もうすぐ、2月14日。バレンタインデーである。
中野三玖は異常にソワソワしていた。
(ジョースターさん。待っててね。
私が愛情たっぷり込めて、チョコレート作るね♡)
と、三玖の瞳にハイライトが無い上、
瞳の部分がハートマークになっていた。
(フータローも、ジョースターさんも、待っててね♡)
と、三玖の妄想が漏れていた。
それを見ていた、二乃と五月が、
以前から、三玖が女の子らしくなって異常な恋心を持っていることに、
呆れては、困っていた。
三玖は、自分の部屋で、
姉妹で共有して使っている、タブレットで、
チョコレートのお菓子の作り方を検索していた。
(ジョースターさんとフータロー、喜んでくれるかな…?)
さらには、恋のおまじないの本や恋愛が叶うテクニックの本を、
隠して持っており、それを読み漁っていた。
三玖は風太郎とジョナサンの為に、
生チョコレートのタルトを作っていた。
(愛情と真心を込めたら、きっと、フータローも、
ジョースターさんも、振り向いてくれるよね?)
2月14日 バレンタインデー当日。
ジョナサンは、二乃と三玖、五月の勉強を見ていた。
「終わりましたね」
「終わったわね」
「あれっ?三玖がソワソワしていますね…」
「わかったわ。今日はバレンタインデーよ!」
「それでですか…」
「ねぇ、ジョースターさん」
「どうしたんだい?三玖?」
「今日は何の日?」
「えっと、バレンタインデーだけど?」
「うん。私ね。ジョースターさんの為に、
チョコレート作ったんだ。生チョコレートのタルト」
と、三玖はジョナサンに対して、
生チョコレートのタルトをプレゼントした。
「ジョースターさん。食べて」
「わかった。僕はチョコレートが好きだから、
とても、嬉しいよ!」
ジョナサンは三玖の作った、生チョコレートのタルトを食べた。
「美味しく食べているわね」
「ジョースターさんが、チョコレートのタルトを夢中で食べています!」
そして、三玖は…
「大好き」
と、三玖はボソッと言いだす。
「えっ?」
「やっぱり、私。ジョースターさんかフータローが好き。
フータローやジョースターさんに相応しい女性になれるように、
振り向いてもらえるように、頑張るね!」
「で、でも…上杉君には…それに、僕には!」
「三玖、諦めなさい」
「そうですよ!ジョースターさんや上杉さんに、
いくらアタックしても…」
「嫌だ。諦めない。奪い取るだけだから。
フータローも、ジョースターさんも、
どんなにカッコイイ戦国武将よりも、大好きだから!」
と、三玖の瞳はドス黒く光り、瞳の奥が再びハートマークになった。
三玖は部屋に戻って、恋の魔術を密かに行っていた。
(ジョースターさん。フータロー。
私、貴方達に相応しいレディになれるように、
振り向いてもらえるように、頑張るね♡
だから、見ててね?フータロー!ジョースターさん!)
と、三玖の恋の暴走は、もう誰にも止められないのか?
誰をヒロインにしたいですか?
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中野一花
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中野二乃
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中野三玖
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中野五月