あの後、メイプル達はスペリオルから受け取ったアイテムを使った
するとメイプルは前のカスミやイズくらいの大きさを手に入れ
マイとユイはメイプルには及ばないもののそれなりの大きさを手に入れていた
ミィも三人より元が大きかったからなのかメイプルよりも大きくなっていた
そして・・・元から胸の大きかった三人・・・
まずはイズとカスミなのだが完全に巨乳を超えて爆乳に成長していた
もう動くだけで胸が揺れており男性陣は目のやり場に困っていたのだが
上には上がいた・・・そう・・・ミザリーと言う名の上がいたのだ
彼女の胸はもはや凶器になるのではないかと言うほどの大きさを手に入れており
実際にマルクスの話では自分が後ろにいるとか気づかずに振り返られて
胸が顔面にぶつかりそのまま壁に激突したそうだ
羨ましいと思うよりも二重の意味で凶器になってしまったのかと男性陣は恐怖したとか
しかし・・・スペリオルにとって一番の問題はそこではなかった
そう・・・まだ名前が上がっていない女性が二人・・・存在しているのだ
「・・・なんで・・・なんで・・・」
「「なんで私達だけ1サイズしか大きくならないのよ〜!!??」」
サリーとフレデリカも同じようにあのアイテムを試したのだが
他のみんなが明らかに2サイズ以上、大きくなっているにも関わらず
二人はどんなに頑張っても1サイズしか大きくならなかったのだ
おそらくその理由はぐんぐんミルクに書かれていたアレだろう
【ぐんぐんミルク】
女性アバター専用アイテム
飲むとアバターのバストサイズを変更する事ができる
つまり・・・コンピューターが彼女達の胸はこれ以上大きくならないと判断したのだろう
おかげでアイテムを渡したスペリオルはしばらくの間、二人に睨まれる事になったとか
そんな二人から逃げるようにスペリオルは新しいスキルを求めて色々と探索に出ていた
「と言ってもめぼしいスキルはあらかた見つかってるからな〜・・・
なんか他に見つかってないようなスキルはないもんか・・・」
そんな事をしながら歩いているといつの間にか夜になっており
スペリオルはこのまま切り上げた方がいいかとログアウトのボタンを押そうとした時だった
「ん?なんかやけに光が眩しいような・・・って・・・なんか俺・・・浮いてね?」
何やらいつもよりも月の光が眩しいと思っていると
いつの間にか自分が宙に浮いている事に気がつき
スペリオルはそのまま月の光に包み込まれて何か別の空間へと跳ばされてしまう
「おいおい・・・急に跳ばされるとか勘弁してくれよ・・・おまけに・・・」
『クエスト・機甲神が受注されました』
「なんか強制的にクエスト始まったし・・・なんなんだよ・・・」
『ほう?まさかこの場所に人が現れるとは・・・珍しい事もあるな?』
「ん?」
声が聞こえてスペリオルは後ろを振り返ってみると
そこに居たのは薔薇の仮面を付けた騎士だった
「・・・随分と奇抜な格好してるけど・・・あんたは何者だ?」
『私の名は薔薇騎士・・・ローズナイトと名乗っておこうかな?』
「ローズナイトって・・・運営のセンスを疑うんだけど・・・」
『それよりも・・・君に見せたいものがある・・・私についてきてくれるかな?』
「まぁ暇だからいいけど・・・」
スペリオルはローズナイトと呼ばれるその騎士に連れられて神殿のような場所を進んでいく
するとその奥にはガンレックスに似ている真紅の騎兵が眠るように鎮座していた
「こいつは・・・!」
『エルガイヤー・・・この月で作られた機兵の一つだ・・・と言っても完全ではない』
「コレでか?」
『このエルガイヤーの他に五体の機兵が存在している・・・
そしてエルガイヤーを含めた六体の機兵が合体した時・・・最強の機兵・・・機甲神が目覚めるんだ』
「機甲神・・・なるほどなそれが今回のクエストの正体ってわけか」
『君にはその資格がある・・・よってこのエルガイヤーを君に預けるとしよう・・・
そして他の五体を見つけ出し・・・君の手で機甲神を蘇らせてくれ・・・!』
「・・・分かった・・・!それじゃあ有り難くこいつは受け取らせてもらおうよ」
そう告げるとエルガイヤーは真紅の光に包まれ
小さな光の玉になるとスペリオルの中に吸収された
『神秘機兵エルガイヤーを入手しました。スキル・聖機兵に統合されます』
「ん?神秘機兵?機甲神じゃないのか?」
『おそらくまだエルガイヤーが完全に目覚めていないからだろう
他の五体を見つけ出せば目覚める事ができるはずだ』
「なるほどな・・・それじゃあのんびりとその五体を探し出すとしますか」
『いや・・・実はすでに五体の居場所は突き止めている・・・
問題は君一人ではその試練を突破する事が出来ないと言う事だ』
「ん?それはどういう事だ?」
『行ってみれば分かるはずだ・・・場所は君の地図に記しておいた・・・さぁ行きたまえ』
ローズナイトが手を翳すとスペリオルは再び光に包まれて気がつけば元の場所に戻されていた
「俺一人じゃクリア出来ないか・・・
どう言う意味なのかやっぱり自分で確かめるしかないんだろうな〜・・・」
スペリオルは渋々ながらもとりあえず他のクエストを発見しながら地図に記された場所に向かうのだった
『・・・行ったか・・・次に彼がここへ来るとしたら五体の機甲神と共に戻ってくるだろうな・・・
それまでにはコイツを直しておかなくては・・・』
そう告げるローズナイトの前には大破してしまっているエルガイヤーによく似た白い機兵の姿があった