いよいよ第八回イベントが始まる当日
スペリオル達はドラぞうからイベントの内容を聞いていた
『がお〜!それじゃあ第八回イベント予選の説明をするね!
予選は撃破数と生き残り時間がポイントとして計算されるドラ!
そのポイントによって本選の難易度と報酬が変わってくるから注意してね?
そしてここからが重要!
今回のイベントは敵を倒す以外にもプレイヤーを倒すのも許可されているドラ!
つまりランキングで上位になる為には時にプレイヤーと戦うのも視野に入れてね!』
「・・・運営はバカなのか?
PVPをありにしたら結果がどうなるかなんてわかってるだろ・・・」
「あはは・・・正直な話、本選が無事に出来るか不安になるよね」
PVPもイベントの醍醐味としてあると聞いてスペリオルは頭を抑える
何故ならばこの楓の木のメンバーも相当に危険な人達が多いが
それ以外のギルドでも警戒するべきメンバーが多い
簡単な話、複数のレイドボスを野に解き放つようなものなのだ
『それと忘れてたけど今回のイベントには特殊なギミックもあるドラ
どんなものなのかはイベントが始まってからのお楽しみだから頑張ってね!』
「・・・なんか色々と嫌な予感がするけど・・・まぁ大丈夫だと思いたい・・・」
「とにかく目指すはランキング上位!そして本選最高難易度の挑戦だよ!
みんな〜!頑張ろう〜!」
「「「「「おう!」」」」」
『それじゃあみんな〜!いってくるドラ〜!』
「転送終了っと・・・さてと・・・それじゃあモンスターを倒していくか」
転送を終えたスペリオルはその場で襲ってきたモンスターを次々と倒していく
すると徐々にモンスターがスペリオルから離れていくようになっていった
「?もしかしてさっきドラぞうが言ってた例のギミックってやつか?」
スペリオルは自分のステータス画面を表示してみるとそこには様々なデバフが付与されていた
しかもその中には敵が自分から逃げていくデバフが付与されていたのだ
「あ〜・・・なるほどな〜・・・倒しまくれば良いってわけじゃないか
まぁ俺は別に関係なんてないけど・・・召喚!サイコゴーレム!ミカ覚醒!」
スペリオルはサイコゴーレムとアークエンジェルドラゴンのミカを召喚して戦わせる
デバフをつけられているのはあくまでもスペリオルなので二人には効果がなかったのだ
なのでこの二体の怪物はやりたい放題で逃げ惑うモンスター達を蹴散らしていく
「・・・暇だな・・・俺は俺でプレイヤーを倒しにいくか
換装!魔竜シリーズ!召喚!ドラグーン!」
そして暇になったスペリオルはプレイヤーを倒しに向かおうと
装備を変えてドラグーンに乗りプレイヤー狩りに向かう
その光景を見ていたプレイヤー達は全員が運営に対してこう言ったそうである
ボスが三体もいたら勝てるわけなんてないだろうが・・・と・・・
しかし残念ながらと言うべきなのか
スペリオルのいる場所以外でもなんとも言えないような
酷い蹂躙劇が繰り広げられていた
「赤獅子招来!青狼招来!」
『おうおうおう!モンスターだろうとプレイヤーだろうとぶっ潰してやるぜ!』
『我らの前には立たない方がいいぞ・・・死にたくなければな・・・!』
「「「「「いぃやぁぁぁああ!!」」」」」
一つの場所ではカスミが自分のパートナーであるハクだけではなく
召喚出来る赤獅子と青狼を呼び出して戦わせていたり
「行くわよ〜!白馬陣!」
『ウォォォオオ!!』
「「「「「ギャァァァアア!!馬に轢かれるぅぅぅうう!!」」」」」
「あっ!因みにそっちにはたくさん罠があるから気をつけてね〜!」
「「「「「ほぎゃぁぁぁああ!!」」」」」
もう一つの場所ではイズが兵法と罠を駆使して大量のプレイヤーとモンスターを倒していくなど
そのエリアでは無類の強さを誇っておりその扱いは
もはやエリアボスすらも生温いと感じるほどボスらしい振る舞いをしていた
他の場所でもみんなが思い思いに戦っており
もはやフィールドが壊れるのではないかと思うほどの暴れっぷりだった
「・・・みんな楽しんでるな〜・・・こりゃあ本戦出場も確実だろうし偵察するかな?」
そんなみんなの様子を見ていたサリーはフィールドの偵察を行う事にした
その中で一際、目立っていたのはメイプルであり彼女はデバフをつけられていたが
モンスターを呼び寄せるギミックを逆に利用してモンスター狩りを行っていたのだ
その絵面はまさに地獄と言って良いほどの光景が広がっていた
モンスターを地面に飲み込むと同時に動けないところをオーキスで轢いており
しかもそれをモンスター相手だけではなくプレイヤーにも行っていた
「・・・もうあれはトラウマになってもおかしくないレベルだわ・・・」
その光景を見ていたサリーは散っていったモンスター達とプレイヤーに手を合わせるのだった
一方その頃、運営側では・・・・・
「・・・おかしいな・・・
俺らって別にボスモンスターとか配置してないんだけどな・・・」
「このまま行くと・・・どれくらいのプレイヤーが本戦に残ってくれるかな・・・」
「いやそれ以前に最高難易度以外のステージが確実に無駄になるぞ?」
「もう予選を終わらせちゃう?というか今更だけど楓の木とかに関しては予選なんて必要なく
最高難易度で本選に挑んでもらった方が良かったんじゃないの?」
「本当に今更な事を言うなよ・・・俺らだってそう思ってるんだから・・・」
「果たして本選・・・どうなっちゃうのかな・・・」
「・・・もう・・・俺は何も考えない事にした・・・」
「先輩しっかりしてください!悟りを開いている場合じゃないですって!!」