メイプル達がボスを倒してくれたおかげで全ての紋章が光ると
いよいよ本命である巨大な扉が大きな音と共に開き始めた
「この先にスペリオルが倒さなくちゃいけないボスがいるのね」
「だな〜・・・先にペイン達に報酬でも渡しておくか」
「いいのか?別にこちらは最後まで手伝っても大丈夫なんだが」
「流石によそのギルドにそこまでしてもらうわけにはいかねぇよ
それじゃあこれが俺の知っている俺も受けた事のないクエストの一覧だ」
「・・・スペリオルも受けた事ないって・・・もらう意味あるの?」
「別に俺がクリア出来なかったってわけじゃないぞ?
何故かクエストの名前は表示されているのにクエストが発生しなかったものだ
おそらくは何かの基準を満たしていなかったって事なんだろ?」
「それなら俺達が行って受けれるかどうかの確認もしないとな」
「確かにそうなんだけど・・・ちゃんと全員分用意できてるって・・・
スペリオルがどれだけこのゲームをやり込んでるのかよく理解出来るわ〜・・・」
フレデリカはまさかここまでの情報を持っているとは思っていなかったようで
改めてスペリオルは脅威と言うよりも恐怖の大王だと感じるのだった
「それじゃあ報酬は貰うけど・・・せめてクリアまでは見守らせてもらうよ
スペリオルがどんな風に戦うのかを見せてもらいたいしね?」
「うっうむ!私もスペリオルがどんな風に戦うのか興味がある・・・!」
(チャンス!スペリオルさんの勇姿をこの目に焼き付けるチャンス!!///)
「それくらいは好きにしてもらって構わないぜ?
でも・・・参考にだけはならないって事だけは言っておくよ」
スペリオルはメイプルだけじゃなくミィやペインも連れて最後の部屋へと進んでいく
部屋には先ほどまで彼らが戦っていた四体のゴーレムよりも
二回りは大きい巨大なゴーレムが鎮座していた
そして侵入者であるスペリオル達を感知したのかゆっくりとその体を動かしていく
「ジャイアントゴーレムか・・・!お誂え向きだな!エルガイヤー!」
スペリオルはエルガイヤーを呼び出して乗り込みジャイアントゴーレムと対峙する
ジャイアントゴーレムが動きが遅いのだが防御力が桁違いでありHPが全く削れなかった
「・・・このモンスター・・・明らかにメイプルを意識して作られてないか?」
あまりの防御力にスペリオルはこのモンスターの参考になっているのはメイプルではないのかと思っていた
そしてその予測は正解でありこのジャイアントゴーレムはメイプルを参考にしていた
スピードを犠牲にしてほとんど無敵を誇る防御力と同時にそれと攻撃に転換した破壊力
まさにゴーレムの名前に相応しい実力だと言ってもいいだろう
「しかしどうしたもんか・・・防御貫通系のスキルはあるけど時間が掛かりそうだし・・・
こうなったらアレを試してみるか・・・!」
スペリオルは空高く上昇すると炎を噴出させながら回転してジャイアントゴーレムに突っ込んでいく
その攻撃はただでさえ高い攻撃力を持っているエルガイヤーのパワーを更に上げており
ジャイアントゴーレムの装甲を貫通しそのHPを削り取った
「ふぅ〜・・・これでようやくクリアか〜・・・ん?」
スペリオルはようやくクエストクリアかと思っていると突如、エルガイヤーから降ろされてしまった
すると五つの光が飛んできてそれが先ほどのゴーレムとは違う巨人の姿へと変わっていく
そして五体の巨人は再び光へと変わっていきエルガイヤーの中に入っていく
『神秘機兵エルガイヤーは機甲神エルガイヤーに進化しました』
『機甲神エルガイヤーはスキル『輝光合身』を取得しました』
輝光合身
ボスモンスター専用スキル
五体の機甲神と合体しガンジェネシスとなる
「・・・アレだけ苦労してボスにしか使えないのかよ!?
いやまぁいいけどさ・・・ってなんでみんなそんなびっくりしてるんだよ?」
「いや・・・あんたの前・・・」
「ん?・・・おぉう・・・」
どうしてみんながここまで驚いているのかスペリオルはすぐに理解した
何故ならば自分の目の前には天鎧王となっている時のメイプルよりも
巨大な巨人の姿がそこにはあったからだ
「これがガンジェネシスか・・・確かにボス戦でしか使えないな・・・これは・・・」
こうしてスペリオルの機甲神クエストはとりあえずの終わりを迎えるのだった
一方その頃、運営側では・・・・・
『いや〜・・・やっぱり合体は男のロマンだよね!』
「・・・現実逃避している場合ですか?
ガンジェネシスが入手されてしまいましたよ?」
「・・・やっぱり深夜テンションで作ったのは間違いだったかな?」
「でも修正でボス戦でしか使えないようにしたからそこまでの被害は出ないでしょ?
ボスモンスターだってこれから強くすればいいだけの話だし」
「おまけにスペリオルがペインやミィにクエストの情報を渡してくれたみたいだし
自分でライバルを強くしてくれたんだからNWOも盛り上がってくれそうだよ」
「・・・それなのですが・・・
先ほどスペリオルが彼らに渡していたクエストをピックアップしました」
「ん〜どれどれ?・・・え?」
『・・・ヤベェェェェェエエ!!』
「お前らぁ!今すぐに修正作業だ!
あいつらがこのスキルや装備を入手して戦ったりなんてしたら・・・!」
『間違いなくNWOのフィールドが壊れされるぅぅううぅう!!』