五層を一通り回ったところで運営から第六層の追加が発表された
そしてスペリオル達はボスモンスターを倒して
無事に六層までやって来たのだが・・・
「・・・まさかホラーマップとはな〜・・・
天国みたいな五層から一気に転落した気分だ」
「まぁ・・・約一名はそれどころじゃないみたいだけどな」
「大丈夫?やっぱりサリーはギルドハウスに戻った方がいいんじゃ・・・」
「だっ大丈夫じゃないけど少しは見ておかないと」
「そう思うのなら俺の後ろで目を瞑らないでもらえますかね?」
六層はサリーが苦手とするお化けなどがモチーフになったステージで
流石のスペリオルもこのギャップには色々と思うところがあったようだ
しかしこのままこの状態のサリーと一緒にいるわけにはいかず
一旦、五層のギルドハウスへと向かった
「はぁ〜・・・まさか六層があんな感じだったなんて・・・
しばらくは五層でレベリングするしかないかな〜・・・」
「・・・俺は俺でやらなくちゃいけない事もあるし・・・
悪いけどしばらくの間はみんなのクエストには付き合えないな」
「へっ?もしかしてスペリオルはもうクエストを見つけたの?」
「あ〜・・・と言うよりも向こうから来たって方が正しい」
「?」
実はこの六層に来た瞬間からスペリオルには
三つのクエストが受けられるようになったと運営からメッセージで来たのだ
なので今回はその三つのクエストに専念しようと考えた訳で
ここからは個人での活動を優先する事をみんなに伝えた
「そう言う事か・・・しかし運営から直々の挑戦状とはな
どうやらメイプル以上に目を付けられたんじゃないか?」
「はは・・・お前らから聞いた魔王復活の話を聞けばそうなるんだろうな・・・
ぶっちゃけあの魔王ともう一度、戦えとか俺的には無理があるんですけど・・・」
アルガス騎士団のクエストから帰ってきたクロム達から魔王復活の話を聞いて
スペリオルは再びあの激戦をしなくてはいけないのかと内心では憂鬱だった
それほどまでにかの魔王は強く三種の神器を使ってやっと勝てた相手
それが復活し更に強くなっていると聞けば流石に嫌にもなるだろう
「だからこそ!今回のクエストできっちりパワーアップしないとな!」
「おう!頑張れよ!」
こうしてスペリオルはみんなと別れて最初に向かったのはとある幽霊城だった
なんでもここには彷徨う騎士の姿があったようで今回のクエストはその討伐である
ゆっくりと注意をしながら先に進んでいくと奥で真っ赤な騎士が待ち構えていた
『我が名は騎士サザビー・・・!ジークジオン様の命により貴様の首を貰い受ける・・・!』
「あんたが俺の相手ってわけか・・・!面白い!」
サザビーとスペリオルはお互いに剣を抜いて一気に詰め寄り激しい攻防を繰り広げる
(こいつ・・・!剣技だけなら俺と互角かよ・・・!
おそらくは俺の動きをトレースしたってわけね・・・!
だったら・・・今までに見せた事のない動きをするだけだ!)
なんとサザビーの強さはあのスペリオルと同様の技量を持っているようで
流石のスペリオルも苦戦を強いられる事になったが
「精神集中・・・火炎斬り!」
『ギャァァァァアア!!』
そこはもはや生身の戦闘技能がチート並みの能力を活かしてどうにか勝利を収める
するとどこからともなく邪悪な声が響いてきた
『・・・サザビーよ・・・!汝が負けるなど我が許さぬ・・・!』
「なんだ?もしかしてこの声の主がジークジオンか?」
『我が力の一端を貸し与えてやろう・・・!その者の命を奪い取れ・・・!』
その言葉と同時にサザビーの体が邪悪に発光し始めて
その体がどんどんモンスターのように変化していった
「マジかよ!?」
『ピッギャアァァァアア!!』
「ぐっ!?盾で防いでもダメージがあるとか卑怯だろ!?
こうなったら!オーノホ・ティムサコ・タラーキィ!!」
スペリオルはこの状況をどうにか打破しようと三種の神器を纏った状態で勝負を挑むが
なんとモンスターへと姿を変えたサザビーの強さは
三種の神器を身に纏ったスペリオルと互角だったのだ
(嘘だろ!?こっちには時間制限があるのに卑怯すぎるだろ!?)
強さが互角では時間制限のあるスペルオルが圧倒的に不利だろう
しかもその焦りが徐々にスペリオルの動きから鋭さを失わせていく
そして残り時間とHPが少なくなってきてもはや絶体絶命の状況になったが
「でも・・・諦めるわけにはいかねぇんだよ!!
うぉぉぉおおぉお!!」
『ギャオォォオオォオ!!??』
スペリオルは相手が攻撃してきたその瞬間にカウンターを当てて
最後の残り時間を全て攻撃に費やす事でどうにかサザビーを倒す事が出来た
「はぁ・・・はぁ・・・残りのHP・・・3って・・・ヤバすぎだろ・・・」
もはや雑魚の一撃ですらやられてしまうようなHPになってしまったが
それでもどうにか倒せたという幸福感がスペリオルの中にはあった
そしてその幸福感に包まれている中でスペリオルの纏っていた騎士シリーズの装備が進化を果たした
ユニーク装備・バーサル騎士シリーズ
宝剣バーサルソード
STR+150 AGI+75
[破壊不可][猛炎斬り][烈風斬り]
電磁ランス
STR+125 AGI+100
[破壊不可][激流突き][紫電突き]
バーサル騎士の兜
VIT+100 DEX+50
[破壊不可][騎士道精神]
バーサル騎士の鎧
VIT+200 INT+75
[破壊不可][マウント装備][ケンタウロス][肩装甲]
バーサル騎士の籠手
STR+50 VIT+30
[破壊不可][二刀流]
騎士道精神
相手が異形系モンスターの場合、与えるダメージが二倍となる
肩装甲
盾を装備していなくても盾のスキルを使える
二刀流
両手に装備を持っていると武器のSTRが二倍となる
「・・・なんかめっちゃ進化してるけど・・・もう気にしてられないわ・・・」
一方その頃、運営側では・・・・・
「・・・やっぱりサザビーじゃ倒せなかったか・・・」
「まぁ・・・ぶっちゃけ予測はしてましたよね・・・」
「スペリオルと同じステータスと技量なら或いはと思ったんだけどね〜・・・」
「向こうの方が一枚上手でしたね」
「こうなったらなんとしてでも最強の魔王で迎え撃つぞ!」
『おお!!』