転生者で行くツイステッドワンダーランド   作:よっしぃぃぃい

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ツイステやっと3章まで来れました。星5…当たらない…


では、本編どうぞ。


もう一度のティーパーティ/狩人との邂逅/勤勉寮長の疑惑

「「「我らがリーダー、赤き支配者!リドル寮長のおなーりー!」」」

「「「リドル寮長、バンザーイ!」」」

 

「…これ、毎回やってんの?」

「まぁまぁ。何でもない日のパーティだし。歴代寮長もこうだったらしいよ?」

 

「…うん。庭の薔薇は赤く、テーブルクロスは白。完璧な何でもない日のパーティだね。ティーポットの中にネムリネズミは…いや、いなくてもいいか。」

「そんなに急に変えなくたっていいさ。ジャムはネズミの鼻に塗らなくたってスコーンに塗ればいい。絶対ないとダメ、じゃなくてあったっていい、にしていけばいいだろ?」

「…うん、そうだね。」

「はーあ。結局、荒れた庭の片付けとか今回の準備も俺らがやらされたんだけど?」

「まぁまぁ。寮長の体調も何事もなく回復したわけだし。」

「うーっ!早く料理が食べたいんだゾ!」

「グリム…私達は客の立場だからそんなにがっつかないの。」

「オッケー、では早速…」

「ちょっと待って!その白い薔薇…!」

「げっ、塗り残し!?」

「リ、リドル、これは…」

 

あらら。皆して…既に彼は変われている。だから…

 

「…なんてね。もう薔薇の木の一本や二本で罰したりしないさ。みんなで塗れば早いだろうしね。」

「塗るのは変わんねーのかよ!」

「それは…ま、すぐに塗ればいいだけでしょ。」

「もう我慢できねぇんだゾ!さっさと塗ってパーティだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…で、結局寮長の詫びタルトはどうなったの?」

「ちゃんと作ってきてるよ。この苺のタルトは僕が作った。」

「うんうん、形は少し不恰好だけど、初めてにしては上出来じゃないか。」

「はい、甘やかし入りましたー。ほっといて実食といきますか。」

「あっ、レアなタルトの写メ撮るから切るのちょっと待って!…よし、オッケー!」

「先輩もマジぶれないよね…んじゃ、いただきまーす。…パクッ。」

「はぐっ!」

 

……………?これは…

 

「…ん!?」

「これは…」

 

「しょっぱいんだゾ!!!」

 

「ええっ!?」

「何だこりゃ!めちゃくちゃしょっぱい…何入れたらこうなるワケ!?」

「厳密に材料を量ってルール通りに作ったのに…間違いはないはず…あっ、もしかして…オイスターソースを入れたから?」

「ゲホッ…クローバー先輩が冗談で言ってたセイウチ印の…?」

「だって昔トレイが…!」

「んなわけないでしょーが!ちょっと考えたら嘘だって分かるでしょ!?」

「自分たちも引っかかってたクセに。」

「しかもこれ、隠し味って量のしょっぱさじゃないよね?どんだけ入れたの?」

「だ、だって適量って言われてもよく分からないだろう?正確に教えてくれないと…」

 

「…プッ、あはは!まさかあの冗談を真に受けて本当に入れるなんて…あははは!」

「…あは、あはは。そうだね、馬鹿だな僕…あはははっ!」

「はは、不味すぎて逆に笑えてきたな。」

「つーか、これ笑うしかなくね?なぁ、カエ…待って?お前どんだけ食べてんの!?」

 

そう言われた私は既に二切れ目である。

 

「そんなこと言われても。出されたら食べる。常識じゃない?ましてや取り上げられるわけじゃないんだし。」

「いや、限度ってものが…」

「しかもこれくらいならまだいけるし。」

「…何が?」

「不味さ。もっと酷い料理なんか…おっと失言。聞かなかったことにしてくれ。」

 

ブリテンの騎士たちの料理とかマッシュそのままとかだぜ?ただ握りつぶしただけのジャガイモは料理じゃないです。…お前に言ってるんだぞガウェイン…

 

「あっ…そうか、すまん。」

「いや、聞かなかったことにしておこう…」

「えっ…?あっ(察)、いやそっち方面じゃ…」

 

どうにか誤解を解く事が出来たが、逆に知り合いの頭を心配された。バスターゴリラなガウェインに届くかは分からんけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「最近視線を感じる?」」

 

食堂で昼食を取っている時に楓は言った。

 

「そう。今日の飛行術の時や、オンボロ寮に帰る時とか。」

「げぇっ。ストーカーかよ!」

「イグニハイドに協力してもらって特定するか?」

 

入学してからまだ期間が経っていないが既にイグニハイドという寮が機械に強いが面と向かって話すのは苦手な奴らが多いと噂になっていた。実際その通りである。

 

「うーん。そこまでする必要はないかn…まただ。」

「今も!?」

 

バッ、と周りを見渡してみてもそれらしき生徒は見当たらない。

 

「…おっと、これは予想外。寮の印象からして不屈のサバナクローだと思っていたけど、違ったな。」

「え?」

「はい出たーカエデの謎能力。広すぎね?上限ねえの?」

「やれる事が多いだけだよ。」

「それで、その生徒は?」

「えっとね…ポムフィオーレの生徒だね。先輩なのか同学年なのかは分からないけど。」

「うげ、ポムフィオーレって確か…」

「毒と美を一番にしている、奮励の精神を掲げている寮だったはず。」

「あの手袋マシーンね。」

「もしかしてポムフィオーレのこと手袋マシーンって呼んでんの?」

 

話を戻して。

 

「ここって確か私闘は禁止だったよね。だったらどうしようかな。…ね、あなたはどうしたらいいと思います?」

「「「え?」」」

 

エースとデュース、グリムが振り返ると、ポムフィオーレの制服を着た生徒が立っていた。

 

「オーララ、まさか気づかれてしまうとは。」

「えーと、あなたは…」

 

「私はルーク・ハント。ポムフィオーレ寮3年。副寮長にして、愛の狩人さ!」

「キャ、キャラが濃い…」

「それで、ハント先輩はどうしてカエデを?」

「そうだね。まずは非礼を詫びよう。先日、そこのムシュー・毛むくじゃらを鎖で縛っていたね?」

「ムシュー・毛むくじゃら。」

「多分グリムの事だな。」

 

「その時の身のこなし、まさに天性の狩人!ボーテ!…おっと失礼。」

「キャラが濃い…なるほど、私を見ていた理由は分かりました。ですけど、視線とかやっぱり気になるんでやめてもらっていいですか?」

「ウィ!それにしても、その技術はどこで習得したんだい?出来ればご教授願いたいね。」

「あー…まぁ、少しくらいなら別にいいですよ。隠してるわけじゃないし。」

「メルシー!では…今週末はどうかな?君の実力もぜひ見たい。」

「今週末…何かあったっけ。」

「錬金術の補修があるんだゾ。」

「それはグリムだけね。私は普通にクリアしたし。2人はどうする?」

「『2人はどうする?』?え、何?狩りに付き合えって???」

「僕はやめておこう。まだ魔法史のレポートが終わっていないんだ。」

「あ、そーじゃん。レポート忘れてた…カエデはやったのか?」

「子分のやつ、授業の夜すぐにやってたんだゾ。」

「すご!あれ調べるの面倒じゃなかった?」

「地球の歴史よりは簡単だからね。…というわけで、ルーク先輩。今週末お願いしますね。」

「既にあの難解なレポートを終わらせているとは!ボーテ!」

「話聞いてます???」

 

 

 

 

 

 

 

 

週末。

 

「あ、ルーク先輩ー!」

「おや、トリックスター。」

「トリックスター。…いえ、ムシュー・毛むくじゃらのような呼び名ですね。流石に慣れました。それで、今回はどちらに?」

「学園の裏山にいる猪さ。最近襲われるサイエンス部が多くてね。」

「サイエンス部ですか。…いえ、部活の事は置いておきましょうか。とりあえず居場所の予測などは?」

「現れる場所はおおよそ予測できている。さ、着いてきたまえ。」

 

木々の中を進み、やがて獣道が現れた。猪のような足跡が続いている。

 

「この辺りだ。」

「なるほど…あ、いましたね。あの猪ですか?」

「その通り。さて、まずは…」

「待ってくださいルーク先輩。まずは私がやってみても良いですか?」

「ウィ。その技術をしかと見せてもらうよ。」

「ありがとうございます。では……はぁっ!」

 

猪の鼻部分に向かってまっすぐナイフを投げる。しかし、あまり効いている様子はない。

 

「油断大敵。もっと注意するべきだったね。」

 

大剣を召喚し、猪の頭部をぶった斬る。猪は一撃で絶命し、首が切断された。

 

「っと、どうでしたか、ルークせんぱ」

 

「マーヴェラス!なんと素早い身のこなし!囮のナイフの正確さ、その後の狩猟方法!ボーテ、100点!」

 

「うるっさ。えーと、ありがとうございます?」

「しかし、その技は私ではとうてい再現できそうもない。」

「何故です?」

「その召喚魔法は高度なものだ。多くの魔力が消費される。」

「あー、なるほど。確かにそういう面もあるか。」

「とりあえず、血抜きをしてしまおう。」

「血抜き!?」

「おや、ムシュー・毛むくじゃらへのお土産にするとばかり思っていたが、違うのかい?」

「…まぁ、猪肉でもいいか。そうですね。パパッと済ませてしまいましょうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「トリックスター。ところで、君は、女性なのかい?」

「ん?…まぁ、流石に狩りをしてる方にはバレますか。」

「…それはすまないことをした。改めて詫びよう。」

「いやいや、別に気にしなくて良いですよ。…出来れば、内緒にして欲しいですけど。」

「もちろん。」

「えーとですね。現在私が女だって知ってるのは、エース、デュース、グリムに…レオナ?先輩?って獣人の方です。」

「獅子の君か。」

「獅子の君…」

「サバナクロー寮の寮長で、ライオンの獣人。夕焼けの草原の第二王子でもある。」

「王子…改めてすっごいなこの学園。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…何度繰り返しても、結果は変わらない…」

 

機械がたくさんある部屋で、男は言った。

 

「まさか現実に乙女ゲームみたいな事が起こるとは…」

 

彼の名はイデア・シュラウド。イグニハイドの寮長である。

 

「はー!ということは何?監督生氏って女の子って事?ここNRCですぞ?男子校ですぞ?」

 

「だけどオルトのスキャンが間違ってるとは思えないし…」

 

「誰が気付いてんだ?レオナ氏みたいな鼻のいい獣人はそうとして、学園長…は気付いてなさそうだな。アズール氏…は気付いてなさそうだし、いやでも…」

 

「…とりあえず、何か対策だけでもしておくべき?…オルト!」

 

夜は更けていく。

 

 




とりあえずツイステの方は一旦更新を止めて転生者FGOの方をやります。

構想だけはあるんでね。構想だけは。

ここだけの話、楓は味覚障害が少しだけ残っています。本人はガウェインを例に出して、タルトの味を誤魔化していますが、皆が言うほど不味さを感じていません。だからきっと、リリアの料理を食べても平気です。



それでは、また。
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