大神ゲーのアマ公になったお話   作:ゲーム最高

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唯我独尊の数珠で今無双プレイ中です


約束

 

 

 

シャチ丸で新世界を航海する最中…俺はニュース・クーの新聞に載ってある記事を読んでいた。

 

 

 

──偉大なる航路(グランドライン)を制覇!

 

 

──最後の島"ラフテル"に行き着く!!

 

 

──"富"・"名声"・"力"全てを手に入れた男

 

 

──海賊王ゴールド・ロジャー

 

 

──前人未到の世界一周を果たした!!

 

 

 

 

 

 

「ふふふ、とうとう達成したじゃんロジャーの奴」

 

 

微笑みながらある出来事を頭の中で振り返り始めた。

 

 

 

─────────────────

 

 

 

 

 

ある出来事とはロジャーが最後の島に辿り着く前の数ヶ月前。

 

俺はある島で休憩を取っていたんだが、そこでふたつの海賊団がこの島に上陸してきた。ロジャー海賊団と白ひげ海賊団

 

二大最強海賊団が相見えると─

 

 

『『身ぐるみ置いていけッ!!』』

 

 

『やっちまえぇぇ───ッッ!!』

 

『奪い取れぇぇ──ッッ!!』

 

 

 

即座に戦闘を開始した。俺は遠くから傍観していただけだったので何事もなくこのまま終わるだけだなと思っていたんだが

 

 

 

『神避ッ!!』

 

『一騎当千ッ!!』

 

 

『えっ……嘘だろッ!?危なッ!』

 

 

なんとこの2人俺がいる事を分かって同時攻撃してきやがったんだ。まぁ、防いだけどねそこからは俺もヒートアップしてしまい

 

 

『売られた喧嘩なら買うまでさ……分かってんだろッ!2人とも!』

 

 

『『ガッハッハッハッ!/グララララララッ!……勿論だ!!』』

 

 

途中参戦した訳、それから三日三晩続いた後に、互いの海賊団による奪い合いはプレゼント交換になって宴となった。

 

ここでレイリーにとある少年達紹介された。2人ともまだ子供で見習いでもある名前はシャンクスとバギーという名前を持つ子達だ。

 

シャンクスと言う子は見覚えがあった。ゴッドバレーで奪ってきた宝箱の中にいたあの時の赤ん坊がまさかここまで成長しているだなんてびっくりした。

 

それからシャンクスは俺の事をロジャーから色々聞いて興味を持っていたらしくロジャーとはどうやって知り合ったのかと腹一杯聞かされた。

 

粗方、聞かされ続ける俺だが突如大慌てでやってきたギャバンに

 

 

 

『シラヌイ!助けてくれ!』

 

『どうしたの?』

 

『ロジャー船長が白ひげに頭を下げて、何かを頼み込んでたんだ。そしたら、喧嘩が始まっちまった!!』

 

 

と言われた後に奥から凄い地響きが聞こえすぐさま駆け寄っていくとそこはもう既に誰も近寄れない領域と化していた。

 

 

 

『巫山戯んなロジャー!!俺から家族を奪うつもりか!?』

 

『頼む!ニューゲート!1年だけでいいんだ!』

 

 

 

1年……

 

前にロジャー達と会った時に医師のクロッカスから聞いた事がある。

彼曰くロジャーは「不治の病」を患っているとの事。決して治すことの出来ない難病を唯一和らぐことの出来る術を持つクロッカスが言うには1年後には死ぬらしい。

それまでに世界一周制覇を何としても成し遂げたかったのだろう。

 

 

このままじゃあ、島が持たないと思ったのか二人の間に入れるのは俺しかいないと言われ、止めるべく俺は八咫鏡と天叢雲剣で互いの刃を受け止める。

 

 

 

『『シラヌイッ!?』』

 

『2人とも一旦落ち着こうよ』

 

 

 

間を割って入る事で2人を落ち着かせる事に成功した俺は喧嘩の発端を聞くことにすると、どうやらロジャーは最後の島に行き着く為の鍵となるのが「歴史の本文(ポーネグリフ)」だと踏んでおり、それを読めるのは光月おでんしか読めないのだと言う。

言い方が不味かったのか、それとも兄弟分である彼と引き離される事が嫌だったのかそれに激怒してしまい喧嘩が始まったらしい。

 

 

 

『ロジャー、完全にお前が悪い』

 

『えぇ!?何でだよ!シラヌイ!?』

 

『いや、言い方よ。もう少し丁寧な言い方すればニューゲートだって説得できるかもしれないんだからさ』

 

 

まぁ、言い方変えても嫌そうな顔してるのでどちらにしろ難しい。

ロジャー達には何事にも世話になったのでここは敢えて俺から頼む事にする。無理に近いと思うけどね

 

 

 

『チッ……気に食わねぇが、ロジャー…シラヌイに感謝しろよ』

 

『本当か!?ありがとう!!ニューゲート!シラヌイ!』

 

 

 

あっさりOKしちゃったよ。ロジャーには頑なに断っていたので俺から頼むと渋々と了承してくれた。

 

お礼として俺とニューゲートはロジャーに大量のお宝を貰ったのでこれにはイッスンも大喜び。

 

 

ロジャー達はすぐさま出航し、俺と白ひげ海賊団の船員(クルー)達は見送るもののニューゲートだけは最後までいじけており見送らなかったと言う。

 

 

 

──────────────────

 

 

この新聞を読むからにロジャー海賊団は見事最後の島までに辿り着き、物語の題名とも言える「ワンピース」を見つけたのだろう。

 

 

「すげぇなアマ公!あいつらワンピースを見つけたって……これ本当だよな!?」

 

「マジだね。だとしたらこんな記事載らないもん。」

 

「まぁ、オイラは宝には興味はねぇがな!絵を描く事がオイラの全てだい!」

 

 

頭の上で跳ねながら、俺は新聞の記事を読み続ける。

 

 

 

───────────────────

 

 

 

 

「とんだ再会だね」

 

「おうっ!シラヌイ、おめぇもこの島に来てたのかァ!!」

 

 

俺達が辿り着いた島にある街の酒場にてなんとそこには世界一周制覇を成し遂げた本人(ロジャー)がいるではないか。

 

隣のカウンターテーブルに座り、頼んだ料理が来るまで持っていたコップグラスで乾杯する。

 

しかし、不思議に思ったのは何故ロジャー一人だけなのか?他の皆はどこへ行ったのかと聞いてみると

 

 

「えっ?解散したの!?」

 

「あぁ。もうやる事も無くなったからな…皆それぞれの故郷へ帰らせたんだ」

 

「へぇー、意外だな。てっきり世界一周果たしたらそのまま死ぬまで冒険するのかと思ってたけど」

 

「俺はどの道長くねぇからな。それに誰にも分からねぇ死に方するのは嫌って思ったんだ…だから俺は

 

 

自首する事にした」

 

 

「………ッ!?」

 

 

 

それを聞いて俺は言葉が出ず、動く事もなかった。頼んた料理が来てもフォークにすらまだ手をつけていない。

 

 

「…海賊王の最期が自首か。

 

 

まぁ、なんと言うかお前らしいというか」

 

「ガッハッハッハ!!そうだろ!」

 

 

 

彼の夢の果てが自首。という事は近々彼は海軍に自ら捕まりに行くのだろう。

 

 

「そうだ、死ぬ前にお前に一度会っておきたかったんだ…」

 

「?……どういう事?」

 

 

酒の入ったコップを飲み干すと真っ直ぐな目で俺を見つめ始める。

 

 

「シラヌイ、お前に頼みがある……近い内にガキが生まれるんだ。そいつの面倒を見てくれねぇか?」

 

「そういえば…結婚してたんだよね?相手は確かルージュさんだっけ?」

 

 

酔っ払ったロジャーの自慢話の中で奥さんであるルージュさんの話を腹一杯聞かされた為、嫌でも覚えている。何度も同じこと話しているので聞くのも飽き飽きしていたからだ。

 

 

「そうだ。いずれあいつも狙われちまう。だが、産まれてくる子に罪はねぇ」

 

「………」

 

「だから、頼む。彼奴の事を守っちゃあくれねぇか?」

 

「どうして俺に?他にも適任はいるでしょ?」

 

「そうしてぇんだが、皆に仲間達に迷惑をかける訳には行かねぇと思ったんだ。それにお前なら安心して彼奴を任せられる」

 

「…本当に勝手な奴だなロジャー」

 

「そう言うなよ。俺とお前は何度も殺し合った仲じゃねぇか!

 

お前になら任せられる」

 

 

正直、断ろうと思っていた。そりゃあいきなり喧嘩をふっかけてきた奴だし、勝手に宴に誘ってきたり色々と無茶苦茶な性格の持ち主だった。

 

けど、こんな奴だからこそ俺は断れなかったのかもしれない。逆にこいつとの出会いでこの世界に馴染む事が出来たし、色々知ることが出来た。

 

 

恩人の頼みを無視するのもどうかと思う。

 

 

「何処までやれるか分からないけど、ロジャーの頼みなら仕方ない……いいよ、面倒見るよその子の事」

 

「本当かァ!?いやぁー!ありがとうよ!シラヌイ!!」

 

 

その後、それを祝ってなのかロジャーと2人だけの飲み会を何時間も続ける事となった。

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

 

「俺の財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ……

 

探せ!この世の全てをそこに置いてきた!!」

 

 

 

海賊王の処刑…それは大海賊時代の幕開けでもあった。

処刑寸前、彼はずっと笑っており死に際に放った一言はこの世に存在する全て者たちを海へと駆り立てた。

 

残り数秒僅かに灯った"命の火"を彼は世界に燃え広がる"業火"に変えた。

 

 

凄かった。自分が死ぬとも分かっているはずなのに最後の最後で爪痕を残した。とにかく凄すぎて言葉が出なかった。

 

 

多分、これからワンピースの原作が始まるのだろう。

 

 

 

「最後の最後で、すげぇ爪痕残したな。あいつ」






まだまだ短編続くと思います

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