集う聖剣・ドレッドさんのお話です
それはとある日の事、ドレッドは前にスペリオルから貰った情報から
自分の興味あるクエストを選びそれが発生する忍者の里へと向かっていた
「忍者の里か・・・確かにAGIに特化した装備やスキルがありそうだが・・・
よくもまぁこんな分かりづらい場所にあるものを見つけたな〜・・・」
その忍者の里はマップにすらも描かれていない秘境に存在し
おそらくはスペリオルに情報を貰えなかったら絶対に見つけられなかっただろう
なのでこの貰った情報を大切にしてクエストを受ける事にした
「おっ?ここみたいだな・・・しかし・・・スゲェデカいな・・・」
屋敷の前に着くとその手前でクエストの名前は表示された
「『烈風忍者との鬼ごっこ』か・・・忍者との鬼ごっことは面白そうだな」
ドレッドはYESのボタンを押してクエストを受諾をすると
先ほどまで閉じていた屋敷の扉がゆっくりと開かれた
中へと入って歩いていくと大きな広間を発見しそこに一人の人物が立っていた
『よくぞ来た・・・!我が名は烈風頑駄無!
お主に我が家に伝わる秘伝の奥義と武具を授けてやろう・・・
但し!汝が本当にその資格があるかを試させてもらうぞ!
試練は単純明快!制限時間内に我を捕まえてみるといい!』
「随分と自信ありげだな?俺の異名は神速だぜ?超加速!」
ドレッドは速度を上げるスキルを使って烈風頑駄無を捕まえようするが
手が届きそうになったその瞬間に烈風頑駄無は一瞬で姿を消してしまう
「マジかよ・・・!今のを一瞬で躱せるって事はまだまだ早くなりそうだな」
『左様・・・!拙者の風の舞は三倍の速度で動く事が出来る移動術・・・!
果たして拙者に追いつく事は出来るかな?』
そこからドレッドと烈風頑駄無の長い鬼ごっこが始まった
範囲はこの屋敷の中だけだったがとにかく烈風頑駄無が早かった
ドレッドも自分より早い相手に会うのは初めての事であり
とても追いつけるような感じではなく作戦を変える事にした
(どうやら直線のスピードは俺の方が上みたいだな・・・
となるとどうあっても逃げられないように工夫しないとダメだな・・・!)
先ほどからの追いかけっこでドレッドは自分と烈風頑駄無の長所を確認した
直線での速度に関してはドレッドの方が少しではあるが早いみたいなのだが
ここは屋敷であり縦横無尽に逃げ回れる烈風頑駄無の方が有利であり
作戦としてはまず縦横無尽に動けるこの屋敷をどうにかしなくてはいけなかった
「こうなったら・・・少し罰当たりにはなるが勘弁してもらうぜ?」
ドレッドは烈風頑駄無を追いかけながら屋敷の中を破壊していく
それを見ていた烈風頑駄無もドレッドの狙いに気がついたが
あえて真っ向から受けて立つ事を選び突っ込んでいく
「・・・!今だ!」
真っ向勝負を挑むドレッドだったが
烈風頑駄無はそれすらも読んでドレッドの頭の上を飛び越えようとする
しかしその瞬間、彼が予想していなかったものが視界に飛び込んできた
『なっ!?畳だと!?』
「お前は俺しか見ていないみたいだったからな
だから逆にそれを利用させてもらった・・・!」
そう・・・ドレッドは敢えて畳を括り付ける事で
遅れて畳が飛んでくるようにしていたのだ
そして見事に烈風頑駄無はその作戦に引っかかってしまい
畳が命中した烈風頑駄無は体勢を崩してその間にドレッドに捕まってしまう
『・・・お見事・・・!どうやら天界最速の名前は返上する事になりそうだ
では我が家に伝わる奥義が書かれた巻物と武具を其方に授けよう』
そう言って烈風頑駄無は巻物をドレッドに巻き付けると
彼の装備はユニーク装備。烈風シリーズへと変わっていた
「おいおい・・・これは流石に派手すぎるだろ・・・まぁいいけどさ・・・」
その装備はドレッドの趣味とは違う真っ赤な装備となっており
とても隠密が得意な忍者の装備とは思えないものだった
しかし性能自体はとても高いのでなんとも否定しきていない思いがあり
仕方なくドレッドはこの装備を受け取る事にしたのだった