僕たちが家庭教師の補佐!?   作:アッシュクフォルダー

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第一部 第十話 三玖の恋心

この国に来て、戸惑うことは沢山あった。

 

100年以上も未来の世界に、

スピードワゴンと一緒に、やって来てから、

色々なことがあった。

 

「ジョースターさん!喉は乾いていませんか?」

 

「ありがとう、四葉ちゃん」

 

紳士たるもの、礼儀は当然、

この国は、どうやら、緑茶が主流らしい。

 

「うん、美味しいよ」

 

「それは、三玖にも、言ってあげてください!

三玖が淹れたお茶ですから!」

 

「そうだったのか…後でお礼を言わないと!」

 

「忘れないでくださいね!」

 

四葉ちゃんと五月ちゃんを助け出し、

風太郎くんの家庭教師の補佐を引き受けることになった、

僕とスピードワゴンは、

元の世界に帰還する方法を、探しながらも、

未来の世界で、過ごすのだった。

 

とはいえ、家庭教師の補佐を引き受ける以上、

手を抜くわけにもいかない、役目を果たしていく。

 

彼女たちを無事に卒業させていくのが、

僕とスピードワゴンの役目である。

 

 

「…ジョースターさん、聞いてる?」

 

「あっ、ごめんね…考え事をしていて…」

 

「も~ジョースターさんったら…」

 

「えっと…用件とか…ある?」

 

「ジョースターさん、これをあげます!

三玖と一緒に行ってくれませんか?」

 

「このチケットは?」

 

「友達から貰ったので、一緒に行ってください!」

 

「あれ?四葉ちゃんは?」

 

「私は、部活の助っ人があるので、

行けれません!ごめんなさい!」

 

「わ、わかった、三玖ちゃんと一緒に行くね」

 

ジョナサンが貰ったのは、お城の入場券、

しかも、ペアの券だった。

 

こうして、後日、ジョナサンと三玖は、

一緒にデートに行くことになった。

 

「私でいいの…?ジョースターさん…」

 

「うん、三玖ちゃんは、歴史や、この国のお城に詳しいから、

教えてくれると、嬉しいな」

 

「そ、そっか」

 

彼女は恥ずかしそうに、両手の拳を、合わせる。

僕たちは、早速、お城の中へと行くのだった。

 

「この前、お茶を淹れてくれたよね?

とっても、美味しかったよ!ありがとう!」

 

「そ、そうかな?ジョースターさんの口に合っていたら、

私は嬉しい」

 

二人は受付へと向かう、技術の進歩も、凄く進んでいる。

自動販売機があって、新鮮な気持ちになった程だ。

 

「あっ、ジョースターさん、こっち」

 

「うん、わかった」

 

持ちつ持たれつ、やっぱり、彼女に助けられた。

誠実な、三玖ちゃんだからこそ、僕は彼女を支えなければならない。

 

彼女を見て、再度、そう感じた。

 

この国のお城は、イギリスとは、似ても似つかない外見だった。

 

「こ、これは?」

 

「これは、挟間、鉄砲を撃ったり、

中から、外の様子を見たり出来るんだ」

 

「実に興味深いな…」

 

「ねぇ、早く、天守閣に行こうよ!」

 

「うん!そうだね!行ってみよう!」

 

天守閣まで、もうすぐだった時に、

息を切らしていた、三玖ちゃんを見かねて、

僕は休憩を提案した。

 

当然だが、この山道を乗り越えるには、

かなりの体力が必要だ。

 

元々、三玖ちゃんの体力がないため、

僕は、彼女のペースに合わせて、歩いた。

 

「飲み物、僕が買うけど?」

 

「う、うん、ありがとう、ジョースターさん…」

 

 

僕は自動販売機に、お金を入れて、

三玖ちゃんの為に、抹茶ラテを買った。

 

ちなみに、ワンコイン、100円だった。

 

「ありがとう…ジョースターさん…」

 

「うん、どういたしまして」

 

「これを飲み終えたら、天守閣まで、行く」

 

「うん、わかった…ねぇ…」

 

「どうかしたの?」

 

「私、フータローもだけど、ジョースターさんのことが、好き。

だから…その…」

 

「ありがとう、三玖ちゃん、気持ちは嬉しいけど…

ごめん、僕にはエリナっていう人がいるんだ」

 

「…」

 

「僕は本来、この時代の人間では無い、

居たらいけないんだ。

キミたちの将来を見届けてから、元の時代に帰還するつもりだよ。

そして、その時代、その世界に、エリナが待っているはずだから」

 

「ジョースターさん…うん、わかった、ありがとう、

そう言ってくれて、私、幸せな気持ちがした」

 

「僕の方こそ、ありがとう、三玖ちゃんは、きっと、

幸せになれる。きっと」

 

こうして、ジョナサンと三玖は、天守閣に向かうのだった。

 

(諦めないよ…ジョースターさん)

 

三玖は密かな乙女の恋心を燃やしていた。

誰をヒロインにしたいですか?

  • 中野一花
  • 中野二乃
  • 中野三玖
  • 中野五月
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