あれから入念な打ち合わせを終えてスペリオル達は例の神殿へとやって来た
「ここがスペリオルの話していた神殿か・・・
確かに神秘的な感じがする建物だね」
「ああ・・・だからこそ強者の匂いがする・・・!」
「それじゃあ皆さん打ち合わせ通りに頑張ろう〜!」
『おう!』
メイプル達は打ち合わせで話していた通り四つのパーティーに別れて
それぞれ担当のゴーレムがいる部屋へと入っていった
しかしそんな中でスペリオルだけは巨大な扉の前で待たされていた
その理由は巨大な扉の奥にもボスが待っている可能性があるからだった
いくらメイプル達が強くても1日にボスと連戦するほどの体力はないし
そもそもスペリオルが苦戦するほどの相手ならばスキルを出し惜しみも出来ないだろう
だからこそ彼だけには余力を残してもらい最後のボスに挑んでもらおうと考えたのだ
(・・・つっても・・・待ってるのも十分に暇なんだよな〜・・・)
一人で寂しく扉の前で待ちながらスペリオルはその時を待つのだった
一方その頃、赤の扉に入ったメイプル達は早速、マグマゴーレムと戦闘を開始していた
「大海!」
「アイスウォール!」
マグマゴーレムは溶岩の拳を放って攻撃して来ており
それをサリーのスキルとカナデの魔法で防いでいた
「スペリオルの言う通り遠距離攻撃まであるとか厄介な相手よね〜」
「でもこれくらいの攻撃なら十分に防げるし直線的だからかわすのも簡単だと思う
それよりも・・・問題はこっちがどうやって攻撃するかってところかな?」
「大丈夫!こう言った時は・・・機動武神天鎧王!」
メイプルはスキルと発動して天鎧王となった
その大きさはマグマゴーレムよりも上でありそして彼女が拳を振り下ろすと
マグマゴーレムは粉々に砕け散ってしまいなんともあっけない幕切れとなった
『わ〜い!勝ったよ〜!』
「・・・相変わらず出鱈目なスキルよね〜・・・」
「いや・・・むしろ本人を含めてなんじゃない?」
「味方ならいいのよ?味方なら」
一方その頃、ミィ達が担当している青の扉の奥では苦戦を強いられている様子だった
「こいつは思った以上の強敵だな・・・!てか今回の俺って防御しかしてないんじゃね?」
「相手に物理的な攻撃が効かないんだったら仕方ないって
僕も今回は属性系のトラップしか使えないからかなり厳しいし」
「どうしますかミィ?このままでも勝てなくはないですが・・・」
「ああ・・・時間が掛かってしまうな・・・三人共!時間を稼いでくれ!」
『了解!』
ミィは己の手にとてつもないほどの炎を溜め始める
そしてそれは徐々に大きさを増していき遂にはアクアゴーレムを超える大きさになった
「これで終わりだ!炎帝!」
巨大な炎を受けたアクアゴーレムは水蒸気爆発を引き起こし跡形もなく消滅した
「あっぶね〜・・・下手したら俺達までやられるぞ・・・!」
「随分と思い切った事をしましたね?」
「あれくらいしないと倒せないと思ったからな」
(スペリオルさんに褒めてもらいたいし!///)
「なんにしてもこれで僕達の役目は終わりだね」
ミィ達がアクアゴーレムと戦闘している頃
白の扉へと入ったクロム達もクリスタルゴーレムと戦闘を始めていたのだが
「・・・カスミ・・・その格好はなんだ?」
「「カスミさん・・・凄いです・・・!」」
「三人共あまり見るな!///それに私の事を気にしている場合ではないだろうが!///」
クリスタルゴーレムが強敵だと聞いて
カスミは封印して置きたかった黒龍装備を装備を身に纏って戦いに挑んでおり
それを見た事がなかったクロム達は驚き過ぎて完全に動きが止まっていた
「それにしても・・・魔法攻撃の反射か・・・
俺達は魔法が使えないからいいとしても魔法使いからしてみれば天敵だよな〜・・・」
「ああ・・・だがそんなクリスタルゴーレムに天敵がいる・・・それがあの二人だ」
「「ダブルスタンプ!!」」
マイとユイは持ち前のSTRでクリスタルゴーレムの体を叩きまくっており
その攻撃を受けて水晶で出来た体は徐々に罅が入りボロボロと崩れていく
しかしただでは終わらせないとしたのかクリスタルゴーレムは腕を飛ばしてマイとユイを拘束する
「くっ・・・!動けない・・・!」
「大丈夫か!?すぐに助けてやるからな!!」
「クロム!二人を頼む!私が奴の相手をする!」
「おう!」
クロムに救出を任せてカスミは一人でクリスタルゴーレムに挑んだ
クリスタルゴーレムの誤算はカスミの強さを見誤っていた事だった
今の彼女は物理的な攻撃に関して最大級のダメージを出せるようになっており
クリスタルゴーレムにとってはまさにもう一人の天敵だったのだ
「これで終わりだ!龍戦頭!!」
カスミは腕に着けられていた龍閃甲を合体させ頭に装着し
そのままクリスタルゴーレムに対して頭突きを当てる
するとまるでハンマーでも打ち付けられたかのように
クリスタルゴーレムの体は粉々に粉砕されそのまま消滅してしまった
(・・・今度からカスミを揶揄うのはやめよう・・・自分の命が惜しい)
その様子を見ていたクロムは今後は絶対にカスミを怒らせないようにしようと誓うのだった
最後の緑の部屋では集う聖剣の四人がウッドゴーレムと戦っていたのだが
思っていた以上の自己回復力の所為で中々に倒せないでいた
「もう!さっきからどれだけ炎弾を当てたと思ってるのよ!」
「そりゃあ俺も同じだっての・・・半端じゃない自己回復力だな・・・
ペインの通常攻撃ですら数秒で全快・・・攻撃を当て続けたとしても」
「例の回復スキルで半分近くまで強制的に回復されるか・・・中々に厄介だな」
「・・・ならその半分のHPも一気に削るだけさ・・・!」
「あれを使うのか?まぁ確かにそれ以外に倒せる手段はないか」
「ああ・・・三人共!援護を頼む!」
『おう!』
ドレッドとドラグがウッドゴーレムの腕を切り飛ばしてフレデリカが多重障壁でペインを守護する
ペインはその防御を信じて伸びてくる蔦の中を突っ込んでいきウッドゴーレムの頭上へと飛ぶ
「断罪ノ聖剣!!」
ペイン渾身の一撃はウッドゴーレムの半分ほどあったHPを削り切り消滅させた
「いや〜・・・本当にメイプル並みのHPと自己回復力だったね〜・・・」
「ああ・・・だがあの防御力が無い分はメイプルよりはマシだな」
「けどおかげさまでいい特訓になったよ」
「運営もそんな事を考えて作ったわけではないと思うけどな・・・」
一方その頃、運営側では・・・・・
『ギャァァァァアア!!たった数分で四体のゴーレムが倒されたぁぁぁああ!!??』
「どうするんですか!?残っているのは奥にいるジャイアントゴーレムだけですよ!?」
「しかも相手はあのスペリオルって・・・もう勝ち目はないんじゃ・・・」
「って事は機甲神は・・・」
「間違いなくスペリオルの手に渡ってしまうな・・・」
「・・・今すぐに点検作業に入るぞぉぉぉおお!!
スペリオルに渡るとしてもバグだけは引き起こさせるなぁぁぁぁああ!!」
『ラジャー!!』