シャーレ活動備忘録   作:遊園市街

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薄氷の日々/Return

 少女達4人が色々と衝撃的な初めましてを交わしてから数日経った頃、補習授業部の部室にて。

 

 補習授業部の活動は人知れずこっそりとはじまった。平日の5日間、授業終わりの放課後に皆で部室に集まり、校舎が閉まる午後6時頃までテキストとノートを広げて勉強する。勉強方法も内容も人それぞれ。今日の授業で分からなかった部分の復習をやる生徒もいれば、ずっと苦手だった部分を克服しようとする生徒もいる。

 

 だが、粗方4人のルーティンは決まっていて、放課後から1時間程度に各々の勉強を行い、残りの後半戦は全員で先生が用意したテスト対策のプリントを解く……そんな流れになっていた。別に先生がそうしようと言ったわけでも、生徒の誰かが言ったわけでもない。ただ、何回か回数を重ねるうちに自然とこのような形になっていた……ただそれだけ。

 

 この場に於ける先生の役割は生徒の質問への解答や解説。生徒がそのような疑問を持ってこない限りは基本的に暇であり、教壇の上で持ち込んだシャーレの仕事をしつつ、今後の準備を行っていた。

 

「ハナコ、この問題はどう解けば良い?」

「どれですか? ……あぁ、なるほど。こういう時はですね、倍数判定法を用いてこのように……」

 

 ハナコとアズサは机をくっつけて学習しており、アズサが詰まった場合はハナコがアシストを行う形になっている。彼女達2人は順調そのもの。アズサは真面目で、ハナコも疑問に対しては懇切丁寧に教えているため不安を覚える要素はない。あとは、その努力がテストで花開くかどうかだけだ。

 

「なるほど……うん、理解した。こっちの問題も同じ解き方か?」

「はい。ですが、こっちの方が少し難しいかもしれません」

「そうか……一回自分で解いてみる。分からなかったら……」

「はい、勿論です。頑張ってください、きっとアズサちゃんなら出来ますよ」

 

 微笑ましい光景を見てヒフミは安堵を抱いた。一時はどうなるかと思ったが、2人は真摯に取り組んでいる。水着姿だったりガスマスク姿だったり、初対面のインパクトが強烈過ぎたが、2人とも驚くほど根が真面目なのだ。自身の現状について真っ向から向き合っている者同士、相性が良いのかもしれない。

 

 一つ気になる点があるとすれば、ハナコ自身の勉強が殆ど手つかずである事くらいか。だが、それもきっと大丈夫だろう。ハナコの説明は分かりやすいのだ。この説明は確りと理解していないとできないものであり、そのレベルまで理解できているなら補習授業部のテストは余裕で突破できるはずだ。

 

 2人の事はきっと大丈夫だろう。そう思い、ヒフミは視線を窓側の方に向ける。ハナコやアズサ、ヒフミが座っている区画から少し離れた場所でテキストを広げている少女はコハル。彼女はペンを動かす手を止めて、ぼうっとハナコとアズサの方を眺めていた。

 

「えっと、コハルちゃん? 何か分からない問題でもありましたか? アズサちゃんと一緒で良いなら教えますよ?」

「いっ、いやッ! 別に!?」

「ちなみに今コハルちゃんが見てるそのページは今回のテスト範囲ではありませんよ」

「えっ、うそっ!?」

 

 苦笑い混じりのハナコの指摘はコハルの余裕を突き崩すのに充分な威力を持っており、彼女は自身の開いているページと配布されたテスト範囲を交互に凝視する。ハナコの言った通り、今コハルが開いているページはテスト範囲から外れている。

 真っ当な指摘に顔を赤くしたコハルは音を立ててテキストを閉じて。

 

「やっ、ちが……っ! し、知ってるし! 今回の範囲は余裕だから先の所を予習してただけ!」

「ふふっ、そういう事にしておきますね」

「あはは……」

 

 ヒフミは相変わらず鋭いコハルの態度と姿勢に苦笑いを零す。一応、補習授業部の活動に参加してくれているが、それだけ。ハナコとアズサのように教え合う事も無ければ、ヒフミのように先生に聞きに行くこともない。少し離れた場所で、黙々と一人で勉強している。時折、先生が彼女の元へ足を運んで教えたりしているが……それでも心配なものは心配で。

 

 やはり、ハナコがアズサにやっているのと同じように、自分(ヒフミ)もコハルに付くべきなのだろうか。1年生の範囲なら余程苦手な分野でもない限り大丈夫だとは思うが……それでも不安は残る。何より、ハナコほど上手く教えられる自信が無かった。

 

 ヒフミは『後で先生にコハルちゃんの勉強を一緒に見てくださらないか頼みに行きましょう』と考えていると、アズサの疑問の声が再び聞こえた。

 

「ハナコ、この文章は何?」

「古い叙事詩の冒頭部分ですね。『怒りを歌え、神性よ────』という……」

「あぁ、あれか。ホメロスのイーリアスの。理解した。ならこの神性は……確か、詩神(ムーサ)か」

 

 2人は先程まで進めていた理系科目から一転し、今度は古典系の科目の学習を行っている。一口に古典と言っても、何を取り扱うかによってその科目は細分化される。例えば、今アズサがペンを走らせている科目は古文学。古くに書かれた叙事詩等の文学の内容を紐解いていく科目。

 

 もう一つは────。

 

「ハナコ、これは……」

「これは古代語を重訳したものですね。原文を理解するには辞書がないと……ちょっと待っていてくださいね」

 

 そう言い、ハナコは自身の鞄の中を弄り辞書を取り出そうとする。家から出る時、念のため鞄の中に入れておいてよかった────なんて思っていると、隣から納得する声が一つ。

 

「あぁ、なるほど。なら、これはおそらく『Gaudium et Spes』……喜びと希望、か」

「えっと……はい、そうみたいですね。これは第二回公会議における……いえ、それよりも、アズサちゃんは古代語が読めるんですね?」

「あぁ、昔習った」

 

 トリニティに於いて細分化される古典系科目、その中で古文学と並んで有名なものが古言語だ。この科目は古くに掛かれた言語、特に聖典に記される言語の読解や翻訳を学習する科目。

 普段使いなんて全くしない、現代においては話す人すらいない書物に書かれているだけの言語であるため、学習にはハナコが今取り出したような専用の辞書が必須であるのだが……アズサはどうも違う様で、辞書すらなく意味を読解してみせた。

 彼女は「昔習った」と言っていたが、そこではかなり高度な古言語の学習が行われていたのだろう。そうでなければ、意味がすぐに出てくるわけがない。

 

「とは言っても、読めるのはこの程度の古さが限界だ。もっと前の……旧世界言語(失われた言葉)は私も読めない」

「失われた言葉、ですか……」

 

 アズサの言葉にハナコは思考を回す。失われた言葉、それを聞いた記憶はない。セイアからすらも。忘れている訳でもない。そのような特徴的な言葉、聞いたら絶対に覚えている。故に、本当に過去のハナコは聞いていないのだろう。

 

「アズサちゃんの言う失われた言葉を読める方はいらっしゃるんですか?」

「あぁ、私が知る限り最低でも3人は読めるはず」

 

 アズサが知る限り最低3名────その3名に生徒は一人も入っていない。予知夢により多くを知るセイアですら、存在を認識する事は出来たが、読解までには至らなかった。

 

 彼女が知る3人。失われたはずの旧世界言語を自在に操れる、この世界における特異存在は木製の人形(マエストロ)マダム(ベアトリーチェ)……そして、異邦の彼(先生)。あくまで彼女が知り、かつ確証を抱いている人物が3名というだけだ。探せばもう少し……恐らくゲマトリアのメンバーは全員扱えるだろうし、旧文明から今まで生きながらえている知性体も使用可能だろう。

 

 過去、アズサは先生に旧世界言語について聞いたことがあった。単なる興味本位、知識欲の発露。だが、彼はその詳細を教えてくれなかった。代わりに貰ったのはお願いとも、忠告とも言えるような何か。

 

 ────この言葉は毒だよ。習得する事は勿論、知ることもお勧めはしない。知っていれば知っているだけ、逃げられないからね。この言葉は人から人に話しかける言葉じゃない。バベル以前の……統一言語に近いかな。この言葉は概念に意味を届かせる類のものなんだ。

 

 彼は苦笑いしながらそう言った。関わらないでほしい、という思いが見え透いた彼の言葉。その言いつけを守るように、アズサはそれ以上彼に聞くことを止めた。彼以外にも聞かなかった。

 

 ヘイローを持つ少女達はあらゆる外傷から守られている。銃弾も爆薬も刃物も毒物も、生半可なものは効かない。

 だが、言葉は違う。聴覚が存在する限り言葉を阻む事は出来ない。言葉という毒は神秘のプロテクトを素通りする。まるで、アルコールが胎盤関門に阻まれないように。

 

 ちらり、とアズサは彼を見る。彼はコハルの席の近くでヒフミを交えて3人で何かを話している。恐らくコハルの勉学に関する事。

 彼は面倒見が良かった。拒絶されようとも、嫌われようとも……誰かに銃口を突きつけられようとも。彼は生徒の味方で在り続けた。傷つける何かから生徒を守り続けた。だから今回も同じで、あまり馴染めていないコハルを放っておけないのだろう。成績の事も、それ以外の事も。

 

「良い感じみたいだね」

 

 先生はコハルの勉強を見る傍ら、同じくコハルのサポートをしようと近くの席でテキストを広げるヒフミに話しかけた。すると、彼女は補習授業部結成時の表情と真逆の、心底安心したような、嬉しそうな表情を浮かべる。

 

「はい! ハナコちゃんが何だかとっても凄くて……! それにアズサちゃんも学習意欲たっぷりです! コハルちゃんは実力を隠していたそうですし────」

 

 その言葉にコハルが一瞬肩を震わせていたが、ヒフミは気付かないまま。

 

「これならもしかして、余裕で合格できてしまうかもしれません……!」

「皆頑張ってるもんね。アズサもハナコもコハルも、勿論ヒフミも」

「はい! 本当に良かった……実は少し心配していたんです」

 

 そう言い、苦笑いするヒフミは言葉を続けて。

 

「実は、『もし一次試験で不合格者が出てしまったら合宿をしてください』とナギサ様から言われまして……」

「合宿か……予備校か学習塾のイベントみたいだね」

「はい、そうなんです……それに、もし三次試験までに一度も合格せず落ちてしまったら……あうぅ……」

 

 力なく俯くヒフミは暗い未来に思い悩んでいるように見えた。それは単純に試験に落ちる事ではなく、もっと別の……試験に通らなかった後の結果にこそ、彼女の恐れている未来がある。落第する程度ではない、もっと別の……今の生活が根底から覆される類の恐怖だった。

 

「全て落ちると、何か拙い事があるのかい? まあ、全て落ちるのは当然拙いのだけれど……」

「あはは……いえ、なんでもありません……! 心配は杞憂で終わりそうですし、暗い話はこの辺りにして……兎に角、試験は問題なさそうです!」

 

 先生の声に引き戻されたヒフミは暗い表情から一転、明るい笑顔に。だが、それは取り繕ったもの。不自然さが見え隠れしている。彼女の心の中にはまだ、その昏い未来が返しの付いた針のように突き刺さっている。

 

 ヒフミの心に影を落とす理由を彼に伝えないのは、誰かから『言うな』と口止めされているのか、それとも別の理由……今言っても仕方がないのか。それを先生に察する事は出来ないが……数多の世界を殺し続けてきた知識として、この後の事は知っている。この世界でも先生の経験と同じようになるかは定かではないが……それは関係ない。先生の真実はたった一つ。ただ、選択を続ける。誰もが笑える選択を、誰もが幸せになれる選択を繰り返す。誰一人取り零さない、全員全部救ってみせると────あの日に誓った。

 

「そういえば、ハナコちゃんはどうやら勉強ができる感じなのですが、どうして落第してしまったんでしょう……? 私みたいにテストが受けられなくて、とか……何か事情があったんでしょうか……?」

「どうだろうね……単純に風邪を引いちゃったり、もしかしたら……」

「もしかしたら……?」

 

 意味深長な言葉の詰まりにヒフミは息を呑んで────。

 

「試験当日に水着で来て、試験監督に追い出されたのかも」

「あはは……」

 

 見た事ない光景のはずなのに、まるで眼の前で起きた事のように容易く思い描けてしまった。

 

 

 ▼

 

 

 深夜3時を回った頃。丁度、この数時間後に補習授業部の第一次学力試験が行われる日付。

 

 トリニティ総合学園の自治区内……その外れ。美しい街並みを望む中心地とは似ても似つかない、朽廃した建造物がポツポツと点在する場所。荒廃し、長きに渡り人の手が加わっていない旧市街には当然の如く人影は皆無であり、虫の鳴き声が聞こえるのみ。通常の自治区であればこの手の場所はスラムやブラックマーケットが形成されるが、近年のトリニティは治安維持に力を入れているため、このような分かりやすく荒廃した場所であっても、その様な予兆はない。

 

 そんな場所に────三つの人影があった。

 一つ、改造した百鬼夜行の制服に身を包み、狐の面を付けて顔を隠す少女。

 二つ、メカニカルなジャケットとスーツに似たミレニアムの制服、膝裏まで届く長い白髪を持つ少女。

 三つ、風に真白いコートを翻す、虚空のような青年。

 

 3人の周りには朽ちた何か。見るだけで背筋が凍ってしまうような、或いは吐き気を覚えてしまうような……生理的な嫌悪感を刺激する……何かとしか言えないもの。

 

 そう────()()だ。有機的なフォルムから恐らく生き物であろうという事は分かるが、逆に言えばそれしか分からない。こんな生き物、キヴォトスの生命の系統樹に存在しない。あらゆる生命から外れている。既存の命が進化しても、過去の命が進化しても、この形には決して届かない。それはこの場の全員における共通認識。故にこの生命と思わしき何かは……誰かが生命の系統樹ごと作り上げたのであろう。

 

 生命の創造。それは神が持つ権能の中に於いてもかなり特殊なカテゴライズだ。持つのは地母神か、全能の神……大体はその二択に絞り込める。だが、今回はその何方でもなかった。

 

「……終わりましたわ、貴方様」

「此方も終わりました、先生」

「ありがとう、ワカモ、ノア。怪我はないかい?」

 

 先生の声に静かに首肯した2人の少女は足元に気を付けながら先生の近くまで寄る。生き物の死体も、そこから流れる血も、全て毒だ。それも、神秘に守られる少女達の頑強さを真っ向から貫けるほど強力な……生命に対する毒と呪詛。先生のプロテクトにより守られているとはいえ触れないに越した事はない。先生は2人の手を引き、一先ず戦闘の余波が無い場所……廃墟の瓦礫の影まで移動する。

 

 そこで一息吐いた3人はそれぞれやるべき事を済ませる。空になった弾倉を詰め替えたり、服を整えたり。彼はシッテムの箱を操作し、戦場となった一帯にばら撒かれた呪いと毒の除去を実行。アロナの力があれば数分の内に完了するだろう。その後、周囲に敵性反応が無い事を確認した彼はシッテムの箱との接続と生徒との接続を切り、戦闘終了を知らせた。

 

 それを受け取ると2人も先より明確に力を抜く。あの戦いは本当に神経を尖らせていたのだ。一撃でも貰うとどうなるか分からない、触れてもどうなるか分からない。加えて汚染範囲を悪戯に広げるのも悪手であるため、徹底的な引き撃ちも選べない。故に少女達は致死毒と生命に対する呪詛を滾らせる生命体を相手に付かず離れずの距離感でずっと戦っていたのだ。それは先生のアシストがあるとはいえ楽なことではなく、何時もの戦闘以上に感覚を研ぎ澄ませていた。戦闘終了後にどっと疲れが押し寄せてきても仕方がない事だろう。

 

「しかし、あの獣どもは一体……」

 

 戦闘終了したとはいえ、この場に危険が無い訳ではない。ワカモは自身の感覚を研ぎ澄ませ、いつでも反応し先手を打てるように警戒態勢。力を入れたまま、少し強張った声で疑問を空に投げかけた。元から解答が得られるとは思っていなかったが……ワカモの問いに答える声は近くから聞こえる。

 

「……2人は民族浄化って言葉を知っているかい?」

 

 静かな先生の言葉に2人は首を横に振る。そのような単語は2人の記憶にはなく、誰かが言っていた覚えもない。尤も、これは彼も予想していた事であった。彼は生徒に授業をするような口調で話し始める。

 

「虐殺、移民、追放などで特定の民族を排除する行為。平たく言えば、民族の純粋化、純血化だね」

 

 彼は平坦な口調で、宙を見上げながら言葉を続ける。シッテムの箱、異界との接続たる量子波送受信機構(システム・メサイア)を彼は濫用した。故に右眼の瞳の色彩は蒼で固定され、その色は日々強まるばかり。眼球を廻る旧世界言語(ヘブライ語)すらはっきり視認できるようになっていて、遅かれ早かれ左側の眼球も同じ末路を辿るであろう。今見上げている宙と同じ、蒼に染まる。

 

「有名な事例を挙げると、ユーゴスラビアやボスニアヘルツェゴビナの紛争かな。七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家……こう形容されるように、ユーゴスラビアという国家は多様性に溢れていたんだけど……ユーゴ紛争に伴うユーゴスラビア解体に端を発したボスニア紛争では三つの民族が二つの陣営に分かれ、三年半に及ぶ内戦の後に二十万人もの死者が発生した。そこで起きた民族浄化が、スレブレニツァの虐殺なんだ」

 

 欧州諸国の鼻先で起きた虐殺は、彼らを微睡から叩き起こすのに充分な衝撃があっただろう。カリスマ的な指導者の下に統一されていた国家は、指導者の死をきっかけに瓦解した。

 共通しているもの、異なるもの。同じ神、違う神。交わらない主義主張。敵と味方を作りやすい環境。悲劇が起きるための条件は充分すぎるほどに揃っていた。

 

「スレブレニツァの虐殺を指揮した指揮官は、ハーグで終身刑を言い渡された時に『リリンの徒、我ら敬虔なるリリンの僕なり。間引きを、総人口の間引きを。収穫を』と口走ったらしい。つまりは、そういう事さ」

 

 彼はそこで一旦言葉を区切って……どこか物憂げに呟く。

 

「彼らの神は虐殺の果ての純血にこそ在った。なら、今回も同じことだよ。今此処に在る世界を根絶やしにした先に、アイツ等の目指した地平があるんだ」

 

 あぁ、それは何て。

 

「全く────ふざけやがって」

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