当分は更新が不定期になりそうです・・・
今回はカスミがメインの回です
ある日の事、ギルドの中でカスミはとある事で悩んでいた
それはみんなが色んな進化を遂げているのに対して
確かにカスミだけは少しだけ遅れていると言わざる得ないだろう
と言っても他のプレイヤーからしてみれば十分に強いのだが・・・
なので今回は一人でもっと強くなる為の方法を探しにとある場所へ来ていた
「・・・懐かしいな・・・
ここで私は初めてこの装備を手に入れたんだったな・・・」
そこは他でもないカスミが黒竜シリーズと白鳳シリーズを手に入れた場所であり
ここならば何か強くなる為の情報が残されているのではないかと思い
道場の中を詳しく探していると額縁の後ろに隠し扉があるのを発見した
「まさかこんなものがあるとはな・・・!よし!」
隠し扉を開けて奥へと進んでいくと
何やら書物がたくさんある部屋へと辿り着いた
これだけの書物があるのならば
自分が強くなる為の方法があるのではないかと思い
そこにあった本をくまなく読んでいくと面白い記述が書かれているものがあった
「これは・・・なんと読むのだ?
よくは分からないがこれが番長装備の極意のようだな」
そこに書かれていた内容とは合身攻と呼ばれるものであり
それは番長二人が心と体を合わせる事で更なる力を得る方法
それを知ったカスミはどうにか出来ないかと思っていると
『スキル・合身攻を取得しました』
「・・・えっ?」
てっきり本人としては合身攻を取得する為のクエストがあるのだと思っていたが
どうやらこの本を見る事自体が取得条件だったようで
それをあっさりとクリアしてしまいカスミの頭は理解が追いついていなかった
そしてようやく事態を理解すると同時に何もなかったのだと更に落ち込んでしまう
「うぅ・・・出来れば強敵と戦って力を得た方がカッコいいと思っていたのに・・・
これではみんなにカッコよくスキルを見せられないではないか・・・」
流石のカスミもこのスキルの入手方法に関しては文句があるようで
少し不貞腐れた様子を見せながら道場を後にすると
何やら外で騒ぎが起こっているらしく何事かと思って向かうと
そこではNPCが何かに襲われているようで一体、何事かと思っていると
「なっなんだこの巨大なモンスターは!?」
なんとそこに現れたのは巨大な一つ目をしたゴリラ型のモンスターであり
どうやらNPC達はこのモンスターに追われていたようだ
もちろんカスミはこれを倒そうと考えていたのだが問題はその大きさだった
ハクを大きくしたとしても相手の方が大きくおそらくは力も強い
かと言って自分にはみんなのような機兵を持っているわけでもなかった
それ故にどうやってあんな巨大なモンスターと戦えばいいのだろうと思っていた時
カスミは先ほど手に入れたスキルの事を思い出した
「そうだ!こんな時こそあのスキルを使えばいいのか!
とはいえ人の前であの姿を披露するのは・・・ここは白鳳装備でいく!」
カスミは白鳳シリーズに装備を切り替えるとそのままスキルを発動する
「行くぞ!合身攻!!」
スキルを発動した瞬間、カスミの体から黒龍シリーズの装備が出てきて
彼女を包み込むと上が白鳳、下が黒龍シリーズの装備へと切り替わり
そしてカスミは巨大化しモンスターと並ぶほどの大きさへと変化していた
「凄いな!これが合身攻の能力か!
これならば何の問題もなく戦える!
白扇!乱れ打ちぃぃぃいい!!」
目にも止まらぬほどの速度でカスミは何度も剣を振り抜き
巨大モンスターのHPは一瞬にしてなくなり消滅した
これにはカスミも自分でやった事にも関わらず驚いていると
何やらNPCの人達が話しかけていたようで
彼女は元の大きさに戻り装備を戻して近づいていった
『いや〜まさかこんな場所で番長に会えるとは驚きだべ
もしかしたらお前さんならこの極意の書を開けるかもしれねぇだな!』
そう言ってNPCはカスミに黒と白の巻物を手渡した
どうやらこれこそが本当の報酬だったようで
今はこれを開く事は出来ないがいずれその時が来るだろう
そんな事を考えながらカスミは嬉しそうにギルドへ帰ると
そこには先に帰って来ていたスペリオルの姿があった
「おっ?随分と嬉しそうな顔してるけど何かあったのか?」
「うむ!聞いてくれ!実は新しいスキルとその手掛かりを手に入れたんだ!」
嬉しそうにそんな話をするカスミの顔は恋する乙女のようだったと
後に同じくギルドホームに居たのに気づかれなかったクロムは告げる