戦いが見やすいところに来たけどどうしようか。
椿が来ていたということはほかの始祖も来ているかもしれないな、でもやめておくか何なら向こうから来てもらうとしますか。
確か、『妖魔本』にあった気が。
そう思い妖魔本の術がいろいろと書かれたところをめくっていく。
あった、『念話』そう言い、術を発動させ周りに聞こえないような小声で椿に向けてこう言う。
『ほかの始祖も来てるなら連れてきてくれない。私は立場上ここから動けないからさ。』
そう言うと、椿から念話で『ok』と返ってきた、如何やら来ている始祖は連れてきてくれるようだ。
そろそろ始まるみたいですね。
お相手は如何やら周りに御柱が浮いている人のようです。
「始め!!」
とそんな声が聞こえた気がした。すると、両者とも動き始めた、最初は相手か確か、
「八坂神奈子でしたか、神名
と、後ろから声がかけられた、確かこの声は、
「一万年ぶりだね、宮徹。」
「えぇ、そうですね。楓さん。」
「そういえば、何でぱっと見で神の名前がわかるの?」
「それはまぁ、高天原に潜入してたり神界の方の出雲に潜入してたりしたからね。それで、あなたと戦いたいっていう人を連れてきたけど今やってる戦いが終わったら戦ってみたらどう?」
「相手によりますよ、例えば三貴神クラスだったら天狐クラスの力にしなくちゃいけないと思うからさ。相手によるよ、まぁ、どんな相手でも戦うけど。」
「そう、それなら、戦う相手は戦うまでのお楽しみということで。」
「そういう性格は変わっていないのね。」
「もとからこういう性格してますから、性格や癖を完全に変えて別人かのように振る舞っているあなたではありませんよ。」
「私は考えがあってこうしているので、そのうち本名を考えますよ本名を、ね。」
「そういえば、今の主の戦いを見ないで大丈夫なのかな?」
「そうでしたね。」
状況を把握してみますか、あぁ、あれは駄目だ完全に守りに回ってる。
攻めと、守りしか教えてなかったからか守りから攻めへ転ずることができないみたいだ、本当に後輩の試合を見ている気分だ。
ん?飛んできた御柱を足場にして接近していってる、それに両手には鉄輪か、接近戦に持ち込もうとしているみたいだ。
でも、ある程度近づいたら鉄輪を投げたぞ何がしたいんだ、と思っていたら御柱で本体を攻撃しようとしていた神奈子の腹に刺さったようだ。
「ねぇ、元科学者の宮徹氏。」
「なんだい。」
「鉄とかの金属は血液で錆びるのかい?」
「血液中の酸素と結合して錆びますよ。」
「そうかい、つまりあの鉄輪は。」
「もちろん錆びますね。」
あーあ、負けたね。だって諏訪子の武器って確かあの鉄輪しかないんだもの、一応蛇がいるけど心もとないしね。
追い打ちをかけるつもりなのか諏訪子は蛇を大量に呼び出して神奈子の方に行かせた、だが、結果は絶望的だった蛇は飛んできた御柱で蹴散らされ、
「返すよ。」
と言われて投げられた錆びた鉄輪で頭を打ったのか諏訪子はその場で気絶した。
「弱かったな。」
「そ、そうですね。強さ的にもう少し戦ってくれると思たんだけどね。」
「確かに、鉄輪が大量にあったりすれば勝てたのかもしれませんね。」
「それもそうだな。」
「私も行きますか。折角最高の相手を用意してくれたんだし。」
「そうだな、最高の相手だ。はたして、本気を出さないで勝てるかな?」
「勝ってきますよ。」
そう言い、私はその場を後にした。
少し諏訪子のところに行くとしますか。
なんて思っていたら、諏訪子が前から涙を流しながら凸ってきた。
せっかくなので、軽く抱いてあげることにする。
「楓えぇぇ、私負けちゃったよおぉ、信仰を取られちゃうよぉぉ。」
「諏訪子様、完全に信仰を取られるわけではないと思いますよ、それに諏訪子様の神としての本質は祟り神でしょ、だから民たちは祟りが降り注ぐのが怖くて諏訪子様を忘れることができない、元からこの計画は破綻していたんですよ。」
「そうなの?」
「そうですよ。それじゃあ、私も諏訪子様が戦った方と別の方と戦ってきますので。」
「分かったよ、あ、あの私の分も勝ってきてね。」
さて、行くとしましょう、ゆっくりと歩いて戦うところに行く。
「なぁ。宮徹、私はいいや俺は誰と戦うんだ?」
と周りに聞こえないようにつぶやく。
「洩矢一家ファンの皆さん本当に申し訳ございませんでした。」飛び土下座(中の人)
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「楓が宮徹にさん付けで呼ばれていた意味が分かりましたか?どうも、作者のharyuです。」
「分かるわけないでしょ。どうも、龍神の羽龍です。」
「簡単な話ですよ、楓が神力とか妖力とか霊力のすべてを足した量が一番多いからですよ。何なら魔力を持っていたり持っていなかったり。」
「その話は置いといて、主さん戦闘シーン苦手ですよね?」
「苦手じゃない、ただ三人称視点が苦手なだけだ、だから次回の主人公の戦闘は何とかなるはずだ。」
「だから次回をお楽しみにということらしいです」
「「次回もお楽しみに。」」