FILM RED IF 歌姫と麦わらの子 クレド   作:黑米田んぼ

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お久しぶりです。随分と遅いなと思われるので申し訳ございません。どんどん筆が進まない本当に申し訳ございません。OTZもう一つの作品もそろそろ次を出したいなぁ。
では続きをどうぞ。


チャプター12 過ちに向き合う前に

「―――――何が、何があったんだクレド?」

 その言葉に唖然するルフィ。まるで、まるで今は亡き義兄のエースのような雰囲気を出しているクレドにルフィは気が気でなかった。

 

「・・・ぐすっ、・・・お母さんが死んじゃうって聞いてお母さんを止めようとしたら・・・ぐすっ、・・・周りの人たちが物を投げてきてわたしに向かってお父さんの子だから死ねって・・・お母さんの子なんかじゃないって・・・」

「―――――何だよそりゃ、クレドは何も悪くないじゃないか」

 ルフィとて海軍の祖父の元で暮らしていたからこそ海賊になることの意味は知っていた。

 だからこそその最後がどのようなものになろうと世界政府の旗を打ち抜いたのも天竜人チャルロスを殴ったのも大監獄インペルダウンに挑んだのも四皇ビッグマムに宣戦布告をしたのも全て後悔や悔いこそあれそれがその上で自由を求めて夢の果てを叶えるために海賊になった自分の行動の責任なのだ。

 だからこそ父親を知らずに12年も暮らしていた子にお前の親が悪いなどルフィからすれば逆鱗でDJするような行為だ。

 

「泣くなクレド、お前は悪ねぇ、生まれてきて良いんだ」

普段のルフィならブチ切れて真っ先に怒声を上げるだろうがその相手が目の前にはおらず目の前には泣いている自分と幼馴染が過ちで生まれた子供だけなので怒りよりも慰める方が先だと冷静に動けた。

 

「・・・ぐすっ・・・ホント?」

「当たり前だ!お前は悪くねぇよ。・・・悪いのは俺とウタなんだ。俺が父ちゃんが悪いんだ」

 抱きしめ背中をさすってあげる。そうして慰めていくとクレドの涙をすする音が減っていく。

 

「―――――なぁ、クレド。この海には辛れぇ事がいっぱいある。俺だって今までの旅でも何度も死ぬような目にあっているんだ。仲間を何度も失いかけたし。一回全滅しかけた事もあったし。義兄ちゃんを目の前で死なせたこともあったんだ。」

「――――――」

「―――――けどよぉ、失っても悲しむだけじゃなくて今あるものを大事にして生きるんだ。生きていたらクレドが生きて良かったって思えることはいっぱい出会えるんだ」

「・・・本当?・・・お父さん。わたし、生きて良いんだよね」

「当たり前だ!クレドが自分の自由に生きて良いんだ―――生きて良いんだ。夢を追いかけても良いんだ!」

「わたしは夢を追いかけて良いんだよね。・・・自由に歌と仲間を求めても良いんだよね」

「言っただろう。当たり前だ!なんなら今から俺の仲間に会いに行こうぜ。あいつらを知ったらそんな気持ちは吹っ飛ぶぜ!そしたらウタと仲直りして皆で宴をするぞ!」

 ルフィはクレドに手を差し出す。

「―――――うん!」

 その手をクレドは握った。

 

 

 

「―――――おおぉい!!お前らァ!!いきなり居なくなって悪かったな!!」

 ユメユメの実の能力を使って二人は一味達の元に戻ってきた。

 

「ルフィ!?クレドちゃんも無事なのよね」

 話を聞きクレドを心配していたナミはそれを問う。

「―――――まぁ、大丈夫だと思う」

「そう、なら良かった」

「・・・・・そのよぉ、お前らクレドとあいさつしてないだろう。クレドにもお前らを知ってほしいからさ」

 ぽりぽりと頭をかきながらルフィはバツの悪そうな顔で周りに言う。

 

「―――ふっ、まぁ、そうだな。俺はロロノア・ゾロ。三刀流で夢は天国にまで名を轟かせる世界一の大剣豪になる男だ」

 最初にゾロがクレドに挨拶をする。

「・・・・・片目大丈夫?」

「大丈夫だ。ちゃんと生活出来るぞ」

(―――――道は迷子になるけどな)

 一味は心の中で思った。

 

「私は航海士のナミよ、夢は自分の手で世界地図を作る事よ。サニー号にはミカンの木があるけど私のだから欲しかったらちゃんと言えばあげるわ」

 続けてナミがクレドと同じ目線になって言う。

「美味しいみかん?」

「美味しいわよ。つまみ食いは流石に怒るけどね」

 

「次は俺だな。俺は狙撃手のウソップ!夢は偉大なる海の戦士になることだ!」

「ふっ、ウソップめ」

 自分よりも早く自己紹介をしたウソップにサンジは苦笑する。

「・・・・・お父さんその・・・四皇ってすごい海賊らしいけどおじさんは偉大な海の戦士じゃないの?」

「―――いや、いやいやいやいや、俺なんてルフィ達みたいなとんでもねぇ奴らとは程遠いんだよ」

 そうクレドの疑問にウソップは否定するが。

(ふふっ、普段は良くホラを吹いたり弱腰だけど私たちを何度も助けてくれた立派な海の戦士よ)

(そうなんだ!)

「おいロビン!ルフィの子供に何を言ったんだよ!?」

「ふふっ、何でもないわよ」

 こっそりロビンがウソップの言葉を否定する。

 

「初めましてお嬢さん。俺は黒足のサンジ。夢は全ての海の魚がいるオールブルーを見つける事だ。役職はコックだ。クレドちゃんが食べたいものがあるなら材料があれば何でも作って見せましょう。どうぞ好物を言ってくれ」

 そうサンジが挨拶をする。

「わたし、クリームたっぷりのパンケーキが食べたい。お母さんも大好きなんだ」

「勿論、このライブを終わったら美味いパンケーキを作って見せましょう」

「おい、クレド、そこのエロコック必要以上に懐く必要は無いぞそいつは美人なら誰でも惚れる情けない奴だ」

「何だとクソマリモ!!」

「ああ”!やるかグル眉!」

「・・・・・お父さんこの二人何か戦おうとしているけど」

「ああ、アイツらいつもこんな感じだ。じゃれあっているだけだよ」

「えぇ・・・」

 クレドは呆れた。

 

「次は俺だ!俺はトニー・トニー・チョッパー!役職は医者で夢はどんな病も治せる万能薬になることだ!見た目は変わっているけど俺はヒトヒトの実を食べたトナカイなんだ。狸じゃないぞ!」

 チョッパーが挨拶をする。

「えっと・・・苦い薬は嫌だなぁ」

「しょうがないぞ出来るだけ苦い薬に頼らないようにしないとな。あと変なキノコは食べちゃダメだぞ。毒キノコだったら大変だからな!!」

「・・・・・うん、お母さんを止めよう」

「――――――そう、だな」

 ひずめの手でチョッパーはクレドに握手する。

 

「改めてこんにちわクレドちゃん。私はニコ・ロビン。考古学者で古代文字なら何でも読めるわ。あなたが歴史を学びたいなら教えてあげるわ」

 続けてロビンが手を差し出す。

「お勉強は嫌だなぁ。でも遺跡とかを冒険してそれを曲の参考にはしたいなぁ」

「あははは、そう言う所ルフィそっくりね」

 

「次は俺で良いか?俺はカティ・フラム。周りからはフランキーって呼ばれているからフランキーで良いぜ。船大工で夢は宝樹アダムで作った夢の船を作る事で今ルフィ達が乗っている船サウザンドサニー号がその夢の船でルフィ達が世界一周するのを見送るのが今の夢だ。よろしくなお嬢ちゃん」

 巨大な手を差し出してフランキーは握手を求める。

「・・・サニー号作ったのがおじさん?」

「アウ!そのとうりだぜ」

「じゃあ、わたしが大きくなったらわたしの船を作ってくれる?」

「あはははっ!そりゃデカい仕事だな!頑張って金用意しないとなルフィ!」

「用意するの俺かよ!!」

「おやじならその位用意しないとな」

「ルフィは海賊王になる男よそれぐらい簡単よ」

「おっ、お前らぁ~~~!」

『アハハハハハハハハ』

 笑いが周りを包む。

 

「ヨホホホ、次は私で良いですかね?・・・どうもクレドさん。私はブルック、札付きでございます。以前別の海賊団の船長代理で元の海賊団のルンバー海賊団が壊滅してから随分と一人で航海していましたが偶然出会ったルフィさんに誘われてルフィさんの船に音楽家兼剣士としてきました。どうぞよろしく」

 ブルックが骨の手で握手を求める。

「・・・骨・・・だよね・・・」

「ヨホホホ、私ヨミヨミの実の復活人間でございまして復活するのに元の肉体を探していたらこのようになってしまいましたが私は元気ですよ。死んでますがヨホホホ~」

「音楽家なんだよね何か名前とかあるの?」

「私ちょっと前までソウルキングと言う名で活躍しておりましたよ」

「え!お母さんと聞いたことあるよソウルキングの曲!!後で一緒に演奏しよ!!」

「ヨホホホ終わった後の楽しみが増えて良かったですねクレドさん・・・所でぱn「ブルック?」ヨホホホナミさんそんなに怒らないでください・・・」

 ―――――台無しである。

 

「最後はわしじゃのう。初めましてクレド。わしはジンベイ、付き合いは二年ぐらいあるがルフィの仲間になったのは最近なのでのぉいわゆる新入りだ。役職は総舵手じゃよろしくクレド」

 巨大な手を伸ばして挨拶をするジンベイ。

「・・・・・お魚さん」

「魚人は初めてかのぉ、魚人や人魚にも色々といるが人間と同じように良い者も悪い者もいる。出来れば偏見を持たずに仲良くしてくれるかのぉ」

「・・・・・お腹触っても良い?」

「くっ・・・ワハハハハッ!・・・よりにもよって・・・元七武海のわしに・・・ルフィ!!ホント物怖じしない性格お前さんそっくりじゃのぉ!」

「シシシかもな!」

 ルフィとジンベイは笑いながら新しい仲間を知っている最中。

 

「あっ、おれハートの海賊団の航海士のベポって言います。シロクマのミンク族ですよろしく」

「おいベポ」

 ちょうど良いやと割り込んできたベポに窘めたローだが・・・

「・・・・・おいトラ男俺の娘に挨拶しろよ」

「そうだな。航海士が挨拶したなら船長であるお前が挨拶しないといけないんじゃないかトラ男?」

「おい麦わら屋、ゾロ屋まで・・・」

 じりじりと追い詰められたローは渋々クレドの目線に合わせる。

「ハートの海賊団船長トラファルガー・ローだ。お前の親には一時期振り回された。関係は以上だ」

 素っ気ない言葉で逃げようとするが。

「他にも言えよぉー」

「キャプテン!根暗みたいに思われますよ!!」

「別に良いだろうが!!」

「・・・・・あの次は僕が」

 こっそりコビーも混ざろうとしたが。

「おまえはいらない」

「―――――――――――――」

「・・・その・・・何だ。元気出せ海兵」

「わりぃコビー」

「すみませんルフィさん・・・・・・」

 好感度が下がり切っている状態だからかクレドは嫌がった。コビーは愕然とした。人の心を読む見分色の覇気を得意とするコビーだからこそ気持ちも分かっていてもルフィの子供にそう言われた事実に落ち込んだ。ヘルメッポとルフィはコビーを慰めたブルーノは後ろを向いているが小刻みに震えていた。

 

「―――――んじゃ、ちょっくらい行ってくる」

 ルフィはクレドの手を繋ぎ歩き出そうとする。

 

「ルフィさん何処へ行こうとするんですか!?」

 コビーはルフィに問う。

「ウタの元に行く」

「正気か麦わら屋。ウタはネズキノコの毒で正気を正常な判断が出来ないかもしれないぞ」

 ルフィの言葉にローは正気を疑う。

「・・・・・でもさ。いける気がするんだ」

 その目には光が宿っており何時ものように奇跡のような大逆転をするような目をしていた。

「どの道だな。・・・おいルフィちゃんと決めろよ」

 ルフィの決意を理解してゾロはルフィの背中を押す。

「同感だなウタちゃんを一人にするなよ」

 ゾロの言葉に同意するようにサンジも背中を押す。

「シシシ、分かってるよ。んじゃ行ってくる!!」

 ユメユメの実の力でルフィとクレドはウタの元へワープする。




ウタとクレドの物語はあと1,2回で終わります。ゴールデンウイークで何とかしたいなぁ・・・・・
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