ラブ鎧武!   作:グラニ

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26話:緋の鬼人 ~白と緋~

夏合宿に訪れたμ'sとチーム鎧武。

 

到着したのがおやつ頃だったがために練習はせずに、新たな曲のPV撮影の為に水着で着替える一同。唯一、啼臥アキトだけはそれに参加せずに黄昏ることに。

 

そして夕飯の買い出しに行くことになり、呉島ミツザネと東條希、西木野真姫も同行することに。

 

この島で感じたセレブと庶民の差を感じながら、4人は庶民の味を守る為に奔走することに。

 

その4人が出会うものとは…………

 

 

 

 

 

 

『で、こんな時間まで食材を探し回っていた……と…………』

 

「えぇ、まぁ………」

 

電話腰でも伝わるくらい大きな溜息を吐き出す絢瀬絵里に、ミツザネは困惑した笑みを返す。

 

あれからだいたい1時間ほど島を走り回り、ようやくアキトと希が納得出来る価格の店に行き当たり、会計を終えた所で絵里から電話が掛かってきたのだ。

 

気付けば太陽は落ちかけており、青かった空には赤みが掛かっている。貸別荘に到着する頃には完全にひは落ちており、もうすぐ暗くなるだろう。

 

『わかったわ。気を付けて帰ってきてね………ちょ、穂乃果。それソファーよ! カイト、止め……お婆ちゃんが言っていた、空腹は最高の調味料だってな……って言ってる場合じゃないでしょ!? あぁっ、花陽それh』

 

ぷつん、とミツザネは通話を切ってしまう。これは早く戻りらねば、と振り返ると、

 

「やっぱ値引きに交渉は必須っすな」

 

「アッキー、凄かったやん」

 

「交渉は根気と口八丁。希さんも可愛らしさアピールすれば出来ると思いますよ?」

 

こんなに走り回る原因となった2人はホクホクとした表情で買い物袋を抱えており、ミツザネは嘆息してサクラハリケーンに跨る。

 

「ほら、いい加減本気で戻らないと穂乃果さん達が暴徒と化しますよ」

 

「そうだなー。早く作らないと飯食う暇無くなりそうだしな」

 

ミツザネの言葉に頷き、ローズアタッカーに跨る。それを見て、ふと真姫が思い返したようにアキトのロックビークルを呼び指す。

 

「そういえば、アキトのバイクはサクラの方じゃなかったっけ? どうしたのよ」

 

「あー、サクラなぁ」

 

少し遠い目をしてアキトはヘルメットを希に手渡しながら言う。

 

「ちょっと故障してさ。ミッチ経由で割安で修理してもらってる」

 

まぁ、もう一台あるから支障はないんだけどな、とアキトは笑う。タカトラ特権でお願いしているとはいえやはり修理には時間がかかるもので、すぐには出来ないとの事であった。

 

「ほな、行こうかー」

 

「そうっすね」

 

行きのツーリングが意外にも爽快だったからか、希が上機嫌で買い物袋を持った腕を持ち上げて宣言する。少し子供っぽい所に苦笑を浮かべていると、ふとアキトが視線を向けてくる。

 

わかってんな、ミッチ?

 

わかっているよ

 

視線のみで、さらに一瞬でコミュニケーションをを交わしてミツザネは持っていた紙袋をサクラハリケーンの座席の下に入れようとする。

 

「あぁ、そうそう」

 

ヘルメットを被っている途中で、希がこちらを言わずに言った。

 

「ミッチ、未成年飲酒は違法やで。それをお店に返してこなければ………わかるやろ…………?」

 

「…………………………………………………………………………」

 

ぴくりとミツザネの手が止まる。それがいけなかった。

 

真姫がばっとその紙袋を取り上げて中を見ると、驚いた顔を浮かべた。

 

「これ、お酒じゃない! 梅酒にカクテル、サワー………えっ、ビールはともかく日本酒とか誰飲むのよ!?」

 

ばっと真姫の指摘にアキトがおずおずと手を上げる。

 

「アンタ未成年っ…………!」

 

「だって美味いんですもーん」

 

「そうです! 僕達の細やかな喜びを奪わないで下さい!」

 

わーわーと無駄な抗議をアキトと共にしみると、ゆらりと真姫がミツザネだけに顔を向けてくる。それはもう、何とも形容し難い、アイドルというか美少女がしてはいけない顔である。

 

「ミッチ…………?」

 

「はい、すみません…………」

 

本能的に逆らってはいけないと感じたミツザネはがっくりと項垂れて、素直にお酒の入った紙袋は持っていかれてしまう。

 

こうして希と真姫によってチーム鎧武達の飲酒は阻止されてしまったのだ。

 

ちなみに、この島は治外法権なので未成年が飲酒をしても自己責任で罪にとらわれる事はないのだが、だからと言って説明した所でμ'sの9人が許してくれるはずもないだろう。

 

ミツザネは観念したように戻ってきた真姫にヘルメットを渡して、夕暮れ時の島を駆ける為にアクセルに手を伸ばした。

 

 

 

 

 

 

 

###########

 

 

 

 

 

 

「ねぇ!」

 

別荘までの帰り道。ふと、思い出したように真姫が声を掛けてきたので、先を走っていたアキトはローズアタッカーの速度を減速させてミツザネのサクラハリケーンとの距離を縮める。

 

「何だよ?」

 

「希、何で私を選んだ訳?」

 

真姫が話したかったのは希だったらしい。バイクヘルメットを被っているので大き目な会話になってしまうが、周りに他の車両の影はない。民家もないので存分に声を荒上げても問題ないだろう。

 

「んー? 別にー。ただ、真姫ちゃんって面倒なタイプだなーって」

 

「何のこっちゃ?」

 

島に到着してから飛行機酔いで倒れていたアキトは、この中では今までずっと別行動だった。希の言葉にミツザネは何かを察したようなのだが、アキトからしてみれば意味不明な会話の切り出し方だった。

 

「今日のPV撮影で、とりあえず遊んでいるパートを撮ったんだけどね。真姫さん、ずっと皆とじゃなくてビーチパラソルで読書してたんだ。一緒に遊ばないかって、誘ったんだけど…………」

 

ちらりと、視線だけ真姫の方へ向けるミツザネ。それを聞いてふぅん、とアキトは頷いてはてと内心首を傾げた。

 

西木野真姫。東京にある西木野総合病院の娘でありリアルお嬢様だが、その実は素直になれないただのツンデレ娘である。確かに素直にはなれないが、集団行動が出来ない、という訳ではないはずだ。出会ってから2人っきりで恋人ごっこを強制的にやらされたり、夏祭りへ行ったりした身としてはビーチでの真姫の態度は解せなかった。

 

「一緒に遊べば良かったのに」

 

「…………凛とすぐに元通りになれたアンタにはわかんないわよ」

 

アキトにそう言い捨てて、もう一度真姫は希を見やる。

 

「他人と距離を縮めるには、それぞれのペースってものがあるでしょ。私には私なりの速さで皆と親しんでいくつもり………なのに、どうして私に絡む訳?」

 

その声色からして怒っている訳ではないようだ。女の子同士の距離感というのは男の子とはまた違った感覚がある。

 

この件には口を出さない方がいいと思ったアキトは運転に集中する為にグリップを再度握りしめる。

 

「……………放っておけないのよ。よく知ってるから………貴女に似たタイプ」

 

「……………何よ、それ……………」

 

「まっ、確かに人との距離の縮め方はそれぞれやけど、少しは無茶してみてもえぇんやない? 自分のペースがある、っていうのは正論であると同時にやらない言い訳にも聞こえるしね」

 

それはアドバイスなのだろうか、それとも自分に対しての言葉か。

 

しかし、普段はエセ関西弁を口にしている希の標準語による喋り方が珍しかったので、アキトは思わず目を丸くしながらハンドルを切る。

 

しばらく不穏な空気が漂い始め、誰も声を漏らさなくなる。

 

「……………あ」

 

ふと、アキトが突然声を漏らすとハンドサインでミツザネに停車するサインを示してから、ゆっくりローズアタッカーを停車させる。

 

サクラハリケーンはローズアタッカーより少し先に停車して、ミツザネと真姫がヘルメットを取って降りてこちらへと駆けてきた。

 

「アキト、どうしたよ?」

 

「悪い。でも、こんな光景滅多にお目にかかれないからな」

 

そう言ってアキトは首から下げていトイカメラを掲げて空へファインダーを向けたからか、3人は空を見上げて気付いたように感嘆の声を漏らす。

 

空は夕焼けの茜色に青色を残しつつも、昏い紺色の夜空が侵食するかのように広がりを見せ、星々が輝くという幻想的な風景を生み出していた。遠くに沈みゆく夕陽の反対側には山なので見えないが、おそらく月が見えつつあるのだろう。

 

この僅かな瞬間に立ち会えた事に、アキトの、写真好きの心が震えない訳がない。こういう時、いつでもシャッターを構えられるように普段からトイカメラを持ち歩いているのだから。

 

アキトはバナナロックシードでコウモリインベスを召喚させる。コウモリインベスの頭には工事現場で使うような照明器具が備わっており、指示もせずにペカーッと照明で周囲を照らしてくれる。

 

パシャリ、パシャリとシャッターを切って風景をトイカメラへと刻んでいく。確かに早く帰らねばならない事は理解しているが、この今という瞬間はここでしか立ち会えないのだから見逃すなどナンセンスだ。

 

「……………そうだ。皆、一列に並べよ。せっかくだから写真撮ろうぜ」

 

「もう、時間がないって言ってるのに…………」

 

「凛を宥めるのなら任せろー」

 

今、この瞬間は『今』しか立ち会えない。

 

だからこそ、今というものを証明する為に出来る事は何でもしておくべきだ。後々、後悔しない為にと思い出せるように。

 

沈みゆく夕陽を背にする形で4人は一列に並ぶ。トイカメラの操作はコウモリインベスに覚えさせているので、簡単に撮影する事が出来た。

 

フィルムカメラなので出来栄えは現像してみなければわからないが、いい画が撮れているはずだ。

 

「よし、じゃあ戻ろう」

 

「そうやね……………って、ミッチ……?」

 

ローズアタッカーに戻ろうとしたアキトだが、希の呟きで足を止める。

 

写真を撮り終わったミツザネは砂浜を見つめていた。

 

アキト達もそちらへ目を向けると、うす暗くなっているが海辺に1人の人影があった。

 

白いワンピースに白い大きな帽子。まるで何も描かれていないキャンパスのような純粋な存在は、よく目を凝らしてみれば少女だった。遠いので背格好まではわからないが、こちらに気付く様子もなくずっと海を見つめている。

 

「女の子…………ミッチの知り合いか?」

 

アキトがミツザネの隣に立ち並び疑問をぶつけてみるも返答はない。不審に思って表情を見やってみると、口を微かに開けてぽぅっとという擬音がピッタリなくらい呆けた表情をしていた。ここまで間抜け面、と言っては失礼だが抜けているミツザネを見るのは初めてである。

 

「ミッチ」

 

「……………」

 

「おい、ミッチ」

 

「…………………」

 

「…………おぉぉぉぉぉいっ、ミッッッチィィィーー!!」

 

「うわっ!?」

 

「ジェガンッ!」

 

何度も呼びかけても返答がない為、耳元で大声で叫んでみる。すると本当に踊り汰らしく弾かれたようにミツザネは身を引き、さらにアーマードライダーとしての癖かアキトの鼻に軽く打撃を加えるというオマケ付きで、ようやく我に返った。

 

「あ、ゴメン……………」

 

「ぅぉぉ…………ゴメン、じゃねぇよ。どうした、一体………?」

 

蹲ったアキトは鼻を摩りながら立ち上がる。おぉ、よしよしと希が頭を撫でてきてくれるが、そんなご褒美よりも気になるのはミツザネの反応だ。

 

「いや、別に……………」

 

「あの子がどうかしたか?」

 

アキトの言葉に応じてミツザネは再度、女の子を見やる。

 

「………………いや、単にこの周囲には民家がないか、どこから来たのかなって」

 

そう言われて、アキトは確かにと思う。周囲に民家はないという事はこの近くで寝泊まりをしている訳ではない。ここへ来る為には徒歩という手段は厳しく車かバイクといった物が必要だ。

 

「ねぇ、私達も急いでるんだし、構っている暇はないんじゃない?」

 

「そういう訳にはいきませんよ。女の子1人で出歩いてるなんて危ないじゃないですか」

 

遊んでいたら迷子になったのか、それとも置いて行かれたのか。理由は定かではないが、もう女の子が1人で出歩くにはリゾート人工島とはいえ危険な時間帯である。

 

ミツザネの答えに真姫はそうだけど、と呟いて自慢の髪をくるくると指で弄び始める。その表情はどこか不機嫌さが入り混じっており、早く帰りたいという具合に見て取れた。

 

「僕、ちょっと行ってくる。アキトは2人とここで待っててくれる?」

 

「お、おう………」

 

ユグドラシルの身内として、管理下の島で行方不明者など出してしまえばイメージダウンに繋がりかねないと思ったのだろうか。ガードレールを超えて砂浜へ駆けていくミツザネを見届けて、アキトは真姫を見やる。

 

「腹減ってるのはわかるけど、放っておく訳にもいかないだろ?」

 

「…………………うるさい、バカ」

 

アキトの指摘に真姫は機嫌を損ねたようにそっぽを向いた。先ほどまで積極的に絡んでいた希も今では静観を決め込んでいるようで、その態度にやれやれといった具合に肩を竦めている。

 

そして、ミツザネが女の子まで半分ほど歩いた時だ。

 

突如、クラックが裂けた。それも1つではなく、何十個という膨大の数の。

 

「っ!?」

 

女の子、ミツザネ、さらにはアキト達の周囲に出現するクラックは、まるでこの場を埋め尽くそうとしているようだ。

 

「何っ!?」

 

出現した大量のクラックから、初級インベスが飛び出してくる。瞬く間にこの場を埋め尽くす。それはまるでアキトと凛が再会したあの日、秋葉原の大通りに現れた大量のインベスとの戦いを沸騰させた。

 

ギロリとインベス達がアキトを、そして真姫と希を睨み付ける。明らかに敵意のこもった視線に、真姫からひっと小さく悲鳴が上がる。どうやらオープンキャンパスでインベスからの殺意を直接身に受けてしまったのがトラウマになっているらしく、ミツザネ達の事は受け入れられてもこの恐怖には身体が反応してしまうようだ。

 

まずい、と率直にアキトは判断する。この場で戦える戦極ドライバーを所持しているミツザネのみだ。正確にはアキトも戦極ドライバーの発展型であるゲネシスドライバーを持っていて、アーマードライダーに変身する事は出来る。

 

しかし、それは秘密の戦士。本来、この世界にはゲネシスドライバーは「まだ」存在していないのだから、それで変身するアーマードライダーは異質な存在である。正体を知られてしまえば根掘り葉掘り聞かれ、さらには実験台に巻き込まれる事間違いなしである。ベルト開発者の性格を考えれば。

 

故にアキトは変身出来ない。少なくとも変身するにはのぞまきを放置して離れなければならなくなるが、この状況で出来るはずがなかった。

 

「下がって!」

 

飛びかかってくるインベストを避けて、怯える真姫に言い放つ。しかし、恐怖に身体を支配されてしまっている真姫の表情は青く、その場に縫い止められたかのように動かない。

 

「皆………!」

 

 

『ブドウ!』

 

 

アキト達の状況を見て戦極ドライバーを装着したミツザネがブドウロックシードを開錠し、ブドウアーマーパーツを召喚する。襲いかかるインベスの攻撃を掻い潜りながら何とか女の子の元へ駆け寄りながら、カッティングブレードをスラッシュした。

 

 

『ハイィーッ! ブドウアームズ! 龍砲、ハッ、ハッ、ハァッ!!』

 

 

アーマーパーツを被り、その姿がミツザネからアーマードライダー龍玄へと変化させ、右手に現れたアームズ、ブドウ龍砲で周囲のインベスを撃ちながら女の子の手を取る。

 

「っ………!」

 

「こっちへ!」

 

女の子を引き連れてこちらへ合流しようとする龍玄を見て、アキトは自身のバディであるコウモリインベスへ言い放つ。

 

「2人を頼んだ!」

 

「アッキー!?」

 

コウモリインベスに希と真姫を守らせ、アキトはインベスに向かって体当たりなどで牽制していく。変身出来ないアキトにインベスを倒す手段がないのだから、身体ごとぶつかって転倒させ、時間を稼ぐくらいしか出来ないのだ。

 

体当たりで動きを封じる事は出来るが、それでもインベス達の方が数は多く、倒した訳ではないので数は減っていない。

 

それはこの危機的状況を脱したというのにはほど遠い物で、さらなる脅威が襲いかかってきた。

 

初級インベスとは完全に異なる鳴き声に、アキトははっきりと舌打ちをしてそれらを視界に入れる。

 

初級インベスの中に交じるように現れた上級インベスを見て、咄嗟に龍玄を一瞥した。

 

龍玄は何とかこちらへ合流しようと機会を伺っているようだが、如何せんインベスの数が多すぎる。本人も言っていたように、龍玄のブドウアームズは一度に多くの敵を薙ぎ倒すようには出来ていない為、かと言ってこの状況に適しているキウイアームズにチェンジしている隙はなはそうである。

 

その時、龍玄はインベス達をブドウ龍砲で撃ち抜きながらアキトへ叫ぶ。

 

「アキト! 僕の鞄!」

その言葉にアキトは咄嗟にシカインベスの攻撃を避けた勢いでサクラハリケーンまで転がると、座席に括りつけられている鞄のチャックを開ける。

 

そこから顔を覗かせた物を見て、驚愕する。

 

「これ………戦極ドライバー!?」

 

鞄に入っていたのは真新しい戦極ドライバーだった。本当に誰にも使われていないのかライダーインジケーターには何も表示されていない、アーマードライダーになるためのベルト。

 

「元々、君に渡すつもりだった! 今、君が変身するんだ! アーマードライダーに!」

 

「俺が………!?」

 

龍玄の発言にアキトは戦極ドライバーをもう一度見る。が、それ以上の思考をインベスが許すはずもなく、降りかかる攻撃を避けて龍玄へ叫んだ。

 

「む、無理を言うなよ! 俺はただのラーメン屋の息子だぞ!? 戦いなんて出来る訳ないだろ!?」

 

それはもちろん、嘘である。嘘、というのはアキトにはすでにゲネシスドライバーで変身するアーマードライダーデュークがある。戦極ドライバーの発展型がゲネシスドライバーであるならば、戦極ドライバーで変身した姿がデュークに似通っていては不審に思われるのは確実だ。ただでさえ謎のキャラクターを演出して立ち振る舞っているのだから、余計な所で正体を明かすような真似はしたくない。

 

だが、ここでアキトが変身しなければ真姫と希を守り切る事は難しい。いかに龍玄がアーマードライダーの中でも格別な強さをもっていても、この物量さはすでに個でどうにか出来るレベルを超えている。

 

「きゃぁぁっ!」

 

迷うアキトの耳に真姫の悲鳴が響く。目を向ければバディのコウモリインベスの攻防を掻い潜り、インベス達が真姫と希の眼前に迫っていた。

 

このままでは、真姫と希が。当然、その結果を目にすればアキトの大切な少女の涙が流れるのは必然だ。

 

ならば、答えは決まっているのではないか。

 

「っ、えぇい! ままよっ」

 

正体がバレるか否かではない。目の前で傷つきそうな人がいるならば、助けを求めて必死に手を伸ばしている人がいるならばその手を掴む。掴まなければきっと後悔する。

 

だから。

 

覚悟を決めて戦極ドライバーを腰に装着しようと振り上げた時、

 

「…………っ!?」

 

「なっ……………!」

 

言いようのない威圧を感じて、アキトと龍玄。そして、インベス達全員が一瞬硬直する。

 

そして、変化すぐに表れた。

 

上空。空が赤く染まった。否、染まったのではなく赤い大きな球体が出現し、やがてそれは地面に群がるインベス達を踏み潰すかのように落下する。

 

その衝撃でインベス達は蹴散らされ、真姫と希も吹き飛んで倒れる。

 

「っ、真姫! 希さん!」

 

真っ先に体勢を立て直したアキトは真姫達の所に駆け寄り、庇うように立つ。

 

「大丈夫か!?」

 

「う、うん………でも、一体…………」

 

真姫と希に怪我がない事を確認してから、アキトは落下物を見やる。

 

衝撃で巻き上がった粉塵が晴れていき、ソレは姿を現す。青いライドウェアに鎧甲冑の背中に兜。その姿はアキトのみならず、真姫と希は見覚えがあった。

 

「鎧武……………?」

 

「コウタ君……………?」

 

そう。μ'sを守る為に転入してきた2年の葛葉コウタ。彼が変身するアーマードライダー、鎧武にその姿は酷似していた。アキトも一瞬、クラックの出現を聞いてコウタが駆けつけてくれたのでは、と思ったが即座にそれを否定する。

 

「…………いや、違う………」

 

立ち上がったアーマードライダーを見て、アキトは首を横に振る。

 

その姿は完全に鎧武とうり二つだ。カラーバリエーションと言われても不思議に思えないくらいに。

 

だが、色が違う。鎧武のような瑞々しい橙色ではなく、まるで濁った赤をぶちまけたような色だ。

 

例えるなら、血。

 

しかし、アーマーパーツの形状も右手に握る大橙丸に似たアームズウェポンも緋い。まるで汚れた血のごとく。

 

左腰には無双セイバーを携えたその姿は鎧武と相違ない。ないはずなのに、鎧武ではない。もっと禍々しさを纏った存在に、アキトは目を細める。

 

「アンタは一体…………」

 

アキトの疑問はインベス達の咆哮によってかき消される。仕留めやすい人間よりも危険度の高い緋いアーマードライダーに目標を変えたインベス達が殺到していく。

 

緋いアーマードライダーは左腰の無双セイバーの柄に左手を置き、ゆっくりとした動作で歩み始める。

 

そして、一番槍のインベスと肉薄しそうになった瞬間、構えていない緋い大橙丸を振るう。剣閃を残した斬撃がインベスの1体を引き裂くと、そのインベスはよたよたと擦れ違うように倒れ伏せて爆発した。

 

それを合図にするかのようにインベス達が緋いアーマードライダーへと攻撃を開始していく。しかし、緋いアーマードライダーは流暢な動きで攻撃を避けつつ、確実に緋い大橙丸で切り伏せていく。その斬撃には一切の躊躇がなく、鎧武とは異なり確実に敵を倒すという気迫が感じられた。

 

斬っていく中で、インベスが口から光弾を放ってくる。それを緋い大橙丸で切り払った瞬間、緋い大橙丸を左手に持ち替えて空いた右手で無双セイバーを抜刀するとバレットスライドを引いて弾丸を装填。光弾を放ってくるインベスに向かってブライトリガーを引いた。

 

斬り、撃ち、避け、そして斬る。その一連の流れはまさしく舞いを思わせるように美しく、華麗な動きだった。

 

その姿はまさしく鬼人。鎧武を遥かに超える苛烈さを秘めた緋いアーマードライダーが、次々とインベス達を撃破していく。一面を埋め尽くすほどいたはずのインベスは、まるで無双ゲームのように殲滅されていった。

 

「……………決めるか」

 

緋いアーマードライダーが小さく呟き、右手でカッティングブレードを1回スラッシュする。

 

 

『ブラッドオレンジ・スカッシュ!!』

 

 

ロックシードからエネルギーが解放され、刀身に集まっていく。その2対の刀を一文字に回転する。エネルギーが斬撃となって取り囲んでいたインベス達を切り裂き、まるで輪のように爆発が広がる。

 

爆風から真姫と希を庇いながらアキトはインベスを倒した鬼人を見つめる。

 

「……………強い」

 

おそらくミツザネ達よりも。もちろん、自分よりも。

 

緋いアーマードライダーはゆっくりと立ち上がるとこちらを睥睨する。インベスを倒してくれたという事は一見すれば助けてくれた、という見方も出来るがそうであるという確証はない。謎の存在というのは、それだけで信用が薄いのだから。

 

ブーメランのような事を思いながらもアキトは緋いアーマードライダーから視線を外さない。もし、この緋いアーマードライダーが敵であるならば先ほどの覚悟を実行しなければならないのだ。

 

 

『ハイィーッ! ブドウ・スカッシュ!!』

 

 

海辺からブドウの形をしたエネルギーの球体が出現し、それに向かって龍玄が弾丸を放つと弾雨となって海辺に残っていたインベス達を一掃する。

 

全ての敵意が消え去り、龍玄も女の子の手を引いてやって来る。

 

「大丈夫!?」

 

「何とか………問題は…………」

 

アキトの視線は緋いアーマードライダーに向けられており、龍玄も同様の意見なのか緋いアーマードライダーに対して警戒の色を見せる。

 

「瀬賀様…………」

 

「えっ…………」

 

龍玄が手を引いていた女の子はその姿を認めると、笑顔を浮かべてそちら緋いアーマードライダーへと駆けて行った。

 

「アネモネ………無事か」

 

「はい、あちらの方に助けてもらったので…………」

 

アネモネ、という名前らしい少女は龍玄達を見る。

 

それに応じて緋いアーマードライダーは戦極ドライバーのロックシードのキャストパットを閉じて変身を解除する。

 

変身していたのは壮年の男性だった。クリーム色のチノパンに白いシャツの上から灰色染みたカットシャツを着込んで、年は40台代前後くらいか。右目には昔に怪我でもしたのか切り傷の跡があり、その眼光は鋭い。

 

変身を解いたという事は敵意がない事。応じるように龍玄も変身を解除し、その姿を現す。

 

「……………呉島?」

 

「えっ……………?」

 

ミツザネの姿を見た男性は不意に苗字を呟く。懐かしそうな声色で。

 

「あ、あの………!」

 

何と言ったらいいのかわからず言葉をあぐねいていると、希が切り出した。

 

「助けてくださってありがとうございます」

 

「いえ、こちらこそアネモネを助けて頂いたようで」

 

その言葉にミツザネは少し照れたようにはにかみ、そこでアキトは疑問をぶつけた。

 

「あの、貴方は…………?」

 

「これは失礼。私は瀬賀長信。この子はアネモネ………旅行でこの島に来ていたのですが、アネモネがはぐれてしまって探していた所だったのです」

 

「そうだったんですね。僕達も買い物の帰り道で彼女を見つけて、不自然だったので気にしたんですが幸いしました」

 

ミツザネの言葉通り、もし気付かずに通り過ぎてしまいあの数のインベスに襲われていて無事であるはずがない。後味の悪い結果にならなくて良かった、というものだ。

 

「あぁ………しかし、君みたいな若者がアーマードライダーとは…………」

 

「あっ、家がユグドラシルに携わっていまして、その関係で………」

 

「ユグドラシルに………もしや、君は呉島家の子かな?」

 

長信の言葉にミツザネは驚いた顔をして頷く。

 

「はい………呉島ミツザネと申します」

 

「呉島………! そうか、君がタカトラの弟君か…………!」

 

意外な名前が口に出たからかアキト、真姫、希が驚きの顔をする。

 

呉島タカトラはミツザネの兄であり、ユグドラシルで主任という重役の役職に就いているのだ。それと同時に音ノ木坂学院の講師を務めており、μ'sが所属するアイドル研究部の顧問兼コーチを担当してくれていて、当然今回の合宿にも参加してくれている。島に着いた途端、ユグドラシルの社員に呼ばれて支社へ行ってしまったので何をしているかわからないが、おそらく夜までには戻ってくるはずだ。

 

「あの、兄さんとは…………」

 

「私は元々、教師でね。呉島タカトラは私の教え子なんだ」

 

「まさかの教師と教え子!? 意外な所での接点だな」

 

このような人工島での巡り合わせにアキトが驚いていると、ふとスマートフォンが震えている事に気付く。

 

嫌な予感を覚えつつもアキトはスマートフォンを操作して、電話に出ると。

 

『にゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃー』

 

「はい、すぐに帰ります」

 

もはや誰からの電話だったのか、などと説明する必要はあるまい。どうやら空腹でにゃーにゃーとゲシュタルト崩壊を起こしているらしい幼馴染を思い浮かべて、アキトはゲンナリした表情でミツザネを見やる。

 

「……………そうだね。そろそろ戻ろらないと、本格的にやばそうだね」

 

アキトの表情から察してくれたのか、冷や汗を流すミツザネ。

 

「ふむ……何やら急ぎのようだね。我々も…………アネモネ、どうした?」

 

状況を見て踵を返そうとしていた瀬賀は、アネモネが左腕を抑えている事に気付いて声を掛ける。もしや、という表情をしたのは医師の娘である真姫だ。

 

真姫がアネモネの手を捲ると、そこには小さいの傷が走っていた。少量の血も流れており、大きい訳ではないが無視出来ない傷である。

 

「もしかして、インベスに!?」

 

その傷を見てミツザネが歯噛みする。インベスによりつけられた傷は、そこからヘルヘイムの毒素が入り込み現代医学では治療が困難な難病を引き起こしてしまうのだ。

 

アネモネを守る為に立ちまわっていたのに怪我をさせてしまった。その事に悔し気な表情をするミツザネだが、真姫は首を横に振った。

 

「大丈夫。これはインベスによるものじゃないわ………でも、すぐに応急手当した方がいいと思う」

 

「って、言われてもここにはそんなモンないし………」

 

アキトが周囲を見回すも、浜辺しかないここでは医療施設は見当たらない。サクラハリケーンとローズアタッカーが鎮座しているだけだ。

 

「ほなら、ウチらの別荘に来てもらえばえぇんやない? 助けてくれたお礼もしたいし」

 

「希さん…………?」

 

アキトは希に若干不審そうな目を向ける。確かに助けてくれた恩人ではあるが、貸別荘に招待する、というのは軽薄過ぎる。タカトラの元教師、というのも本当かどうか怪しいものだ。もちろん、助けてくれたのには感謝しているが、どうにも出来過ぎているというのがアキトの感想だ。

 

「そうですね。ここからならバイクですぐですし」

 

「ミッチ?」

 

まさかミツザネが同意するとは思っていなかったのか、真姫も怪訝な表情を向ける。

 

「僕のせいで怪我をさせてしまったのかもしれないんだ。だったら、それは僕の責任だし………」

 

「……………ミッチがいいなら構わねぇよ」

 

あの貸別荘はタカトラ名義で借りており、本人がいないのなら最終的な判断は弟のミツザネがするべきである。もちろん、部長である矢澤にこや生徒会長の絵里にも本来ならば判断を仰ぐべきだろうが、あの脳細胞がぶっ壊れている幼馴染の様子からしてまともな判断は期待出来そうにない。

 

それに、この緋いアーマードライダーは確かに尋常ならぬ力を持つが貸別荘にはここにいるメンバーも含めて『5人』もいるのだ。それに加えてこの人工島はユグドラシルの所有地。当然、アーマードライダーも大勢いるのだ。万が一に何かしでかそうとはしないだろう。

 

「もう、知らないわよ………」

 

呆れた風に真姫が言うのを見て、アキトとミツザネは瀬賀とアネモネを見やる。

 

「どうでしょうか?」

 

「申し出は嬉しいが………」

 

アネモネをちらりと一瞥してから瀬賀が悩むように唸る。目の前で役1名が渋々、といった態度を取っていれば快く正体されるはずもないだろう。

 

アキトは瀬賀とアネモネに見られないように肘で真姫を突く。その意味は言葉にしなくてもわかるだろう。

 

一瞬、瀬賀達とは別の意味で小さく唸った真姫は、観念したように口を開いた。

 

「女の子に一生の傷を残すつもり?」

 

「………………では、君たちのお言葉に甘えるとするかな」

 

真姫の言葉で踏ん切りがついたのか、瀬賀は頷く。

 

瀬賀はポケットからロックビークルを取り出して解錠してビークルモードにすると、ローズアタッカーに跨る。

 

「…………何で、瀬賀さんはアーマードライダーに?」

 

「ちょっとした訳、という奴でね。ドライバーをくれた人の為にも、あまり追及しないでくれると助かる」

 

「もしかして、配布キャンペーンに当たったんですか?」

 

「配布キャンペーン? 戦極ドライバーをそんな風に配っていいのかよ」

 

戦極ドライバーを使えばヘルヘイムの果実からロックシードを作り出す事が出来る。さらにはアーマードライダーにもなれる装置を、まるでチケットのように配っていいものなのかアキトは疑問に思った。

 

それについては弁明のしようがないのか、ミツザネが苦笑いを浮かべる。

 

「上の考えてる事はいつだって現場無視だって。君に渡したドライバーもそれ関係で手に入れたものだしね………それで、瀬賀さんもキャンペーンに?」

 

「まぁ、そんなところかな」

 

「けっこうなお年なのに凄いですねぇ」

 

ローズアタッカーに跨るアキトにしがみつきながら希が言うと、アネモネがむっとした表情を向けてくる。

 

それを片手で宥めながら瀬賀が苦笑した。

 

「私はまだまだ現役さ。君達若人には負けないよ」

 

しかし、そう言って瀬賀は思い出したように言う。

 

「私がアーマードライダーである事は、呉島には秘密にしておいて貰えると助かるよ」

 

「何故です?」

 

ミツザネが不思議そうに尋ねると、瀬賀は表情を隠すようにヘルメットを被る。

 

「教え子より下というのは、悔しいじゃないか」

 

照れ隠しなのかバイザーを下ろす恩人に真姫と希はぽかんと表情をしててしまう。

 

一方、なるほどと頷きつつもアキトは懸念材料であるミツザネを見やる。

 

相槌を打ち、笑みを見せるミツザネだが、その視線はアネモネへと向けられていた。

 

そして、そのミツザネを見て顔を顰める真姫。

 

その意味がわからないほど、アキトも馬鹿ではない。

 

「…………嫌な風邪が吹いてきたな」

 

「んー?」

 

「何でもないっす。ミッチ、早く行こう。帰って扉開けたら頭丸かじりとか嫌だぜ、俺」

 

希にそう返しながら、ミツザネの返答を待たずアキトはローズアタッカーのアクセルを回す。

 

早く戻らなければ本気であの猫娘ならやりかねない。そんな冗談じみた日常を思いながらも、アキトにな確かな確信が過ぎっていた。

 

緋いアーマードライダーと無垢な少女との邂逅。

 

ミツザネと真姫の想いの開花。

 

そして、何よりサガラ(へび)の警告。

 

それらが混じりあってアキトの目には、立ちはだかる暗雲のように見える。

 

鎧武と少女を撃った感覚が蘇る。

 

それを振り払うかのように、アキトはアクセルを振り切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

呉島ミツザネが所有するロックシード

 

 

・ブドウ

・キウイ

・ヒマワリ

・サクラハリケーン

 

 

 

 

 

次回のラブ鎧武!は……………

 

 

 

「…………ジョーカーは必要ない。俺自身がジョーカーだからな」

 

 

「そこでタカトラはな、どんな手を使って校内で逃げたハムスターを探そうとしたと思う?」

 

「うーん、普通に虱潰しに探したんとちゃうかな」

 

「いえ、きっとポスターを張り出したり聞き込みをしたりしたのよ」

 

「いや、ハムスターの格好をしてハムスターの鳴き声を出しながら探した」

 

島に到着早々、メンバーと別行動となったタカトラはとある研究施設でインベスの襲撃を受ける。

 

社員に犠牲を出しながらもインベスを倒し、ひとまずμ's達の元に戻ったタカトラを待っていたのは、中学時代の恩師:瀬賀との再会であった。

 

黒歴史を披露されていく恥ずかしさに耐えながらも、再会を喜ぶタカトラ。

 

 

 

 

「ミッチが恋!?」

 

「そうや。恋愛コンボ……じゃなかった。恋愛アームズや!」

 

 

『ハイィーッ! 恋愛アームズ!ラブコメ、キュン、キュン、キュン !!』

 

様子の可笑しいミツザネを怪訝に思う一同に、希が突きつける爆弾。

 

 

 

「あの、コウタさん。アキトが言っていたバリボーってどういう意味なんです?」

 

突然、出てきたバリボーとは?

 

 

 

 

 

 

次回、ラブ鎧武!

 

 

27話:夏色笑顔で1、2、jump! ~立ち込める暗雲~

 

 




ここまでお楽しみ頂けたでしょうか、グラニです。


また真姫ちゃんにトラウマとなりかねない回となりました。

節約家にとってどれだけ安く食材を手に入れられるか………そこから手湯

いったい、それが何を引き起こすというのか………まぁろくな事にはならない事は確実ですね。

現れた緋いアーマードライダー…まぁ武神鎧武ですね。果たして敵か味方か。まぁ原作から考えたらお分かりですがね。

次回、明かされるタカトラさんの(黒)歴史!

ご期待ください!

感想、評価随時受け付けておりますのでよろしくお願いします!

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話しのネタバレなどやってるかもしれませんので、良ければどうぞ!

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