鬼と鬼殺とサムライソード   作:文明監視官1966

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うわああああ落下の悪魔さん好きだあぁぁぁぁ!特におっ・・・あれ!?体が浮かび上がっていくよぉおぉ〜!?

浮いてる、す、すげぇ・・・!




毒と毒

 

 

やっはろー、みんな元気かなー?私はねー、元気元気ー!

 

今日はなんと!超有名人に会いに来てまーす!それはなんとー?

 

じゃじゃーん!上弦の鬼さんでーす!!何でもこの遊郭でかなり有名な花魁だそうですよ!で?名前なんだっけ?*1

 

「げへへへ、なんでバレたって顔だなぁ?分かるさ、テメェらは何時でもクセェ臭い垂れ流してっからよぉ〜」

 

「黙れ・・・殺されたいか」

 

「はぁーん?あのぉ今ぁ、お天道様が出てるんですけどぉ、分かってますぅ?私が天井を破ればテメェは死ぬんだぜ。立場ってもんを弁えろよ馬鹿。」

 

ニヤニヤしながらそう言い放つと忌々しげに睨んでくる鬼。うふふ、バカねぇ鬼なのにこんな簡単にお日様を入れられるとこにいるなんて。脳みその足りてないバカはこれだから。バカ、もう、ほんとカバ。そんな私はマンドリル。

 

ここで逆上させて自分から建物壊すように仕向けてみようかと考えているとコイツが鬼だと気がついていない、いや心当たりはあるが逆らえないこの店の主人が私に噛み付いてくる。ヤダ生意気、気に入った殺すのは最後にしてやる。

 

「お、おい!なんなんだアンタ!ここは俺の店だぞ!勝手に・・・」

 

「うるせ」

 

「ぎゃっ!?」

 

目の前に来て唾飛ばしながらぎゃーぎゃー騒いだので顔面を鷲掴み、後ろの人集りに投げ捨てる。丁度たんまりと衣服を持った奴のとこに投げたからまぁ死にはしないだろう。知らんが。

 

にーしても、あー、こんだけ人がいると被害が出て後始末が面倒だな。別に誰が死んでもいいけど、かがやんの面子に関わる。んなわけで、邪魔な人間を排除するために早速左手を引き抜く。

 

はい、変身*2

 

腕と頭からぶしゃぶしゃ血を吹き出しながら生えてくる刀を見て絶句する客や店員達。まるで血の噴水だぜ。ほぉら、明るくなったろう?*3

 

「しゃきーん!さぁーて、死にたくねぇ奴はさっさと消えな。じゃなきゃあ、喰っちまうぞぉ〜?バウバウ!!」

 

ザワザワと騒ぐだけの奴らに悪魔形態で口をガチガチ鳴らしてそう脅してやると蜘蛛の子を散らすように逃げていった。慌てずにご退場お願いいたしマース。転んで死んでも責任取れないからね。

 

「きゃあああああ!!??」

 

「ば、化け物ぉ!?」

 

「うわあああ!逃げろぉぉぉぉ!!」

 

「きっしょ!無理ィィ!!生理的に無理ィィ!!金○袋みたい!!」

 

「おいライン超えだろ」

 

唐突に顔面をdisってきた奴に1発ぶち込んでやろうかと思ったが既に人混みに紛れて逃げていたので怒りの矛先を鬼の方に向ける。ぜってぇ許さねぇ・・・殺してやるぞ天の助!!

 

「さぁてと、どうする?太陽で死ぬか、私に殺されるか。選ばせてやるよ、後悔しない方を選びな。今ならセットでお得!ハッピーセットは死!」

 

両手の刀をプラプラしながらそう聞いてやると不快そうな顔を一層顰めて汚物を見る目で睨んでくる鬼。やだー、そっち界隈ではご褒美ってやつじゃん。

 

「ゴミが・・・その前にお前を殺す。それで済む話だ。」

 

 

 

 

え・・・・・・(゜д゜)

 

 

 

 

 

・・・・・・( ゚д゚ )

 

 

 

 

え?待ってムリ。今こいつ私を殺すって言った?こいつが?私を?

 

 

・・・・・・・・・。

 

 

「ぶっ」

 

長い間何を言ってるのかよく分からなかったが、鬼のその自信満々の戯言に思わず吹き出してしまう。マッジでwwww?こいつ本気で言ってんのwwww?

 

「ブァーーハッハッハッ!!いやむり!我慢できねぇ!!腹痛いぃぃいひひひ!!!」

 

ゲラゲラとかなりの大爆笑で騒いでいると馬鹿にされた事で怒り心頭な鬼は更に顔を歪めて殺意全開で私に突っ込んでくる。並の奴らなら反応も出来ずに殺されるだろう速度の手刀。喰らえば魚の開きみたいにパッカーンしてしまうだろう。

 

ンンンンン!!だからさぁ!そういう所がさぁ!!

 

 

「馬鹿だってんだよねぇぇーッッ!!」

 

 

「ぎっ!?」

 

馬鹿正直に真正面から突っ込んできた鬼の腕を切り落としてから頭を鷲掴み、床に思い切り叩きつける。勿論、床の板がその衝撃に耐えられるはずも無く、頭は下に突きぬけた。やだー、痛そう(他人事)

 

そして反撃の隙を与えずリズミカルにガンガンと何度も叩きつけ、顔面がぐちゃぐちゃになるまで続けた。

 

「はい!はい!はい!NICE!GREAT!PERFECT!」

 

「がっ、ぐっ、こ、この・・・いぎぃ!?」

 

血と体液と肉のミックスになった顔面を、流石は上弦の名を与えられてるだけあって即座に再生させるが今度は壁に顔面を押し付けて大根おろしならぬ上弦おろしにしてやる。やだー、グロテスク。それでも再生しちまうんだから凄いね鬼って。お前まさか、人間じゃないな!?(くっそ今更)

 

「こっ・・・の!!」

 

「なんだこの眠っちまいそうな動きはァァ!!UWYYYYYY(ウリィィィィィィ)!!」

 

しつこく鋭い爪と帯で攻撃してくるが全て軽く切り落として刀の側面で殴り倒してから体をハリネズミのようになるまで刀で貫き、標本のように縫い付けてやった。

 

ついでにほーら、首チョンパ。ははは、虫みてぇ。

 

「うぎゃああ!?き、貴様ァ!?」

 

「おいおい、さっきまでの自信満々な態度はどこいっちゃったのよーう。」

 

ポーンポーンと頭を投げて遊びながらニューカマーチックにそう言ってやるとますます激情して帯で攻撃してくるがそれも粉微塵に斬ってやる。全くもう無駄な足掻きしちゃって、あちきイラつくわ!

 

持つのも面倒になってきたので喧しい口からうなじを刀で貫通させて壁にぶっ刺す。ますます標本みたいになったな。お似合いですよ♡恥ずかしくないの?

 

「な、なんれ・・・あたしは上弦の・・・」

 

なっさけなく涙を浮かべながら戯言をほざく鬼。やだぁ、なに?迷子になった子供みたいに泣いちゃってさぁ。上弦の姿か?これが・・・。よし、徹底的に心ぶち折ってやろ(悪魔)

 

「はぁ・・・あのさぁ・・・」

 

ワナワナと震える鬼に最高にゲスな笑顔を浮かべて答えてやる。

 

 

「上弦の癖に下弦よりちょびっと上程度のテメェが!上弦の参以下の雑魚のテメェが!私を殺すなんて・・・出来るわきゃねーだろぉぉぉぉ!!!

 

 

ぐりぐりと指で額を押しながら言ってやるととうとう精神が耐えきれなくなったのか、アホみたいに泣き始めた。

 

 

「うううう・・・!巫山戯んじゃないわよ!私は上弦の陸よ!強いんだから!柱だって何人も殺してるんだから!」

 

「だから何だよバーカ!今テメェがカスみてぇなカッコしてるのと何の関係もねぇだろ!!」

 

「カッ・・・!?馬鹿にしやがって!殺してやる!」

 

「やってみろよ!あそこの死んだカエルみたいな体と!虫の標本みたいな頭で出来るってんならなァ!雑魚が!」

 

「くぅ・・・うぅ・・・うわあああああん!!もうやだぁぁぁぁ!!」

 

「やだじゃねぇ!!」

 

 

 

「助けてお兄ちゃぁぁぁぁん!!」

 

 

 

 

「何がお兄ちゃんだこの・・・・・・お?」

 

 

衝撃、後に違和感

 

 

チラと下を見ると、自身の胸から生えている異物が目に入った。まるで生きているかのような生々しい見た目の刃が、今まさに背中から貫通していたのだ。

 

「カッハ・・・うぇ・・・?」

 

駆け上がって来る血が口から吐き出される。震える体で後ろを振り返ると、そこには見覚えの無い異形が気配も無くいつの間にか立っていた。

 

 

「おいおいおい・・・テメェ、俺の妹に何してくれてんだァ〜?」

 

「ぐあぁ・・・ぁ・・・!?」

 

ぐりぐりと傷口を広げるように鎌の刃を容赦なく動かすもう一匹の鬼。凄まじい激痛が体を駆け巡る。これは刺された痛みじゃない・・・なんじゃこりゃあ!?

 

「お兄ちゃぁぁん!!」

 

「可哀想になぁ〜・・・こんなに可哀想な妹をよくも虐めてくれたなぁオイ?」

 

私の後ろから手を伸ばし、妹鬼の口から刀を抜いて優しく抱え込む兄鬼。その間も私の傷口を抉ってくる。初めての感覚だ、こんな痛みは・・・まるで魂を削られるような痛みは!?

 

「ただじゃあ殺さねぇ、苦しんで死んでもらうぜぇ?俺の毒でなぁ〜ッ!」

 

「ぎが・・・ど、毒・・・だと・・・!?」

 

「くくく、知ってるぜェ?テメェ、俺らと同じでほぼ不死身なんだってよ。けど、俺の毒で骨の髄まで殺し尽くすのならよぉ〜?果たしてテメェの精神が持つかな?」

 

「あ、がああああああ!!??」

 

ジュウジュウと蒸気を上げながら体に浸透してくる猛毒が、私の体に想像を絶する痛みを与えてくる。それだけでは無い、腐食性を持っているのか段々と四肢も腐り落ちていく。それは体を切り刻まれるよりも何段階もの苦痛を感じる。

 

 

 

これは・・・・・・これじゃ・・・・・・やば・・・・・・・・・

 

 

 

「お・・・お・・・」

 

「うん?なんだァ、思ってたよりも精神()壊れるの早かったなァ。あの方が警戒する程でも無かったぜェ。」

 

 

(ま、だからって油断はしねぇがなァ。念の為、たっぷり毒送り込んでおくか。)

 

最早苦しみ呻くことしかしなくなったクロに対し、存外早かった決着に拍子抜けしつつも警戒を解かずに鎌を刺したまま妹の頭を運び体にくっ付けてやる兄鬼。十二鬼月真の上弦の陸、その名を『妓夫太郎』。そしてそんな兄のおまけの妹鬼『堕姫』。

 

「お兄ちゃん・・・!」

 

「おぅおぅ、待ってろ。今刺さった刀ァ抜いてやっからよォ〜」

 

妓夫太郎の毒は流石は上弦の鬼と言うだけあって常人が喰らえば即死、例え耐性があったとしても短時間でじわじわと死に向かう程の猛毒だ。恐らく、鬼が喰らってもその激痛故に自死を選ぶほどの毒性を誇っている。

 

そして、その毒は目の前の悪魔にも効果は覿面だった。物理的な痛みならばなんの効果も無かっただろうが、毒が殺すのは肉体と精神。神経すらも蝕むそれはひたすらに苦痛であり、肉体より心が死を選ぶ程だ。

 

 

例え痛みや死に耐性があろうとも、この苦痛に悪魔は耐え切れず・・・

 

 

 

「お・・・お・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄ちゃまああああんッ!!!!」

 

 

 

死ぬ訳がなかった

 

 

「なっ!?ぐっ・・・!?」

 

「お兄ちゃ・・・ぐぁ!?」

 

「フィーッヒッヒッヒッ!!」

 

狂笑を浮かべ叫びながら胸に鎌が刺さった状態から無理矢理反転し、胸を抉り斬られながらも叫び嗤って妓夫太郎を殴り飛ばす。想定外の事態、想定以上の威力に耐えきれずに廊下の端まで吹っ飛び、壁にめり込む妓夫太郎。それを心配する堕姫の頭を蹴り潰す。

 

 

いひ、いひひ、いひひひひ!!

 

 

「ああーー!!痛え!痛ってぇ!!毒クソ痛えなクソが!けどよォ〜〜、痛いだけなら別にどおってことないんだよなァ!我慢すりゃいいだけだかんよォ!!」

 

 

いやぁ、いい線いってたと思うよ?不死身の私に痛みを与え続けて心をへし折るってのはさ?あれよね、よくある不死性の殺し方よね。もう殺して〜!ってなるやつ。

 

まぁ、最大の誤算はさ

 

 

「私にはあんま効果ないって事だねェ?」

 

 

ケラケラしながら斬りかかってきた兄鬼の鎌を受け止めて鍔迫り合いしながら舌を出して挑発する。それに青筋を立てた兄鬼が目にも止まらぬ連撃を仕掛けてきたので全部被弾しながら突貫し前蹴りで蹴り飛ばす。

 

「テメェ〜!!何で動けてんだァ!?俺の毒はそんな生易しいもんじゃねぇぞ!!」

 

「ああ、効いてる効いてる。ほら、手足溶けてるじゃん。」

 

「だからなんで動ける!?」

 

「決まってんだろぉ?」

 

困惑する兄鬼を他所に、居合の構えを取る。咄嗟に構えるがもう遅い。

 

 

「病は気からッ!!」

 

 

「ざッッ・・・けんな!!」

 

 

おろ、ギリギリ防がれちった。いい反応してんねぇ!

 

全く、痛みなんて我慢すりゃ何とでもなるんだよ。男はド根性だかんよ。でもね、ホントは・・・超効いてる!!(ゲボァッ)

 

「テメェェ〜ただじゃあ殺さねぇぞ。ズタズタに引き裂いて骨の髄まで溶かしてやる・・・!」

 

「おいおい、兄弟揃って頭脳が間抜けか?お前ら2人を・・・素直に相手するわけねぇだろ!!」

 

溶けてちぎれかかってる腕を抜刀して修復しながら不意打ちに建物の上部を斬り飛ばそうと回転して斬撃を放つが妙な感覚に遮られてしまった。

 

「あん?」

 

「させるわけねぇだろ」

 

なんだなんだと目を向けると私が走らせた剣筋に沿って帯が何重にも重なって設置されていた。あれま、とちょっと驚いてるとそれは瞬く間に周りに広がり、円形の結界となって私と兄鬼を閉じ込める。

 

うーん、触った感じ硬くて簡単には斬り崩せないなぁ。めんどっちぃ。

 

「チッ、あっちの帯か。くだらねぇ事しやがる。」

 

「覚悟しろよォ、俺の毒で再生出来ないくらいドロドロに溶かしてやる。」

 

結界の中という事で太陽の光に当たるという最大の障害が無くなったからかとても強気になった兄鬼が私に鎌の切っ先を見せつけるように構えた。なんだお前顧問がいない日の野球部か*4

 

「あー?一体一なら勝てると思ってんのか?そのガリガリの体でよォ〜?」

 

「・・・・・・上等だ、ぶち殺してやる。」

 

「やってみろよポッキー野郎」

 

私の煽りが鬼いちゃんの地雷を踏み抜いたらしく、ブチッと血管が切れる音を響かせながら張り詰め解き放たれた弓矢の如く突っ込んでくる。その速度は間違いなくこれまでで一番、最速の攻撃だった。

 

まぁ防ぐんですけどね!

 

「オラ牙突!」

 

「ぐっ!お返しだゴラァ!!」

 

「おっぐぉおあぉ!?」

 

フェイント混じりに高速で繰り出される連撃をこれまた被弾しながら受け止め、殴るように刀をぶっ刺す。が、鎌の片方でその腕を斬られ片方で顔面を逆にぶっ刺されてしまった。

 

あぁん!!イタァイ!!これがホントの肌を突き刺す痛みってやつなのね!いや突き刺すどころか溶けてますけども。こんなことなら毒対策に厚化粧しとくんだった。そうすれば毒も防げ、防げ・・・ない!!たかが化粧だから!!防げねーのかよ!ヒーハー!一本取られたよ!ヒーハー!

 

「って誰がカマバッカ王国の女王エンポリオ・イワンコフやねーん!!」

 

「ガハッ!?」

 

顔面をドロドロに溶かしながら切り飛ばされた自分の右腕を掴んでノリツッコミと共に鬼いちゃんに叩き付ける。これが本場の漫才だ、よく覚えておきな新入り。高羽先輩のギャグとツッコミはこんなもんじゃないぜ。

 

「巫山戯やがって!喰らえ『飛び血鎌』ァ!!」

 

「飛び道具なんかに頼ってんじゃねぇ腰抜け!!36煩悩鳳(ポンドほう)!!」

 

「テメェ良く人の事言えたなゴラァッッ!!」

 

鬼いちゃんの血の斬撃に対抗してこっちも飛ぶ斬撃で迎え撃ったら怒られたでござる。え?飛び道具に頼るなって言ったじゃねぇかって?使えるもんはなんでも使う。それが例え同じジャンプの大先輩の技であってもな。それが真剣勝負ってもんだろ。大丈夫大丈夫、バレなきゃ犯罪じゃないから。

 

「ヒッテンミツルギスターイル!オトリヨセェェェ!!」

 

「喧しい!その口閉じろやァ!!『跋弧跳梁』!!」

 

「支店を板に吊るしてギリギリ太るカレーセット!アアアーー!!」

 

「こいっつ!力押しで!?」

 

血の斬撃の防御壁に隠れた鬼いちゃんをやたらめったら刀を叩きつけゴリ押しでそれを破壊して引き摺り出す。おいおい隠れんぼで私に勝とうなんて一億年と二千年早いっつーの!

 

「おーひょっひょっ!喰らいやがれ世界を取った拳をー・・・おろ?」

 

あちゃー、勢いよく振りかぶった腕が溶けてちぎれちまったでござる。枝豆が飛び出すくらいのヌルッとさで。その隙にもう片腕も斬られちまったぜい。おいおい、四肢欠損なんてジャンプでして大丈夫?(セーフ)

 

「おろろ、溶け過ぎて再生出来ないでござる」

 

「ハッ、ざまぁねぇなァ。不死身にかまけた報いだぜェ。そのまま全身ドロドロにしてやっから大人しくしやがれェ。」

 

両腕の無い私を見て勝ちを確信したのかニヤけた面でそう言ってくる鬼いちゃん。ふ、舐められたものだなこの私も・・・残念だが私のソウルはまだ消えちゃいないぜ!

 

「んー、ならその前にテメェをぶっ殺すしかねぇな!」

 

「ギヒッ!面白い冗談だ!両腕が無いのにどうやって俺を殺すってんだよ!」

 

「決まってんだろぉ・・・このご立派な刀でだよォ!」

 

ジャジャーン!と頭のこれでもかと強調して見せびらかす。ククク!原作チェンソーマンでやってた誘導作戦だぜ!頭の方に意識を向けさせてから足から出した刀でその薄汚ぇ首をポロッと落としてやるぜェ!!

 

「どうせ頭の方に意識向けさせて別のとこから出した刀で斬ろうってんだろ?見え見えだぜ。」

 

 

 

「・・・・・・・・・。」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

「そ、そそ、そん、そんな、そんな訳ねねねねーしぃいぃぃ◆■□☆♨︎↑’%!?」

 

 

「わっっかりやすッ」

 

クソ!!何でバレたんだ!ちょっと足の方見てそわそわしてただけなのに!?*5

 

チィ、どうする!これじゃ不意打ち足スパンが出来ないじゃんか!腕もまだ治らんし!代替案無いか!なんか無いかなんか無いか!えとえとえと!

 

「さァ今度こそ殺してやる・・・死ぬ時グルグル巡らせろ、冥土の土産に覚えて逝け俺の名は上弦の陸、『妓夫太郎』だァァ!」

 

ギュルギュルと血の刃を周囲に纏わせながら突っ込んでくる鬼いちゃん。やだー、これすっげぇ必殺技出してくるやつじゃぁーん!すっげぇやべぇ雰囲気出してるもんー!!

 

えー、どないしよ。流石にあれを足と頭の刀だけで受けるのは心もとないし、かと言って無防備に受けたらドロドロにされて生き返れるか分からんし。

 

うーん・・・・・・

 

 

まっ!何とかなるやろ!

 

「ヒャッハー!!生憎冥土にゃ出禁食らってんだ!変わりにテメェが逝ってくれや!」

 

よっとと、足から刀を出して切っ先で器用に立ってと。さぁ、迎え撃ったるでぇ!!かがやん!煉獄さん!ああ、あとその他諸々!私に力を!

 

 

 

「『円斬旋回・飛び血鎌』ァッッ!!」

 

 

「アヒャハハハハハハ!!!!」

 

 

 

血刃の嵐の中へ、狂笑上げて駆け抜ける。無数の斬撃が私の体を容赦なく抉り、斬り飛ばし、溶かしていく。確実に殺すという意思が感じられるそれは確かに私と言う存在を消しにかかっていた。

 

 

少しづつ消えていく。少しづつ死んでいく。もう僅かも無い体。

 

 

それを他人事のように見ながら私は───────

 

 

 

 

それを、掴んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・どうだ」

 

 

飛び血鎌が止み、巻き込んだサムライソードマンを探す妓夫太郎。結界の影響で多少小さくなったがあれほどの威力だ。まず生きてはいまい。

 

しかし今回は相手が相手。確実に殺したという確信が無ければ安心できない。

 

僅かでも生きている可能性を考えゆっくりと奴がいた場所まで近づくとそこにはドロドロに溶けた人型だった何かが地面にぶちまけられていた。

 

そしてその傍らには奴が被っていた軍帽が物悲しげに落ちている。

 

 

「・・・・・・。」

 

 

 

復活の気配は、無い

 

 

 

「終わったか・・・」

 

 

 

ほんの僅かに下ろした鎌

 

 

 

 

 

致命的な隙

 

 

 

 

「言ったよなァ」

 

 

 

 

────── シャリンッ ──────

 

 

 

 

「な」

 

 

 

意識外からの完璧な不意打ち。戦闘経験に秀で、勘も鋭い妓夫太郎ですら感知出来なかった闇からの一撃。

 

 

首の線が、ズレる。

 

 

「ご立派な刀で斬るってよォオォォッ!!」

 

 

混乱を極める妓夫太郎の目に映ったのは、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()悪魔の姿だった。

 

 

 

*1
痴呆

*2
一般通過大蛇丸のそっくりさん

*3
彩度

*4
意味不明な偏見

*5
原因




このサムライソードマン、何でもありである。

最近呪術廻戦見ました、脹相が好きです。家族想いなところと語彙が好き。
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