感想、待ってます。
説明回その2です。
なんならタイトルがFGO原作のネタバレです。
これは立香達が冬木より帰還してからすぐ後のことである。
「まあ、君が私達カルデアに協力的なサーヴァントであることは理解した。よろしく頼むよ、英雄王」
「まあ、警戒することは良いことだ。件の騎士王のように敵対するサーヴァントもいるのだからな」
と、ギルガメッシュは管制室を見回す。
ギルガメッシュは今管制室にて、オルガマリー、そしてキャスタークラスのサーヴァントであるレオナルド・ダ・ヴィンチに問い質されていた。
内容は簡単、ギルガメッシュがカルデアに協力的なサーヴァントであるかどうかという一点である。
「それにしてもひどい有り様よな。キリシュタリアの魔術による防御が無ければこれより酷かったとはな」
「ええ、そこに関しては彼に感謝してもしきれません。彼のお陰で大体の人員は動かせています」
と、そこで扉が開き、白衣を着たポニーテールの優男、ロマニ・アーキマンが入ってくる。
「所長、マスター及びマシュ・キリエライトのメンタルチェックが終了しました。3人とも問題は無いです。それよりも他のマスターや職員の怪我の方が大変ですね」
「続けなさい」
ロマニの報告を聞いたオルガマリーは続けるように促す。
「現在、コフィン内部においてBチーム以下のマスター候補達は冷凍睡眠中ですので生命維持については問題ありません。
次に、コフィンから出して治療を開始したAチームのマスターの容体ですが、爆弾の位置のせいなのか個々人によって状態にかなり差があります。
まず、カドック・ゼムルプスは軽症ですが、意識は戻っていません。傷自体は一週間もあれば完治するでしょう。
次に、オフェリア・ファムルソローネは重傷の上、意識も戻っていないので、当分は安静にしていないと駄目ですね。
そして、芥ヒナコは最も軽症です。元から傷の治り自体が早いようで意識は回復、怪我もほとんど完治しています。
スカンジナビア・ペペロンチーノも芥ヒナコ同様意識もはっきりしていて、怪我も軽いです。
デイビッド・ゼム・ヴォイドも意識はありますが重傷ですので、しばらくは復帰出来ないかと。
最後にベリル・ガットですが、彼が一番酷い。ギリギリ生きてはいますが、活動出来るようになるには数ヶ月は必要かと」
報告を聞き終えたオルガマリーはため息をつくと、
「わかりました。芥ヒナコとスカンジナビア・ペペロンチーノに関してはそちらの判断で現場に復帰させなさい」
「了解です」
話が一段落したのを見計らってギルガメッシュはロマニに声をかける。
「おい、ロマニ」
「なんだい、ギルガメッシュ王」
「マスターの顔を見に行きたいのと、貴様に話がある。医務室に案内しろ」
「わかりました。こちらです」
廊下を二人の男が歩いていく。
二人の間に会話は無かったが、人気が無くなるとギルガメッシュが口を開く。
「さて、貴様はどうするつもりだソロモンよ」
「ここでその名前で呼ぶのは勘弁してよ・・・」
ギルガメッシュは転生者であることに加え、千里眼の持ち主である。
故にロマニ・アーキマンの正体が魔術王ソロモンであることには
「僕がしたいことはたったひとつ。僕が原因で起きる世界の破滅を防ぐことだ」
「ふむ」
ロマニは淡々と自分が置かれた状況を話す。
曰く、冬木の聖杯戦争に召喚されたこと。
それに勝利し、人間になることを願ったこと。
そのときに、千里眼で自分が原因で世界が破滅する様子を見たということ。
それら全てを話した。
「まあ、つまり僕は人としての人生を生きていないってことだ。今回の事件を解決して初めて、僕は自分の人生を歩めるってことなんだよ」
「なるほど、貴様の状況は理解した。人になったことに関しては我は咎めん。せいぜい、生き残ることだな。死んでは元も子もないであろう」
「ああ、そうするよ。っとここが医務室だ」
話をしている間に医務室に着いたらしく、ロマニが扉をあける。
「虞っさんパイセンじゃないか!」
「ちょ、なにこいつ!?キリシュタリア、ペペ、こいつなんとかして!」
「ふっ、やはり虞っさんはこうじゃないと」
「あんたまでなに言ってんの!?」
「元気な子ねぇ」
「ペペ、呑気か!」
「なにこれ」
「フハハハハハ!!!」
戦いは未だ始まったばかりであり、敵の正体も掴めていない。
しかし、ロマニは思うのだ。
彼らと一緒ならきっと解決出来るだろう、と。
芥ヒナコ「なにこの後輩!?」
ぐだ男「うおおお、パイセンに後輩呼びしてもらえたぁぁぁぁ!!!」
芥ヒナコ「なんなのこいつ・・・」
キリシュタリア「おめでとう・・・」
芥ヒナコ「キリシュタリアはなんで泣いてるのよ!」
ペペロンチーノ「私のことは先輩って呼んでくれないのかしら?」
ぐだ男「妙蓮寺ィ!」
ペペロンチーノ「なぜに!?」