鬼と鬼殺とサムライソード   作:文明監視官1966

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一言で言うなら、時代がそれを許さなかった。(物は言いよう)

恥も外聞もなく帰ってきたぜ。そして映画見たぜ。狛治殿の過去が明らかになった当初を思い出したぜ。

私「負け犬!負け犬!w キャッキャッ」

役立たずの狛犬「何ともまぁ惨めで滑稽でつまらない話だ」

オ”エ”ェーーッ!!(罪悪感による嘔吐)「私」


なぜ与謝野晶子は鬼舞辻無惨を殺さなかったのか

 

パシャリ、とお湯が跳ねる音が響く。

 

暖かな湯から昇る湯けむりが辺りを包む中、動く妖艶な影。スラリと伸びた脚は見た者に生唾を飲ませる程の色気を放ち、耳にかきあげた髪はまるで黒曜石のような美しさを見せる。

 

これほどの魅力を放つのは一体何者か?それは・・・・・・

 

 

 

「いきなりのサービスシーン失礼します!!」

 

 

当然、コイツ(クロ)である

 

 

「いっい湯っだっな〜アハハン♪いっい湯っだっな〜アハハン♪」

 

刀鍛冶の里にある温泉、その秘湯に浸かりながら歌うのは我らがクソ悪魔クロ。なんでこいつがいきなり刀鍛冶の里へ来ているのか?それは時を遡る・・・必要は無い。

 

何故ならコイツ、無断でここに来ているからである。

 

秘匿され、御館様の許可が無ければ訪れる事が出来ないここにどうやって辿り着いたか?それは彼が鬼殺隊との契約、及び『刀の悪魔』の力が関係している。

 

刀鍛冶の里は隊員達の刀を打っている場所、つまり刀に非常に強く関連している所だ。そんなの刀の悪魔の力を持つクロが探し当てられないわけないだろ!!という訳である(暴論)

 

「温泉と聞いたら黙ってらんねーべ!」

 

おっそうだな()

 

まぁそれ以外にも理由はある。クロはここ最近割と忙しかったのだ。何故か活発になっていた鬼達の処理やらお使いやら炭治郎達の修行やら、なんやかんや。その疲れを癒す為に小耳に挟んだ刀鍛冶の里にある温泉に入るために権限を使って里を見つけ出し、勝手に温泉に入っていたのだった。

 

「ふんふふーん♪温泉温泉〜♪あら?先客の方がいらっしゃるのかしら?」

 

「おん?」

 

「こんにちは!いつ来ても凄い温泉よ・・・ね・・・?」

 

ちなみに彼は森側から侵入してきたのでここが()()である事に完全に気が付いていない。

 

故に、『恋柱 甘露寺蜜璃』と鉢合わせるのは必然であった。

 

「キャアアアアアーーー!!!」

 

「キャッ、て、えぇ!?なんであなたが悲鳴を出すのぉ!?」

 

お湯をバシャリと弾けさせながら気持ち悪い甲高い声を上げて手で股間と何故か胸を隠すクロ。当然、自分が悲鳴をあげる側だと思っていた甘露寺はリアクションを取られ逆に困惑している。

 

女に裸を見られた男が悲鳴をあげてはいけないと誰が決めた!*1

 

「私の裸体を覗きに来たのね!この変態子猫ちゃん!!結婚前の生娘が、恥を知りなさい!!」

 

ババッと体を隠しながらそう喚くクロ。ご丁寧に胸まで隠してやがる。やめろ気持ち悪いから。それを聞いて甘露寺も目をぐるぐるさせながら大慌てで弁明しようとする。

 

「え、ええ!?ち、違うのぉ!!私そんなつもりじゃ!?だってここ女湯だって!」

 

「私が女じゃないと誰が決めた!」

 

「女、女性だったのぉ!?」

 

「は?どう見ても男だろ、ほら一物」

 

「え、嫌ァァァァァァ!!!」

 

「地獄谷ッッ!?」

 

自分で言ったくせに女かと疑われたら態度を180度変えて冷めた顔でペロンと股間の手を退けて立派な隠された日輪刀を披露すると、それを見てしまった甘露寺が顔をred#ff0000に染めてクロを全力で殴り飛ばす。

 

一歩音超え、二歩無間、三歩絶拳

 

それ即ち三歩必殺

 

(なんて重い打撃っ、何重にも折り重ねられた膂力を全て込めたまさに渾身の一撃だッ!)

 

衝撃波が出るほどの威力で殴られ、その勢いのまま湯船を飛び出し辺りを囲む竹藪すらも突き抜けて割と離れた男湯までぶっ飛んで行った。

 

スローモーションになる景色、陥没した顔面から鮮血を散らしながら水平に飛んでいくクロはここ最近の、特に炭治郎達との修行の記憶が走馬灯のように流れ始めていた・・・。

 

 

 

 

ほわんほわんほわーん

 

 

 

 

 

 

 

「雑魚が」

 

「開口一番に罵倒!?」

 

妓夫太郎達が討伐された日から数週間後、傷が完治したかまぼこ隊を呼び出し整列させてから突然罵倒を飛ばすクロ。その顔には惜しみと蔑みが溢れており、まるで道端地落ちている泥まみれのおにぎりを見るかのような表情をしている。

 

「弱い、あまりにも弱い。長い草と草を合わせて引っ張ってちぎれて負けた方くらい弱い。」

 

「長い上に分かりにくい!」

 

小学生が集会で先生の話を聞かず雑草でよくやるあれである。

 

激しく突っ込んできた炭治郎と善逸の2人、その内の善逸だけをシバき全員に正座を強要する。炭治郎に暴力するとなんか悪いことしたみたいになるからね、その点善逸はいい、程よくクズだから。

 

「えー、上弦の陸程度にあの体たらくを晒した貴方たちには発言権がありません。正座して下さい。」

 

「テメェの言うとこなんざ聞くか!猪突猛し・・・うわばっ!?」

 

「教育的指導ォーー!!」

 

「伊之助ぇぇーー!?」

 

当然、野生児で命令されるのが嫌いな反逆者である伊之助はこれに反逆しクロに殴りかかろうとしたが彼が動く前に既に殴る体勢に入っていたクロによって撃沈させられる。その速さだと最早何もしなくても殴る前提だっただろ、と言えるほどの速さであった。ある意味信頼の証だね。悪い方の。

 

「これね、ファミリーの右ストレートだから。」

 

「なんの躊躇も無く殴りやがった・・・!てかふぁみりーって何!?」

 

「貴方たちがあまりにも弱いもやし以下のダメもやしなので、お忙しい私が手とり足とりテトリス教えてあげようと言うのだ。有難く思えたんぽぽ野郎。」

 

「ちくしょう!同じ言葉を使ってるはずなのに何を言ってるのかまるで分からないこのキチ〇イ!」

 

「指導ォーー!!」

 

「おぎふっ!?」

 

クロのやばさに頭を抱えて暴言を吐いた善逸ももれなくファミリーパンチをくらい轟沈。残った炭治郎だけは特に反抗せずに妓夫太郎達と戦った時の事を思い返し、深刻そうに視線を下げていた。

 

「で、でも力不足というのは、確かにそうです・・・このままじゃ上弦との戦いについていけない」

 

「それな、んだからおらが特訓つけてやるってんだばさ」

 

「ど、どこの言葉・・・?」

 

「まず基礎能力低過ぎ、経験が全然足りないネ、そんなんじゃ上弦の餌ヨ。」

 

怪しげな口調になったクロに怪奇な目を向けるがその言葉には頷く炭治郎。しかし次の発言でビシリと固まることになる。

 

 

「というわけでこれから君達を殺すつもりで襲うから全力で生き残ってくれ。以上、そんじゃ開始ね。」

 

「は?」

 

しれっとそう宣言したらクロに目を丸くして呆ける炭治郎。そんな彼に向けて地面に埋めて隠していた刀を立ち上がりの勢いのまま抜刀。なんの迷いも無く斜め下から逆袈裟に切り上げられたそれを何とか躱した炭治郎だったが、次いで放たれた前蹴りには対処が遅れ、柄で受けるが踏ん張れずに蹴り飛ばされてしまった。

 

ゴロゴロと転がる炭治郎に挑発的な笑みを浮かべ、舌をべろべろと動かしながら刀の切っ先を向けるクロ。

 

「おいおい一般ピーポー状態の私に吹き飛ばされるなんて、油断がすぎるんちゃいまっか?一挙手一投足、死ぬ気で捌かないと死ぬぜぇ〜?」

 

(ほ、本気だった!クロさんは本気で俺たちを斬る気だ!)

 

構えながらバクバクと落ち着きなく動く心臓を抑える炭治郎。先程まで緩い雰囲気で談笑していた相手がいきなり殺意全開で切りかかって来たのだ、無理も無い。しかしそんな事は関係無いとクロはめちゃくちゃな型で切りかかっていく。

 

「発狂発狂発狂!打打打打打打打打!」

 

「ぐっ!?くぅ!?」

 

「よっシューティングスター!ミルキーウェイ!レインボーテイル!ティンクルダス”ド!ビッグバン”!!メ゙デオ゙ォ゙ォ゙!゙!゙!メ゙デオ゙ォ゙ォ゙!゙!゙!」

 

「なんの呪いですか!?」

 

型もクソもないしっちゃかめっちゃかな振り回すだけの剣撃を何度か弾き、その後力任せな一撃を何とか受け止め鍔迫り合いになる。

 

「ぐっ!?」

 

「どうしたどうした?動きが鈍いんとちゃうか?寝起き?それとも私ちゃんがお手手を抜く甘ちゃんに見えるんどす?なら死ねどす」

 

ずいっと顔だけを近づけ、冷たい声色でそう呟くクロに背筋が凍る炭治郎。そんな彼の刀が押し切られそうになった瞬間、横から2本の乱雑な刃がクロに襲いかかった。

 

「死なねぇなら手加減要らねぇな!『獣の呼吸 壱ノ牙 穿ち抜き』ッ!!」

 

「あらやだ奥さん、私の顔はアワビじゃなくってよ!」

 

「ゲホァッ!?ッ〜!!クソがっ!」

 

突きを上体を逸らして避け、無理な体勢から気色悪い蹴りを放って伊之助の鳩尾を蹴り飛ばす。受け身をとってすぐに立ち上がる伊之助、威力自体はそこまででも無かったようだ。やる気も満々らしい、いいねいいね。とワクワクしていたクロは視界の端に居合の構えに入っている善逸を見つける。

 

「きゃも〜ん」

 

「『雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃』ッ!!」

 

まるで落雷のような音を轟かせながら多量の土煙を上がるほどの踏み込みで一気に間合いを詰め、得意の神速の居合を放ちクロを斬ろうとするも、ゆらりと幽鬼のように霹靂一閃と比べると遅過ぎるほどにゆっくりと刀を構えたクロはあっさりと善逸の一撃を防いでみせた。

 

「なっ!?」

 

「速い速い、お速いねぇ〜?けどさぁ・・・」

 

ガキンッと金属音が響き渡り、神速が受け止められ驚愕する善逸にクロは大口を開けて狂笑を浮かべながら彼の胸ぐらを掴み、炭治郎に投げ付ける。

 

「速くても読みやすくちゃ意味ねぇんだよ!梅程度の鬼にしか通用しないお遊戯なんざやってんじゃねぇ!」

 

「ぐあっ!」

 

「善逸ッ!大丈夫か!?」

 

「大丈、マズイ!炭治郎!!」

 

受け止めた善逸の安否を心配する炭治郎だったが、善逸の焦り具合を見てクロの方を振り向くと彼は見覚えしかない構えをしてこちらを見据えていた。

 

それは、居合の構え。善逸の霹靂一閃のような、深い踏み込み。そこから放たれるのは・・・

 

それを知覚した瞬間、善逸を抱えて回避行動を取っていた。ほぼ無意識の反射的行動。それでも最早避ける事は不可能に近いと炭治郎は判断する。

 

「居合は、こうやるんだァァーー!!」

 

種割れしそうなセリフを叫びながら善逸ほどでは無いにしろ高速で炭治郎に迫るクロ。避けられないならば迎撃を!と呼吸を整え、『肆の型 打ち潮』を放とうとするが・・・

 

「馬鹿め!それは残像だ!」

 

「残っ・・・!?」

 

炭治郎の斬撃が繰り出される直前に、クロの姿がブレ超高速ステップによりまるで分身のように残像をばら撒く。

 

一瞬、思考が止まってしまった炭治郎。だが直後に再始動して烈日紅鏡で薙ぎ払った分身が全て消え、最後の一体の攻撃を弾・・・こうとして、それがすり抜けたことでそれさえも分身であると気が付き、鼻が背後にある気配を捉えたことで漸く後ろを取られたことを理解した。

 

「馬鹿素直がぁ!お命頂戴ッ!」

 

「しまっ・・・!」

 

 

「『参ノ牙 喰い裂き』ィッ!!」

 

「あばーっ!?」

 

しかし、そこにまたもや横からやってきた伊之助の斬撃によって切り裂かれ情けなく墜落するとクロ。いでぇー!とゴロゴロ転がる彼に伊之助の無慈悲な追撃が繰り出されるもそれは回避してバク宙で距離をとる。

 

「ガハハ!当たったぜ!流石は俺様!お前らも俺様に続け!」

 

「ありがとう伊之助!助かった!」

 

「俺からもありがとう・・・だが思ってた以上に強いな、あの悪魔は」

 

「ああ・・・というか善逸?その、寝てるのか?それは?」

 

「気にすんな、こいつは寝てた方が使えるってだけだ」

 

高笑いをする伊之助と体勢を立て直す炭治郎と善逸。強いとは分かっていたが変身しないでこのレベルとは、そう驚愕する彼らの前でクロは嘘泣きをしなが自分の傷を弄っていた。

 

「い〜〜ん、脇腹切られちゃったよう・・・見てほら、引っ張るとパックマンみたい。」

 

ぐっちゃぐっちゃと嫌な音を立てる傷口に顔をしかめる炭治郎達、イカれてんな!と伊之助が叫びながら次の攻撃を放とうと構えたところでクロがピッと人差し指を立てる。

 

「私に一撃を入れるとは、まぐれとはいえ褒めてやりましょう。しかしここまでは赤ちゃんよちよち研修モードだった・・・甘さしかないドロドロトロピカルショッキングフラペチーノだった」

 

彼の発する意味不明な言動に?を浮かべる炭治郎達。だがクロは気にしない。最高にいい笑顔を作ってどこから出したのか机を置き、その上にスパゲティとパルメザンチーズを設置してキメ顔で言った。

 

「でも、ここからが()()()なんです」

 

「は?」「ん?」「はぁ?」

 

「ミュージック(セルフ)!スタートッ!!デンッデンッ!テレレレレーレー、デデデデンッデンッ!テレレレレーレー」

 

「『肆ノ牙 切細裂き』ッ!」

 

「ディスナソーンフォラブロウキンハーリって危ねぇ!!テメェ人がマグマスパゲティ作ってる時に刀なんか振ってんじゃねぇ!銃刀法違反だろうが!」

 

「がはぁ!?」

 

クロの奇行をフル無視して切りかかった伊之助だったが、彼の刀がスパゲティを切り裂く前にクロの手によって掴み取られボレーキックで蹴り飛ばされてしまう。伊之助の手から離れた刀はクロがその場に刺し、マグマスパゲティの続きをしようとまたセルフBGMを口ずさみ始める。

 

「全く、マナーのなってない野生児だぜ。んじゃ途中から失礼して・・・」

 

「『霹靂一閃 六連』ッ!」

 

その隙をついて善逸がクロの周囲を超高速で駆け、撹乱しつつ最後に背後から神速の居合で切りかかり、当たりこそしたものの切り裂く前に体の中で止められ刀が拘束されてしまう。

 

「ファーー!!甘い甘い!力こそ頂点!全てを蹴散らすぜ!」

 

ボタボタと凄い勢いで出血しているが気にせずに善逸の顔面を掴み、逃がさないようにしてからもう片手で力任せに腹をぶん殴る。何とか腕を滑り込ませた善逸だったがドゴムッと重い音を響かせながら吹き飛んでいく。相当効いたらしく、激しく咳き込みその場に崩れ落ちた。

 

「俺らってレボリューションなんだ!!アビス・レボリューション第1弾 双竜戦記!!」

 

「『水の呼吸 捌ノ型 滝壺』ッ!!」

 

「スプラッシュ!?」

 

意味のわからない事を叫んでいる間に真上から攻撃を仕掛ける炭治郎。ギリギリで刀で受けるが大きくヒビ割れ、数瞬後には砕け散る程に破損する。そしてその内の一瞬で受け止めた炭治郎の刀を見てため息を吐くクロ。峰で放っている当たり彼の優しさが滲み出ているが、そんなもん戦場じゃただの甘ちゃんだで。

 

「ぷいきゅあスプラッシュスターパーンチ!!」

 

「ッ!水、車!」

 

「ナイス回避!ご褒美グッバイ!」

 

「うわぁぁっ!?」

 

宙にいる炭治郎に大振りの素人パンチ(殺人拳)を繰り出すが危機を察知して水車で無理矢理回避されたので流れるように体を倒してオーバーヘッドキックで蹴り飛ばす。これにて隙あり、車間距離完璧、上下左右前後死角周囲安全確認ヨシッッ!!

 

さぁ、己の全霊を賭けて!

 

「すうぅ・・・(全集中) It's My .....

 

 

やーーーーーーーいっ!!!!

 

 

全身の筋肉という筋肉を躍動させ、手に持ったパルメザンチーズを全力で真下に向け・・・解き放つ!

 

自由になったパルメザンチーズは流れ星のように宙を舞い、見事に・・・・・・スパゲティの隣に全て落ちた。一粒すらスパゲティにかかってはいない。けどそれでいいんだ、それこそがマグマスパゲティなんだ。何言ってんだテメーどこぞの落ちぶれたディズ〇ーみてぇなこと言いやがって。

 

「はい変身」

 

乱れた呼吸を整えてからマグマ変身をお手軽に済ませ、悪魔モード降臨。両手の刀を打ち合わせてカンカンと音を立てかまぼこ隊の意識を集める。

 

「はーーい!集中集中!こんなんじゃ鬼の餌だよ!上弦のパイタッチで死んじゃうよ!嫌でしょ?分かったんなら死ぬ気でやらんかい!!シュッチュゥ!!エ”ッッ!!シュッチュゥ!!」

 

誇張し過ぎたルーキー〇の安仁〇の真似をしながら彼らを存分に煽るクロ。炭治郎と寝てる善逸はともかく煽り耐性の低い伊之助はこれに見事に引っかかり単身で突っ込みそうになるが、首根っこを善逸(寝)に掴まれ無理矢理動きを止められる。

 

「んだテメェ!!上等だゴルァッ!!」

 

「バカ!あからさまな挑発に乗るな!」

 

「寝坊助野郎は黙ってッ・・・!?」

 

伊之助の体が突っ張った瞬間、その目先ギリギリの場所にクロの巨大な刀が通るのを見て彼は思わず息を飲む。善逸(寝)に止められでなければ確実に首が飛んでいた。

 

「およー?首飛んだと思ったんだけどなぁ?まぁいいや、これで死ねぇ!」

 

「やめて下さっ・・・!?」

 

「ッ!バカ権八郎!逃げろっ!!」

 

振りぬいた遠心力を利用して体を回転させ、そのまま上段からの脳天かち割りアタック(クロ命名)を放つ。このままでは伊之助が殺される、そう判断した炭治郎が咄嗟に割り込み受け止めようとしたがその前に立ったことでそれが悪手だったと気が付いた。

 

受け止められない、受け流せない。刀で受けた瞬間、砕かれて斬られる。かといって回避も出来ない。呼吸の切り替えも間に合わないだろう。すなわち、完全な詰み。

 

体は動かないが頭上から迫る刀がやけにスローに見える。視界の中で疎らに今までの人生の思い出が後ろに流れては消えていく。ああ、聞いた事がある。人は死の間際に自分の人生を振り返る、所謂走馬灯を見ると。

 

炭治郎はヤケに冴えた頭でそう考えながら自分を切り裂くであろうクロの刀を見据え・・・・・・

 

 

「訓練は良いが殺すのまでは勘弁してもらおうかクロ殿!」

 

 

それが横から伸びてきた焔のように赤い刀に受け止められた事で世界は再び動き始めた。

 

「ッッハッ!!れ、煉獄さん!?」

 

「あぁん?おぉー、煉獄さんじゃーん!ご機嫌麗しゅう?」

 

荒い呼吸で息を取り戻し、目を見開いて煉獄を見つめる炭治郎と急に殺意が収まり、コロッと上機嫌になるクロ。そんな彼らに煉獄はいつも通り元気な挨拶を返してくれる。

 

「うむ!!元気そうで何よりだ竈門少年!!そしてクロ殿も相変わらずだな!!」

 

「やぁだぁ〜煉獄さんったら〜来るなら言ってよもぉ〜色々用意したのに〜」

 

「ハッハッハッ、すまん!!それは次の機会にとっておいてくれ!」

 

あからさまに態度を変え、悪魔モードを解除し手の刀を収めてから猫なで声で煉獄の胸板に指をグリグリと押し付ける。なんかめんどくさい女客みたいになったクロにも優しい煉獄さん。イケメンである。現代のホストになればさぞ儲けただろう。

 

「俺もいるぞ」

 

しかしどうやらゲストは彼だけではないようだ。煉獄さんのあとに続いて現れたのはジャラジャラと宝石を派手にあしらった偉丈夫、お祭り男宇隨天元である。

 

「おう、宇隨。くたばってなかったか。」

 

「対応が派手に違い過ぎんだろ!!」

 

彼に対しては手を適当にあげ、悪態をつくクロ。態度の乱高下に宇髄もキレるが、心底どうでも良さそうに鼻をほじりながらため息を吐いてみせる。

 

「や、だってお前のこと別に尊敬とかしてないし、私ちゃん的人間賛歌点もあんま稼いでないし。その点煉獄さんはいい!!練り上げられている!至高の領域に近い!宇隨、お前にいい提案をしよう。お前も煉獄さんにならないか?」

 

「なるか派手アホが!」

 

「なんと!宇隨が俺になるのか!それは面妖だな!ん?そうなると俺は宇髄で俺で、しかし宇隨も俺で俺も宇髄・・・どういうことだ!」

 

「お前も意味わからんこと言うな!」

 

意味不明なことやり取りをしていたクロと煉獄さんに手裏剣をぶん投げる宇隨。ちなみに煉獄さんには刃を潰した物を、クロには研ぎあげた物を投げている。おかげでクロの額にサクッと入っていった。煉獄さんは普通にキャッチした。

 

「というかだ、お前何やってんだ。こいつらの事殺す気だっただろ。」

 

「そうだ!最初は訓練かと思ったが、攻撃に明確な殺意が見られた!だから横入りさせてもらった!理由を聞かせてもらいたい!」

 

「ああー、そりゃねぇ。単純明快この子達を立派な鬼殺隊員に育てる為だわさ。具体的には上弦のやつには対抗出来るくらいに。死ぬ気でやんなきゃ強くなんないでしょ?甘さなんぞ令和に置いてきな!」

 

半分以上埋まった手裏剣を抜き出しながらかまぼこ隊を指さしてそう言うと2人は納得したように顔を見合せて頷いた。ちなみにクロ言動には慣れてきたのかほぼスルーしている。懸命。

 

「(令和・・・?)それで実戦方式か。そりゃいいが何も殺す気でやんなくてもいいだろうが。」

 

「死ななければ分かりませぬ、不死川実弥もそう言っていた」

 

「息を吐くように嘘をつくな。言っとくがな、こいつらは俺の派手子分共だぜ。勝手なことすんな。」

 

「あ?そなの?けどさぁ・・・まぁお前らならいいか。私がここまでする理由を・・・語らねばなるまい・・・」

 

「俺も同意だ!彼らは俺の継子になる者達!殺されては困る!」

 

腕を組み、ドーーン!!と効果音が聞こえそうなほど胸を張ってそう宣言する煉獄さん。それにもうド派手な宣言に対して待ったと宇隨が突っかかる。

 

「え、いやあの、煉獄さん。今からこの特訓の理由を説明するから・・・忘れもしませぬ、あれは拙僧が・・・」

 

「あ!?待てよ煉獄!聞いてねぇぞ!こいつらは俺が鍛える!」

 

「こればかりは譲れん!悪いな!」

 

「いえ、どちらの継子にはなりませんが・・・」

 

「ちょ、おい、聞けよ」

 

クロが語り出そうとするとぎゃいぎゃいとどちらの継子にするかで揉め始める柱二人。それを止めようと介入する炭治郎も加わることでさらに騒がしくなっていく。取り残されたのは可哀想なクロくん(推定年齢不明)。完全に蚊帳の外にされた彼の機嫌は見るからに悪くなり、段々とイライラしてきているのかブルブルと身体を震わせている。

 

「あのさぁ、私が理由を話そうとしてるのにそれを妨害するのはぼくの権利に対する侵害・・・」

 

「俺が!」

 

「いーや俺が!!」

 

「あの!聞いてますか!俺達は・・・!」

 

「・・・・・・こンのォ・・・!!」

 

そんな感じに柱二人と炭治郎がわちゃわちゃしてるとブチッと何かが切れる音が響くと同時に、クロの感情が爆発した。

 

「るせぇーー!!人の話聞かねぇではしゃいでんじゃねぇ!!耳障りじゃテメェらァ!!こちとらシャカリキ働かせまくられてストレス値MAXオーバーフローなんだよォ!!私ちゃんがここ数週間で何回呼び出されたか知ってっか!?3桁超えてんだぞ!?山姥ギャルもびっくりの黒さだわ!!呪文が脳内でゲシュタルト崩壊起こしてんだわ!!くっっそ弱ぇ鬼に対していっちいちいっちいち呼び出されては狩って呼び出されては狩って!!!こちとらお手軽サポートセンターじゃねーっつーの!!かがやんとの契約がなきゃ即ぶっ殺してるわアイツらァ!!つーかなんだ!?強さの格差ありすぎだろ鬼殺隊!ろくに鍛えてねぇやつを戦場に出すんじゃねぇ!私の仕事が増えんだよ倍々倍々にぃ!!!倍倍FIGHTってか喧しいわ!!継子とか何とか言うんだったら訓練時間でも設けて組織戦力を増した方がいいんじゃないでしょうかねぇ!?今のままじゃ無駄に鬼に餌やって強くさせての悪循環ビュッフェ形式になってると思いますがァ!?じゃあこれはなんだって?今のやつらの中じゃマシなのと顔見知りだから可愛がりも含めたストレス発散ですが何かァ!?まぁ私様が彼らの成長の機会を奪っちゃったていうほんの僅かな罪悪感とちょっとしたテコ入れも兼ねてますがね!だからこうして責任とってるんすわ!!そういえばこの間炭治郎の家族に久々に会ったよ!めちゃくちゃ暖かく迎えられて泣きそうになったんだよね!今度アイス持ってくからまたお母様の手料理楽しみにしてるって伝えといて!」

 

「う、うむ」

 

「なんか、すまん。所々横文字入ってて分からんとこもあったが、お前が限界なのはわかった。」

 

ブチ切れクロちゃんによる怒りの早口長文攻撃を受けてドン引きする一同。八割くらいは聞き取れなかったが家族の所だけはしっかり聞き取っていた炭治郎はパァっと顔を明るくした。今しがた殺されかけたの忘れてない?

 

「クロさん皆に会いに行ってくれたんですか!?嬉しいなぁ、皆会いたがってたから!」

 

「うん、君が絶妙に罪悪感を刺激してきたからね。渋々ね。何故か泣いて謝られたけど。」

 

怖がってごめんなさいーだってよ、気にしちゃいないってのに。クロは両手をプラプラと振って呆れたように言うが、炭治郎の鼻には彼が内心ではちょっと喜んでいる事が筒抜けだった。だからニコニコと笑って見ているとイラついたクロが炭治郎を頭から二つに分けたろかと脅していると急に煉獄さんが叫び始める。

 

「おお!そうだ!竈門少年!この間は済まなかったな!我が家のいざこざに巻き込んでしまって!改めて謝罪をさせてくれ!」

 

「え!?ああいえ、お気になさらず!というか俺の方こそ謝らせてください!その、お父さんに頭突きをしてしまいましたし・・・」

 

「いや!あれは全面的に父上が悪かった!本当にすまない!」

 

「なんだぁ?竈門、お前煉獄の家に行ったのか。その口ぶりだとなんかあったみたいだな。父上と言うと・・・」

 

俺が、いいや俺がと謝罪合戦が始まっているのを横目に炭治郎を切ろうとしたクロを止める為に彼の顔が真っ白になるまで全力で首を絞めあげていた天元がそう反応すると煉獄さんは大きく頷いて詳細を話してくれた。ちなみに未だ絞められているクロの顔は血の気の一切ない綺麗な白色になっていてまるで饅頭のようになっている。

 

「ああ!元炎柱の煉獄槇寿郎だ!竈門少年の使う『ヒノカミ神楽』について歴代炎柱が残した手記があるのでそれを共に確認しようとして父上と一悶着あった!手短に説明すると炭治郎少年を日の呼吸の使い手だと絡み、罵詈雑言を立てたので俺が止め、俺にも罵倒が飛んできたのを炭治郎少年が頭突きで諌め、なんだかんだで俺も父上を殴った!ちなみに手記は父上が破いてしまってまともに読めなかった!恥かしい限りだ!ハッハッハッ!」

 

中々に強烈なエピソードを胸を張って高笑いをしながら語る煉獄さん。命をかけて戦った竈門少年達を罵倒し手を出した!故にぶん殴った!父上に手を上げたのは初めてだ!ハッハッハッ!と右手でシャドーをしながら言ってくる彼に頭を抑える天元。

 

「やべぇ、情報量が派手に多すぎんだろ。」

 

「父上によると日の呼吸とは全ての呼吸の原点となった始まりの呼吸らしい。その使い手が最強の剣士だったとかなんとか。それにその剣士は特徴的な耳飾りをしていたと伝わっている。だから・・・」

 

そこまで言って二人揃って炭治郎の方を向く。

 

「それとそっくりの耳飾りを付けていた竈門に因縁を付けた、と。」

 

「んで、その結果炭治郎くんからの頭突きと煉獄さんからの拳でしょ?えはー!見たかったなそれ!絶対ウケたよ!」

 

天元に首を全力で絞められて首長族みたいに縦に伸びた状態でゲラゲラと笑うクロ。笑う度にグワングワンと揺れる首が大変騒がしい。ダンシングフラワーかよ。

 

ゆれるクロの首を天元がへし折る隣で起きてしまった善逸がドン引きの視線を向けながら知られざる炭治郎のエピソードにもドン引きしている。伊之助はいつも通りだ。

 

「炭治郎、怪我もならない内に行ってた挙句そんなんに巻き込まれてたのかよ・・・」

 

「喧嘩なら俺が最強だ!」

 

「聞いてねぇし」

 

「でもお陰で手がかりは掴めました!技の種類も断片的ではありますけど、ヒノカミ神楽の動きと照らし合わせればきっと型が掴めるはずです!本当にありがとうございまし

 

『バッキャァッ!ビギキギ!バリバリバリッ!パリンッ!パララ・・・』

 

た・・・はぁあぁぁぁ↓ああああ↑・・・!?」

 

煉獄さんにお礼を言って頭を下げた直後、彼の日輪刀がなんか凄い音を立ててバラバラに砕け散り粉微塵になって崩れた。どうやら蓄積したダメージがクロの加護の限界を超えてしまったらしい。しかも加護を与えた本人の手によって。それはもう見るも無惨な塵芥と化した日輪刀を見て炭治郎は声にならない悲鳴をあげていた。

 

瞬間、彼の脳内に広がる大人気ない37歳児による怨念塗れの癇癪祭り。またあれを対処しなければならないのかと言う気持ちと刀を砕いてしまった事への罪悪感、その他諸々の感情によって炭治郎の頭は一気にフリーズし、真っ白になって立ち尽くしてしまう。

 

殺される。ボロボロにしてしまった時ですら呪詛まみれの手紙を寄越してきたのにこんな現代アートも真っ青な有様にしてしまったと知られたら、確実に()られる。炭治郎は目の前が真っ白になった。

 

「あ?折れたのか、私ちゃんの加護があるのに折れるなんて無いわー。打ったやつの顔と使い手の顔が見てみたい。」

 

「使い手は目の前にいますよ!というか!鋼鐵塚さんを悪く言わないでください!あの人はいい、人・・・いい・・・?いい人、で、す!!」

 

「めっちゃ迷ってんじゃん。はん!加護ありでも折れるような刀を打つやつなんざいい人だろうが何だろうが未熟も良いとこなんだよ。少なくとも私ちゃん(刀の悪魔)にとってはな。おぎゃっ!?」

 

「おめーは黙ってろ、相当気難しい担当なんだってな?そうなったら刀鍛冶の里に直出向くしか無いんじゃないか。手土産でも持ってよ。」

 

鼻をほじって冷たくそう言い放つクロの頭にゲンコツを落とす天元。

 

「刀鍛冶の里、ですか。え!?行っていいんですか!?」

 

「御館様の許可が下りればな」

 

「え!はいはいはいはい!!私も行きたい!!行きたい行きたい行きたい!!!聞いたぜ聞いたよ聞いたのよ!温泉あるんでしょ温泉!私ちゃん秘湯好き!疲れた体を労りたーい!てか労れやゴルァァ!!」

 

「やっっかましい!テメェにゃまだ仕事が残ってんだろうがァ!!」

 

「ヤダーー!!ヤダヤダヤダヤダお仕事嫌い!次呼ばれたらそいつのケツに日輪刀ぶっ刺してやるー!」

 

「いい歳こいた野郎が騒ぐんじゃねぇ!働けクソ悪魔!」

 

「こうなれば・・・テメェら全員斬って温泉に行ってやらァアァッ!!デビルストライキ!デビルレボリューション!休暇とは自分で掴み取るもんじゃオラァ!!」

 

「ちげーわ!労働義務のある日に特別に免除される日だ!てめぇの判断で取るもんじゃねぇ!」

 

「正論は・・・シネェェェェーーーッッ!!

 

 

叫ぶと同時に腕を抜き、魔人モードに変身したクロは労働への怨念を撒き散らしながら発狂して天元達へと襲いかかった。何やってんのこいつ。

 

そうしてクロが暴れた事により、それを止めようとしたかまぼこ隊3名は完治したのに蝶屋敷へ逆戻り。特に炭治郎の怪我が酷く二ヶ月程治療に専念する事になる。天元と煉獄さんも大きな怪我こそ無いものの全身が傷だらけになった。これによりクロの仕事量は天元と煉獄さんの分増え、耀哉に泣いて詫びるも無慈悲に切り捨てられたという。ざまぁ。

 

二ヶ月間死んだ顔で馬車馬の如く働き詰め、漸く開放されたところで無断で刀鍛冶の里に来たという訳である。当然、バレたらまたお仕事三昧だ。お忍びで来てるからね、バレる訳がねぇぜ!*2

 

 

はい、回想終了。つまんなかったね、長かったし。私ちゃんずっと空飛んでたよ。まぁそれもそろそろ終わりかな、ほら男湯がもう少しで・・・。

 

 

「ダイナミック入水!!」

 

 

バッッシャァァッッ!!とすっごい水飛沫をあげて着水・・・する事なく水切りのように水面を跳ね林の中に消えていくクロ。たまたま入浴していた住人は天狗が通ったのかと思ったそうな。まぁ天狗のように立派な一物を持っているが・・・(ストレート下ネタ)

 

「おごふぉ!?ち、ちくしょう・・・温泉に拒否されるのは心が辛いぜ・・・特にどブラック労働後だってのによ・・・」

 

ただのブラックじゃねぇぞ、ド級のブラック、どブラックだ!

 

ごめんよ、温泉・・・いきなり飛んできて掛け湯もせずに入ろうとして・・・怖かったろう。それもそうだ、木々の間を飛んできて蜘蛛の巣やら葉の汚れやらに穢れたこの体を受け入れてくれるはずが無い。温泉は神域なんだ。穢れを落とし、清い肉体でなければ入ることは許されない。

 

入念に、丹念に、頭のてっぺんから足の指の間まで洗いに洗い尽くして漸く入ることが許されのだ。それをせずに入ろうなど言語道断・・・!

 

「そうは思わないか?モヒカン・・・いや、ポールくん」

 

「誰がポールくんだ!つーか馴れ馴れしくすんな!」

 

しっかりと体を綺麗にしてから入浴していたら入ってきたモヒカン君に声をかけるとめっちゃ大声で拒絶された。かなぴ。一緒にお風呂入ってるじゃない!私達もうお友達(♂)よ♡

 

「おいおい、裸の付き合いをしたらもうフレンズだろ?」

 

「ふれ・・・?意味わかんねぇ言葉使うな!」

 

「ああ、英語わからんのか。教養無さそうな見た目してるもんな。」

 

「ぶっ殺すぞ!!!」

 

「さて、充分温まったしそろそろ上がるか。じゃあなどっかで会った気がするガキ。温泉には肩までしっかり浸かれよ。」

 

「早くどっかいけ!」

 

お節介でそう言うとまたツンツンしてくるモヒカンくん。ふっ、これが積んで・・・いやツンギレってやつか。

 

さーてと、あとは宿にこっそり侵入して夕飯盗み食いすっかー!楽しみだなー!

 

夕飯に心躍らせながら里に戻る道をルンルンスキップで歩くのだった。

 

 

「お!炭治郎くんじゃーん!おーい!」

 

「クロさん!?ああ!いけない!イチモツが!イチモツが零れそうです!」

 

「きゃあああああッ!!??」

 

「鎧通しッ!?」

 

 

盗んだ着物を緩い状態で着ていたクロは帰り道で炭治郎を見つけ、駆け寄る時に子感が露出しそうになり、温泉内での事を思い出した甘露寺の思い一撃を受けてまた温泉までぶっ飛ばされた。今度は2回水切りして更に早いの奥へと消えていったのだった。

 

 

めでたしめでたし

 

 

 

*1
時代に配慮した発言、尚作品内では大正時代な模様

*2
特大フラグな上にもう甘露寺に会っている




途中で止めて放置してたのを加筆したんですけど、完成したものを見て私は一体何を書きたかったんだ・・・?となりました。でも私の中の鱗滝さんがゴーサイン出したので問題ありません。

二次創作自由形に参加すれば県大会12位になれる自信があります。
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