インフィニット・ストラトス ~オリ主が行く学園生活~ 作:一般通過傭兵
「へぇ、あれが...」
「目つき悪いね、二人目」
「でも影があるのってかっこいいよね」
「確かに」
ヒソヒソと周りで話しているのは女子ばかり
IS学園なのだから仕方ないのだが、それでも辛くはあるのだろう
香月より目立っているであろう一番前に座っているもう一人
そう、織斑一夏である
世界で初めての男性操縦者にして駄目な方のバナージ
そして香月をIS学園に引きずり込んだ張本人
居心地が悪いようで視線を色々な場所に泳がして、ガチガチに緊張しているようである
香月も緊張している、おそらく、一夏以上に...
「はい、皆さんおはようございます!私がこの1組の副担任、山田真耶と言います。3年間宜しくお願いしますね!」
元気な挨拶をする摩耶
しかし返事を返すものは皆無である
涙目になりながら、自己紹介を促す摩耶
自己紹介はつつがなく進み一夏の番...
「──斑くん?織斑君?」
「は、はい!」
何度か声を掛けられ、ようやく立ち上がる一夏
「えーと...織斑一夏です──」
「──以上、です!」
時間をかけた挙句の以上宣言
皆がぽかんとしているともう一人が教室に入ってくる
入ってきたのは昨日の試験官、織斑千冬だった
「自己紹介もまともにできんのか、馬鹿者」
その言葉とともに、出席簿が一夏の頭に襲い掛かる!
ベシン!!!
「げぇっ!?ナインボール!?」
再び出席簿が降りかかる
バシン!!!
「誰が地下世界の管理者だ!」
「な、なんで千冬姉がここに!?」
驚いた様子の一夏が叫ぶが
「ここでは織斑先生と呼べ!」
一夏を一喝してから教壇へ立つ
「諸君、私がこのクラスの担任を受け持つ織斑だ。諸君をこの一年で使い物にすることが役目だ。口答えも、反抗もして構わん。ただし、私の言うことには必ず従え」
なかなかに強烈な自己紹介である
しかし、クラスの女子たちには相当受けたようで...
「本物よ!本物の千冬様よ!」
「お母さん、産んでくれてありがとうぅぅぅ!」
「貴方に憧れてこの学園に来ましたぁ!」
「はぁ…毎年毎年、私の受け持つクラスはなぜこうも馬鹿が集まるんだ...」
こんな風に言われても騒ぎ立てる女子たち
「きゃああああっ! もっと叱って、罵って!」
「でも時々で良いから優しくして!」
「そしてつけ上がらないように厳しく躾しつけしてぇ~!」
もう滅茶苦茶である。
「で?貴様は自己紹介すらまともにできんのか?」
「いや、千冬姉、おれh「織斑先生と呼べ」
「はい、織斑先生...」
これがまずかった。なにせ千冬と一夏が姉弟だとバレたからである...
「え?まさか織斑くんって...?」
「千冬様の弟さん...?」
「いいなぁ!変わってほしいなあっ!」
こんな調子であるが、千冬が遮り
「これでSHRは終わりだ...と言いたいところだが、香月、自己紹介をしろ。ここで紹介しないとタイミングがない」
「...え?あ、はい...香月湊だ。趣味は映画鑑賞と寝ること、これからよろしく頼む」
無難に自己紹介を終える香月。
「二人目は普通だ...」
「なんでこんなに安心感が...?」
「やっぱり自己紹介ってこういうものよね?」
このあと、俺以降の女子たちが自己紹介を済ませ、授業が始まる。
通常授業とIS関連の授業、どちらもやらなきゃいけないってのがIS学園のつらいところだ。
チャイムは無慈悲に鳴り響いた
次回にはセッシー出したいな...