ギルド『楓の木』を立ち上げたスペリオル達は
第三回イベントに向けて各々、レベル上げや素材集めをする事になった
「・・・で・・・これは俺がいる必要はあるのだろうか?」
そこではサリーとカスミが無双しクロムが堅実に戦っている姿があり
とてもではないがスペリオルのいるところまでモンスターがやってこなかった
詰まるところ今のスペリオルは完全に暇を持て余していたのだ
「はぁ〜・・・これならメイプルの方に向かった方がよかったかもな〜・・・」
「別に暇なのはいい事でしょ?てかあんたも少しは働きなさいよ」
「そうは言ってもな〜・・・ぶっちゃけここら辺のモンスターは余裕だろ?
俺が出るほどのモンスターとなると・・・もっと奥の方にいるんじゃないか?」
「それじゃあ先に進んでみる?」
「おいおい!この先は中級のボスクラスが大量に発生するんだぞ!?
流石にそんな場所に行くのは危険だろ!?」
「そうか?俺はもう何度も足を運んでいるぞ?」
スペリオルの言葉を聞いて半信半疑ながらもサリー達は後を着いていく
そして奥の方までやってくるとクロムの言う通り中型のモンスターが大量に発生した
「さてと・・・それじゃあまずはお前に戦ってもらうぜ?サイコゴーレム!!」
『ウォォォォン!!』
「「「えぇ〜・・・」」」
召喚されたサイコゴーレムは瞬く間にモンスターを粉砕していく
その光景を見ていたクロム達は一体、何を見せられているのだろうと思っていた
「メイプルも大概だと思ってたけど・・・スペリオルも十分に異常だったわ・・・」
「てか第一回イベントで暴れてた巨人ってスペリオルのスキルだったのかよ・・・
あんなのを見せつけられたら普通の奴は戦意喪失だろうな・・・」
「だな・・・おまけにあれとは別にスペリオル本人もいるのだから
もはや鬼に金棒ではなく鬼と鬼のコンビだな・・・」
「ん?なんか言ったか?」
「「「いや何も・・・」」」
「?」
自分がどんな風に言われているのか全く気づいていなかったスペリオルだが
次の瞬間に巨大なモンスターをかき分けてやってくる巨大なモンスターの姿があった
「大きさ的にはサイコゴーレムと同じ・・・どうやらボスモンスターみたいだな」
「ちょっ!?そんな事言ってる場合!?今すぐに逃げないと!!」
「いや・・・最近はこれを使ってなかったしたまには本気を出さないとな?」
「「「へっ?」」」
「オーノホ・ティムサコ・タラーキィ!!」
スペリオルは三種の神器を身に纏うと
凄まじい速度で巨大なモンスターに突っ込んでいく
もちろんモンスターも攻撃を繰り出すのだが当たる様子は一切なく
そしてあっという間に懐に入り込まれると
スペリオルはモンスターの心臓に剣を突き刺し
その一撃によってモンスターは消滅し戦闘は終了した
「嘘でしょ・・・あんだけのモンスターが一瞬って・・・」
「もはや化け物なのはスペリオルも一緒だったか・・・」
「ああ・・・どうやらこのギルドは変わり者しかいないみたいだな」
「ん?どうしたんだ?早く帰ろうぜ」
アイテムを取り終えたスペリオルは
そのままサリー達と合流してギルドハウスに戻る事になった
「それにしてもあんたのスキルって異常過ぎるでしょ・・・
一体どんな事をしたらあんな事になるのよ・・・」
「ゲーム序盤に魔王と戦ったからな〜・・・
そこから俺の普通が崩れたと思ってる」
「序盤から魔王!?どんだけ修羅の道を突き進んでるんだよ・・・」
「確かに・・・他にはどんな敵と戦ってきたんだ?」
「そうだな〜・・・サイコゴーレムに闇皇帝とか言うのとも戦ったな」
「闇皇帝・・・名前だけで既にやばそうな予感がするんだけど・・・」
「まぁな・・・遠近どっちもこなせる上に二段階目の進化まであったよ
あの時は流石の俺もHPを三割以下まで持っていかれたな」
「マジか・・・」
その後もギルドハウスに戻るまでサリー達はスペリオルの話を聞いて
やはり彼も異常の部類に入るのだと思いながら呆れるのだった
「あっ!そういえばイズさんに渡すものがあったんだった!」
「私に?」
「実は第二回イベントでスキルの巻物を手に入れたんだけど
生産系のもので俺には使えなかったからイズさんに渡そうと思ってたんだ」
「本当に!?でもいいの?何もお返しするものがないんだけど」
「別にいいですよ。俺が持ったままだと宝の持ち腐れになりますから」
「そう?それじゃあ遠慮なくもらうわね?」
そう言ってイズはスペリオルからスキルの巻物を貰い
それを開いてスキルを取得したのだが同時に驚いていた
「すごいわね!?何に使うか分からないけど新しいレシピまで取得出来たわ!
早速、今からこの思いついたものを作っていかないと!」
イズは早速、取得した新しいレシピに書かれていた物を作りに工房に戻った
「一体何が書かれていたんだろうな?」
「さぁ・・・俺もあんまり見てなかったからな〜・・・
でもあんなに喜んでもらえたのなら俺としても嬉しかったかな?」
「「む〜・・・」」
「・・・で・・・なんで俺はあの二人に睨まれてるんだ!?」
「いや俺に聞かれてもな・・・」
イズにプレゼントを渡した瞬間から
何故かスペリオルはメイプルとサリーの二人に睨まれていた
しかし何もした覚えがなくどうしてあんなに睨まれているのだろうと思っていると
「ふっ二人とも?そんなにスペリオルを睨まなくても・・・」
「カスミはいいわよね〜・・・既に簪をもらってるんだから」
「うっ!?」
「私達はもっと前から知ってるのに何ももらってないんだよね〜・・・」
(あ〜・・・これは何もしてないから怒っているパターンの奴だ)
こうしてログアウトするまでの間、スペリオルはずっと二人の睨まれ続けるのだった
「勘弁してくれ・・・」
プレゼントを貰ったカスミとイズに嫉妬するメイプルとサリーでした
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