今回はサーヴァント祭りだぜ!
「さて、今日集まって貰ったのは他でもない。第三の女神を攻略するためだ」
神殿の玉座の間、そこでマーリンがそう言う。
因みに取り残されていた街の人々を救出するとかはだいたい事前に済まされていたので今回は無かった。
「それじゃ立香君たちに紹介しておこうか。これが我がマスターの召喚したサーヴァントだ!」
マーリンが手で指し示したのは七騎のサーヴァントだった。
「では、まずは余から名乗ろうではないか!余はクラスライダー、征服王イスカンダルである!共に戦おうではないか、星見の使者達よ!」
世界を踏破した男、征服王イスカンダル
「話では既に出会っているという話だったが、一応名乗っておこう。キャスター諸葛孔明だ」
胃薬が親友、諸葛孔明ことロードエルメロイ二世
「俺は名乗ったな」
千剣の魔術師、衛宮士郎
「ランサー、カルナだ。む、会ったことがあるのか。そうか。」
施しの英雄、カルナ
「アサシン、ハサン・サッバーハ」
初代ハサン、山の翁ハサン・サッバーハ
「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️!◼️◼️◼️!」
ギリシャ最強、ヘラクレス
「クラスセイバー、宮本武蔵。よろしく頼む」
二天一流にして零に至りし
「すごいメンツだね」
「色々ツッコミたいんだけど、なんでキングハサンが普通にいるの?」
「というかマーリンは含めんのか」
ギルガメッシュの言う通りマーリンはサーヴァントであったはずだった。
そして、キングハサンもまたグランドクラスであるが故に呼び出せないはずだった。
「なに、マーリンは勝手に来ただけで召喚する気は無かったイレギュラーよ。ぶっちゃけると忘れてて、来てからめっちゃ慌てた。キングハサンは知らん」
「「「おい」」」
「まあまあ、作戦の説明をさせてもらっても良いかな?」
マーリンによると作戦はこうだった。
まずは第三の女神の巣を見つけたので、そこにウルにあったマルドゥークの斧を使い破壊する。
出てきた女神を叩く。
「あれ?マルドゥークの斧って運んでたっけ?大河さんとか今どうしてるの?」
「奴らは今戦線の維持に努めておるわ。下手な兵士よりも強いからな。まあ、安心しろ策ならある。そのためにそっちの我を借りたいのだが」
「いや、それは構わないけど」
「それじゃ、早速やっていこうか!」
「AAALaLaLaLaLaLaie!!!」
征服王の戦車が魔獣を駆逐する。
「よし、左翼の部隊はそのまま囲め!」
孔明がその戦車から指示を飛ばす。
「やっべえな!なんで
「ギルガメッシュ王が宝物庫の財宝を使ったのさ!お陰で固有結界なしに軍勢の展開が出来るらしい!」
ギルガメッシュから貸し出されたヴィマーナに乗ったマスターとマーリン、宮本武蔵はゴルゴーンの巣の近くまでやって来ていた。
「いやーお姉さん一人で戦うのは流石に骨が折れるにゃっ!」
「◼️◼️◼️◼️!」
「おおう!?ヘラクレスちんも手伝ってくれるのね!助かるわ~!」
「俺も助太刀しよう。今のままでは戦線を維持できまい」意訳(私も助太刀しましょう。私一人では魔力消費が多すぎて長時間戦えないので戦線を維持することを手伝ってくれると幸いです)
「カルナっちってば一言少ないって言われない?」
「昔言われたことがあるな」
「やっぱり?」
「◼️◼️◼️◼️」(だよねー)
地上では女神共々混戦状態であった
「うんうん、地上の方は大丈夫そうだ!後はダブルギルガメッシュが来ればなんとかなりそうだね!」
戦いは夕暮れに近づいていた。
「遅いな?思ったより時間がかかっているのかな」
「早く来てくれよ・・・!」
「「呼んだな?我の名を!」」
その時だった。
ギルガメッシュの声が戦場に響いたのは。
「(呼んで)ないです」
「ナイスゥ(建前)おせえわ!(本音)」
地が揺れる。
夕日を背にして巨人が現れる。
「フッフッフ」
「フハハハハハ!」
見上げるほどの巨大な体。
光を受けて輝く黄金の角。
「呼んだな?」
「見たな?」
「「この我を!」」
そう、
「「我がガ○ダムだ!」」
ゴッドガンダムである。
「「うっそぉぉぉぉぉ!?」」
「ガッツリ版権じゃねえか!」
「驚きすぎて銀○になっちゃったよ!サ○ライズにどう言い訳すればいいんだ!」
「フハハ!なに、短期決戦で片付ける!先っちょだけならセーフだ!」
「いや、それアウトじゃねえか!」
ギルガメッシュの生きている方はヴィマーナに降り立つ。
「というかマルドゥークの斧はどうした!ガ○ダム持ってくるとか聞いてねえよ!」
「あれがマルドゥークの斧よ」
「「「は?」」」
マーリンとマスター達の声が重なる。
「いやなに、マルドゥークの斧が運べないのなら斧自体を動けるようにしてしまおうと思ってな。宝物庫から道具を出して改造してやったのだ」
「お前の宝物庫ドラ○もんのポケットかよ?なんだお前、ギルえもんだったのか?」
「
「「声真似すんな!」」
ひとしきり茶番を終えたギルガメッシュはガ○ダムに声をかける。
「よし、やってしまえ我!」
「良かろう!キングオブハートの名に懸けて!」
「お前じゃねえだろ!中の人繋がりだろ!」
ガ○ダムが攻撃の構えをとる。
「なんだ!?なんだってガ○ダムがいるんだ!?かっけえ!」
上空からキングゥも見つめるなか、ギルガメッシュはゴルゴーンの巣に向かって気を放つ。
「食らえ!『
「それ宝具なのかよ!」
ガ○ダムの手から放たれた光線はゴルゴーンの巣を直撃する。
「なにものだ!我が神殿を破壊するとは、愚か者めが!」
驚いたのかゴルゴーンが飛び出してくると、すかさずギルガメッシュは新たな技の構えをとる。
「喧しいわ!精々辞世の句でも詠んでおれ!
我の右手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟叫ぶ!ばぁぁぁぁぁぁくねつ!ゴッド、フィンガァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
ゴッドガ○ダムはゴルゴーンに右手を突き刺し、叩きつける。
「グハァ!?なんだこれは!?」
「ヒート、エンド!!!」
「グァァァァ!?」
ゴルゴーンは跡形もなく爆散したのだった。
「この戦、余達の勝利である!うおおおおおお!!」
「「「「「オオオオオオオオオオオオ!」」」」」
兵士達は勝鬨を上げる。
「まだ、終わっておらん。仕事だ武蔵」
「心得た。対剣豪大結界、起動!」
ヴィマーナの上で宮本武蔵が立ち上がる。
そして、世界が書き変わる。
ヴィマーナはいつの間にか海の上に浮いておりすぐそばには島がある。
「な、なんだ!?」
そして、巻き込まれたのはキングゥ。
「これは拙者の宝具である固有結界。この中では一騎討ちの決着が着くまでは外に出ることは叶わん。故に、尋常に勝負せよ!」
「な、なんだそれ!?逃げられないじゃないか!?くっそ、こうなったらやってやるよ!」
「では、御面!『
「出落ちかよぉぉぉぉぉぉ!?」
こうして、宮本武蔵の一撃によってキングゥは戦闘不能になった。
この戦い、その結果は勝利に終わったのであった。
(今のうちに逃げよう)
「晩鐘は汝の名を指し示した」
「え?」
「首を出せぃ!」
「ギィヤァァァァァァァァァァァァァ!?」
「そういえばあのメンツってめっちゃ魔力食わない?」
「食うな」
「良く呼ぼうと思ったね」
「一回くらいは会ってみたいだろ!そのためなら我が宝物庫の中身を死ぬほど使ってくれるわ!」
「お前も大概オタクだよなぁ」