Fate原作で検索したら評価月間4位なの笑う。
邪ンヌの扱いに困る今日この頃です。
作者)「マジで転生者多すぎやろ!誰や!こんなに増やしたやつ!」
「なんかいた気がする」
「気にするな、ただの小説の精霊よ」
「なるほど」
キングゥを鎖でグルグル巻きにした一行は、転生者であると言う彼を問い詰めていた。
「で、なんでギルガメッシュがサーヴァントで着いてきてるんだよ!しかも、キリシュタリアもいるし!」
「なんか転生してた」
「なんか爆発したから結界張った」
「うーん、ご都合主義ィ!」
「こいつどうしようかな?」
「ウルクまで引っ張っていくか?」
「誰に引かせる気なのかな・・・?」
と、あーでもないこーでもないと話していると、いつの間にか鎖を抜けていたキングゥが飛び立とうとしていた。
「あれ!?鎖抜けてる!?」
「バカめ!さすがに対策してるわ!覚えてろよー!」
「なんとも古典的な捨て台詞を吐いていったね」
「しょうがない。ウルクに向かうとするか」
そこからの旅路はとても早く過ぎていった。
何もかもギルガメッシュのヴィマーナのせいなのだが。
「ここがウルク市・・・!これまで見た廃墟とは比べるべくもないほどに賑やかです!」
「あそこが門みたいだね」
「まあ、ギルがいれば入れるか」
「そうだな、任せておけ」
そう言うとギルガメッシュは門番に近づいていく。
「ふむ、しっかり仕事をこなしておるようだな」
「はい?はい!?ギルガメッシュ王!?あれ!?えっ!?」
「狼狽えるな、たわけ。我はこの時代の我に用があって来た。全てはウルクのためよ。なに、しっかりウルクに入るための手順はふむ。我が同伴者と共に案内せよ」
「りょ、了解しました!」
「ギルもちゃんと王様やってたんだね」
「まあ、これでも英雄王として名が伝わっているからな。名に恥じぬように生きただけのことよ」
「「「格好いい!」」」
「フハハ、あまり誉めるなよ?我を誉めてもうまい菓子しかだせぬぞ?」
わちゃわちゃと話ながら街を進むと、街の中央部に位置する
「ぎ、ギルガメッシュ王!?」
「なに、野暮用よ」
「まあ、ビックリするよね・・・」
そして、道行く神官や兵士達に驚かれながらも、玉座の間にたどり着いた。
玉座に座るのは金髪に鋭い赤い瞳の男、ギルガメッシュ。
そして、その眼前に相対するのもまたギルガメッシュである。
視線が交差する。
しばらくの沈黙、そして、それを見守るマスター達と兵士達。
「・・・ククク」
「・・・フッ」
すると、二人は我慢できなかったのか大声で笑いだした。
「「フハハハハハ!!!」」
「サラウンドでうるせえ!」
「いや、なに、少し愉快な気分になったまでのことよ。許せ」
「しかし、老けておるな、我!」
「やかましい!貴様とて精神は我と変わるまい!」
「おい!我の癖に生意気だぞー!」
「ス○夫ボイスやめろ」
生きてる方のギルガメッシュの側にいる女性、シドゥリはこうなることがわかっていたのか、額を手で抑えて、呆れている様子であった。
「あら?こないだぶりね、ギル②」
「その呼び方やめんかイシュタル!」
と、いつからいたのか、イシュタルが話しかけてくる。
「まあ、我は見ての通り忙しい。シドゥリに居住地を案内させる。今日はよく休み、明日また出直せ」
「妥当な判断であるな」
「我が手伝ってくれればもっと早く終わるのだぞ」チラッチラッ
「よし、シドゥリ、案内せよ!我はヴィマーナの運転で疲労困憊である!」
「うっわ、逃げたわね」
「逃げたな」
「逃げたね」
「やかましい!」
そして、シドゥリに居住地へ案内される道すがら、イシュタルが話しかけてくる。
「そういえば、名前まだ聞いてなかったわね」
「藤丸立香です」
「キリシュタリア・ヴォーダイムです」
「マシュ・キリエライトです!」
「リツカにキリシュタリアにマシュね、オーケー!ようこそウルクヘ!私の自慢の街だから、ゆっくりしていきなさい!」
と、彼女は歓迎する態度を見せる。
「そういえば、ギルってイシュタルとどうして結婚することになったの?」
「うん?そうさな、あれは「ちょ、ちょっとストップ!」」
「昔の私の話はやめてよね。かなり、我が儘だったこと思い出して恥ずかしくなるから!」
「我がそれを聞いてやめるとでも?」
「そうなるわよねー!」
ギルガメッシュの話はこうだった。
『ギルガメッシュ!結婚しなさい!』
『貴様は、女神イシュタル?何故我に結婚を申し込むのだ。貴様のために尽くせと言うのであれば、我はこの都市をいかに豊かにするのかということを考え実行している。我は暇ではない。都市神であるお前への感謝を示すためである。それでもこの都市の運営を滞らせてまで我を欲するのか?』
そう、説明し、質問すると、イシュタルは少し迷った後にその日は去っていった。
ここで、重要なのは、イシュタルはギルガメッシュに完全に惚れていたし、ギルガメッシュもまた彼女を嫌ってはいなかったと言うことだ。
数日後、イシュタルはもう一度現れ、結婚を迫るが、ギルガメッシュは断った。
結婚してしまえば、自身の自由などなくなることがわかっていたからだ。
故に、断ったのだが、それがイシュタルの逆鱗に触れてしまった。
曰く、『私が二度も求婚しているのに断るなんて不敬だ!』とのことだ。
イシュタルは天の雄牛、グガランナを彼女の父からもらい、ウルクを襲った。
3日にわたり、ギルガメッシュとエルキドゥはグガランナと戦い、互いに損耗した頃のこと。
ギルガメッシュはイシュタルに叫ぶ。
『これ以上はよせ、イシュタルよ!』
『うるさいわね!あんたが私の提案を蹴ったのが悪いのよ!』
『確かに、我がお前の提案を受けなかったことに怒るのはわかる。それは正当な怒りだ。だが、ウルクを襲うのは違うであろう!我は愛した女にそのような真似はさせたくない!』
なんと、ギルガメッシュはイシュタルを愛していると言うのだ。
これには流石のイシュタルも驚いた。
『嘘でしょ!?なら、なんで、私の提案を蹴ったのよ?』
『そんなもの、お前のために決まっているであろう!我は前にも言ったが、死ぬほど忙しい!故に、我はお前の側に常にいてやることが出来ん。結ばれても、それでは余計な心労をお前にかけるだけだ』
「へー、ギルイケメンじゃん」
「これで終わってればね。こいつ私がキュンとして『それでもいいから結婚して』って言ったら、そのままこいつの寝室に連れて行かれてその後四日間離してくれなかったんだから」
「それってもしかして、やることやってた、ということなのかな」
「・・・まあ、我仕事忙しすぎて溜まってたから」
「「○欲強すぎだろ」」
それを聞いたシドゥリ達が苦笑いするのだった。
まだ、ギルギルコンビは大人しいですね