誤字報告助かる。
ウルクに訪れた次の日。
カルデアのマスターたちは再度神殿を訪れていた。
「おはようございます、ギルガメッシュ王」
「うむ、良い天気であるな、マシュよ」
((なんで、カボチャのマスク被っているんだろう))
立香とキリシュタリアには生きている方のギルガメッシュが被っているんだろうカボチャマスクが気になっていたが。
「さて、一度日を置いたのは単純に休息をとらせるためだけではない。お前達には仕事を任せたい」
((被ったまま話すのかよ))
「それは、一体?」
「ジャングルの調査だ」
「「「ジャングル」」」
うむ、とギルガメッシュは言うとメソポタミアの地図を取り出す。
「いま、いるのがここ、ウルクだ。そして、地図に描かれたこの線は魔獣の防衛用の防壁だ。今回向かってもらうのは壁とは真逆の海岸近くの街、ウルだ」
ギルガメッシュが示した部分は深い緑色で塗られており、かなりの広さのジャングルがあることがわかる。
「案内にはキャスター達をつける。大方帰ってくる頃であろうからな。ほれみろ、帰ってきたぞ」
ギルガメッシュが目線で玉座の間の入り口を指すと、そこから白い男が入ってくる。
「いやー、ただいま、ギルガメッシュ王。今回の調査であらかた魔獣の出所は掴めたよ。おや?どうやらカルデアが着いていたみたいだね」
「あなたが、キャスターさんですね!私はマシュ・キリエライトと言います。そして、こちらが」
「いけ!フォウくん!」
「りつかはフォウくんを繰り出した!」
「フォウくんのギガインパクト!」
「マーリンシスベシフォーウ!!!」
「ぐはぁ!!」
立香がキャスターに向かってフォウを投げつけると、フォウはそう鳴き声をあげながらキャスターをぶん殴った。
「だ、大丈夫ですか!?」
「その人は放っておいても大丈夫です」
キャスターの側にいた少女がそう言う。
「あ、あなたは・・・?」
「私は・・・アナ、です。マーリン、いつまで寝ているつもりですか?起きなさい」
「アッハッハ、ひどいなアナ!少しは心配してくれてもいいと思うんだけどねえ」
「あなたのような碌でなしにかける慈悲があるだけありがたいと思ってください」
「おっと、こりゃ手厳しい」
倒れていたキャスター、マーリンは立ち上がると、改めて自己紹介する。
「さて、私はマーリン。そこの玉座に座るギルガメッシュ王に召喚されたサーヴァントだ」
『ま、マーリンだってぇ!?なんで、よりによってそいつなんだ!』
通信越しのロマニが叫ぶ。
曰く、千里眼を持つ人間と夢魔のハーフの魔術師である。
そして、その千里眼はギルガメッシュやソロモンが持つものの中でも最悪。
現在の全てを見通す眼であるということだ。
「いやー、説明ご苦労!で、ギルガメッシュ王は私に何を任せる気だったんだい?」
「ウルまでこやつらを案内せよ」
「ごめん、私調査から帰ったばかりで疲れているんだけど」
「関係無い、行け」
マーリンは散々駄々を捏ねたが、結局数時間後にはウルへと向けて出発することとなった。
「馬車でいくのかと思ったらヴィマーナとはね」
「ふん、貴様のためではない。馬車に乗るよりも早いからだ」
「全く、ツンデレなんだからぁ」
「『
「どわぁ!危ないじゃないか!危うく落ちるところだったぞ!」
「目的地についたから下ろしてやろうと思っただけのことよ」
「少し、雑過ぎやしないかい!?」
「「「残当(です)」」」
このときの立香、キリシュタリア、アナの心は一つだった。
「あっついなあ」
「言うなマーリン。余計に暑くなる」
「黙れマーリン」
「消し飛べグランドクソ野郎」
「シネフォウ」
「さっきからひどいな君達!?」
ジャングルは南米のごとき暑さであった。
また、森の深さによって、見通しは悪く、どこに敵がいるかもわからない状況であった。
「フッフッフ」
「なに笑っているんだマーリン」
「黙れよマーリン」
「くたばれグランドクソ野郎」
「シネフォウ」
「いや、今の私じゃないよ!?」
マーリンの言う通り、その声はジャングルの奥から聞こえていた。
「マスター、何かが樹上を高速で移動しています!」
「ハハハハハハハハハハハハ!」
それは笑いながらあちこち飛び回る。
「にゃハハハハハハハハ!何かがではない!私はーんーとなんだったかなー?ちょっと前まで呼ばれてた名前があったはずなんだけどにゃー?美女であることは間違いないのですけどね・・・」
高速で移動しながらそんなことを言う何かは突然大声をあげる。
「ハッ!?しまった、考え事をしているうちに
「よしわかった!バカだ!」
「俺文系なんやが」
「こっちもか!」
と、それはマーリンの言葉にキレて飛び出してくる。
「カバじゃねぇー!
何でみんな私をカバに例えるのかわからねぇー!」
「上から落ちてきた!」
『なんだこの生物は!UMAか?UMAなのか!?』
「ノー!私は誰でもない!あえて言うなら密林の化身、大いなる戦士達の具現!」
それはオレンジ色の虎だかなんだかよくわからない猫科動物の着ぐるみに身を包んだ人であった。
「その名はジャガーマン!
サーヴァント・ジャガーマンここに見参!
はい注目、ここでキャッチコピーだすわよ~
一年間暖めたネタ振りするわよ~
『最強の虎、ここに健在!
もう誰も私をタイガーとは呼ばせない!』
フッーーーー」
そこまで言うと、自信満々で得意顔をする。
「立香、キリシュタリア指示を。ウルの冷たい水が私たちを待っています」
「なるほどあれが南の女神」
「それ、どこ情報かな!?」
「みつりんのけしん(?)がおそいかかってきた! 」
「言ってる場合じゃないね!?」
アナが襲いかかるのと同時にジャガーマンが迎撃するーーーーー
ことはなかった。
「にゃはははは!私と戦おうとは命知らずめ!さあどう料理してやろ、へぶっ!?」
ーースコーンと小気味いい音がなる。
密林の奥からフライパンが飛んできて、ジャガーマンの後頭部にクリティカルヒットしたのだ。
「は?フライパン?」
「フライパンだな」
「フライパンだね」
地面にジャガーマンがうずくまる。
すると、密林の奥からガサガサと音がして人影が現れる。
「なにやってんだ、藤ねえ!」
「「「なんでさ!?」」」
まあ、そう言うことです。