遊戯王5D's after ~童実野第二高校ヒーロー部~   作:レトやま

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今回も2020年4月改定を使用します。
禁止制限やカードプールは当時のものです。
感想やプレミなどいただければ幸いです。


第4話 「不肖、間宮ゆき! 初デュエルです!」後編

 

[童実野第二高校 校庭]

 

中河西あかねは良平から借りた決闘盤を事も無さげに装着した。

教師である彼女は黒いスーツスカートに白いシャツを身につけている。

一方の間宮ゆきは若干おぼつかない手つきでデッキを決闘盤にセットした。

 

あかね「デュエル!」

LP4000

ゆき「デュエル!」

LP4000

 

あかね「間宮さん、先攻と後攻、好きな方を選んでいいですよ」

 

ゆき「じゃ、じゃあ後攻でお願いします!」

 

あかね「わかりました。では、先生のターンからです」

 

カードを5枚引き込み、あかねはそれらを一瞥した。

 

ーメインフェイズー

 

あかね「まず、このカードを召喚します。マドルチェ・ミィルフィーア!」

 

マドルチェ・ミィルフィーア「フィ〜!」

攻:500 地 獣族 星3 ①

 

現れたモンスターを確認した良平はあっと声をあげる。

 

良平「マドルチェだ……! ショーケースにも入ることがあるテーマだぞ」

 

ここのせ「大人の財力ってわけか」

 

祭乃木「ふーん、料理部顧問のあかねちゃんらしいデッキじゃない」

 

ヒーロー部の言葉を尻目にあかねはさらに宣言する。

 

あかね「ミィルフィーアの効果を発動します。手札のマドルチェモンスターを特殊召喚できます! マドルチェ・エンジェリーを特殊召喚!」

 

マドルチェ・エンジェリー「うふふ!」

攻:1000 地 天使族 星4 ②

 

あかね「マドルチェ・エンジェリーは、リリースすることでデッキからマドルチェモンスターを特殊召喚できます。エンジェリーをリリースし、デッキからマドルチェ・ホーットケーキを特殊召喚!」

 

マドルチェ・ホーットケーキ「ホォォー!」

攻:1500 地 獣族 星3 ②

 

ゆき「か、かわいい……」

 

ここのせ「見た目に騙されんなよ! フィールドにバンバン特殊召喚されてんだからな!」

 

あかね「ホーットケーキの効果発動! 墓地のモンスターをゲームから除外し、デッキからマドルチェモンスターを特殊召喚できます! 来て、マドルチェ・メッセンジェラート!」

 

マドルチェ・メッセンジェラート「ハァァッ!」

攻:1600 地 戦士族 星4 ③

 

あかね「メッセンジェラートの効果を発動させますよ! このカードは特殊召喚された時、フィールドに獣族のマドルチェモンスターが存在する場合、デッキからマドルチェ魔法、罠カードを手札に加えることができます」

 

祭乃木「獣族のマドルチェ……ミィルフィーアとホーットケーキね……!」

 

良平「流石、凄く纏まりのある効果だ……!」

 

ゆき「あぅぅ……」

 

あかね「手札に加えるのは、マドルチェ・プロムナード!」

 

《マドルチェ・プロムナード》

通常罠

ここのせ「バックも持って来れんのかよ……! 容赦ねぇぜ……」

 

あかね「まだまだいきますよ! レベル3、ミィルフィーアとホーットケーキでオーバーレイ!」

 

☆3×☆3=★3

カァァァッ

 

あかね「虚空海竜リヴァイエールをエクシーズ召喚!」

 

虚空海竜リヴァイエール「グガァァァァァ!」

守:1600 風 水族 ランク3 ④

 

あかね「リヴァイエールの効果! エクシーズ素材を一つ取り除き、除外されているモンスターを場に特殊召喚します! 戻って! マドルチェ・エンジェリー!」

 

マドルチェ・エンジェリー「うふふふ……!」

 

あかね「さらに! レベル4のエンジェリーとメッセンジェラートでオーバーレイ!」

 

☆4×☆4=★4

カァァァッ

 

あかね「エクシーズ召喚! ティーチャーマドルチェ・グラスフレ!」

 

ティーチャーマドルチェ・グラスフレ「席につきなさーい!」

守:2500 地 天使族 ランク4 ⑤

 

あかね「カードを一枚セットして、先生はこれでターン終了です」

 

ーエンドフェイズー

 

中河西あかね

LP:4000

手札3

伏せ1

フィールド:

虚空海竜リヴァイエール

ティーチャーマドルチェ・グラスフレ

 

ードローフェイズー

 

ここのせ「初手から結構回ったな……」

 

良平「バックには、プロムナード……。返せるかは間宮のデッキ次第だ」

 

恵「…………」

 

ゆき「……えーっと」

 

祭乃木「ゆきー! アンタのターンよ!」

 

ゆき「は、はい! では、いきます! 私のターン!ドロー!」

手札5→6

 

勢いよくデッキからカードを引く。

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

ゆきはそのまま引いたカードを凝視した。

 

ゆき「…………」

 

ここのせ「長考入ったな……」

 

良平「いや、あれカードの効果読んでるんじゃないかな」

 

祭乃木「大丈夫かな……。心配だわ……」

恵「…………」

 

ゆき「……はー、ふぅ」

 

一つ深呼吸。

そして手札のカードを抜き取った。

 

ゆき「いきます! 聖騎士モルドレットを召喚です!」

 

聖騎士モルドレット「ふんっ!」

攻:1700 星4 光 戦士族 ①

 

良平「せ、聖騎士!?」

 

祭乃木「へー! カッコいーじゃない!」

 

ゆき「えへへ……! さらに、手札から、聖剣アロンダイトをモルドレットに装備です!」ガチャ

 

《聖剣アロンダイト》

装備魔法

 

黒い剣が虚空から現れ、モルドレッドが掴み取る。

すると彼は自身の永続効果を発動させた。

 

聖騎士モルドレット「……」

光→闇 星4→5

 

ゆき「アロンダイトの効果発動です! モルドレットの攻撃力を下げて、そのセットカードを破壊します!」

 

あかね「では、その効果にチェーンして、マドルチェ・プロムナードを発動します」

 

《マドルチェ・プロムナード》

通常罠

 

chain1 聖剣アロンダイト

 

chain2 マドルチェ・プロムナード

 

あかね「このカードは、相手フィールドの表側表示のカード1枚と、こちらのフィールド、墓地のマドルチェモンスターを対象に発動できます。対象のカードの効果をターン終了まで無効にし、自分のモンスターを手札に戻すことができます。対象は、モルドレットと、先生の墓地にあるマドルチェ・ホーットケーキ!」

 

ここのせ「効果無効だけじゃなく、手札回復まで……!」

 

ゆき「あ、あわわ……!えーっとえーっと……! て、て、手札から! アヴァロンの魔女モルガンの効果発動!」

 

《アヴァロンの魔女モルガン》ピロン

効果モンスター

 

chain3 アヴァロンの魔女モルガン

 

ゆま「フィールドに、聖騎士モンスターと聖剣装備魔法があるとき、このカードを手札から捨てて発動できます! 自分フィールドの聖剣装備魔法を1枚破壊し、相手の魔法、罠、モンスター効果を無効にします!」

 

黒い魔女が何処から現れて杖を振るう。

すると聖剣から波動が放たれマドルチェ・プロムナードは木っ端微塵に粉砕された。

反動で聖剣も破壊されてしまったが。

 

ゆき「聖剣アロンダイトは破壊されたとき、フィールドの聖騎士モンスターに再び装備できます! モルドレットに再装備させます!」

 

聖騎士モルドレット「…ふん」

 

ゆき「さらにモルドレットの効果発動です! フィールドに他のモンスターがいないとき、装備カードを破壊して、デッキから聖騎士モンスターを特殊召喚できます! デッキから出てきてくださぁい! 聖騎士イヴァン、特殊召喚です!」

 

聖騎士イヴァン「はぁっ!」

攻:1700 光 星4 戦士族 ②

 

ゆき「さらに、さらに! 手札から装備魔法、聖剣ガラティーンを発動! 聖騎士イヴァンに装備します!」

 

《聖剣ガラティーン》ピロンッ

装備魔法

 

聖騎士イヴァン「……」

攻:1700→2700

 

ゆき「えっと、聖騎士イヴァンは装備魔法がついているときに、フィールドに聖騎士トークンを召喚できます! ただし、この効果を使ったターン、聖騎士以外特殊召喚できなくなるんです……。わ、忘れないようにしなきゃ……」

 

聖騎士トークン「……」

攻:1000 光 戦士族 星4 ③

 

ゆき「えーっと、こ、これでいいのかな……。よし、えっと、アローヘッド確認! 召喚条件は戦士族モンスター2体! 聖騎士トークンと聖騎士イヴァンをリンクマーカーにセット!」

 

↙︎戦士族 + ↘︎戦士族 =LINK2

カァァァッ

 

ゆき「リンク召喚! 来てください! 聖騎士の追想イゾルデ!」

 

聖騎士の追想イゾルデ「フフフ……」「い、戦ですか……」

攻:1600 光 戦士族 LINK2 ↙︎↘︎(左EX)

 

 

祭乃木「二人出てきたわ。どっちがイゾルデなのかしら?」

 

ここのせ「どっちもイゾルデだぜ。聖杯伝説の騎士トリスタンと不義の恋仲だった金髪のイゾルデと愛されなかった白い手のイゾルデがいんだよ」

 

祭乃木「へぇ〜、あんた妙に詳しいわね。流石元中二病」

 

ここのせ「うるせぇ」

 

ゆき「イゾルデの効果と、墓地にいった聖剣ガラティーンの効果を発動です! 」

 

chain1 聖騎士の追想イゾルデ

 

chain2 聖剣ガラティーン

 

ゆき「聖剣ガラティーンをイゾルデに再装備!そして、イゾルデの効で、リンク召喚に成功したとき、デッキから戦士族モンスター、聖騎士ガヴェインを手札に加えます! 」

手札3→4

 

聖騎士の追想イゾルデ「オーホホホッ」「……どうせ剣は私が持つんです……」

攻:1600→2600

 

ゆき「フィールドのモルドレットは装備カードがついていない時は、光属性の通常モンスターとして扱います! そして、今手札に加えたガヴェインは、光属性の通常モンスターがいるとき特殊召喚できます! ガヴェインを特殊召喚!」

 

ゆきは勢いよくカードを決闘盤をセットする。

するとビビー、ビビーとけたたましい音が響き渡った。

 

ここのせ「あぁ? なんだこの音?」

 

恵「……制約違反を検知。警告音と推定される……」

 

ゆき「あぅ!? と、特殊召喚できません……!? なんでだろう……?」

 

良平「間宮! イゾルデで手札に加えたモンスターは、このターン特殊召喚できないぞ!」

 

ゆき「あぁぁ! 忘れてましたぁぁ!!?」

 

祭乃木「あちゃー……。ま、最初はそうなるわよねぇ」

 

あかね「間宮さん、制約はちゃんと把握しなきゃだめですよ?」

 

ゆき「うぅ……イヴァンの効果を覚えたから油断しましたぁ……」

 

ここのせ「気にすんな、間宮。ミスは誰にでもあるもんだ。オレもこの間、任意効果を使い忘れて良平に負けたからな」

 

祭乃木「アンタは初心者じゃないんだからダメに決まってんでしょ!」

 

あかね「 はい、はい! じゃあ気をとりなおして続きいきますよ!」

 

パンパンッと手を叩いてあかねが場を整えた。

 

ゆき「は、はい! ……えっとガヴェインは手札に戻してっと……」

 

カードを拾い上げて手札に戻し、再び深呼吸をする。

 

ゆき「こ、このままではよくないので、イゾルデのもう一つの効果を使います!デッキから装備魔法を任意の枚数墓地に送ることで、送った枚数のレベルのモンスターを特殊召喚します!デッキから装備魔法、リビング・フォッシルを墓地に送り、レベル1、焔聖騎士−リナルドを特殊召喚!」

 

リナルド「ハァァッ!」

攻:500 炎 星1 戦士族 ④

 

ゆき「焔聖騎士-リナルドの効果を発動! 特殊召喚に成功したとき、墓地の装備魔法を手札に加えることができます! この効果で、リビング・フォッシルを手札に加えます!」

手札4→5

 

《リビング・フォッシル》

装備魔法

 

ここのせ「間宮のやつ、さっきはミスったけど、ちゃんとデッキ回してんな……」

 

良平「いや、それどころか初心者にしてはかなりうまいぞ……」

 

ゆき「ホントですかぁ!? 頑張ってカードとかルールを覚えた甲斐がありましたぁ! 」

 

あかね「……ふふふ」

 

ゆき「おっとと……。んっん、さらに! 手札から焔聖騎士−オリヴィエの効果発動です! フィールドの表側表示の装備魔法、または炎属性戦士族のカードを墓地に送ることで、このカードのレベルを1にして特殊召喚します! 焔聖騎士モージを墓地に送って、オリヴィエを特殊召喚!」

 

焔聖騎士-オリヴィエ「ふぅぅん!」

攻:1000 炎 戦士族 星4→1 チューナー ⑤

 

ゆき「えーっと、星がいちにさんしご、だから、うん! いける! レベル1のオリヴィエにレベル4、モルドレットをチューニング!」

 

☆1+☆4=☆5

カァァァッ

 

ゆま「来てください! シンクロ召喚! 魔聖騎士皇ランスロット!」

 

魔聖騎士皇ランスロット「ハァァァア、タァッ!」

攻:2100 星5 闇 戦士族 ⑤

 

ゆま「ランスロットはシンクロ召喚に成功したとき、デッキから聖剣を装備できます! デッキから聖剣カリバーンを装備!」

 

《聖剣カリバーン》

装備魔法

 

魔聖騎士皇ランスロット「…………」

攻:2100→2600

 

ゆき「カリバーンの効果で、1ターンに1度ライフを500回復しますぅ!」

LP4000→4500

 

ゆき「それではバトルです! 」

 

ーバトルフェイズー

 

ゆき「ランスロットで……り、リヴァイエール? に攻撃ですぅ!」

 

魔聖騎士皇ランスロット「ハァッ!!」

攻:2600

 

虚空海竜リヴァイエール「グギャァァァァァァァ!」

守:1600

 

ラスロットが振り抜いた聖剣によりリヴァイエールは真っ二つに切り裂かれた。

 

ゆき「続いて、イゾルデで、グラスフレ? に攻撃!」

 

聖騎士の追想イゾルデ「汚れ役はいつも私……」

攻:2600

 

ティーチャーマドルチェ・グラスフレ「お、お礼参り……!」

守:2500

 

白い手のイゾルデが渋々といった表情で聖剣を振り、グラスフレを破壊した。

 

祭乃木「おっ! これであかねちゃんのフィールドは全滅ね! ゆき、やるじゃん!!」

 

ゆき「えへへ……! あ、えっと、バトルが終わったとき、ランスロットの効果がありますぅ! 戦闘でモンスターを破壊し、墓地に送った場合、デッキから聖騎士か聖剣を手札に加えることができます! 手札に加えるのは、焔聖騎士−アストルフォ!」

手札4→5

 

ーメインフェイズ2ー

 

ゆき「カードを1枚セット! これで、ターンエンドです!」

 

ーエンドフェイズー

 

間宮ゆき

LP:4500

手札4枚

伏せ1枚

聖剣ガラティーン

聖剣カリバーン

 

フィールド:

聖騎士の追想イゾルデ(ガラティーン装備)

魔聖騎士皇ランスロット(カリバーン装備)

 

ードローフェイズー

 

あかね「やりますね、間宮さん」

 

ゆき「えへへ……!」

 

あかね「でも、先生もまだまだ負けませんよ! 先生のターン!」

手札4→5

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

あかね「手札から、魔法カード、死者蘇生を発動! 墓地から、マドルチェ・ホーットケーキを復活させますよ」

 

《死者蘇生》

通常魔法

 

マドルチェ・ホーットケーキ「ホホーッ!」

攻:1500 地 獣族 星3 ⑤

 

あかね「ホーットケーキの効果発動! 墓地のリヴァイエールを除外して、デッキからメッセンジェラートを特殊召喚!」

 

マドルチェ・メッセンジェラート「はぁっ!」

攻:1600 地 戦士族 星4 ④

 

あかね「メッセンジェラートの効果で、デッキからマドルチェ・シャトーを手札に加えます」

 

《マドルチェ・シャトー》

フィールド魔法

 

あかね「さらに、マドルチェ・シューバリエを通常召喚!」

 

マドルチェ・シューバリエ「やぁっ!」

攻:1700 地 星4 戦士族 ③

 

あかね「では、このデッキの切り札を見せてあげましょう! レベル4のメッセンジェラートとシューバリエの2体でオーバーレイ!」

 

☆4×☆4=★4

 

あかね「さぁ来なさい、シャトーの王女!クィーンマドルチェ・ティアラミスをエクシーズ召喚!」

 

クィーンマドルチェ・ティアラミス「ほほほ」

攻:2200 地 天使族 ランク4 ③

 

ここのせ「お菓子の国の女王様のお出ましか!」

 

あかね「ティアラミスの効果を発動! エクシーズユニットを一つ取り除き、墓地のマドルチェカードを2枚まで選んで発動! 選んだカードをデッキに戻して、戻した枚数まで相手フィールドのカードを選んでデッキに戻します!」

 

良平「デッキバウンス……! しかも対象を取らない……! 間宮! チェーンするならここしかないぞ!」

 

ゆき「な、ないですぅ……!」

 

あかね「では、墓地のメッセンジェラートとミィルフィーアをデッキに戻して、間宮さんのセットカードと聖剣ガラティーンをデッキに戻してもらいましょう」

 

クィーンマドルチェ・ティアラミス「勅命です!」

 

トントンッと杖で地面を叩くと大量のクリームが現れた。

それが波となりフィールドのカードを飲み込んでいく。

 

ゆき「あぁ、ここのせさんからもらった聖なるバリアが……。で、でも! 攻撃力はランスロットの方が上回ってます!」

 

あかね「甘いですよ、間宮さん。手札からフィールド魔法、マドルチェ・シャトーを発動!」

 

《マドルチェ・シャトー》

フィールド魔法

 

祭乃木「地面からお菓子の城が出てきたわ! これがマドルチェの城なのね!」

 

恵「……効果確認……。墓地のモンスター回収と攻撃力上昇を検知……」

 

あかね「その通りです。マドルチェ・シャトーは、発動時に先生の墓地のモンスターを全てデッキに戻します。さらに、このカードがあるとき、フィールドのマドルチェモンスターの攻撃力は500Pアップしますよ!」

 

マドルチェ・ホーットケーキ

攻:1500→2000

 

クィーンマドルチェ・ティアラミス

攻:2200→2700

 

ゆま「こ、攻撃力が越えられちゃいました!!」

 

あかね「では、バトルフェイズ!」

 

ーバトルフェイズー

 

あかね「ホーットケーキでイゾルデに攻撃!」

 

マドルチェ・ホーットケーキ「ホォーーッ!!」

攻:2000

 

イゾルデ「痛いですわ!」「……不幸です……」

攻:1600

 

ゆき「あぅ……!」

LP4500→4100

 

あかね「続いて、ティアラミスでランスロットに攻撃! 」

 

クィーンマドルチェ・ティアラミス「露払いです!」

攻:2700

 

魔聖騎士皇ランスロット「ぐぁぁぁあっ!?」

攻:2600

 

ゆき「ラ、ランスロットが……!」

LP4100→4000

 

あかね「これで、ライフは並びましたね。ではカードを1枚セットしてターンエンドです」

 

ーエンドフェイズー

 

手札1

伏せ1

マドルチェ・シャトー

 

フィールド:

マドルチェ・ホーットケーキ

クィーンマドルチェ・ティアラミス

 

ードローフェイズー

 

ゆま「私のターン! ドロー!」

手札4→5

 

ースタンバイフェイズ→メインフェイズー

 

ゆき「……手札から装備魔法リビング・フォッシルを発動です!」

 

《リビング・フォッシル》

装備魔法

 

ゆま「自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を、攻撃力と守備力を1000P下げ、効果を無効にして特殊召喚します! 墓地から聖騎士−モルドレットを特殊召喚!」

 

聖騎士モルドレット「ふんっ」

攻:1700→700

 

良平「さっきのターンに加えたリビング・フォッシルだ」

 

ここのせ「なかなかよく回ってんな」

 

ゆま「さらに手札から増援を発動! デッキからレベル4以下の戦士族を手札に加えます! 」

 

《増援》

通常魔法

 

ゆき「手札に加えるのは、E・HEROアナザー・ネオス!」

 

良平「え!? アナザー・ネオス!? なんで入ってんの?」

 

祭乃木「アタシがあげたのよ。ビートダウンに使えるかなって」

 

ゆき「そのままアナザー・ネオスを通常召喚です!」

 

E・HEROアナザー・ネオス「ジュワッ!」

攻:1900 光 戦士族 星4 ③

 

ゆき「アナザー・ネオスはフィード、墓地にいるとき通常モンスターとして扱います! そして手札の聖騎士−ガヴェインは光属の通常モンスターがいるとき守備表示で特殊召喚できますぅ! 今度こそ!来てください、聖騎士ガヴェイン!」

 

ガヴェイン「ハァッ!」

守:500 光 戦士族 星4 ⑤

 

ゆき「アナザー・ネオスとガヴェインの2体をリンクマーカーにセット! リンク召喚! 再び現れて! 聖騎士の追想−イゾルデ!」

 

↙︎戦士族 + ↘︎戦士族 = LINK2

 

聖騎士の追想イゾルデ「勝利の美酒を飲みましょ」「……時間外手当ください……」

攻:1600 光 戦士族 LINK2 左EX

 

ゆき「イゾルデの効果で、焔聖騎士−オリヴィエを手札に加えます。そして、もう一つの効果で、デッキから聖剣EX-カリバーン、天命の聖剣、聖剣クラレント、焔聖剣−デュランダルの4枚を墓地に送り、レベル4の戦士族モンスターを特殊召喚します!特殊召喚するのは! E・HEROシャドウ・ミスト!守備表示!」

 

E・HEROシャドーミスト「シュッ」

守:1500 闇 戦士族 星4 ①

 

祭乃木「おぉ! きたわね! ゆまのヒーローモンスター! アタシもほしー!」

 

ここのせ「守備表示でいいのか?」

 

ゆき「守備力の方が高かったので……」

 

良平「いや理由……」

 

ゆき「あ、えっと、このカードが特殊召喚に成功したら、デッキからチェンジ速攻魔法を手札に加えることができます! マスクチェンジを手札に!」

 

あかね「マスクチェンジ……? 知らないカードだわ……」

 

ゆき「まだいきます! 手札の焔聖騎士−アストルフォの効果発動! 墓地の炎属性戦士族モンスターを除外することで特殊召喚できます! オリヴィエを除外して、特殊召喚! この時、アストルフォのレベルをオリヴィエと同じにできます!」

 

焔聖騎士-アストルフォ「シャルルマーニュ十二勇士のアストルフォ、さんじょーう!」

攻:500 炎 戦士族 星1→4 ②

 

ゆき「レベル4となったアストルフォと、聖騎士モルドレットの2体でオーバーレイ!」

 

☆4×☆4=★4

 

ゆき「神聖騎士王コルネウスをエクシーズ召喚!」

 

神聖騎士コルネウス「出陣である!」

攻:1500 光 戦士族 ランク4 ②

 

ここのせ「……意外と攻撃力低いな……」

 

ゆき「えへへ、でも効果はすごいですよ! エクシーズユニットを好きな枚数使って、その枚数分、フィールドのカードを手札に戻します! 中河西先生のティアラミスとホーットケーキを手札!」

 

あかね「複数枚の除去効果、なかなか強力ですね」

 

良平「うーん……」

 

恵「……何か疑問……?」

 

良平「え? あ、ああ、いやバックを除去した方が良かったかもなって思っただけだよ」

 

祭乃木「でも、あかねちゃんのフィールドはがら空きよ!」

 

良平「いや、そうなんだけどさ……」

 

ゆき「バ、バトル!」

 

ーバトルフェイズー

 

ゆき「コルネウスで中河西先生にダイレクトアタック!!」

 

神聖騎士王コルネウス「トゥァァァァァ!」

攻:1500

 

あかね「日和田くん、正解です。トラップ発動! 聖なるバリア ミラーフォース!」

 

《聖なるバリア ミラーフォース》

通常罠

 

ゆき「えぇ!!?」

 

眩い閃光が辺りを包む。

やがて攻撃を受けたバリアが跳ね返すように波動を繰り出す。

それは攻撃したコルネウスだけでなくイゾルデまでも巻き込んでゆきのフィールドを破壊した。

残ったのは守備表示のモンスターのみ。

 

ゆき「そ、そんなぁ……!」

 

あかね「罠カードは、ちゃんと警戒しましょうね」

 

ゆき「い、いじわるぅ……」

 

ここのせ「聖バリ、たまに食らうとへこむよな。間宮のフィールドには何故か守備表示で出したシャドミだけか」

 

良平「次のターン、ホーットケーキから展開されるな……」

 

ゆき「うぅ……」

 

マスター……マスター……

 

ゆき「へ?」

 

不意に呼ぶ声がする。

半透明な声。

ゆきは思わず周囲を見渡した。

 

ここのせ「どうした?」

 

ゆま「声が……」

 

……まだ諦めるべきではない……

 

ここのせ「何言ってんだ、間宮のやつ?」

 

恵「……不明」

 

ゆき「墓地が光ってます……?」

 

決闘盤のセメタリーゾーンが俄かに光る。

それはまるで主張するように明滅した。

 

良平「新型デュエルディスクって任意効果教えてくれるのか! 便利だなぁ!間宮、何か効果使えるみたいだぞ!」

 

ゆき「えっと……? あぁ! こ、コルネウスの効果発動! 破壊されたとき、このカードを素材としてエクシーズ召喚できますぅ!」

 

★4→★4

 

ゆき「ーー汝、輪転する運命の撚り糸。泉の元に来たれ、聖剣の担い手よ!!」

 

一層強く輝きモンスターが現れる。

 

ゆき「来てください! 聖騎士王アルトリウス!!」

 

聖騎士王アルトリウス「ハァァァッ……!」

攻:2000 光 戦士族 ランク4

 

ゆき「アルトリウスの効果発動です! 墓地の聖剣装備魔法を三枚まで装備できます! 聖剣EX−カリバーン、聖剣ガラティーン、聖剣−カリバーンを装備!」

 

聖騎士王アルトリウス「ハァァッ!!」

攻:2000→3500

 

あかね「な……! すごい……!」

 

ゆき「バトル続行です! アルトリウスでダイレクトアタック!」

 

聖騎士王アルトリウス「エクス……カリバァァァァァン!」

攻:3500

 

あかね「きゃぁあ!!?」

LP4000→500

 

あかね「……でも、まだ、ライフはありますよ!」

 

ゆき「ここで、最後の切り札です! 速攻魔法、マスクチェンジ! フィールドのシャドー・ミストを新たなヒーローに変身させます!」

 

《マスク・チェンジ》

速攻魔法

 

あかね「なんですって!?」

 

ゆき「ーー変身! 私を守って! M・HEROダーク・ロウ!」

 

M・HEROダーク・ロウ「……はぁっ!」

攻:2400 闇 戦士族 星6

 

ここのせ「あれは!」

 

良平「あの時のモンスター!」

 

祭乃木「よーし! いけぇ!」

 

ゆき「ダーク・ロウ! ダイレクトアタック! シャドーファング!!」

 

M・HEROダーク・ロウ「ハァァァア!!」

攻:2400

 

迫り来るモンスターに、しかしあかねは緩やかに微笑みゆきを見つめた。

 

あかね「なるほど……これが、間宮さん。あなたの意思なのね」

LP500→0

 

ビィィッとライフ0を告げるブザーが鳴り響いた。

 

祭乃木「よっしゃあ! ゆきが勝った!」

 

ゆき「……か、勝った? ……やったぁ!! 勝ちましたぁ!!」

 

あかね「はぁ……。先生の負けです。……とてもいい感じね、間宮さん。カードの扱いも、ちょっと危ないこともあるけど、よくできています」

 

ゆき「ありがとうございますぅ! ルールやカードの使い方は日和田さんから教えてもらいました。祭乃木さんやここのせさんからは、カードをもらったり、色々協力してもらったんです。それから夜もずっとカードのこと調べて、ついにデッキを作ることができましたぁ!」

 

あかね「あら、それで今日の朝遅かったのですね? いけませんよ、夜更かしは」

 

ゆき「えへへ、気をつけますぅ」

 

それからあかねは、3人に向いた。

 

あかね「祭乃木さん、日和田くん、能瀬くん。間宮さんが、最近元気になったのはあなた達のおかげだとよくわかりました。それに、あなた達がちゃんとデュエルに取り組んでいることもね」

 

祭乃木「あったりまえよ! 部活として公認させてやるんだから!」

 

あかね「ふふふ。……先生も、なんだか応援したくなっちゃった。何か困ったことがあったら先生に相談してくださいね。あまり力にはなれないかもしれないけれど」

 

ゆき「はい!ありがとうございますぅ! えへへ……!」

 

祭乃木「よーし! 今日は祝賀会よ! ゆきのデッキ完成と初勝利を祝って!」

 

着いてきなさいとばかりに校門に駆け出す祭乃木。

 

良平「いいね」

 

ここのせ「いえーい!」

 

二人も後を追従する。

 

恵「……?? 」

 

とくに言葉を発さずに恵は三人を追いかけた。

 

あかね「あ! 放課後の買い食いはいけませんよ! こらーー!」

 

ゆま「ま、待ってー!」

 

あかね「……間宮さん」

 

ゆま「は、はい?」

 

あかね「いいお友達ができたわね。先生もなんだか嬉しいわ」

 

ゆき「はい! 大切なお友達ができました!」

 

祭乃木「ゆーきー! 置いてっちゃうわよー!」

 

ゆき「あ! 待ってくださーい!」

 

祭乃木に急かされてゆきも走り出す。

 

ゆき(……そういえば、さっき聞こえた声はなんだったんだろ……? ……ま、いっか!)

 

あかね「青春ですね。教師冥利につきるわね……」

 

あかねはそんな5人の背を見ながら腕を組む。

西の空に沈む太陽が5人を照らしていた。

 




あ、あれ……?
なんでこんなに文字数が……?

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