第七回イベントを終えて一つの落ち着きをみせるNWO
しかしこの男、スペリオルだけはまだやるべき事が残っていた
「・・・やっぱり最後のクエストをやらないとダメだよな〜・・・」
そう・・・スペリオルにはまだやらなくてはいけないクエストが残っていたのだ
おそらくは最後に残されている武者シリーズの強化をするクエストなのだろうが
問題はそれに出てくる敵がどれほどの強さを持っているのかという事だった
「前の二体みたい強さだったら流石にやりたくはないな〜・・・」
「でもそれをやらないと武者シリーズを強く出来ないんでしょ?」
「お前な・・・他人事だと思って簡単に言うけどめちゃくちゃ強かったんだぞ?
ぶちゃけ心が折れるかと思うレベルの敵しか出てこないし・・・」
確かにゲーマーであるスペリオルならば攻略自体は出来るだろうが
別に彼自身はそこまで難しいクエストを好んでいるというわけでもなく
おまけにイベントを終えたばかりなので出来れば楽に攻略したいと考えていた
「それじゃあ私も一緒に行っていいかな?」
「メイプルが?別にいいけど・・・」
((・・・なんかとんでもない事が起きそうな予感・・・))
その二人を見てギルドの仲間達が絶対に何かをやらかすと思ったのは言うまでもない
そして二人は最後のクエストが待っている場所に向かっていたのだが
その道中では名前も何もないであろう兵士達が待ち構えていた
「う〜ん・・・強くはないけど・・・普通に邪魔だな」
「それなら一気に突破しちゃう?召喚!オーキス!」
メイプルはオーキスを召喚しそのままスペリオルを乗せて突っ込んでいく
もちろん兵士達にオーキスを止めるだけの力はなく簡単に散っていく
その光景を見ながらスペリオルはまるで儚く散る桜のようだと思っていた
(・・・いや・・・そんな風流みたいな光景じゃねぇな)
そんなこんなしている内に二人はようやくクエストに書かれている場所へとやってきた
そしてそこに待ち構えていたのは機兵のような像だった
「・・・特に動き出すような気配はないな?特に関係のないオブジェなのか?」
「う〜ん・・・でもなんかこれって私の天鎧王に似てる気がする」
「って事は動くって事か?だとしたらどうすれば動くんだ?これ」
二人はどうすればこの像が動き出すのだろうと色々と探し回る
するとそこへ何者かが攻撃を仕掛けてきてメイプルが盾でそれを防いだ
『ほう?今の一撃を防ぐとは流石だな・・・!あの闇皇帝を倒しただけはある』
「そういうお前は一体何者なんだ?」
『我が名は紅拳闘士 勢羅!貴様を倒しカピターン様の手土産にしてくれよう!』
どうやら向こうは完全にやる気のようで問答無用で襲い掛かってきた
もちろんそれ対応出来ない二人ではなくメイプルは身捧ぐ慈愛を発動し
スペルオルは突撃してきた勢羅の相手を自ら引き受ける
「どうやら呂布とかみたいに強い相手ってわけでもないみたいだな?
これなら楽に倒す事だって出来そうだ」
『それはどうかな?魏呂須!蝦流!』
なんと勢羅は仲間を二体も召喚し更には雑魚敵までも召喚させてしまう
つまり今回の敵は単体としての強さを持っているのではなく
大量の敵を召喚して戦わせる集団としての強さを持っていたのだ
「なるほどな・・・!確かにこれは厄介な相手だ・・・!」
「でもこれくらいじゃ私もスペリオルも負けないよ〜!」
メイプルはオーキスを再び召喚して現れた雑魚敵の相手をしてくれていた
そしてスペリオルは残った勢羅を含む三人の幹部と戦う事になった
「いくぜ!武化舞可の俊脚!」
まずは武化舞可の俊脚を装備しスペリオルはその速度で三人を圧倒
そしてそのまま蝦流を一刀両断した
「次は!武化舞可の大砲!」
次は武化舞可の大砲を召喚し発射すると勢羅を守るように魏呂須が前に立ち塞がり
大砲の直撃を受けて消滅し残ったのは勢羅ただ一人となった
『まさかここまで強いとは・・・!だがこの程度で負けるわけにはいかぬ!』
「なら俺もこいつで最後にさせて・・・!?」
スペリオルは新しい武化舞可装備を召喚しようとするといつの間にかその体が光に包まれていた
一体何が起こっているのだと思ったがその光に引っ張られて
スペルオルは先ほどまで見ていた像の中に吸い込まれてしまう
そしてスペリオルを吸い込んだその像はその巨大な体を変形させて
巨大な武者・機動武者 烈火大鋼へと進化を果たした
『マジかよ・・・!これなら全員纏めてぶった斬れそうだ!武化舞可の號刀!』
どうやらこの状態からでも武化舞可を呼び出せる事は出来るようで
スペリオルは武化舞可の號刀を装備し全ての敵を焼き払った
『これで終わりだな・・・ん?』
戦闘が終わるとスペリオルの装備が輝き出してユニーク装備が
烈火武者シリーズへと進化を果たしていた
烈火武者シリーズ
烈火刀・焔
STR+150
[破壊不可][烈火一閃・極]
閃光の薙刀・輝
STR+120 AGI+80
[破壊不可][閃光の円舞]
新タネガシマ・鬼
STR+200 リロード時間10分
[破壊不可]
烈火武者の兜
VIT+200 DEX+50
[破壊不可][烈火の魂・極]
烈火武者の鎧
VIT+250
[破壊不可][マウント装備][烈火の旗・焔]
烈火武者の籠手
STR+50 DEX+50
[破壊不可]
烈火武者の脚甲
VIT+50 AGI+50
[破壊不可]
烈火大鋼
烈火大鋼を呼び出してそれに融合する事が出来る(この状態でもスキルは使用可能)
使用回数は一日に一回
「おぉ!?今まで黒い感じの鎧だったけど一気に赤くなった!」
「進化したって事だろうな?これで全部のクエストもようやくクリアだ」
一方その頃、運営側は・・・・・
「・・・やっぱり数で押すくらいじゃスペリオルは倒せないか」
「まぁそれに関しては第一回イベントで分かってたけどね」
「どちらにしてもこれでスペリオルのデータは完全に取れたし」
「次こそは必ずスペルオルに敗北を与えるぞ!」
『おぉ〜!!』
「・・・この人達・・・自分でスペリオルを強くした事実を忘れてる・・・」