ジョナサンは、やっとノートと書類を片付けたのに
勉強もせずに街に遊び行こうとする一花を止めることが
出来なかった。
「そうだ!」
ジョナサンはいい事を思い付き、急いで一花を追う。
ジョナサンは、一花にあっという間に追いついた。
「一花!」
「はぁはぁ、ジョースターさん速すぎ」
諦めた一花はジョナサンに連行されて文房具屋に向かった。
「何でここに…」
不思議がる一花にジョナサンは
シャーペンを選ぶように一花に言った。
「ジョースターさんが、買ってくれるの?」
「ああ!勿論」
「店員さーん、この中で一番高い
シャーペンお願いします」
「ちょ、一花ちゃん!?」
「ふふっ冗談」
髪を耳にかけてウインクする一花は、暫く店内を歩いて
黄色のシャーペンを選んだ。ジョナサンは一花が選んだ
シャーペンを手に取り、
会計を済ませると一花に渡した。
「はい、これ。」
「ありがとう」
「見守っているよ、一花ちゃん」
一花の背景を知ってのジョナサンの言葉に思わず目が潤んだ。台本に書いたり
するとき、勉強するとき、応援してるとは言われるが見守っ
てるとは言われたことなかった。一花にとってジョナサンの言葉は嬉しくて
純粋な気持ちに心惹かれた。
「ジョースターさんって、私のファンなの?」
「なっ!ち、違うよ!僕は家庭教師だよ!」
「そっか~残念」
「っ…」
「ファンになってもいいよって言おうとしたのに」
はにかんで笑う一花は、ジョナサンの額に指でトンっと小突いた。
呆気にとらわれ、ファンという言葉に返す言葉が浮かばなかった。
「見すぎ」
一花に笑われて見つめていたことを自覚した。
「僕は一花さんを応援してますよ!」
「知ってる」
「頑張って下さい!」
「特別に今日は頑張っちゃおうかな」
黄色いシャーペンを指で回す一花は、横目でジョナサンを見た。
いつも冗談を本気にするジョナサンが可愛くて仕方がなかった。
「約束ですよ!」
「うん、約束」
(今日は…真面目にやろうかな、ジョースターさんのためにも)
そして、中野家にて…
「うぅ…やっぱり、勉強は、難しいよ…」
「しっかりとしないとダメだよ、一花ちゃん」
「それは、わかってるけど…」
「さぁ、僕がしっかりと教えてあげるから、
ちゃんと、勉強するんだよ」
「は、はい…はぁ…次の仕事、大丈夫かな?」
「どうかしたの?」
「女優やっているんだ」
「へぇ~」
「応援してくれるかな…?」
「もちろんだよ!」
「じゃあ…もしもだよ…もし、良いんだったら…
私が出演している映画を見て欲しいな…」
「映画?うん、わかった!」
「約束…だよ?」
「うん、約束!」
ジョナサンは、一花と約束した。
誰をヒロインにしたいですか?
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中野一花
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