今回はわりとシリアスな話です。
ゴルゴーン討伐から数日後。
ウルクは魔獣の侵攻が失くなったことを祝って町中お祭り騒ぎだった。
「いくぜ!俺はブラックマジシャンで攻撃する!
「ふん、甘いわ!我はマジックシリンダーを発動!」
「それはどうかな?」カンコーン
立香たちもまた、やることがなくなってカルデアに貸し出された建物で思い思いに過ごしていた。
そんなときだった。
「た、大変です!」
「ぐわぁぁぁ!?」ピピピピピピピピピー(ライフポイントが無くなる音)
「あれ、どうしたのシドゥリさん」
「こちらの王も倒れて!?」
「いや、我はふざけてただけ。それより『こちらの王も』と言ったな?ジグラットの方の我が倒れたのか?」
「は、はい!王がお亡くなりになられました!」
「「今かよ」」
急いで準備した立香たちは神殿にやって来た。
「これは・・・」
「過労死だな」
「うまく仕事の量調整してたから大丈夫なんじゃなかったっけ」
「それが・・・」
シドゥリ曰く、魔獣の侵攻が無くなったことにより、市民が大騒ぎし、その始末をつけるために以前より仕事が増えてしまったとのこと。
「1日何時間働いてんだこいつ・・・」
「うん、ブラック企業が裸足で逃げ出すね」
「よし、では、行くぞ冥界!」
「寒っ!やっぱり冥界だからかなあ」
「まあ、死者の国だって言うのもあるだろうけど、単純に日光が無いからだろうな」
冥界にギルガメッシュを迎えに行くことにした一行は、その辺で暇そうにしていたイシュタルと士郎を取っ捕まえるとつれてきたのだった。
「まあ、私がいるってことはエレシュキガルもいるだろうし、久々に顔みていこうかしらね」
「まあ、我も悪いようにされてはいまい。さっさといくぞ」
冥界の大地を進むと門が見えてくる。
『あら、サーヴァントのギルガメッシュってことはあなた達がカルデアね』
「そうですけど、あなたは?」
『私は冥界の女主人、エレシュキガル。大方ギルガメッシュのことを迎えに来たんでしょう?あいつならこっちで保護してるから早く来なさい。門を通れるようにしておいたから』
その言葉にしたがい、門をくぐると、特に問題なく通ることができた。
そのあと、数十分程の時間をかけて冥界の神殿に到着したのだった。
「良く来たわね!さっさと持って帰ってもらえるかしら?」
「あんたが、女神エレシュキガル・・・。イシュタルと同じ見た目なんだな」
「まあ、イシュタルの召喚に連鎖して召喚されちゃったから依り代も同じなのだわ。そう言うあなたはどちら様なのかしら?さっきから身体がなんだか落ち着かないのだけれど・・・」
「あー、それは多分俺が依り代の夫だからだな・・・」
「そうだったの!?通りで懐かしく感じる訳だわ・・・」
と、そんなことを話していると大地が揺れる。
「な、なんだ!?」
「チッ、もう来おったか!キングゥめをハサンに殺させたが大方ガッツでも使ったか!」
「てことは、まさか・・・」
「ティアマトが来る!」
神殿の中からギルガメッシュが走ってくる。
「ナイスだ貴様ら!そろそろだろうと準備を進めておいて正解だったわ!」
「生きてるけど死んでるギル!ウルクにどうやって連絡するのさ!?」
「なに、こんなこともあろうかと海岸線の住民と兵士は避難させ、エルキドゥを観測所に置いてきた!何かあれば奴がウルクに伝える算段になっている!」
ギルガメッシュは作戦を考えていたらしく、すぐさま冥界の外に走り出す。
「エレシュキガル!例の件頼んだぞ!」
「わかったわ!私に会うためだけに過剰労働したことは誉められないけれど、王としてやるべきことをやる姿勢は評価するのだわ!」
帰りはサーヴァントにマスターが担がれ、出来る限りの最速で帰った。
ウルクに戻ると、臨戦体制の兵士とサーヴァント達。
多くの住民は避難したらしく人はほとんど残っていなかった。
「よし、ティアマトは今どこだ!」
「ケツァルコアトル神からの報告によれば現在ペルシャ湾の海岸線から目視出きる程度の距離だそうです!そして、ティアマトの尖兵らしき怪物が複数発見されています!それらは孔明殿がラフムと名付けました!」
「よし、大体は理解した!貴様らは順次撤退!とにかく生き残ることを最優先にせよ!もし、これによって我が死した場合は新たな王を立てよ!我が息子である必要はない!」
「はっ!王よ、御武運を!」
そう言うと兵士達は走って去っていく。
そして、復活したギルガメッシュはジグラットのとなりに鎮座するゴッドガ○ダムに走っていく。
「あれは我が使う!貴様らはティアマトをウルにおびき寄せろ!聖杯はあれに積んであるから、恐らくウルクには寄って来ないはずだ!」
いま、最終決戦の幕が開けた。
ヴィマーナに乗り込んだサーヴァントとマスター達はウルの上空へとやって来た。
「海が真っ黒です!」
「あれに触れれば生命体では一溜りもあるまい!十分に留意せよ!」
目標のウルには黒い影がいくつも見える。
「あれが、ラフム」
「話に聞くのと実際に見るのじゃ全然違うね」
黒い化物、ラフムは上空のヴィマーナに気が付いたのか、飛行能力を有する何体かのラフムが飛んでくる。
「甘いな」
しかし、それらを全てカルナが消し飛ばす。
「カルデアのマスター達よ、ここは俺が引き受けよう。先にティアマト神に攻撃し、おびき寄せろ!」
「わかった!お願い!」
全速力でティアマトへとヴィマーナは飛ぶ。
「よし、今の内に着てしまえ」
と、ギルガメッシュが宝物庫から礼装を3つ取り出す。
「これは?」
「左から強化外骨格オルテナウス、カレイドライバーR、カレイドライバーBだ。それぞれマシュ、立香、キリシュタリアに対応している」
「なんだこの仮面ラ○ダーのベルトみたいなの」
『なんだとは失礼ですね~!キュートなボディーからクールなボディーにチェンジしたルビーちゃんをもっと誉めてくださいよー!』
「は!?ルビー!?」
なんと、カレイドライバーとはキャスターイリヤについてきたステッキ、ルビーであったのだ。
「いや、確かにうちのカルデアイリヤいるけどさ!これは聞いてないよ!?」
『マスターのマスター、私たちは礼装としてコピーされたものですのでご安心を。イリヤ様とミユ様の戦闘能力には何ら支障はありません』
と、もうひとつのカレイドステッキ、サファイアがそう言う。
「こやつらはマスターとマシュの肉体の保護用の礼装だ。マシュの礼装は単純に能力を底上げするためのものだが、マスター用の礼装は一味違う。なんと、契約しているサーヴァントをカードとして使い、マスター自身がサーヴァントの能力を得ることが出来ると言うものだ!」
「「なんだそのとんでもなくかっけえのは!」」
礼装を装着したマスターとマシュ。
その準備が整った時、丁度ティアマトが射程距離に収まった。
「さーて、いっちょやってやろうぜ!」
一回くらいはやってみたかった仮面ライダーカルデア。
ほぼゴーストw