転生者で行くツイステッドワンダーランド   作:よっしぃぃぃい

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ハーツラビュル編です。

本編どうぞ。


真紅の暴君
一話 この恩は仇で返すね!


『急いでバラを赤く塗るんだ。』

『急がなきゃ花がしぼんじまうぞ。』

『急げ急げ!バラを塗り残してるぞ!』

 

なんだこれ〜〜〜!めっちゃ夢だ〜〜〜!

 

『なぜ白いバラを赤く塗るの?』

 

『え?』

『どうしてかって…実はな、間違って白いバラを植えてしまったんだよ。』

『女王様は赤がお好きだ。白なんて首になるよ!』

 

『そうなの?』

 

『そうとも。だから俺たちはバラを塗るのさ。』

 

…うん。不思議の国のアリスじゃないか!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

オンボロ寮の扉がドンドン叩かれる。

 

「ドア叩いてんの誰だよぶっころ…はっ倒すぞ!」

「むにゃ…こんな夜中に誰か来たみたいだゾ…お化けのヤツらか?全く、諦めわりーんだゾ。」

「いや、明らか誰か来てる。グリムはここにいて。ちょっと見てくる。」

 

 

 

「うるせえはっ倒すぞ!?(どちらさまですかー?)」

「…オレ。エース。ちょっと中に入れてよ。」

「は?なんで?というかその首輪何?」

「ん…エース?こんな時間にどーした……って、げげっ!その首輪は!?」

「オレ、絶対ハーツラビュルには戻んねえ。今日からオレ、ここの寮生になる!」

「にゃに~!?」

 

「いや、無理だからね?」

 

とりあえず水を出す。

 

「その首輪ってオレ様が入学式であの赤毛の上級生につけられたヤツだゾ。オマエ、なんでそんなの付けられたんだ?」

「…タルト食った。」

「…タルトォ?」

「そーだよ、それだけ!小腹が空いたから寮のキッチンに行ったら冷蔵庫にタルトが冷やしてあったんだよ。しかも、ホール3つ分も!だから…」

 

話を聞いた。あの赤い髪の女王の法律が〜、って言っていた生徒はどうやらハーツラビュル寮の寮長だったらしい。

 

 

「…………」

「………馬鹿なの?」

「たかがタルトを盗み食いしただけで魔法封じされるのはおかしくねぇ!?魔法士にとっては手枷と足枷つけられるみたいなもんじゃん。しかも3ホールもあるんだぜ!?絶対1人で食い切れねーだろ!?心が狭いにもほどがあるでしょ!」

「…まあ、とりあえず言えることは一つ。…そんなことしらねーよ!こちとら寝てんのに起こしにくるんじゃねー!つーかその寮長?じゃなくてもパーティ用とかじゃないの!?」

「なんだよその反応~!」

「ハッ!もしかして…誰かの誕生日とか。オレ様、名推理すぎるんだゾ!」

「誕生日?」

「ハーツなんとか寮全体で食べるんならそりゃたくさん用意するよね。」

「ハーツラビュルね?」

「…だったら怒って当然じゃない?そもそも入学して速攻問題起こした一年が寮のもの…もの?を勝手に使ったら怒るんじゃない?寮生活した事ないから分からないけどさ。」

「…オレ、監督生なら絶対に寮長が横暴だって言ってくれると思ってたんだけどぉ?」

「…うーん。正直言ってその寮長も短気だなーとは思うよ?でもなぁ…」

「先に盗み食いしたオマエも悪いんだゾ。」

「えぇ…マジでぇ…?」

「マジで。というかそもそも謝ったの?」

「…謝ってない。」

「ほーら。だからシャンデリア落とすんよ。ま、とりあえず朝イチに謝罪しに行けよ。話はそれから。」

「食べ物の恨みは恐ろしいんだゾ…そういえばオレ様もまだ学園長からツナ缶もらってねえんだゾ!」

「それは後でね。」

「…はぁ。わかったよ、謝ればいいんでしょ?…監督生が提案したんだから一緒に来いよな。」

「は?なんで?私全く関係なくない?そもそもなんて言うの?おたくの寮生がやらかした事を聞いたので私も謝りに来ましたってか?そりゃおかしいぜ。私の背後霊もそう言ってる。」

「背後霊!?またゴーストがいるんだゾ!?」

「いや冗談だろ…ったく仕方ねぇな…じゃ、とりあえず今日どこで寝ればいい?」

「野宿しろカス。」

「いやいやいや!?ちょっとは泊めてくれてもよくねーの!?」

「本当に泊まる気?それはそれで倫理観疑うよ?私、いたいけな女子。お前、男子。分かる?」

「何もしねーよ!?」

「そもそもオレ様とコイツの部屋以外まだどの部屋も埃だらけなんだゾ…寝るなら自分で掃除するんだゾ。」

「…ま、私もそこまで鬼じゃないし。談話室…らしき部屋のソファくらいならいいよ。ただし襲ってきたら殺す。」

「誰が襲うか!?1人寂しく談話室のソファで寝ますよーだ。おやすみ!」

「おやすみー。言っとくけど殺す云々はマジだからね?」

 

とりあえずエースをソファに寝かせて私も寝た。すやぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「う~。誰だよこんな朝っぱらからドアをドンドンするの…」

「深夜にドア叩いたのはお前だけどな?」

「…うげっ!このボロ屋敷、振動で埃が落ちてくんだけど!?今出るからドア叩くな!」

 

玄関の扉を開くとそこにはデュースがいた。

 

「…やっぱりココに来てたのか。」

「げ。デュース…」

「他の寮生から話は聞いたぞ。寮長のタルトを盗み食いして首輪をはめられるとは…お前、相当バカだな。」

「うるっせ!お前にだけは言われたくねー!…ところで、寮長まだ怒ってた?」

「そうでもないぞ。少しイライラしている様子で起床時間を守れなかった奴が…3人ほどお前と同じ目にあってたくらいだな。」

「全然そうでもなくねぇじゃん!めっちゃ怒ってるじゃん!」

「何でも良いけどお前ら朝っぱらから大声出すんじゃねえよぶっ殺すぞ!」

 

 

時は過ぎ、メインストリート。

 

 

「おうおう、どけどけ~!今日からナイトレイブンカレッジの生徒であるオレ様のお通りなんだゾ!見ろこの首輪を。オマエのダッセー首輪と違ってめっちゃキマッてるんだゾ。しかもオマエ、今は魔法がつかえないんだろ?今日は1日雑用係として学校の掃除でもしてたらいいんだゾ。にゃっはー!いい気分!」

「昨日馬鹿にされたことめっちゃ根に持ってんな…」

「お前、オレが魔法使えるようになった時覚えてろよ!」

「昨日学園長から騒ぎは起こすなと言われたばかりだろうに…とにかく、魔法が封じられたままでは授業もろくに受けられない。ローズハート寮長に謝って外してもらったらどうだ?」

「くそ~。超納得いかねぇ~!」

「なんで?めっちゃ正論じゃん?…あ、そうだ。お前ら…私の性別については秘密にしろよ?何が何でも。」

「え?あ、ああ。それはもちろんだが…」

「だってさぁ、エースなんて昨日…いや、今日?に泊まろとか言ってくるんだよ?」

「それについては悪かったって!」

「お前な…」

「そういえば、まだ授業が始まるまで時間があるしオレ様、別の寮も興味あるんだゾ。エースが謝りに行くついでに見学してやろう!」

「見世物じゃねーぞ!ちくしょー!」

「草生える。」

「草…?」

「あっ、うん。なんでもない…どうしようかな。正直…あっそうだ。教科書とか何にもないから学園長に貰わないと。グリムは…そっちで見て欲しいな。」

「任された。ほら、2人とも。行くぞ。」

「はぁーあ。最悪だ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっらぁ学園長私に教科書よこせや!」

「何してるんです!ドアを蹴破って入ってくるなんて!」

「ねぇー学園長ー教科書頂戴ー。」

「…そういえば渡していませんでしたね。はい、どうぞ。」

 

魔法でたくさんの教科書を渡される。

 

「えっ袋くれないの?」

「…あなた、昨日の今朝にも言いましたが図太いですねぇ。まぁいいでしょう、私優しいので!」

「わーい。この恩は仇で返すね!では!」

「そうでしょうそうで…今なんて言いました?こら、監督生くん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…で?その法律に引っかかって許してもらえてないと。」

「そうなんだよ。なんだよ810条って!」

「やっべーなそれ。ま、他寮生の私には関係ないけど。」

「くっそー!他人事だと思って!」

 

やがて1限目が始まる。

 

「お前たちが今日から俺の担任クラスに入った新顔か。ふぅん、珍しい毛色をしているな。悪くない。日頃から手入れを欠かさないように。俺の名前はデイヴィス・クルーウェル。気軽にクルーウェル様と呼んでいいぞ。…ん?お前は…いや、まさかな。さあ、さっさと席に着け。授業を始める。……まず基本的な知識として薬草と毒草100種類の名前と見分け方をお前らの小さい脳味噌にたたき込む。菌糸類はまた別だ。散歩中に知識なく口に入れて中毒にならないように、いずれ覚えてもらう。犬はすぐ拾い食いをするからな。テストで赤点をとる生徒が1匹も出ないように厳しく躾けていくからそのつもりで。」

 

「なるほど…ところでキンシルイってなんだ?」

「キノコとかだよ。」

「げー…オレ、暗記系苦手なんだよなぁ。」

「草なんか、美味いか不味いかだけわかればいいんだゾ。」

「お前はそうかもしれないけどさ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

2限目。

 

「私は魔法史の授業を担当する、トレインだ。こちらは使い魔のルチウス。君たちには、この世界に繁栄をもたらしてきた魔法についての歴史を学んでもらう。」

『オァ~~~』

「私はレポートだけでなく授業態度でも評価を行うぞ。居眠りは許さない。では、まずテキスト15ページを開いて。ドワーフ鉱山で宝石の採掘中に発見された魔法石についてだが…」

『オァ~~~』

「この世紀の発見により魔法エネルギーは広く世界に知られることとなり、この年は魔法元年と呼ばれ…」

『オァ~~~…ファッ。』

「(あの猫うるさくて授業に集中出来ないが???)」

「ふぁ~…」

「おぁ~ドワーフ鉱山で…おぁ~魔法エネルギーが…」

「デュース、写ってるよ。」

「う~。もっとバーン!って魔法使える授業がいいんだゾ…」

「授業ってそんなものでは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

3限目。

 

「オレはバルガス。お前らモヤシ共の体力育成を担当してやることになった。優秀な魔法士は健全な肉体から!見ろ、毎日生卵を飲んで鍛えたこの筋肉!」

「衛生的に大丈夫なのそれ?」

「魔法士たるもの、体力がないとな。そんなわけでまずはグラウンド20周、次に腕立て伏せ100回!」

「うぇ…運動は嫌いじゃねーけど、先生が超苦手なタイプだ。」

「体力には自信がある!」

「ぐるぐる走ってなにが楽しいんだあ~!?オレ様はハムスターじゃねえんだゾ!」

「だから授業って(ry」

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーと、次の授業は…」

「なーんか、魔法学校っつっても普通の学校とあんまり変わらないっていうか想像よりも地味っつーか…魔法使えなくても別にそこまで困んねーな。グリムもそう思わね?…ん?」

「あれ、グリムどこいった?」

「あっ、窓の外を見てみろ!あの中庭を横切る毛玉は…」

 

 

「あんなつまんねえ授業1日中やってらんねえんだゾ!オレ様は天才だから授業なんか受けなくても、いざとなったらバーンとどデカイ魔法使ってやるんだゾ!」

 

 

「はぁ…エース、デュース。どっちでもいいから教科書持ってて。」

「分かった。にしてもあいつ、懲りないな…」

「プッ、監督生1日目にして監督不行き届きかよ。ね、グリムを捕まえるの手伝…わなくてもいいか。あの身体能力じゃ。」

「じゃ、ちょっと行ってくる。」

 

窓を開け、飛び出す。

 

「なぁっ!?監督生!?」

「お前何して…!?」

 

「よし、そうだな。『イミテーション・エルキドゥ』!」

 

見た目だけの天の鎖が現れる。

 

「っそこ!」

「ふなっ!?」

 

鎖はグリムはグルグル巻きにして拘束する。

 

「な、何なんだゾ!?」

「私の能力。もう、勝手にうろつかないで。」

「ふ、ふなぁ…」

 

「か、監督生…!って浮いてる!?」

「いや、これは…鎖?」

「そ。鎖で固定してるんだ。さぁ、次の授業に行こう?」

 




不思議の国のアリスー!実は内容ちゃんと知らないんだー!

ライオンキングは昔劇団四季のやつを見ました。
リトルマーメイド?知らん。
アラジン…は微妙。
白雪姫とか見た事ないし、
ヘラクレスに関してはツイステで初めて知りました。
マレフィセント…ツムツムで見た()

つーわけなんですよね!w

ちなみにリィンカーネーションズの立ち絵を新しくしたんですが切り替え忘れてたらごめんなさい。
楓のは…転生者ツイステの方に貼っておきますね。他の転生者はFGOの方のキャラ紹介で。
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