もうそろそろ第八層の実装が近くになり
それに伴って第九回イベントも差し迫ってきていた
そんな中、スペリオルはとあるメッセージを受け取った
そこに書かれていた内容とは
『雷龍剣を受け継ぎし者よ
汝、最終奥義を身に付けたくば我が元に来たれり』
正直な話、もうこれ以上の強さは別に要らないのではないかとも思ったが
それでも強者と戦えるのならば喜んで受けるのが彼であり
急いでその場所に向かうとそこには一人の魔法使いの姿があった
『来たね・・・僕は騎士ヴイスクエア
新しく雷龍剣を受け継ぎし戦士よ・・・
君に雷龍剣の最終奥義を学ぶ覚悟はあるかい?』
「その覚悟があるからこそここまで来たんだ!」
『・・・分かった・・・ならばこの先へと進んでみるといい』
ヴイスクエアは鍵を使って山の遺跡の扉を開いた
そしてスペリオルが中に入るとその扉は自動的に閉まり
何も見えない暗闇の中を突き進んでいくと開けた場所に出た
ここで一体何が起こるのだろうとスペリオルは考えていると
何やら尋常ではないオーラが向こうから近づいてくるのが分かった
『よくぞここまで来た・・・!雷龍剣を受け継ぎし者よ・・・!
我が名は幻魔王バイスガンダム!
汝、最終奥義を身に付ける資格があるかどうか
この私自らが見極めてやろう・・・!』
「是非ともお願いさせてもらおうか・・・!」
スペリオルは魔竜シリーズに装備を換装すると
対するバイスガンダムも剣を引き抜いて彼と同じ構えを取っていた
(なるほどな・・・そりゃあ雷龍剣の最終奥義を身に付ける試験なんだし
当然・・・向こうが使ってくるのも同じ技ってわけか・・・!)
「『雷鳴斬!!』」
まさに両者の一撃は鏡合わせのように全く同じ威力ではあったが
バイスガンダムの方が一歩、上手だったようで即座に次の技を放ってきた
『雷電破!!』
「チィ!雷龍撃!!」
お互いの一撃が当たった瞬間、凄まじい爆発音が響くと同時に
両者は一気に壁まで吹き飛ばされそのまま激突してしまう
『むう・・・!どうやら私の予想を超えるほどの強さを持っているか・・・!
面白い・・・!ならば我が最大奥義で貴様を倒してやろう!』
バイスガンダムは持っていた剣を天に翳すと黒い雷が刀身に纏う
それを見てスペリオルも最大の一撃を放つ為に剣に雷を纏う
「これで終わりだ!超!雷鳴斬!!」
『魔龍影雷鳴斬!』
光と闇の斬撃は凄まじい爆発を引き起こすのだが
先ほどとは違いどちらも吹き飛ばされてはおらず
どちらの威力が上か真っ向からの力比べをしていた
「うぉぉぉおお!!」
『バカな!?この私が・・・負ける・・・だと!?』
最後はスペリオルの斬撃が勝ちバイスガンダムはその光に飲み込まれた
しかしそれでも倒し切れてはいなかったようで
ボロボロになりながらもまだ立ち上がっていた
『面白い・・・!面白いぞ・・・!
ならば私も見せてやろう!我が最強の力を!
来い!幻魔機兵!バイザード!!』
バイスガンダムが叫ぶと地面が割れてそこから双頭の龍が姿を現した
そしてバイスガンダムが乗り込むと龍は姿を変えて邪悪な機兵に姿を変えた
「だったらこっちも・・・!ドラグーン!」
スペリオルもドラグーンを呼び出してそれに乗り込む
そしてバイザードとの戦闘に望むのだが向こうの方が強く
とてもではないがドラグーンでは勝ち目はなかった
「ぐっ!?なんて力だよ・・・!このままじゃ・・・!?」
『ギャォォォオオン!!』
「なっ何だ!?」
突如として何かの雄叫びが聞こえてきて振り返ると
何かがスペリオルの元に飛んできていた
するとヴイスクエアがモニターに映し出されて
飛んでくる機体について説明してくれる
『それは雷龍剣の最終奥義へと至る雷龍大系の一つ!
龍機ドラゴパルサー!今こそ、その力を使う時だ!』
「分かった!」
ドラグーンはドラゴパルサーに向かって飛んでいくと
その体に付いていた聖なる鎧がドラグーンに装着されていき
聖龍機マルスドラグーンへと進化を果たした
「スゲェ・・・!こんだけの力があれば・・・俺は負けねぇ!!」
『そうか・・・ドラゴパルサーも奴を認めたか・・・!
面白い・・・!ならば我が全力の一撃を受けてみるがいい!』
「ああ・・・!これが最後だ!雷よ!我に力をぉぉぉおお!!」
白銀のハルバードに雷の力が溜まっていき
マルスドラグーンは再び必殺の一撃を叩き込む
「超!サンダァァァ・・バリアントォォォォオオオ!!」
『ウォォォオオ!!』
二人の一撃は洞窟を破壊するほどの衝撃を放ち
勝利したのは他でもない・・・バイザードを両断したマルスドラグーン
そう・・・スペリオルの勝利だった
『・・・見事なり・・・お前ならば雷龍大系を使い熟す事も出来るだろう・・・』
「・・・なぁアンタ・・・本当は別に悪人ってわけじゃないんだろ?
なんてこんな勝負を挑むような事をしたんだよ?」
『・・・これこそが試練だからだ・・・
雷龍剣を受け継ぎし者は絶対に迷ってはいけない・・・
相手が過去に善人であったとしても・・・許してはいけないのだ』
そう言いながらバイスガンダムはスペリオルに手を翳すと
スペリオルが身につけていた魔竜シリーズが聖龍シリーズへと変わっていた
『・・・気をつけろ・・・まだこの世界には奴がいる・・・!
幻魔を統べる・・・最悪の王がな・・・!』
バイスガンダムは最後にそう言い残して消えていき
スペリオルはその言葉を受け止めながらその場を後にした