ラブ鎧武!   作:グラニ

39 / 68
諸注意


・ネタ全開

・泥酔した状態でモンハン仲間とでノリと勢いで1時間で書きました

・作者は体験版をやりましたが、そこまでやりこんだ訳じゃありません

・発売日前にかいたので実際に発売されるゲームと異なる部分が多々あります




【MHX発売記念】μ'sとチーム鎧武がMHXのCMに起用されたそうです

真っ暗な空間で、ぽつりと葛葉コウタが告げた。

 

「……………いないな?」

 

「あぁ、大丈夫だ。問題ない」

 

答えたのはコウタの隣にいる九紋カイトだ。普段から高圧的な声を孕ましているカイトだが、何故だか今の声色には高圧的な色よりも興奮を隠しきれないような色が混じっていた。

 

「みなさん、今頃授業中ですからね。あとは…………」

 

呉島ミツザネが言いかけた時、ガラガラと何かが開かれ空間に光が差し込まれる。しかし、それもすぐに止んで別の声が入って来た。

 

「悪い。待たせた」

 

「おう、アキト。無事だったか?」

 

新たに入って来たのはコウタ達がよく贔屓にしているラーメン屋の息子、啼臥アキトだ。

 

「えぇ。今日は店もバイト勢がたくさんいるんで俺がいなくても大丈夫です。入ってくる時もデュークで来たんで光学迷彩バッチリ。見つかってないはずですよ」

 

そんな事にアーマードライダーの力を使うな、と言われそうだがミツザネは大きく頷いた。

 

「では、いよいよですね」

 

「あぁ、ついにこの日が来たんだ…………!」

 

「どれほど待ちわびたか…………この瞬間を……………!」

 

ミツザネもそうだが、あのカイトですら身体が震えるほどに興奮しているのは珍しかったが、コウタとて同じ気持ちだ。

 

「ついに、ついに俺も……………っ!」

 

「良かったな、アキト」

 

「歓迎しよう、盛大にな」

 

思わず握りこぶしを作って涙に震えるアキトの肩をコウタが叩き、カイトも心の底から嬉しそうに頷く。

 

「さぁ、行くぜみんな…………! ここからは、俺達のステージだ!」

 

4人が一斉にパカッと蓋を開けると同時に、

 

「何やってるの……………?」

 

部屋の電気がつけられ、生徒会長様の絶対零度とも思える声が4人を襲う。

 

アイドル研究部の部室で集まっていた男子4人組が恐る恐る振り返ると、そこにはしゃーと猫のように構えた星空凛と呆れた顔で部室の電気を付けた絢瀬絵里。

 

そして、わなわなと肩を震わして俯いている園田海未の姿があった。

 

身を震わせていた海未は顔を上げるとにっこりと可愛らし笑顔を浮かべ、それでいて般若を思わせるような声色で告げた。

 

「さぁ、説明してくださいますか?」

 

テーブルに置かれたモンスターハンタークロスと各々が握っている3DSを睥睨しながら。

 

あ、終わった。

 

4人は15個の眼魂を求めて、99日間を生き抜く(大自然の中を)。

 

報酬金、燃やすぜ!(というか溶かす)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モンスターハンタークロス発売記念

 

 

 

ラブ鎧武のメンバーがMHXをやるらしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まったく、放課後まで待てなかったのですか…………」

 

「放課後まで待ってたら売り切れちゃうかもしれないだろ!?」

 

放課後の屋上。μ'sの練習風景の傍ら、海未の前で正座させられた男子4人を代表してコウタが吠える。

 

「ツイッターを見ればゲットした人達のモンハン面白いのツイートの羅列…………我慢しろってのが無理だよ!」

 

「だからって、授業を抜け出してまで買いに行くのは褒められた事じゃないわ」

 

生徒会長としてしっかりと説教しなければ、と絵里が告げる。確かに授業の合間を縫って買いに行くのは褒められている事では決してないのは確かだ。

 

正論だ。間違いなく強者の言葉だ。

 

だが。

 

けれども。

 

「絵里。オレ達はモンハンに関しては我慢弱い男達だ。ナンセンスだが、大人しくしている訳にはいかんのだ」

 

「ぶれっぶれじゃない」

 

「そもそも、たかがゲームに…………」

 

その瞬間、くわっと男子4人の顔色が変わって立ち上がった。その豹変ぶりに海未と絵里がドン引きしてしまうくらいに。

 

「たかが? たかがっつたか海未!?」

 

「聞き捨てならんな。貴様、この日を待ちわびたハンターがどれほどいると思っている!」

 

「ラブライバーの中にだってトンデモない人いるじゃないですか! お相子ですよ!」

 

「ウワァァァァアッ!金がなくて今まで中古の100円で売り出されたのしか出来たなかった悲しみ、貴方にはわからないでしょうねェ!!」

 

「ちょ、落ち着いて4人とも…………というか、アキト君。キモイから………」

 

「なになにー? 何の話しー?」

 

4人の声を聞きつけて、練習に打ち込んでた残りのメンバーが寄ってくる。

 

「モンハンについてでしょー? コウタ君、酷いよ! 放課後一緒に買いに行こうって約束してたのに!」

 

ぶーっ、と頬を膨らませる穂乃果にコウタは悪かったって、と言いながら頭を撫でて宥める。

 

その言葉に海未は首を傾げた。

 

「穂乃果、知っていたのですか? もん、はん? というものを」

 

「ことりも知ってるよー。アイルーちゃんが可愛いんだよねぇ」

 

「希も知ってるの?」

 

「うん。モンハン4はちょっとアレだったから買わなかったけど…………」

 

「凛も持ってるよー。たまにアキトの家で昔のやってたし」

 

「モンハンってモンスター殺すゲームでしょ? そんなのやって何が楽しいんだか、意味わかんない」

 

「にっこにっこにー。お子ちゃまな真姫ちゃんにはあの程度のグロは刺激が強すぎるから仕方ないにこー」

 

「わ、私もあぁいうゲームはちょっと苦手で………」

 

各々告げる風景を見るに、割合はモンハンを知らない方が少なく、ソルゲ組は本当に知らなく小泉花陽は知っているがプレイした事はないようだ。

 

「そもそも、モンハンってどういうゲームなの? 単なる敵を倒すゲームじゃないの?」

 

「では、僕は説明しましょう」

 

絵里の言葉に待っていました、と言わんばかりにミツザネが目を光らせた。

 

「モンハン、正式名称はモンスターハンター。当初はPS2をプラットフォームに発売され、あまり人気が出なかったのですが、モンスターハンターポータブルというPSPで発売されてから人気が爆発。通信機能を利用した同時プレイによって、協力プレイが可能となったというのがツボだったみたいです」

 

「協力プレイかー。確かに1つの目的に向かってみんなで出来たらいいよね!」

 

「穂乃果さんの言う通り、今まで通信機能と言えば対戦が主でしたからね。そう言った意味でもはまる人は多かったんじゃないでしょうか。

 売り上げという観点から見てもなかなか売れていまして。ポータブル3rdと言えば発売日になると電気屋さんなどでは長蛇の列が出来るのは当たり前。約447万本売れて日本ゲーム市場における巨大ゲームタイトルの地位を獲得したんです」

 

「ゲームではプレイヤーはモンスターを狩る狩人、つまりハンターとなって拠点となる村から発注される依頼(クエスト)を元に敵を倒していくんだ。それで手に入った素材や報酬金で武器を作ったり強化していったりして、どんどん強い敵を戦っていくって事」

 

「つまりは弱肉強食。強ければ生き、弱ければ金が減る。まさしく自然の摂理を描いたゲームという訳だ」

 

コウタに続いてカイトも熱弁するあたり、本当に楽しみにしていたのだろう。

 

「でも、要するにアクションゲームですよね? 苦手な人には…………」

 

「確かにアクションゲームが得意な人の方が有利な感じがあるのは否めませんが、そこで活躍出来るのが協力プレイです。1人で無理なら数でぶん殴ればいい、30分前の同僚がやってたり時折僕らがやってる事と同じですよ」

 

「皆の力で壁を壊す。これが絆☆パワーの力だ!」

 

「アキトの言う通り、これによればワンタァーンスルィーキルゥも可能にゃ」

 

「なるほど………皆さんと協力してより強い敵を倒すのですね………それより凛、何故そんなに英語の発音いいんですか?」

 

「でも、R指定が入ってるんでしょ?」

 

くるくると髪を弄りながら告げる真姫に、ミツザネは問題ありませんと笑いかける。

 

「確かに指定が入ってますけど流血シーンがあるくらいで、そこまでグログロしいのはないですよ」

 

「まぁぶっちゃけ小学生とかもやってるしな」

 

「…………面白いのかしら」

 

ぼそり、と絵里が呟いた時だ。

 

がちゃりと屋上の扉が開かれ、現れたのはアイドル研究部の顧問である呉島タカトラであった。

 

「みんな、少しいいか?」

 

「先生。どうし…………なんです? その紙袋は………?」

 

振り向いた海未が真っ先に首を傾げて、タカトラが持つ紙袋に目を落とす。すると、苦笑を浮かべて中身を見せてきた。

 

「え、モンスターハンタークロス!?」

 

中に入っていたのは大量のモンスターハンタークロスと3DSであり、タカトラほ苦笑を浮かべる。

 

「どうしたんですか、これ?」

 

「取引先にカプコン関連会社があってな。音ノ木坂学院のμ'sとチーム鎧武にモンハンとネットCMに出演して欲しいとオファーがあった」

 

「受ける、絶対に受ける!」

 

即座に手を上げたコウタは、ワクワク顔で穂乃果に「なぁいいだろ? いいよな!?」と訴えかける。なんだかいつもなら穂乃果に着いてるはずの犬耳と尻尾が揺れているようにも見える。

 

苦笑して穂乃果が他のメンバーに目を向けると、大体が苦笑しており凛にいたっては目をキラキラさせていた。

 

こうして、μ'sとチーム鎧武はネットCM撮影の為、モンハンをする事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ことぱなタカの場合

 

 

 

 

「なるほど。近接のハンタータイプと遠距離のガンナータイプの武器があるのか」

 

ゲームを開始して早々、付属されている説明書を眺めながらタカトラがごちった。

 

「タカトラ先生もこういうゲームはされるんですか?」

 

経験者であるが為に1人である程度クエストを進めながらことりが尋ねると、タカトラは苦笑した。

 

「いや、昔からユグドラシルに身を捧げる為の人生だったからな。あまりこういった遊びとは無縁だった」

 

「あっ、ご……ごめんなさい」

 

「気にするな。親の言いなりの学生生活ではあったが、それなりに青春はあったさ」

 

「あ、ハムスター」

 

「小泉、それは忘れるんだ今すぐに」

 

じっとゲームに集中していた花陽が口にした言葉は、掘り返されたくない黒歴史の塊だ。タカトラは出来ればメロンスパーキングを放ちたい気分に駆られながらも、よしと頷いて2人を見やる。

 

「2人は何を使うか決めたのか?」

 

「はい。ことりは太刀でストライカースタイルを使ってみます」

 

「私はヘビィボウガンでエリアルスタイルで援護します。初めてですけど…………」

 

太刀とはモンハンの早い段階で追加された武器で、素早い動きに強い火力が特徴的だ。さらに攻撃する事により練気ゲージを貯める事により刀身の威力をパワーアップさせる事が出来るのだ。その分、防御する事が出来ないのでいかに攻撃を避けるかがキモになるだろう。

 

花陽のヘビィボウガンはボウガンとあるが形は完全に銃であり、強力な弾丸を放てるが重く移動に制限が掛かってしまう武器だ。しかし、その火力は目を見張るものがあり、使う人が使うと化ける武器でもあった。

 

「タカトラ先生は…………片手剣、ですか」

 

如何にもらしいですね、とことりは笑った。

 

片手剣はモンハンシリーズの初期からあった武器であり、どれを使うか迷ったのならばこの武器を使え、と言われるくらいに基本的な武器となっている。移動速度は速いが一撃一撃の火力は低いく、手数で責める武器だ。しかし、特徴的な事に片手剣は武器を出したままでもアイテムを使う事が出来、盾も装備しているのでガードも可能となっているのだ。

 

剣と盾。まさしくタカトラにピッタリな武器という訳である。

 

「ええっと、ばっとう…………?」

 

3DSを操作しながら花陽が首を傾げる。

 

「抜刀状態とは所謂、武器を出した状態だ。この状態でしか攻撃出来ないから注意しろ」

 

「逆に抜刀状態じゃ片手剣の以外はアイテム使えないから気を付けてね」

 

タカトラとことりの言葉にふぇー、と困ったような声を漏らす。

 

「難しいです…………」

 

「大丈夫だよ。やってけばすぐに慣れるよ」

 

「習うより慣れろ、だ。何事もな。さ、適当なクエストに行ってみよう」

 

学生時代にゲームをしていなかったからか、心なしかタカトラの目が輝いているようにも見える。

 

時折、タカトラは生徒の前であっても童心を見せる時がある。おそらく本人は無意識で言えば隠れてしまうので、言わないようにしようとμ'sの中で暗黙の了解となっている事だ。

 

楽しそうだなぁ、とことりは花陽は笑いあって、3DSを操作した。

 

 

 

 

 

 

 

ほのりんコウアキの場合

 

 

 

「スタイル?」

 

「シャバドゥビタッチヘンシーンするのかにゃ。そう簡単にダイエットは出来ないよ?」

 

聞き慣れない名称に穂乃果と凛が首を傾げていると、武器強化をしているアキトが告げた。

 

「今作から従来の武器に加えて狩猟スタイルってのが追加されてるんだそうです」

 

「いつも通りの動きであるギルドスタイル、攻撃をギリギリで回避したり防御したりするとカウンターを仕掛けるブシドースタイル、回避行動がローリングの代わりに小ジャンプになってモンスターなどを踏みつけると高く跳び上がって乗り攻撃が出来るエリアルスタイル、攻撃アクションが一部制限される代わりに猟技を多く持てるストライカースタイルだな」

 

長々と説明するコウタに、おぉと穂乃果と凛は驚いた顔をする。これほど小難しい言葉を並べて言い切るコウタが、いつもの彼らしからないので驚いたのだろう。

 

「色々あるんだ………ニャッ!?」

 

言いかけた凛が思わず画面に顔を近付ける。アキトはですよねー、と苦笑しながら言った。

 

「まぁ、お前なら食いつくよな」

 

「あ、アイルー操作できるの!?」

 

アイルーとはモンハン世界に登場する猫モンスターである。その愛嬌から多くのファンから人気で、プレイ中可愛いから攻撃出来ない、というプレイヤーが続出しているくらいである。

 

さらもP3からはオトモアイルーという名前で仲間としてクエストに連れて行けるのだ。今作では2匹までだったオトモアイルーが3匹連れて行ける事が可能で、ソロプレイでも4人パーティーが出来てしまうのだ。

 

「ニャンター…………凛はこれにする!」

 

「ニャンターはハンターに比べて攻撃力も防御力も心もとないけどスタミナがなくて回避行動やダッシュが使い放題。しかも採掘や採取する速度が速い。あとはやられてもモウイチドングリってので2回復活出来るんだ」

 

「まさしく当たらなければどうという事はない、って奴だね」

 

にゃんにゃにゃーんと鼻歌混じりで凛は意気揚々とニャンターを選択。

 

コウタが選択したのは大剣のブシドースタイル。初期から存在する巨大な剣であり、一撃が強烈なパワーを秘めている武器だ。移動速度は遅いので抜刀攻撃して回避行動などで転がり、納刀というのは基本戦術だ。

 

アキトが選択したのは4から追加されたチャージアックス。大きな縦と剣を兼ね備えた姿は片手剣の上位互換のように思えるが、片手剣よりも攻撃スピードは遅く一撃が重い。さらにアックスという名の通り斧モードに変形する事が出来、最大の特徴はこの斧モードより放つ強烈な必殺《高出力属性開放斬り》であり、これのせいで前作の4G「もうこいつだけでいいんじゃないかな」と言えるレベルの技である。

 

「で、穂乃果は…………」

 

「穂乃果はこれ! 双剣でエリアルスタイルだよ!」

 

シャキーン、と両手を上げる仕草は鬼人化のマネだろう。

 

双剣とは名の如く二刀流による多い手数の斬撃で畳みかける武器だ。鬼人化と呼ばれるスタミナを消費する事により攻撃方法が変化し、さらに鬼人化していると乱舞をする事が出来、高ダメージが期待出来るのだ。

 

「双剣とエリアルスか。確かに高火力が期待出来そうだな」

 

「アキト。前やったみたいに「モンスターハンターわぁーおっ!?」とか叫んで死なないでよ?」

 

「お前こそ「マッチョ!」とか言って死ぬなよ? 筋肉の量叫んで何がしたいんだ………」

 

「よぉーし、行っくよー!」

 

穂乃果の掛け声で3人は戦闘体勢に入る。

 

が、もちろん絶叫が轟きながらプレイしたのは言うまでもない。

 

「アキト、よくレウスの尻尾回転避けれたね今のタイミングで!?」

 

「おかげで髪の毛ザビエルだよザビエル! 毛が一気に刈り取られた!」

 

「コウタ君守ってー!」

 

「ちょっと待て穂乃果ブレスの射線こっちに向け………だぁぁぁぁああああっ!?」

 

4人が楽しそうで何よりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のぞにこカイの場合

 

 

「………………オレはさっさと2つ名を持つモンスターと戦いたいんだが?」

 

「馬鹿ね。序盤からそんなのが出てくる訳ないじゃないの」

 

「まだ下位クラスだもんね」

 

「そうだ。物事には順序ってモンがあるんだ。そう焦るな」

 

……………………………………。

 

ここには3人しかいないはずなのに、ありもしない声が聞こえた。

 

と、言うか。

 

「何でいるのよDJサガラ!?」

 

にこがくわっと隣にちゃっかりいるサガラに吠えると、飄々とした風で蛇が答えた。

 

「俺も混ぜてくれ。ぼっちは寂しい」

 

「おい、ヘルヘイムの森おい」

 

「で、サガラさんは何を使ってるん?」

 

カイトの突っ込みもスルーして希が尋ねる。

 

「ガンランスでギルドスタイルだ。無難が一番だな」

 

「ふん、ガンランスか。味方を吹き飛ばすなよ」

 

「ランスのアンタもね」

 

カイトは実際の戦闘でも突撃槍を使っているからか、モンハンでもずっとランスを使っているそうだ。まさしく要塞のごとく巨大な盾に突きを基本とする槍が特徴的で、1点を集中する攻撃に的している武器である。重鈍な動きではあるが、それも気にならないほどの鉄壁さやカウンター攻撃が売りだ。

 

サガラの言うガンランスとはランスに砲撃機能を付けたものであり、ランスよりかは攻撃方法が機敏だ。砲撃は相手の防御を無視した一定ダメージを与える事が出来、これにより硬いモンスターを撃退したというプレイヤーは多い。極め付けは砲撃機能を最大限に利用した竜撃砲であり、強烈な砲撃を一瞬で4連発打ち込む大技である。ただし、砲撃には武器の切れ味を消費してしまい、さらに今作からは砲撃により刃を熱して使い過ぎるとオーバーヒートを起こすのだ。

 

「希はハンマーね」

 

「にこっちはスラッシュアックス………」

 

「虎太郎が偉く気に入ったのよ。属性開放がかっこいいって」

 

ハンマーはその名のごとく鈍器であり、モンスターの頭部を攻撃する事により眩暈(スタン)を狙う事が出来るのだ。モンスターは基本的な動きが振り向きなどの行動があるので、そこを狙って振り下ろせばワンサイドゲームにする事も可能な武器である。

 

スラッシュアックスは剣と斧モードを兼ね備えた武器であり、剣モードの場合は相手の肉質に関係なく斬る事が出来る心眼のスキルが付属されるのだ。さらに剣モードによる属性開放突きという必殺技を持ち、強力な武器である。

 

「さぁ、行くわよ!」

 

「あれ……………?」

 

クエストを開始した所で、希がある事に気付く。

 

これ、全員吹き飛ばし攻撃持ってない?

 

武器の攻撃の一部にはプレイヤーを吹き飛ばす効果を持つものがある。ガンランスの砲撃やランスの突進、スラッシュアックスの振り上げやハンマーを叩き付けなどである。これらによるダメージはないのだが、連続攻撃などを仕掛けていたりした際に邪魔をしてしまう訳で、見知らぬ相手でやる場合は煙たがられる原因である。

 

もっとも、身内でやれば罵り合いからのギャグに持っていけるが。

 

「行くぜ、覇山竜撃砲!!」

 

「おぉ、それが猟技か!」

 

サガラの叫びにテンションが上がったカイトが吠える。

 

猟技とは今作より新たに追加された要素であり、攻撃する事によりゲージを貯めて放つ大技である。決して血の覚醒(ブラッドアーツ)ではない、いいね?

 

今までは単調(と言うには多彩だが)な攻撃を組み合わせていたが、これによりスタイリッシュかつかっこよく狩猟を繰り広げられていくのだ。

 

巨大な爆発を起こしたガンランスににこと希もおぉ、とテンションが上がる。やはりただ狩るのも面白いがこういったかっこいいのがあるとさらに盛り上がるというものだ。

 

「あっ…………」

 

その時、思わず希が声を漏らしてしまう。モンスターへ突撃していたカイトが通りかかる瞬間にハンマーを振り下ろしてしまい吹き飛ばしてしまったのだ。

 

「…………………」

 

「ご、ゴメン。カイト、わざとじゃ…………」

 

「あぁ、わかっている。大丈夫だ、希」

 

フッ、と爽やかな笑みを浮かべて優しく言うカイトに、希とにこは思わず顔を赤らめてしまう。

 

カイトが鬼のような外道な笑みに変わるまでは。

 

「まずは貴様らから片付けろという事だよなぁぁぁぁぁぁああああああっ!!」

 

「いぃぃぃぃやぁぁぁぁあ犯されるぅぅぅぅぅ!?」

 

「人聞きの悪い事を言うな!?」

 

モンハン名物身内殺し合い。モンスターを倒した後の時間などでよく行われる、ある意味本編だ。

 

「あ」

 

誰かが漏らした声かわからないが、仲間内で争っている間にモンスターから攻撃を受けてやられる。

 

よくある話しである(少なくともウチでは)。

 

 

 

 

 

 

まきうみえりミチの場合

 

 

 

「ハラショー! 操虫棍というのは楽しいわね!」

 

「絵里さん、着地狩られないで下さいよ!」

 

ピョンピョンとハンターを跳ねさせる絵里に、同じようにエリアルスタイルで跳び上がりながらライトボウガンを放つミツザネが注意をする。

 

他のメンバー達と違い、初参戦であるはずのソルゲ組は飲み込みが早く、意外にもスムーズに進んでいた。

 

相手はナルガクルガ。今作で復活した素早い動きに鋭い刃を持つモンスターだ。

 

絵里が選択した操虫棍は虫を音で操りモンスターからエキスを搾り取り、ハンターを強化する事が出来る武器だ。それにより様々な恩恵を受ける事が出来、棍によりエリアルスタイルでなくともジャンプする事により乗り攻撃が可能となるのだ。

 

もっとも、これによりオンライン環境ではちょくちょくバッタのように無意味に跳んでは着地を狩られるという事が多く見受けられた。

 

ミツザネはライトボウガンという大きいが移動スピードも速く弾丸1発で数発撃ち込める速射攻撃が特徴的な武器だ。さらに、これはMHXのPVで疲労されていた事だが。

 

「よっと」

 

ナルガクルガを踏みつけて跳躍したミツザネのハンターが、頭上から弾丸を雨のように降らせた。

 

「か、かっこいい!」

 

「PVでやってたのを見て、ぜひやりたかったんですよ」

 

まさしくスタイリッシュと呼ぶに相応しい動きに海未の瞳がキラキラと輝く。

 

海未が使っているのは弓のブシドースタイル。弓とはその名のごとく矢を放つ武器で、モンハン界隈ではチート武器ではないかと言われているほどの武器である。ガンナータイプの武器だが目標から数歩下がった程度の距離で攻撃すると一撃一撃が強く、さらにそれが容易に連発出来る。さらに移動速度もそれなりに速いのに猟技《アクセルレイン》を使用すると移動速度アップに溜め攻撃速度アップとまさしく鬼に金棒状態になるのだ。

 

「よっ、攻撃力上げるわよ」

 

真姫が使っているのは狩猟笛。ハンマーと同じ鈍器だが一撃の火力は低い。しかし、奏でる旋律には仲間をサポートするのに適している。仲間の体力を回復させるのはもちろん、咆哮防止、風圧無効、攻撃・防御の向上とパーティーに1人はいたら心強い武器である。

 

「しかし、絵里はよくその武器使う気になれたわね」

 

「えっ? どうして?」

 

「だって、それ虫よ?」

 

瞬間、絵里は目を丸くした。

 

「何言ってるの? 飛んでいるのは妖精さんでしょ?」

 

「いや、羽根を動かしてるこれはどう考えても虫でしょう」

 

「操”虫”棍ですよ、絵里?」

 

ミツザネ、海未に言われて絵里が固まる。

 

そして。

 

「チ、チカァァァァァァッ! む、虫! 虫ぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

「ちょ、絵里! プレイ中に3DS投げないで!」

 

「ダメ! 虫! ダメチカ! エリチカおうちに帰るぅぅぅぅぅ!」

 

「あぁもう、ポンコツチカになったわ! 海未!」

 

「大丈夫です、眠らせましたから」

 

「チカァァァァァ!」

 

ピョンピョンと跳ねる絵里は置いておいて、睡眠状態にさせたナルガクルガを囲むと爆弾を設置し始めた。

 

「と、言うか絵里操虫棍でエリアルスタイル選んでたのね…………意味あるのかしら」

 

「ともかく、起爆しましょう」

 

モンスターが睡眠状態になっている状態で攻撃すると、その初撃は倍のダメージ量がはいるのだ。巨大な敵を倒す為に人間はあらゆるものを使うのだ。

 

「チカァァァ!」

 

「あ、待って絵里こっちに来ないd…………」

 

「ちょ、早過ぎるんじゃないのかな!?」

 

エリアルスタイルはジャンプする事は出来る。モンスターやハンター、()()を踏()()()()()跳ぶのだ。

 

即ち。

 

「……………チカ?」

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああっ!!?」

 

絵里が飛んで踏みつけた爆弾が爆発し、他のメンバーとナルガクルガが同時に力尽きる。同時の場合、残念ながらハンター側が負けとなるのだ。

 

「……………………………………チカ?」

 

結局、生き残った絵里は首を傾げて、テーブルに残り3人が頭を打ち付けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらを見たカプコン社員はμ'sとチーム鎧武の起用を撤回。

 

結局、コウタが膝をつく結果となってしまったのだった。

 

 

 

 

 

 




ち、違う。

違うんだ!

これは決して「モンハン始まるから多分更新止まるけどこれで許してネ☆」って訳じゃないんだ!

と、言う訳で待ちに待ったモンスターハンタークロス発売です。4、4Gはギルクエとか極限化のせいであまりモチベ上がりませんでしたが、今回はとても楽しみです。

これでモンハンに興味が出てきた読者様がいらしたら、ぜひともTwitterにてご一報を。

一狩り付き合えよ!

次こそちゃんと更新したいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。