「いや、どこの世界に大戦略Tシャツ着てる魔術師がいるんだよ!?」
「ここに」
「だろうな!?」
廊下でキリシュタリアに出会った後、キリシュタリアがマシュに頼んで二人きりにさせ、詳しく話を聞いたところ、どうやらこいつも俺と同じ転生者であることがわかった。
キリシュタリアに転生したからなのか、ボケまくっていたが、わざと寄せている訳でもなさそうなので、これが素ということなのだろう。
ともかく、キリシュタリアが味方なのは心強い。
カルデアにスカウトされてAチームのリーダーなのも確認したので、実力は申し分ないだろう。
俺たちは二人でレ/フの破壊工作を生き残る方法をはっきりさせた。
俺は原作通り、所長の話の途中で寝た振りをして抜け出す。
キリシュタリアはコフィンに魔術を仕掛けるらしい。
事前に設置しているとレ/フに見つかってしまうために、直前に仕掛けるのだとか。
「さて、そろそろ説明会だ。案内するよ」
「ああ、助かる」
ついに説明会が始まった。
所長はどうやら転生者ではないらしく、普通に話していた。
なので、俺はプラン通り寝た振りをして説明会から追い出されることに成功した。
マシュに運ばれて部屋を出るとき、薄目でキリシュタリアを見ると、余裕そうな笑みを浮かべていたので多分大丈夫だろう。
「うわぁ!?誰だい、君は!?ここは僕のサボり部屋だぞ!?」
結論から言おう。
ロマニは転生者ではなかった。
それっぽく言葉を濁してさりげなく伝えたが、なんのことだか良くわかっていなかったようなのでそうおれは結論付けた。
さあ、ここからが本番だ。
俺は冬木に立っていた。
勿論マシュは助けに行った。
だって、こんな良い子いないもの!
それにかわいい!
っと、少し感情を全面に出しすぎた。
レ/フの破壊工作によるものなのか、事故でレイシフトしてしまった俺はひとまずマシュと合流した。
キリシュタリアの魔術がどのようなものなのかにもよるが、大方管制室は崩壊しかけだろう。
ならば、俺のするべきことは一つ。
所長を助けにイクゾー!
「あなた、さっきの居眠りしていた
「マシュ!」
「了解!」
人の話を聞きなさいよ!」
所長は無事だったぜ!
マシュはエロい。
はっきりわかんだね。
「マスター、エネミーの中でもひときわ強力なのが来ます!」
「マジか!」
「おそらくシャドウサーヴァント、略してシャドヴァだ」
「お前、いつの間にいたんだよ」
「ふっふっふ」
「こわ」
いつの間にかキリシュタリアも合流して所長が騒いでいたが、俺達が話を聞く気がないことがわかると憮然としながら黙った。
『よし、この辺りはサーヴァントもエネミーもいない。マシュ、盾を地面に』
「了解です」
どうやら霊脈の周りの安全が確保できたらしく、マシュが盾を地面に設置する。
「ほう、つまりこれは」
「ガチャの時間、と言うことだね」
「やったぁ、ガチャァ!ガチャができるぅ!」
(この子今までどんな環境で過ごしてきたのかしら)
俺が荒ぶっていると、キリシュタリアがおもむろに懐から虹色に輝く石を取り出す。
「あれ、それどこで拾ったんだ?」
「さっき骨をぶん殴ったら落とした」
キリシュタリアは石を盾の上に乗せると詠唱を始める。
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
「英雄王とか扱いにくい英雄じゃなければいいな」
「バカ、それはフラグーーー」
召喚に伴う閃光の中から現れたのは黄金の男。
その姿には威厳が満ち溢れており、一目でただ者ではないとわかる。
その瞳は赤、髪は黄金。
そう、その男はーーー
「我、参上☆」
「ふざけるなぁー!ふざけるなぁー!」
「☆愉☆悦☆」
召喚直前のギル様はシャドーボクシングとかしてました。
以下、現時点の三バカの設定です。
キリシュタリア・ヴォーダイム
転生者。
元々の性格がキリシュタリアに似ていたために、違和感なくキリシュタリアしている。
ガチャ運は悪い方。
現状、ボケが多め。
イケメン。
ギルガメッシュ
転生者。
元々の口調は普通だったが、ギルガメッシュの肉体の影響をもろに受けている人。
StayNightにうっかりエミヤの代わりに召喚されでもしたら原作ギル様を煽り散らかす。
仕事はしっかりするし、なんなら一番まともなサーヴァントまである。
ボケ、ツッコミ全部行ける。
イケメン。
藤丸立香
転生者。
特に引っ張られることもなく常に素の状態。
主人公補正なのか、運が良い。
基本的に常識人なのでツッコミに回ることが多いが、ボケもできる。
愉悦部員疑惑がある。
イケメン。