僕たちが家庭教師の補佐!?   作:アッシュクフォルダー

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第一部 第七話 二乃とデート

ジョナサンは、二乃と会う約束をしていた。

いわば、デートだった。

始めは中野家でのんびり過ごす予定だったが

窓から見える綺麗な景色を見て、デートすることになった。

 

「上着忘れてるわよ」

 

「忘れてた!二乃ちゃん、取ってきてくれないか?」

 

「嫌よ自分で行ってきてちょうだい」

 

「あはは…」

 

腕組みをしてあからさまに拒否を示す二乃に

ジョナサンは苦笑いをした。いま

さっき履いた靴をまた脱いで二乃の部屋に行く。

二乃の元に向かった。

 

「遅かったわね」

 

「少し余韻に浸かっていたんだ」

 

「何よ、私が目の前に居るのにもう余韻に浸かるわけ?」

 

「そんなつもりじゃあ…!」

 

「ふふっ本気にするなんて馬鹿ね、早く行きましょ?」

 

差し伸ばした手をジョナサンは掴むと一緒に玄関の扉を開けた。

 

「少し寒いわね」

 

「ああ、ほんとだ」

 

冷たい風が吹いて、足先から凍える二乃にジョナサンは先程取りに戻った

マフラーを二乃に巻いた。

 

「ありがとう…ジョースターさん」

 

「どういたしまして」

 

「上着を着たら、寒くなならないかしら?」

 

「ありがとう!二乃ちゃん」

 

「これぐらいしてあげるわよ」

 

手を繋いで、肩が触れ合う程近くなった。

一歩歩くごとに柔らかい足音と足跡が付いてくる。

 

「ジョースターさんの方が足のサイズ大きいのね」

 

「そうか?」

 

「ええ、ほら」

 

 

二乃が辿ってきた道を振り返るとジョナサンも背後に目をやった。

二乃よりもジョナサンの方が足跡が大きくて、

それでも歩幅は一緒だった。二乃は私に合わせて歩いてくれる、

ジョナサンのさり気ない気遣いが大好きだ。

 

「手はどっちの方が大きいのかな?」

 

ジョナサンは繋がれた手を上にあげると、

絡めた指を広げて二乃と手を合わせた。

 

「ジョースターさんね」

 

「あぁ、僕の方が全然大きいね」

 

「ジョースターさんの手って硬くて男らしい」

 

「二乃ちゃんの手は柔らくて細い…それに爪先まで綺麗だ」

 

率直なジョースターに二乃は恥ずかしさを残しつつ顔を赤らめて喜んだ。

 

「そ、そりゃ、日ごろから、美容を意識しているから…かな?

それにしても、ジョースターさんは、アイツとは、違って、

ホント、男らしいね、その…尊敬するわ」

 

「そ、そんなぁ…僕もまだまだだよ」

 

「そんなことないわ!

でも、その、ジョースターさんは、

アイツより好きだわ、男前だし、紳士だし…

本当に大違いだわ」

 

「でも、僕にはエリナが…」

 

「時代と国が同じだったら、

真っ先にアタックしていたわ」

 

「…」

 

二乃はご機嫌だったが、

ジョナサンは、複雑な思いをしていた。

誰をヒロインにしたいですか?

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