。
そう、簡単に言えばリョウさんはお金がなくて何も頼めなかったのである。
めちゃくちゃ自業自得。反省して。お金の使い方もっと考えて。せめて小銭は持っとけ。モノローグにまで侵入してくんな。反省しろ。
「郁代~優人~……」
「うぅ……」
「よく貸してもらった俺に助けを求めれるな」
目をウルウルさせていてもこういうとこでのメンタルは図太いままだ。
絶対その場の反省でしかないぞ。お金借りるヤツは大体そうなんだってドラマか何かで見たもん。明日になれば忘れてるぞこれ。
虹夏さんが3Bがどうだのダメベーシストがああだのと言ってる間に俺は自分の料理を食べていく。
「お、後藤さんお互いのハンバーグ一切れずつ交換しようぜ。ちょっとチーズの方も食べてみたい」
「あっうん、いいよ」
「ほれ、割れた黄身のとこたっぷり乗せといてやるよ」
「えっ、あ、ありがと。ふへへ……」
食べ物の事になると割と普通に笑うのに、何でドリンク手渡す時とか誰かと話す時はキモい笑いになるんだろ。まあ緊張だろうな。
「もう絶対人にお金借りません」
「言ったね? じゃあこれだけあげる」
そう言って虹夏さんが取り皿に入れて渡したのは、一本のポテトであった。
oh.Potato.
「虹夏優しい……好き……」
「ちょっとガチで感謝されると胸が痛むじゃん! も~たくさん食え!」
「引っ掛かってます。ダメベーシストに引っ掛けられてますよ虹夏さん」
リョウさんに厳しいのか甘いのかよく分からん時あるなこの人……。
何だかんだダメベーシストを甘やかすダメ彼女みたいになってる。将来苦労しそうだ。
結局その後は俺のハンバーグも三分の一ほど分けてやる事でうるさい腹の虫はどこかへ消え去って行った。
さっきまで反省してた風の顔だったのに今は満足そうに天を見上げている。メシの顔しやがって……。
そんなこんなで俺達も晩飯を平らげて少しテーブルの上を片してから本題に入る事となった。
「セトリなら決めてある」
横に添えてある紙ナプキンを一枚取り、ペンを片手にリョウさんは書きだした。
「文化祭に出るかもって言われた時からずっと考えてたけど、今日のシクハックのライブを見て色々固まった」
「というと?」
「一曲目は掴みが大事。だから初めて聴く人でもノれそうな比較的明るい曲でいく」
紙ナプキンの一番上にはMCが1分、そしてその下には一曲目『忘れてやらない』が書かれていた。
今ある結束バンドの曲の中ではまだ曲調も明るくて、俺も初めて聴いた時には初見の人にも受けやすいかもと印象を受けた曲だ。
「二曲目は『星座になれたら』で。全体的に曲調は落ち着いてはいるけど、この曲のイントロでまず聴いてる人の心を離さないようにする。それにこの曲は特に郁代の歌声が光るから惹き込めるはず。あとは何かエモいから」
おい最後。いや気持ちはめっちゃ分かるけどさ。
「それが終わったらMCを少し入れて、ラストに『あのバンド』で終わろう」
「あれ、『ギターと孤独と蒼い惑星』じゃないんだ?」
「それも良いと思ったけど、これは郁代とぼっちの文化祭だから。ぼっち、初ライブで『あのバンド』に入る直前にやったアドリブギターソロ、あれまだ覚えてる?」
「えっ? あっはい、一応は……」
ほんの少しだけリョウさんの口角が上がった気がした。
「正直……私はぼっちのギターソロを見た時、痺れた」
それはバンドの中でもひと際楽器隊としてレベルが高いリョウさんからの、最大の称賛だったかもしれない。
「だから文化祭でもぼっちのソロから入ろう。最後の最後に一番バンドらしい音楽をして、見に来た人みんな虜にしてやればいい」
「おぉ、いいねそれ! 一気に結束バンドのファン獲得って訳だ!」
「俺も賛成です。やっぱ音楽に関してだけはリョウさん頼りになりますね」
「私の良いとこはもっとある」
「例えば?」
「顔」
こいつ、自分の武器をしっかり理解してやがる……。
俺が唯一反論できないとこを持ってくるなんて卑怯だぞ! あと顔が良くても頼りになるのとはまた違うんだからね!
ふふんっと勝ち誇ったような笑みを浮かべてから、何かを思い出したようにリョウさんは後藤さんへと顔を向け、
「あと、二曲目にもぼっちのギターソロを入れる」
「えっ?」
「この曲なら郁代とぼっちの見せ場、同時に見せる事ができるから」
「ギターソロが、二回……」
「ぼっちならできると思うんだけど」
「あっうっ、頑張ります……!」
リョウさんは後藤さんのギターソロを見てある程度実力を見抜いてるのか?
確かにリョウさんほどの人なら分かるのかもしれない。ソロであればそれなりに実力を出せる事に。人に見られてる事でまだデバフはかかるけど。
「あ、でも文化祭で全部オリジナルって、ちょっと攻めすぎな気も……」
「うーん、コピー曲の方が盛り上がるとは思うけど、あたし達は結束バンドの曲を聴いてほしいからねぇ。強気な姿勢でいこう!」
「そうだぜ喜多さん。それにコピー曲なんて軽音部がほとんど流行りものやってくるだろうし、被る心配もないオリジナルの方が安心できるだろ。あと単純にコピー曲覚えてる時間がない」
「あ、確かにそうね……」
ちゃんと練習できているオリジナル曲の方がクオリティーも安定してるし、本番までの間にもっと磨く事だってできる。
「というか文化祭なんてよっぽどの事がない限りは盛り上がるだろ。喜多さんは一年の中じゃ人気者だし、それだけで適当言ってりゃ勝手に客も笑ってくれるんじゃね」
「さすがにそんな上手くいくかしら?」
「いくいく。だって俺らの学校自由でノリ良いバカばっかじゃん。主に俺のクラスだけど」
「そういえばそうだったわ……」
おお、喜多さんにまでバカ認定されてるぞクラスの男子共。
良かったな、美少女から見下されるなんてさぞご褒美でしょうよ。
「まれに例外はあるけど。まあ仮にスベっても四人いるし痛みは四等分。何なら優人にステージに上がってもらって一発芸させるのもあり」
「いきなり巻き込んでくるのやめてくれません?」
「たまに人間辞めるんだし何か一つはできるでしょ」
「まあ、角生やしたり鬼の顔にはなれますけど」
「芸の域超えてもはや怖いよ!?」
「最近は髪逆立たせてスーパー
「もう修行じゃんそれ」
江の島の時にヤムチャったからワンチャンなれるかと思って……。
セトリも決まって適当に食後のお喋りをしている最中。
いつも通り会話に入れないから黙っている後藤さんを見ると、少し俯いていた。長い前髪の僅かな隙間から見える瞳は、不安や焦燥よりももっと別の何かを表しているようにも見える。
そして、そんな彼女を見つめるもう一人の少女がいた。
────
虹夏さん達と解散し、後藤さんと喜多さんと駅まで一緒に歩いている時。
不意に喜多さんが立ち止まった。
「? き、喜多さん?」
「……ご、後藤さんっ」
両手で鞄をギュッと握り締める彼女の姿は、何かを言おうにも中々言い出せないもどかしさを感じさせた。
ただ、俺には何となく、喜多さんが何を言おうとしているのか察知できた。先ほど後藤さんを心配そうに見ていたから分かる。
「俺、先行っとこうか?」
「……優人君も、ここにいて。ちゃんと言うから……」
「……あいよ」
まるで答え合わせ。
喜多さんとシーパラダイスへ行った時の会話を思い出す。おそらく今しか機会はないと思ったんだろう。
なら彼女の選択を尊重するべきだ。
だけど話の中心点にいるのはあくまで喜多さんと後藤さん。だから俺は近くの壁にもたれかかる事にした。
何の事か分からずあたふたしている後藤さんへ、重く塞がっていた喜多さんの口がようやく開く。
「……あっ、あのね……」
一瞬声が詰まりそうになりながらも意を決したように彼女は続けた。
「私……後藤さんが文化祭ステージの申込用紙を捨てたって分かってたの! でも、わざと出したの……後藤さんが悩みに悩んで選んだ選択を無視して、私の身勝手な理由だけでみんなを巻き込んで……後藤さんの気持ちも考えないままここまで来ちゃった……だから……」
多分、罪悪感自体はずっと残っていたんだろう。
俺に打ち明けてくれたあの時も、今日に至るまでずっと。
たまにぶっ飛んだ行動に出る彼女ではあるけど、何だかんだ真面目で優しくて、だからこそ奥底にあった罪悪感がずっと喜多さんの心をチクチクと蝕んでいったのだ。
割かしすんなりと俺に打ち明けられたのは、おそらく俺自体は何も被害を被っていないから。喜多さんの思う罪悪感の対象にちゃんと含まれていなかったから、彼女は俺に言ってくれたんだろう。
そりゃあ張本人に謝るなんて勇気がいるに決まってるよな。
本人に言われてる訳でもないのに気にするなと言われて本当に気にしないのは、それこそ薄情な人間になってしまう。本人に謝るまでちゃんと痛みを理解し続け、機会を見つけて勇気を振り絞った彼女は本当に偉い。
「嘘吐いて……本当にごめんなさい!」
喜多さんが頭を下げた。人通りもあるこんな道端で。
自分達だけしかいない空間ではなく、周囲に人がいる場所で頭を下げるのは彼女なりの誠意、あるいは戒めか。人が多い訳ではないから注目されすぎずに後藤さんも変にテンパっていないのが幸いだ。
過去の清算、とまではいかないが、とりあえず喜多さんはちゃんと謝る事ができた。
あとは後藤さんが何を言うかだが、あの顔を見るに俺が出しゃばる必要なんてどこにもなさそうだな。
杞憂は杞憂に終わり、今度は後藤さんが口を開く番だった。
「あっありがとうございます……」
「……え?」
その言葉を聞いて、自然と俺の口角も上がっていた。
「さ、最初はどうしようって思ってたんですけど、今はちょっと楽しみっていうか……」
喜多さんも顔を上げていく。
お互いの顔が見合わさる。
「そ、それも喜多さんが用紙を出してくれたからで、それがなかったら今頃きっと後悔してたかもしれなくて。ふっ、不安な気持ちもあるけど……ギターソロを貰えた事がそれ以上に嬉しかったんです」
ああ、自分の言葉だけでここまで言えるようになったんだな。
「だから……ありがとう」
やっぱり、心配する事なんて一つもなかった。
自然と笑みを誰かに送れるようになるなんて今まで思いもしなかったが、彼女も少しずつ成長している証拠か。
「……後藤さん! 私、もっともっと練習頑張るから……だから文化祭ライブ、絶対成功させましょうね!!」
「……あっ、はい……!」
何かを抑えられなくなったのか、喜多さんが後藤さんの手を掴んで声を張り上げていた。
あの後藤さんの言葉が、人を感化させた瞬間だ。
パァ~と打って変わって明るい顔になった喜多さんがこちらを見てくる。
俺は静かに少しだけ頷く動作をしてから、二人に話しかけた。
「んじゃそこの自販機でジュースでも買ってこうぜ。奢るよ」
何故だか全員ミルクティーだった。
俺は好きだからそれにしたけど、後藤さんとかコーラじゃなくて良かったんだろうか。
まあたまには違うものを飲みたくなる気持ちも分かる。
ちなみに今日の俺は午後ウィーのミルクティーではなく紅茶
満足そうに飲みながら少し前を歩く後藤さんと喜多さん。
俺から見てももう仲睦まじい姿を見て良かったな後藤さん……という気持ちが溢れてくる。バンド仲間であり友達って、ある意味後藤さんが求めていたものだもんなあ。しかも同級生だし。
そんな事を思っていると、喜多さんが俺の隣まで下がってきた。
「どうしたんだ?」
「優人君にもちゃんとお礼を言いたくてね」
「お礼? 俺何かしたっけ?」
ただ見てただけなんですが……。
「ちゃんと見守ってくれてたから」
「物は言いようですなぁ」
「優人君がいてくれたから私も勇気を出せたのよ? あの時の言葉も背中を押してくれたしね」
「大袈裟だよ。結局最後に動いたのは喜多さん本人の意思だ。そこに俺は何も関与してねえよ」
「ふふっ、またそんな事言って」
「事実だろ?」
そう、今回は本当に何もしていない。だからただ見ているだけに過ぎなかった。
頑張ったのは喜多さんと後藤さんだ。
小さく笑って喜多さんは前を見る。
どうやら今話した事はそんなに大切な事じゃなかったらしい。
彼女は前の後藤さんに聞こえないようボリュームを抑えながら、
「優人君」
「ん?」
「私、リョウ先輩にもギターの練習見てもらう事にする」
「……」
喜多さんは前を見据えていた。
ただ前方を見ているだけのようには見えない。見据えるべきものを分かっていて、そこに一点集中している。
「後藤さんもギターソロとか自分の練習があるし、私は私でもっと練習して後藤さんを支えられるようになりたいから。変わりたいの」
「……そうか」
やはり喜多さんは眩しい。どこまでも自分のために、誰かのために変わりたいから努力する。
その惜しまない精神は、間違いなく称賛に値するだろう。実力的に自分が一番下だと分かっていて、その上ボーカルも兼任しているのだ。
プレッシャーだって本当は凄いはずなのに、可能な限りそれを表に出さずひたむきに上を目指そうとする喜多さんは、ただただ凄い。
だから実感する。結束バンドは、まだまだ上に行けると。
ともすれば、後藤さんももっと成長できる。
「……後藤さん、結局怒ってくれなかったわね」
「だから前も言ったろ。後藤さんはあんな事で怒るような子じゃねえって」
「うん……」
未だに後藤さんが怒ったとこなんて見た事ないしな。というか怒れるのだろうか。
それはそれでちょっと見てみたい気もするけど。
「そうよね。後藤さんは、そういう子だもんね」
「ああ」
こちらの様子をおどおどしながら気取られないように伺いつつもバレバレな彼女を見て微笑む。
全方位どこから見ても小心者で、猫背で、陰気で、俯きがちで、何かあればすぐ消えてしまいそうで、小動物みたいで、そのくせ誰よりも優しくて、頑張り屋で、常に周りを見ていて、気遣いもできて、人一倍何かになりたいと願っている少女。
あの小さな背中を守っていくと決めたあの日。
そこから彼女は確かに一歩ずつ前に進んでいる。
「不器用で空回りしがちだけど、本当に誰よりも優しいんだよ。あいつは」
そんな小さな背中が。
今日は少し大きく見えた。
────
そして文化祭当日。
「ええ~!?」
秀華高校一年二組の教室で、伊地知虹夏の声が響いた。
「ぼっちちゃんと優人くんが消えた~~~!?」
アニメ一期部分も終わりに近づいてきたか……。
では、今回高評価を入れてくださった
☆10:bilibiliさん、komabobさん、FEVERTAKAYUさん、スルメ以下さん、核融合さん
☆9:NBRKさん、ctkさん、飛龍 蒼龍さん、モチモチこしあんさん、タスマニアさん、月琉さん、待宵月さん、完全無欠のボトル野郎さん、けん0912さん
本当にありがとうございます!
総合評価20000という大台まで射程圏内になってきたなぁ。高評価入らないかな~?チラッ 感想とかここすき無限にくれる優しい人いないかな~?チラッチラッ