四層が追加されてメイプル達は急いでボスモンスターを倒しに向かった
しかしその中には何故かスペリオルの姿がなかった
「・・・あの男・・・まさかフライングするなんて・・・!」
「ねぇ〜・・・どうせならみんなで一緒に行きたかったのに〜・・・」
実はスペリオルは例のクエストがあるかもしれないと考えていたので
四層が追加されると同時にボスモンスターを秒殺して四層へ最初に乗り込んだのだ
因みにボスモンスターが瞬殺された時に運営陣の魂が抜けたのは言うまでもない
「これで何も収穫ないなんて言った日にはあの男をぶっ飛ばしてやる・・・!」
「サリー・・・目が怖いよ・・・」
そんなこんなありながらメイプル達も四層へと辿り着き
先に来ているはずのスペリオルと合流しようと思ったのだが
何故か連絡が付かず合流する事が出来なかった
一方その頃のスペリオルはと言うと・・・
『ガハハハ!ワシの望み通りにならぬものなど全て破壊してくれるわ!』
「おかしくね!?董卓ってこんな感じの人だったっけ!?」
何故か三国志の中で最悪の暴君と言われている董卓と戦っていた
時間は少し前に遡りスペリオルが四層に来たばかりの時の事だった
「さてと・・・まずは色々と回ってマップを把握しないとな
出ないとこの地図に書かれた場所に辿り着くなんて無理だろうし」
スペリオルは機甲神のクエストを探す為にまずは四層を巡ってマップを把握する事にした
そう思いながら天翼を呼び出して空を飛んで凄まじい速度でマップを埋めていた時だった
「ん?どぉぉぉおおお!!??」
突如、下から大量の矢が飛んできてスペリオルはなんとか避ける事が出来たのだが
完全に体勢を崩してしまい地上に落下してしまった
「あっぶね〜・・・今の攻撃・・・プレイヤーじゃねぇな
って事はおそらく・・・モンスターか・・・!」
『おのれぇぇぇぇええ!!あの鬼如きがワシの言う事を聞かぬとは!
忌々しい!奴の領土に向けて弩弓乱射砲を撃ちまくれ!!』
「おいおいおいおい!?そんな撃つとかここら辺を全部、ぶっ壊すつもりか!?」
『ぬ?貴様!この董卓に意見すると言うのか!?小童如きが!!
いいだろう!まずは貴様らか葬ってくれる!滅殺爆煉弾!!』
「ちょおぉぉおぉお!!??少しは話を聞けよぉぉぉおお!!??」
そして現在、スペリオルは龍帝装備に変えて無数の弓矢を切り落としていたのだが
あまりにも数が多く反撃するには明らかに数が足りなかった
(くぅ!こんなに数が多くちゃ張飛や関羽を呼び出しても意味がないし
せめて一瞬でもいいから隙を作れれば・・・!ん?)
スペリオルは董卓を観察していると彼から邪悪なオーラが出ていたのだが
彼の手に持っている物からもそれと同等のオーラが放出されていた
(もしかしてあれが董卓を強くしている道具なのか?
だったらまずはあれをどうにかしないとな!)
「行くぜ!真龍斬!!」
『ぐぉぉぉおお!?貴様ぁぁぁぁぁああ!!
よくもこのワシに傷をぉぉぉおおお!!』
「それだけじゃねぇぜ?自分の手を見てみろよ?」
『何っ!?しまった!?ワシの玉璽がどこにもない!?』
「どうだ!こいつがなければお前は何も出来ないだろ!!」
『貴様ぁぁぁぁああ!!傷を付けただけではなく玉璽まで!?
返せ!それはワシのワシだけのものじゃあぁぁぁぁああ!!』
董卓は玉璽を奪い返そうとスペリオルに突っ込んできたまさにその瞬間だった
「ちょっ!?まぶっ!?」
『この光!?まさか貴様が玉璽に選ばれたと言うのか!?』
光が晴れていくとスペリオルは天玉鎧・蒼龍に乗っていた
「・・・えっと・・・えぇぇぇぇぇえええ!!??」
全く状況が飲み込めていないスペリオルは戸惑っているが
そんな事を考える暇もなく董卓が突っ込んできたのでこれを迎え撃つ
「そんな事言ってる場合じゃねぇ!?星龍斬!!」
『がぁぁぁぁぁあああ!!??
ワシが天を統べるばずのワシがこんなところでぇぇぇええ!!??』
スペリオルはコレまでと変わらない星龍斬を放ったつもりなのだが
威力が桁違いに上がっており董卓を消し去るだけではなく
その後ろの山すらも切り飛ばしてしまった
「・・・マジか・・・」
『スキル・玉璽を取得しました』
玉璽(未完全)
天玉鎧を呼び出し全てのパラメーターを二倍にする
効果時間は三十秒 使用回数はランダム
「・・・おい・・・なんだこの宝くじみたいなスキル・・・
って言ってもこの威力じゃ仕方ねぇのか・・・おまけに未完全って書いてあるし」
スペリオルはその手に握られていた玉璽を見ると
再び玉璽は輝きを放ってスペリオルの手から離れてしまった
「なるほど・・・まだ主って認めてくれたわけじゃないって事か・・・
まぁなんにしても強いスキルは手に入れたしコレはコレで収穫かな?」
そう思いながらスペリオルは疲れたのでログアウトしようとメニューを開いた時だった
「・・・ヤベェ・・・なんかサリーとメイプルからアホみたいにメッセージが・・・」
ようやく二人のメッセージに気がついてスペリオルはみんなと合流したのだが
遅れてきた事によりみんなから罰ゲームとしてこの日一日中
みんなの言う事を聞かなくてはいけなくなったのは言うまでもなかった