メイプル達がメダルを獲得し拠点へと帰ってくると
その入り口の前でスペリオルが完全に不貞腐れながらみんなを待っていた
「別に忘れられてたからっていじけてなんてないし?
自分だっていつの間にかボス倒してメダルゲットしてましたし?
みんな楽しそうだな〜とか思ってないし?」
「ごめんって!私らが全面的に悪かったから良い加減に機嫌直してよ〜!」
「てかいつの間にかボス倒してたって・・・俺らの苦労は一体・・・」
「それ以前にとうとうスペリオルは
普通のモンスターとボスの区別すら付かなくなっちゃったんだ・・・」
確かにサリーの言う通り
ここにいた全員が苦戦するほどのボスモンスターを
スペリオルはいくら強敵と戦ってきたからといって
それに気づかないまま倒してしまっており完全に区別などついていなかった
言うならば目に付いたモンスターは全て適当に倒してメダルを獲得していたのだ
これには運営も思わず目を背けてしまいそうになっていたがどうにか耐えてはいた
それもこれも全て最終日に出てくる例の最強モンスターがいるからだった
「なんにしても明日でイベントも最終日だ
おそらくは運営も何か仕掛けてくるのは間違い無いだろうな」
「だな・・・ぶっちゃけ俺は特に他のイベントと変わらなかったけど」
「そりゃあアンタはずっと外で暴れてただけだからね!?
普通はあんな強敵モンスターを相手に暴れていられる集中力なんて無いの!!」
「それ・・・もう俺が明らかに異常だって言ってるよね?」
「アンタは最初から最後まで異常よ!メイプルと一緒でね!!」
「なんか知らない間に私も巻き込まれた!?」
そんなこんな馬鹿騒ぎをしている間に夜が過ぎてしまい
いよいよ最終日となった瞬間、イベント最後のギミックが発動した
「なっ!?あれって偽メイプル!?あれが大量に出てきたの!?」
「うわぁ〜・・・もはや地獄絵図の再来じゃん・・・」
「なんか前のギルド対抗戦が余程、印象に残っているみたいだな?」
「そんな呑気な事、言ってる場合じゃないわよ?アレと戦ったけどかなり強いし
あんな大量に相手をしていたらそれこそ全滅すらあり得るかも・・・」
「そうか?俺は意外となんとかなりそうな気がするんだけど・・・」
『そりゃあアンタはどうにかしちゃうでしょうよ!?』
「・・・何故か怒られた・・・解せぬ・・・」
流石のスペリオルも全員にこんな事を言われるとは思っていなかったようで
少しだけ悲しい思いをしていたが
とりあえずはあんな量に攻められるわけにはいかなかったので
拠点の洞窟を捨ててスペリオル達は見晴らしのいい高台へと移動した
「さてと・・・ここからならよく見えるな・・・
っておいおい・・・なんだありゃ?」
高台まで移動すると何やら巨大な穴が出現しそこから巨大偽メイプルが現れた
しかも出現した直後に咆哮を上げて上空から隕石を降らせる
「イージス!」
「ミカ!クリスタルウォール!」
上空から降ってきた隕石はメイプルとミカの防御によってノーダメージで乗り切ったが
問題は肝心の隕石を降らせた張本人である巨大偽メイプルだった
「アレの相手をするにしても小さいのが邪魔だな・・・どうするか・・・」
「それなら雑魚の相手は我々、炎帝ノ国に任せてもらおう!」
「集う聖剣も協力させてもらう!楓の木はあのデカいのを!」
「うん!それじゃあみんないっくよ〜!」
楓の木は巨大偽メイプルの元へと向かい戦闘を開始する
「サイコゴーレム!ガンレックス!」
スペリオルはサイコゴーレムとガンレックスを呼び出して
巨大偽メイプルの足止めをしようとするが
向こうのほうが大きさ的に上でありパワーで押し切られそうになる
「私も手助けするよ!暴虐!」
「影分身!」
「ファントムワールド!」
メイプルも怪物に姿を変えサリーとカナデに数を増やしてもらい巨大偽メイプルに突撃していく
そして他のみんなも巨大偽メイプルに攻撃を開始すると一定のダメージを受けた瞬間に反撃を喰らい
それと同時に再び隕石がメイプル達を襲おうとしていた
「させるかよ!換装!守護天使!ソウルアップ!」
スペリオルは守護天使装備に切り替えるとそのまま隕石へと突っ込んでいく
「モードチェンジ!ストライクバード!!」
そしてその姿を火の鳥へと変えるとその勢いで隕石を破壊する
その間に巨大偽メイプルは翼を生やしてどこかに逃げようとするが
今のスペリオルに追いつけないはずもなくすごい勢いで後を追いかける
するとどうやらメイプルがひっついていたようで合流したミィとペインが二人を助ける
「どうやら二人共無事みたいだな・・・!それじゃあ最後は大盤振る舞いと行くぜ!
換装!真龍帝!義兄弟の絆!三位一体!星・龍・ざぁぁぁああん!!」
「はぁぁぁああ!!大獄焔斬!!」
「猛虎獣烈覇ぁぁぁああ!!」
スペリオル、ミィ、メイプルの強烈な一撃を受けた巨大偽メイプルはその翼を失い
地上へと撃ち落とされるとそこからみんなは追撃を仕掛ける
「換装!烈火武者!烈火大鋼!武化舞可の號刀!」
「豪鉄剣刃!」
「機動武神天鎧王!」
スペリオル、ペイン、メイプルの三人は巨大化するスキルと使って
巨大偽メイプルと同等の大きさになるとそれぞれが大技の構えを取る
『爆鳳覇!!』
『真空爆烈破!!』
『輝道天鎧砲!!』
三つの強烈な一撃を受けた巨大偽メイプルのHPは一気に減っていくが
残りミリの時点で止まってしまいそこから再び暴れ出してしまう
それによりメイプル達の変身が解けてしまうがそこにスペリオルの姿が無かった
「換装!魔竜!来い!ドラグーン!」
声が聞こえた方を見るとそこには上空に飛んでいたスペリオルの姿があり
ドラグーンを呼び出したスペリオルは
そのまま落下して巨大偽メイプルの頭にハルバードを突き刺した
「こいつで・・・!終わりだぁぁぁああ!!」
そしてそのハルバードから凄まじい電撃が放たれて
巨大偽メイプルのHPを見事に削り切り勝利を収めるのだった
「ふぅ・・・第八回イベント・・・これで終わりだぁぁぁああ!!」
一方その頃、運営側では・・・・・
「・・・あんな必殺技のオンパレード耐えられるわけねぇだろうがぁぁぁああ!!」
「一応はイベント発生するように一定値までHPが残るようにしてたんですけど・・・」
「もはや焼石に水って感じだったよな・・・そのイベントも余裕でクリアしてるし・・・」
「・・・なんかもう・・・真っ白に燃え尽きちまったぜ・・・!」
「死ぬなぁぁぁああ!!まだ俺らには修正作業が残ってるんだぞぉぉぉおお!!??」
「これ・・・次のイベントはしばらく開催出来ないな・・・」