勝利の女神:NIKKE ─The Last Kiss─   作:一般指揮官

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これでやっと本章は終わりとなります。

……ムーアの()()()()復活も近いですねぇ。




第13話

 

 

 この研究所は全面禁煙。高性能かつ精密な機材ばかりが揃っているのだ。当然である。お陰で戦闘前に一服すら味わえない。

 

 ラプチャーとの一戦前にニコチンやタールを摂取しておかないと万が一の時、心残りが起こってしまう。それがヘレティックとの一戦前であれば尚更だ。

 

 ムーアやカウンターズ(特殊別働隊)はこれまで何度かヘレティックとの交戦経験がある。その中で勝利を得ていることからアークの管理A.I.たるエニックは現時点で唯一の対抗手段だと判断し、研究所へ呼び寄せたとは本人の弁だ。

 

「──ヘレティック・ニヒリスター、アークへの侵入を確認。疑似コーリングシグナルにより、研究所(ここ)へおびき寄せます」

 

「も、もう!?」

 

 淡々とした口調のまま管理A.I.が報告を述べる。その報せにアニスの丸っこい双眸が一杯に見開かれ、明らかな狼狽の様子を見せた。

 

「──ふぅっ!ふぅっ!」

 

 その横では散弾銃を抱えたネオンが頻りに妙な深呼吸を繰り返す。彼女曰く──()()()()()らしい。

 

「──指揮官。念の為、アンチェインドを御用意下さい」

 

「あぁ、分かってる。……あまり使いたくはないが」

 

 たかが消耗品──ではあるが、1発しかないそれだ。ムーアの真横でラピが具申すると彼は頷きつつ纏ったボディアーマーへ設けられたポーチの中から弾頭がルビーの如き輝きを放つそれを取り出した。

 

「ミランダ。しっかり気を引き締めて下さいねぇ」

 

「は、はい!」

 

 ポリとミランダ──A.C.P.U.の2名も戦闘準備を整える。ラプチャーとの戦闘経験がそこまである訳ではないだろう。万が一の時のフォローも視野に入れつつムーアはレッグホルスターから45口径の自動拳銃を引き抜く。

 

 弾倉を抜き、安全装置を外すとスライドを引いて薬室へ装填されていた初弾を蹴り出した。ドングリのような形状の.45ACP弾を片手で受け止め、開放されたままの薬室内へアンチェインド弾を送り込む。

 

「──3秒後、接触」

 

「──来るぞ。備えろ。頭上に注意」

 

 弾倉を再び叩き込んだ拳銃をレッグホルスターへ収めたムーアが警戒を達し、自身も携えた突撃銃の握把を握った。

 

 ──天井の向こうから重々しい風切音。

 

 それを捉えた直後だ。

 

 管理A.I.が主である部屋の天井が半分ほど崩落した。

 

 大小の建材の破片が飛び散るが、それは機材を遮蔽物にして難を逃れた。

 

 瓦礫と化した部屋の半分──粉塵によって薄く煙る先に真紅の揺らめきが見える。

 

 全てを灼き尽くさんとする熱波が次第に収まる中、ムーアや彼女達の聴覚を擽るガチャガチャという甲冑を思わせる足音が破壊の残響に混ざる。

 

「──なーんだ。 誰かに呼ばれたと思って来てみりゃあ、()()()かよ?」

 

「──久しぶりだな、()()()()。元気そうで何よりだ」

 

 粉塵の向こうから姿を現したヘレティック。ぞんざいな手付きで真紅の長髪を掻き上げたニヒリスターは眼前に居並ぶ者達を見渡し、真紅の双眸で捉えた一際長身の青年を認めるなり鼻を軽く鳴らす。

 

 ──相変わらずの軽口。身の程を弁えないブラックボックスだ。

 

「まだ死んでねぇみてぇで良かったぜ」

 

「お陰様でな。元気に過ごしていた」

 

「そいつは結構。──つーかお前ら、いいとこに住んでんじゃねぇか」

 

 無防備にヘレティックは彼等へ背中を晒す。括れた腰へ両手を置いた彼女は半分以上が瓦礫となった部屋へ生じた大きな破壊孔から覗き見えるアークの街並みを眺めた。

 

上の世界(地上)は壊滅状態だってのに、お前らはここで遊んで暮らしてたのかよ」

 

「娯楽がない文明は衰退するだろうからな。それはそうと、何故ここに?観光が目的なら、手順を踏んで貰わんと困るぞ」

 

「上で大きな爆発が起こったから何事かと思って来てみたのさ。良く見たら地面に穴が空いててよぉ。アーク、ってのがどんな所なのか、一度この目で見たくて来てやったのさ」

 

「そうか。なら、済まないが日を改めてくれ。観光がしたいなら俺が案内するのも吝かではないが、生憎と今日は少々忙しい。お帰りはあちらだ」

 

 ムーアとニヒリスターの軽口と皮肉を混ぜた応酬を彼女達は見守る他ない。

 

 ヘレティックは悠然と再び彼へ向き直る。冷え固まった溶岩を思わせる機械仕掛けの無骨な指先で自身の頬を掻く彼女はムーアからの提案を吟味している──ような仕草を取った。

 

「それも悪くはねぇな。──けど、遠慮するぜ」

 

「……そうか」

 

「思ったより良い所じゃねぇか。気に入った。ここに住み着くのも悪くねぇよなぁ」

 

「……あまりお勧めはしないぞ。ある意味では地上の方が住みやすいかもしれん」

 

「そーそー。指揮官様の言う通り、数日暮らしてみたら考えが変わる筈よ」

 

「ハハハッ!!」

 

 見てくれは良いが中身は──こればかりは皮肉ではなく、本音でムーアは目と鼻の先に佇むヘレティックへ忠告を放つ。それにアニスも同調の声を上げるのだが、ニヒリスターは高々と笑い声を奏で上げた。

 

 人間もどき──ニケの方は兎も角として、この男との会話は相変わらず飽きない。図々しさや生意気さもここまで来ると気持ち良さすら感じるものだ。

 

 笑いが喉の奥で唸るそれに変わる頃、ニヒリスターの真紅の双眸が鋭く細められる。

 

「──ここにいるんだな?情けねぇトーカティブと、インディビリアが」

 

「……インディビリア?」

 

「……マテリアルHの原型となる名前です」

 

 聞き慣れぬ名前にムーアは火が点いていない煙草を銜え直しつつ眉間へ深い縦皺を刻む。脳内の記憶を漁り始めるか否かの時、傍らのラピが耳打ちする。

 

「来たついでに貰ってくぜ。俺のた〜いせつな仲間なんだ。ハハッ」

 

 彼が半死半生の有り様で仕留めた首級である。はいそうですか、と受け渡す気分にはどうしてもなれない。

 

「……ついで、で持って行くのは勘弁して欲しいな。特に()()()()()の頭については」

 

「そうね。それにあんたに出来るかしら?」

 

「ハァ?」

 

「この間、1発当たっただけでヘロヘロになってたじゃない。今回は助けてくれる()()()もいないみたいだけど、大丈夫?」

 

 思わずムーアとラピはアニスへ横目を向けてしまう。煽り散らかすのは彼の役目の筈だが、どうやら今日はムーアの出番がないらしい。彼の煽り癖が伝染したのだろうか。

 

「………この間は世話になったな」

 

 煽りへの耐性が低いのかもしれなない。アニスを見据えるヘレティックの真紅の双眸がスッと細められた。喉の奥から低い声を漏らし、ニヒリスターは唸りを上げる。

 

「……あの()を身体から抜くのに俺がどんだけ苦労したか分かるか?今回はうざってぇ指揮官も、ピルグリムもいねぇからな。直ぐに灰にしてや──」

 

「──アンチェインド発射!」

 

「──ッ!?」

 

 アニスが不意に鋭い声を高々と上げる。

 

 するとニヒリスターは双眸を見開きながら一瞬、身体を硬直させた。

 

「冗談よ、冗談。──そんなにビビらないで?」

 

「………お前は徹底的に痛め付けてやる……!」

 

「──アンチェインド発射!」

 

 今度はネオンだ。アニスと同様の文言を放つ。すると、やはりヘレティックは一瞬だけだが身体を硬直させる。

 

「わぁ!これ、効果抜群ですね!」

 

「……アニス、ネオン」

 

 煽り散らかすのは構わないが状況が悪化する可能性が高く思えたムーアが止めに掛かるも彼女達はお構いなしだ。

 

 困った彼は傍らのラピへ横目を向ける。なんとかしてくれ、という視線だった。

 

 それに対する彼女からの返事は──彼から視線を逸らすだけである。

 

 残念なことにどうしようもないようだ。なるようにしかならない。

 

「凄いです!ヘレティックが身動きを取れずにいます!」

 

「……はぁぁ。……ムーア少佐。いつも()()()()()なのですかぁ?」

 

「……いつもはもう少し大人しい、と思う」

 

 記憶が確かなら──いや、割と普段から()()()()()かもしれない。溜め息を吐くポリへ返した直後、思い直した彼は銜えた煙草が落ちない程度に乾燥気味の唇を開いて細く溜め息を漏らした。

 

「──燃やしてやる」

 

 一方のニヒリスターも限界のようだ。むしろ良くここまで我慢しただろう。

 

 全身から熱気と威圧感を噴き出し、真紅の双眸を見開いたヘレティックの身体が変身を始める。

 

「──心も身体も全部燃やしてやるよ!このクソ人間もどきが!!」

 

 人間大の体躯が機械仕掛けの火竜へ。彼等が仰ぎ見る程の巨体に変身したヘレティック。

 

 アークに火竜の咆哮が轟く。

 

「──撃て!!」

 

 射撃を指示するムーアの鋭い声が響き渡った。

 

 間を置かず、彼や彼女達の銃撃が火竜へ降り注ぐ。

 

 火竜の顔面へ1発、2発と擲弾が直撃し、爆煙が包み込んだ。

 

「──エニック!研究所が壊れても構わんな!?」

 

 遮蔽物に隠れたムーアが無防備に佇む管理A.I.へ問い掛け、彼女は肯定の頷きを見せた。

 

「構いません」

 

「言質は取ったぞ!それと弁償は求めないでくれ!」

 

 遮蔽物から身を乗り出し、突撃銃へ取り付けたACOGを覗き込んだ瞬間──彼は再び身を隠す。

 

 散々と火焔の奔流を避けた経験が役に立った。

 

 牙が生え揃った機械仕掛けの火竜の口腔が開き、喉の奥で炎の収束が見えたのだ。

 

 ラピとアニス、ネオンも身を隠し、ポリやミランダも彼女達の動きから危険を察して遮蔽物へ慌てて飛び込んだ矢先──高温の火焔が放たれる。

 

 呼吸を止め、肺や気管が焼かれぬよう注意しつつやり過ごす最中、ムーアは銜えていた煙草を片手の指先に摘む。左右、そして頭上を駆け抜ける火焔の荒々しい奔流。少し腕を伸ばし、真横を流れる火焔へ煙草を近付ければ瞬く間に先端が炙られた。

 

 火焔が──途切れる。

 

 火の点いた煙草──やっと紫煙を味わえる。甘露の如しだ。気合いが入る

 

 遮蔽物から身を乗り出した彼が真っ先に突撃銃の引き金を絞り切り、銃口から激しい閃光を走らせる。

 

 それを合図に全員が再び射撃を再開するとムーアは口元へ伸びているマイクに向かって声を上げた。

 

「──イーグル!聞こえるか!応答しろ!」

 

 自身の部下、イーグルを無線越しに呼び出す。数秒後、聞き慣れた声が機械を介して彼の鼓膜を震わせる。

 

〈──はい、指揮官!感明良好です!〉

 

「──120mm(重迫)を用意しろ!急げ!」

 

〈──了解!展開します!〉

 

 おそらく彼女はムーアからの命令を訝しんだだろう。しかし疑問を振り払い、直ちに彼の命令を実施する旨を返答する。

 

 車輌によって牽引され、前哨基地から運び出した120mm重迫撃砲。彼の命令を受けた直後、イーグルは街路上で車列を停車させるや否や重迫撃砲の展開を指示した。

 

 前哨基地で何度も反復訓練を繰り返した通りの動き──慣れた手付きで彼女達が手早く重迫撃砲を車輌から解除し、射撃準備を整えていく。

 

 同時にトラックの荷台から砲弾が次から次に降ろされ始める。信管が弾頭部へ捩じ込まれた。

 

「──座標を送る!」

 

 ガキン、と突撃銃が弾切れを知らせる音を奏でた。ボルトストップが掛かり、薬室が開放されたままの突撃銃を抱えつつ彼は遮蔽物に身を隠すと携帯端末を取り出すなり地図アプリを開く。

 

 エニックが口にした通り、アークの通信機能は復活している。地図上へ格子状のグリッド線を反映させ、現在地となるA.I.研究所──特に火竜へ変身したニヒリスターの位置と座標を正確に判定したムーアが口元まで伸びるヘッドセットのマイクへ向かい、間接照準射撃に必要な情報を細かく伝える。

 

〈──了解!備えて下さい!観測をお願いします!──初弾発射!〉

 

「1発目から直撃させてやれ!──砲弾来るぞ!」

 

 弾倉を交換したムーアがボルトフォワードアシストを掌底で叩きつつ交戦中の彼女達へ砲弾落下の注意を促す。

 

 数十秒が経った時だ。

 

〈──弾着、今!!〉

 

 一瞬の鋭い風切音。大きな弧を、山なりの弾道を描いた後に一直線に落下する120mm重迫撃砲の砲弾がニヒリスター──火竜の背面へ直撃し、爆煙と共に弾殻が飛散する。

 

「──良い仕事だ!修正射の要なし!方位角と射角、装薬、信管はそのまま!点目標へ向けて効力射!間隔は10秒!」

 

〈──了解!効力射!〉

 

 重迫撃砲の効力射。砲弾が等間隔で立て続けに弾着を繰り返す。

 

 投射量──もう1門か2門を持って来れば更に効果を与えられただろうが、それは彼等が補えば問題はない。

 

 前哨基地の弾薬庫からバーゲンセールよろしく放出された弾薬をたんまり携行した甲斐があった。ただ備蓄されているだけではいずれ耐用年数を超えてしまい処理されるのがオチだ。

 

 どうせ消費した分の補填は全て中央政府か軍部へ請求すれば良い。アークへのラプチャー侵攻──それどころかヘレティックの侵入だ。前代未聞の事態である。エニックからすれば最悪の状況ではないにせよ、人類の体感で言えば約1世紀ぶりに感じられる存亡の危機であろう。

 

 これを防ぐ為に消費した弾薬の費用なぞ、些末なそれの筈だ。

 

 砲弾の直撃弾に至近弾が立て続けに落下し、その度に火竜の機械的な部品が破損する姿を目視で確認する。効果は認められた。

 

 彼等の銃撃も加わり、火竜が被る損害は目に見えて増大している。

 

 このまま押し切れるか──とムーアは考えたが、次いで違和感を覚える。

 

 妙な感覚だが、手応えがないのだ。

 

 この程度で押し切れるような相手だったろうか。

 

 その違和感が昂揚感を侵食する最中のこと。不意に火竜の動きが止まる。

 

 撃破──ではない。徐々に縮み出したシルエットが、やがて人間大のそれへ落ち着いたのだ。

 

「──撃ち方待て!撃ち方待て!」

 

 カウンターズとポリ、ミランダに。続けて無線越しにイーグルへ伝達する。

 

 重迫撃砲の最終弾が落下し、それが人間大のサイズへ落ち着いたニヒリスターから少し離れた位置に弾着する。爆風や弾殻の破片で滅茶苦茶──になってくれはしないらしい。爆煙が晴れると彼女は健在ぶりを物語るかの如く、乱雑な手付きで真紅の前髪を掻き上げてみせた。

 

「──チッ。なんだよ、ここ。何か妙だな。ジャミングか?それともエブラ粒子の濃度が……」

 

 舌打ちを響かせるニヒリスターは砲撃や自身が動き回ったせいで残骸が目立つ研究所の荒れ模様を横目に何事かをブツブツと呟く。

 

 喉の奥で低く唸り、暫しの間、黙考をしたが──

 

「──まぁ、俺には関係ねぇがな」

 

 ──床を強く踏み締め、頭上高くへ跳躍した彼女は自身が携行する双頭の竜の頭部を直下へ指向させる。

 

「──ここを全部、燃やしちまえば済む話だろ!!」

 

 双頭の竜──頭部の口腔が同時に開いた。火焔の放射が来る。

 

 それを察したラピが身を隠すよう警告を発し、続けてエニックは遮蔽物の強度上昇と冷却水の緊急投入を実施した。

 

「──燃えろぉぉぉぉ!!」

 

 地獄の業火を思わせる火焔が迫り来る。遮蔽物へ身を隠したお陰で暫くは持ち堪えられそうだ。

 

 とはいえ暫くは、である。

 

「──遮蔽物の温度上昇中。11秒後に破裂します」

 

 そう長くは持ち堪えられそうにない。

 

 吸い切った煙草を吐き捨てれば、火焔によって瞬く間に吸い殻が灰と化した。

 

 ムーアはマイクを摘み、イーグルへ重迫撃砲による曳火射撃を直ちに実施するよう命じようとした矢先、そして意を決したラピが()()()()()を宣言しようする瞬間だ。

 

「──状況更新。認識不明の個体が超高速で接近中」

 

 業火の中にあっても泰然と佇むエニックが頭上を見上げる。釣られる形でムーアも視線を向けた時──遥か彼方、ラプチャーの侵入路となったエターナルスカイへ穿たれた穴の向こう。闇を生じさせている空間に一点の光が瞬く。

 

 小さな一点の光。それが光芒となって駆け抜けた先に存在したニヒリスターを射抜いた。

 

 それは一瞬のことだ。

 

 ヘレティックが力なく落下し、火焔の奔流が途切れると各々が身を隠していた遮蔽物から立ち上がる。

 

「……まさか」

 

 暖かさすら感じる白色の光がアークへ降り注ぐ。

 

 ムーアがポーチを漁り、双眼鏡を取り出すと対物レンズを白色の光を放つ中心へ向けて覗き込んだ。

 

 肉眼と機械仕掛けの網膜を灼きそうだが確認しない訳にもいかない。

 

 ニヒリスターを一撃で仕留めた者の正体──

 

「──こんにちは。アークの皆さん」

 

 白い天使を思わせる武装を展開させながら舞い降りる翼──穏やかな声音がアークへ響き渡る。

 

「──私はドロシー。地上を彷徨うピルグリム、と言えばお分かりでしょうか」

 

 何故ここに──まず彼の脳裏へ過ぎったのは明確な疑問だ。

 

「──私は今、アークを救う為、地上から帰って参りました」

 

 アメシストの瞳と濃い茶色の瞳──空間を隔てているにも関わらず、その双方が交差した。

 

 

 




アルカナのイベントで株を上げ続ける男、いや漢と申しましょうか。

絶賛公開中のKのイベント──なんだかムーアがあのメンバーに加わっても違和感がないのが不思議でございます。
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