SDガンダム的な男   作:迷える夜羊

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アンケートの結果、原作キャラにもSDガンダムの装備とスキルを使わせる事になりました


武化舞可

翌日になるとスペリオルは新しい装備を試す為にダンジョンにやってきていた

 

「烈火一閃!」

 

その声と共に炎の斬撃が放たれ周囲のモンスターが倒れていく

 

「なるほど・・・烈火一閃は火炎斬りと同じ感じなのか・・・

 つっても威力はこっちの方が上みたいだけど・・・」

 

そう言いながらスペリオルは刀を納めて次は背中の薙刀を使う

 

「はぁぁぁああ!!」

 

スペリオルは華麗に薙刀を振り回していくと簡単にモンスターが倒れていく

しかもそれだけではなく周りにある木までも真っ二つにしてしまっていた

 

「・・・流石にこれは振り回すの危険だな・・・」

 

あまりの威力に自分でやったにも関わらずスペリオルはドン引きしていた

 

「最後はこれなんだけど・・・これが一番試したくないな・・・」

 

そう言って最後にスペリオルが取り出したのは新タネガシマだった

先ほどの二つの武器よりもこの新タネガシマは攻撃力が高いのだ

しかし試さない事にはその威力も分からないので実際に打ってみたのだが

 

「おわっ!?」

 

放った瞬間にその衝撃にスペリオルは驚き砂煙が晴れていくと

そこには木々を薙ぎ倒した後だけが残っていた

 

「・・・これは滅多な事がない限りは使わないようにしよう・・・」

 

そう思っているとスペリオルの画面にリキャストタイムが表示された

 

「なるほど・・・この新タネガシマは一発打つのに時間が掛かるのか」

 

なんとなく理解できたスペリオルは

とりあえず被害の状況を見るために奥まで進んでいくと

 

「・・・これはさっき俺が開けた穴じゃないよな?」

 

先ほどの弾が当たったであろう穴とは別にどこかえ繋がる大穴が広がっていた

 

「・・・こういう時に好奇心が勝っちゃうのが俺の悪いところなんだろうな〜・・・」

 

本来ならばこういう時はクエストかボスが待ち構えているはずなので

しっかりと準備してからいくものなのだが

スペリオルは好奇心が勝ってしまいそのままその穴の中に入っていった

するとその穴の奥には祠のようなものが存在していた

そしてそれを見つけた瞬間にスペリオルの画面にはとあるものが表示されていた

 

『クエスト:闇皇帝を受けますか?』

 

「・・・明らかにボス戦じゃん・・・しかもめちゃくちゃ強そうなの・・・」

 

もはや名前の時点で明らかな強敵だという事はスペリオルも理解しており

かといってここで引き下がるわけにもいかなかったのではいのボタンを押した

すると祠から明らかに黒い何かが噴き出してくるとスペリオルは別の空間に飛ばされた

 

『我が名は闇皇帝・・・!よくぞここまでやってきたと言えよう・・・!

 しかし貴様の武勇もここまで・・・我自らが引導を渡してくれよう・・・!』

 

そう言って闇皇帝はスペリオルに突っ込んできて黒星剣を振り下ろしてくる

 

「あぶねっ!?」

 

『この一撃を受け止めるか・・・!だがこれはどうだ!?』

 

そう言って今度は黒星砲を撃ち込んできてスペリオルのHPが減らされてしまう

 

「いっつ〜・・・剣だけじゃなくて大砲まであるのかよ・・・

 しかも至近距離で打ってくるとか・・・こりゃあ受けるだけじゃダメだな・・・」

 

改めてスペリオルは闇皇帝の行動を再認識して再び刃を構える

 

「烈火一閃!」

 

『ぐぅ!?思った以上にやりおる・・・だがこの程度では我が前には無力だ!』

 

スペリオルが一撃を当てると闇皇帝は黒星砲を乱射してくる

しかし先ほどの攻撃で弾道を見切ったスペリオルはそれを躱しながら近づいていく

 

『愚かな!近づけるだけで我に勝てると本気で思っているのか!!』

 

闇皇帝はまるで待ち構えていたかのように黒星剣を振り下ろしたのだが

それは既にスペリオルも見切っておりその剣を受け止める事は出来た

 

『やはり貴様は愚かだ・・・これは先ほども同じ結果になったはずだ!』

 

再び黒星砲の直撃を受けたスペリオルは大きくHPを減らしてしまうが

これこそが彼にとって本当の狙いだという事に闇皇帝は気付いていなかった

 

「ありがとうよ・・・俺のHPを三割まで削ってくれて!!」

 

『ゴォォォオオ!!??』

 

スペリオルは新タネガシマに武装を切り替えると

お返しとばかりに至近距離で砲撃した

それを受けた闇皇帝は大きくHPを減らし壁に激突する

 

「あっぶね〜・・・烈火の魂があってよかったぜ・・・」

 

どうしてここまでスペリオルの攻撃力が上がったのか

それは武者の兜についているスキルのおかげだった

烈火の魂はHPが三割以下になるとSTRを二倍にしてくれるのだ

それを使ってどうにか逆転出来たとスペリオルは思っていたのだが

 

『・・・どうやら我はお前の事を甘くみていたようだな・・・!』

 

「マジかよ!?今ので削りきれてないってどんだけHPあるんだよ!!」

 

確かにスペリオルの言う通り今の一撃ならば

ボスモンスターであっても削り切れるはずだろう

・・・しかし目の前にいるボスモンスターは他とか違ったのだ

 

『よかろう・・・貴様に見せてやろう・・・我が本当の姿を・・・!』

 

そう告げると闇皇帝の体は完全なる怪物の姿へと変わっていきHPも回復していた

 

『まさかこの姿を晒す羽目になるとは

 しかしこの姿になった以上は貴様に勝ち目などない・・・!』

 

「マジかよ・・・!ここで二回戦は聞いてないっての・・・!」

 

思わず運営を恨みそうになるスペリオルだったが

そんな事を考える暇もなく闇皇帝は襲い掛かってきた

 

(早い!?さっきとは比べ物にならないスピードとパワー

 ・・・あれを受けたら今の俺じゃ耐えられない・・・!)

 

先ほどの戦いで既にHPを三割にまで減らされてしまったスペリオルでは

闇皇帝の一撃に耐えられるかどうかすら不安なところだろう

そんな時に闇皇帝の後ろに錆びた大きな刀があるのが目に入った

 

(もしかして・・・あれが闇皇帝を倒す為の武器か!)

 

スペリオルは闇皇帝の攻撃を躱しながらその刀に近づいて掴むが

 

「ぐっ!?錆びついていて全然抜けない・・・!?」

 

なんとその刀は完全に錆びており鞘から抜ける感じがしなかったのだ

 

『貴様!?よもやそれの存在に気がついたと言うのか!?

 だが所詮は既に主を失った鈍・・・それと一緒に死ぬがいい!!』

 

「誰が死ぬか!俺はお前に勝つ為に絶対にこいつを抜いてやる!」

 

『よく言った!お前はなかなかに熱いやつだぜ!』

 

「えっ?」

 

スペリオルが刀から声が聞こえてきて驚いていると

持っている刀から突如として炎が吹き出し錆が一気に落ちていく

 

「これが本来のこいつの姿なのか・・・!」

 

『おう!俺の名前は武化舞可の號刀!よろしく頼むぜ!』

 

「・・・まさかの鞘が喋ってるのかよ!?」

 

『そんな事はどうでもいいだろうが!さっさと俺を抜きやがれ!』

 

「おっおう・・・なんか命令されて抜くのもなんだけど・・・」

 

そう言いながらもスペリオルは號刀を抜くと炎が刀身に纏われており

それはまるで號刀が炎を呼んでいるようにもみえた

 

「すげぇ・・・!これならあいつと戦える・・・!」

 

『・・・まさか武化舞可の號刀が復活するとは・・・!

 我を封印した忌々しい武具が・・・!今度こそ破壊してくれる!!』

 

そう言って闇皇帝が突っ込んでくると頭に仕込まれていた刀で

スペリオルを突き刺そうとするが

 

「今更そんなもんが通用するかよ!!」

 

『ガァ!?』

 

スペリオルはその刀を躱して真っ二つに切り裂いた

 

「こいつで終わりだ!爆鳳覇!!」

 

『グァァァアァ!!またしても貴様に邪魔をされるのか・・・!

 覚えていろ!光の武者よ・・・!ガァァァアアァ!!』

 

闇皇帝は炎の中で灰となって消滅し

スペリオルの画面にはクエストクリアの文字が書かれていた

 

「はぁ・・・出来る事ならもう二度と戦いたくないけどな・・・」

 

そんな事を思っていると先ほどの祠に戻されており

更には五つの光がスペリオルの中へと入っていった

 

『スキル:武化舞可の號刀、武化舞可の覇兜、武化舞可の天翼

     武化舞可の大砲、武化舞可の鎧甲、武化舞可の俊脚を取得しました』

 

「・・・なんか色々と手に入ったけど確認するのは明日にしよ・・・」

 

流石に疲れ切っていたスペリオルはそのままログアウトのボタンを押すのだった

 

 

一方その頃、運営側では

 

「ヒッ!?」

 

「どうした?なんか変な声が聞こえたけど?」

 

「・・・・・(チーン)」

 

「しっ死んでる!?」

 

「いっ一体何があったんだ!?」

 

そう思って運営全員がその者が見ていた画面を見ると

そこには自分達が作り出した最強のモンスターである闇皇帝が

スペリオルによって灰にされる瞬間が映っていた

 

「「「「・・・・・(チーン)」」」」

 

それから彼らが意識を取り戻すまでに1時間は掛かってしまったらしい




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